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ゆったりした時間
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実家に戻ってきたユリアはよく眠るようになった。自室のベッドだったりサンルームのソファだったり、気がつくと眠ってしまうユリアのそばには常にメイがついていた。気心が知れた屋敷の侍女たちも常にユリアを気に掛けて様子をみている。気を張る必要がなくなったユリアは体調こそあまりよくないものの、精神的にはだいぶ落ち着いていた。
「お兄様、明日からお仕事に復帰とお聞きしましたが、本当ですか?」
よく晴れた日の午後、サンルームで本を読んでいたユリアはやってきたギルバートを見て尋ねた。
「ああ。仕事というか、離宮のほうに行く。元々離宮で公爵の指導を浮けるのも仕事のうちだしな」
任務のほうが楽だと苦笑するギルバートはソファに座るとゆったりと足を組んだ。
「公爵様の指導はそれほどに厳しいのですか?」
クスクス笑いながらユリアが尋ねると、ギルバートは侍女が持ってきたコーヒーを飲みながらうなずいた。
「あの方は決して腕力があるわけではないのに動きに無駄がない。こちらの動きを利用して攻撃してくるから厄介だ。あの方とまともに手合わせできるのは隊長と副隊長くらいだよ」
「そんなにすごい方なのですね」
ギルバートの言葉にユリアが目を丸くする。ユリアが知る公爵は確かに男勝りなところも厳しいところもあるが、とても優しい女性だった。
「ユリアはまだしばらくここでゆっくりするといい。無理に陛下に合わせて城に戻ることはない」
「しかし、よろしいのでしょうか?」
不安そうな顔をするユリアにギルバートは優しく微笑んでうなずいた。
「陛下には私からお伝えしておく。今は自分の体調のことを一番に考えなさい」
「ありがとうございます」
少し安心したように微笑む妹の髪をギルバートは慈しむように撫でた。
翌日、ギルバートは離宮へと戻っていった。それを見送ったユリアはサンルームで母と姉とゆったり過ごした。
「ユリア、王妃様の温室を見ましたか?」
「はい。薔薇がとても美しかったです。お母様もご覧になったことがあるのですか?」
紅茶とクッキーを囲んで和やかな空気の中でカリンが尋ねる。ユリアは驚いたような顔をしながらもよく手入れされて美しかった王妃の温室を思い出して微笑んだ。
「何度か見せていただいたことがあります。時々パーティーを抜け出して温室でお話しました」
「それほどに美しい薔薇なのですか?」
ユリアだけでなく母までも美しかったと言う温室の薔薇に興味を持ってエレノアが尋ねる。ユリアはお茶会を思い出してうなずいた。
「はい。それはもう美しい薔薇なんですよ。王妃様自ら手入れをされているそうです」
「まあ。それはすごいわね。そんな美しい薔薇を見たことがあるお母様とユリアが羨ましいわ」
王妃の温室は選ばれた者しか入れない。城に仕えている者でさえそうなのだから、いくらユリアの姉とはいえエレノアが入れる可能性は低かった。
「あの温室は王妃様にとって特別な場所。あそこは秘密のお話をするのに最適なのです」
悪戯っぽく笑うカリンにユリアとエレノアは顔を見合わせてクスクスと笑った。
「それではなんだかお母様と王妃様が悪巧みをされていたように聞こえますわ」
「お母様はともかく、王妃様はそんなことなさらないでしょう?」
娘たちの様子にカリンは「あらまあ」と目を丸くしてすぐ微笑んだ。
「王妃様は本当はお強い方です。だからこそ私はユリアの後宮入りを認めました。王妃様が信頼できる方でなければ、たとえ陛下のご命令でも可愛い娘を送り出したりしませんよ」
「お母様…」
母の力強い言葉にユリアの瞳が潤む。カリンはにこりと笑うとそっとユリアの頬を撫でた。
「母はいつも子どもたちの幸せを願うものですよ」
「ありがとうございます…」
嬉しそうに微笑みながら涙を流すユリアをカリンは優しく抱き締めた。
