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【232.5話】 リリアは勇者の夢をみる
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ミミック捕獲作戦発動から四日目の夜
リリア達はパウロ・コートの街から北西の位置で野宿をしている。
リリアはトラナックバースでミミックを二匹ほど捕獲に成功。
リリアが落っこちた大部屋の隅にいたミミック二匹を捕まえた。
捕獲するのは難しいが、幸いミミックは激しく動き回るような魔物ではない、多少の困難はあったものの、ガスコインと共同で取り押さえた。
迂闊に攻撃しなければやり過ごせる魔物でもある、ただし危険なのは動き出したら時々精神系の呪文を発動することだ。
滅多に先制攻撃をしかけてこない魔物だが、一度攻撃モードに入ると舌、あるいは変化させた触手のようなもので絡めとり、噛みつくといか、食らいつくというか、とにかく餌食にされる。相手が強いとみると恐怖の呪歌で逃走させる。
しかし一番気をつけねばならないのは幻影の呪文、誘いの呪歌等、精神的に無抵抗にしてしまい、いつの間にか食べられている事だ。
冒険者が元気で、ミミックと知りながら倒す時はあまり問題はないが、大きな怪我していたり、洞窟や回廊内で不安や恐怖でストレスを感じている時は暗示にかかりやすくなっているときがある。
呪文には要注意の相手。
「お!ミミックがいた!痛い思いをした甲斐があったね。とりあえず念のため精神強化のポーションを飲んでいくわよ」リリアが自分とガスコインの分のポーションを取り出す。
で、
「痛い!いたたたた! 噛みつかれた!」
「面倒だ!ぶち殺そう」
「あぁ!せっかく見つけたらから倒しちゃだめぇ!いたあぁぁいぃぃ!」
こんな感じで下手に接近して生け