娘たちとのお茶会を終えたカリンは書斎に入るといくつか手紙を認めて蝋で封をした。
「奥様、失礼いたします」
「これを届けてくださいな」
書斎にやってきた初老の執事に手紙を渡す。宛名を確かめた執事は深い笑みを浮かべてうなずいた。
「確かにお預かりしました。必ずお届けいたします」
「よろしくお願いしますね」
執事が一礼して書斎を後にするのと入れ違いに夫であるユステフ伯爵が入ってきた。
「手紙かい?」
「はい。久しぶりに秘密のお茶会でもと思いまして」
にこりと笑う妻に伯爵は苦笑しながら椅子に座った。
「ユリアもまだ落ち着かないのだから、あまりやりすぎてはいけないよ?」
「わかっておりますわ。けれど、娘の害になるかもしれない芽は早めに摘むに限ります」
静かに微笑みながら言うカリンに伯爵は肩をすくめた。
世間ではユステフ伯爵はお人好しで知られている。領民からは慕われているが、貴族の間では軽んじられることもあった。だが、その妻は時に苛烈なことをすると有名だった。伯爵との結婚前、男爵家の娘であったカリンが、自分のほうが爵位が上だと威圧的に求婚してきた貴族の不正を暴き、その貴族は爵位を剥奪された挙げ句捕まったという話は有名だった。普段はおっとりした雰囲気のカリンだ。ほとんどの者はだいぶ話を盛っているのだろうと冗談半分に聞いていたが、それは実際起こった事実であり、それを知っている貴族たちの間ではユステフ伯爵婦人を怒らせてはいけないという話がまわるほどであった。だが、そんなカリンの手綱を握っているのはお人好しと言われるユステフ伯爵だ。人は無害だと思う者の前では口が軽くなる。事実、ユステフ伯爵の前で不正について口にする貴族もいる。だが、その貴族たちのことを伯爵はしっかり覚えていて親衛隊に所属する息子ギルバートに伝えていた。そしてギルバートは証拠を集めて告発する。文武両道で親衛隊に属するギルバートが家督を継いでいないとはいえ家の一切を任されている印象を周りに与えているが、実際のところ全てを取り仕切っているのはユステフ伯爵自身だった。
「ユリアが陛下や王妃様、妃の方々を慕うのだから、私たちもしっかりお守りしなくてはね」
穏やかに微笑みながら言う伯爵にカリンは微笑みながらうなずいた。
「お兄様、明日からお仕事に復帰とお聞きしましたが、本当ですか?」
よく晴れた日の午後、サンルームで本を読んでいたユリアはやってきたギルバートを見て尋ねた。
「ああ。仕事というか、離宮のほうに行く。元々離宮で公爵の指導を浮けるのも仕事のうちだしな」
任務のほうが楽だと苦笑するギルバートはソファに座るとゆったりと足を組んだ。
「公爵様の指導はそれほどに厳しいのですか?」
クスクス笑いながらユリアが尋ねると、ギルバートは侍女が持ってきたコーヒーを飲みながらうなずいた。
「あの方は決して腕力があるわけではないのに動きに無駄がない。こちらの動きを利用して攻撃してくるから厄介だ。あの方とまともに手合わせできるのは隊長と副隊長くらいだよ」
「そんなにすごい方なのですね」
ギルバートの言葉にユリアが目を丸くする。ユリアが知る公爵は確かに男勝りなところも厳しいところもあるが、とても優しい女性だった。
「ユリアはまだしばらくここでゆっくりするといい。無理に陛下に合わせて城に戻ることはない」
「しかし、よろしいのでしょうか?」
不安そうな顔をするユリアにギルバートは優しく微笑んでうなずいた。
「陛下には私からお伝えしておく。今は自分の体調のことを一番に考えなさい」
「ありがとうございます」
少し安心したように微笑む妹の髪をギルバートは慈しむように撫でた。
翌日、ギルバートは離宮へと戻っていった。それを見送ったユリアはサンルームで母と姉とゆったり過ごした。
「ユリア、王妃様の温室を見ましたか?」
「はい。薔薇がとても美しかったです。お母様もご覧になったことがあるのですか?」
紅茶とクッキーを囲んで和やかな空気の中でカリンが尋ねる。ユリアは驚いたような顔をしながらもよく手入れされて美しかった王妃の温室を思い出して微笑んだ。
「何度か見せていただいたことがあります。時々パーティーを抜け出して温室でお話しました」
「それほどに美しい薔薇なのですか?」
ユリアだけでなく母までも美しかったと言う温室の薔薇に興味を持ってエレノアが尋ねる。ユリアはお茶会を思い出してうなずいた。
「はい。それはもう美しい薔薇なんですよ。王妃様自ら手入れをされているそうです」
「まあ。それはすごいわね。そんな美しい薔薇を見たことがあるお母様とユリアが羨ましいわ」
王妃の温室は選ばれた者しか入れない。城に仕えている者でさえそうなのだから、いくらユリアの姉とはいえエレノアが入れる可能性は低かった。
「あの温室は王妃様にとって特別な場所。あそこは秘密のお話をするのに最適なのです」
悪戯っぽく笑うカリンにユリアとエレノアは顔を見合わせてクスクスと笑った。
「それではなんだかお母様と王妃様が悪巧みをされていたように聞こえますわ」
「お母様はともかく、王妃様はそんなことなさらないでしょう?」
娘たちの様子にカリンは「あらまあ」と目を丸くしてすぐ微笑んだ。
「王妃様は本当はお強い方です。だからこそ私はユリアの後宮入りを認めました。王妃様が信頼できる方でなければ、たとえ陛下のご命令でも可愛い娘を送り出したりしませんよ」
「お母様…」
母の力強い言葉にユリアの瞳が潤む。カリンはにこりと笑うとそっとユリアの頬を撫でた。
「母はいつも子どもたちの幸せを願うものですよ」
「ありがとうございます…」
嬉しそうに微笑みながら涙を流すユリアをカリンは優しく抱き締めた。
娘たちとのお茶会を終えたカリンは書斎に入るといくつか手紙を認めて蝋で封をした。
「奥様、失礼いたします」
「これを届けてくださいな」
書斎にやってきた初老の執事に手紙を渡す。宛名を確かめた執事は深い笑みを浮かべてうなずいた。
「確かにお預かりしました。必ずお届けいたします」
「よろしくお願いしますね」
執事が一礼して書斎を後にするのと入れ違いに夫であるユステフ伯爵が入ってきた。
「手紙かい?」
「はい。久しぶりに秘密のお茶会でもと思いまして」
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「ユリアもまだ落ち着かないのだから、あまりやりすぎてはいけないよ?」
「わかっておりますわ。けれど、娘の害になるかもしれない芽は早めに摘むに限ります」
静かに微笑みながら言うカリンに伯爵は肩をすくめた。
世間ではユステフ伯爵はお人好しで知られている。領民からは慕われているが、貴族の間では軽んじられることもあった。だが、その妻は時に苛烈なことをすると有名だった。伯爵との結婚前、男爵家の娘であったカリンが、自分のほうが爵位が上だと威圧的に求婚してきた貴族の不正を暴き、その貴族は爵位を剥奪された挙げ句捕まったという話は有名だった。普段はおっとりした雰囲気のカリンだ。ほとんどの者はだいぶ話を盛っているのだろうと冗談半分に聞いていたが、それは実際起こった事実であり、それを知っている貴族たちの間ではユステフ伯爵婦人を怒らせてはいけないという話がまわるほどであった。だが、そんなカリンの手綱を握っているのはお人好しと言われるユステフ伯爵だ。人は無害だと思う者の前では口が軽くなる。事実、ユステフ伯爵の前で不正について口にする貴族もいる。だが、その貴族たちのことを伯爵はしっかり覚えていて親衛隊に所属する息子ギルバートに伝えていた。そしてギルバートは証拠を集めて告発する。文武両道で親衛隊に属するギルバートが家督を継いでいないとはいえ家の一切を任されている印象を周りに与えているが、実際のところ全てを取り仕切っているのはユステフ伯爵自身だった。
「ユリアが陛下や王妃様、妃の方々を慕うのだから、私たちもしっかりお守りしなくてはね」
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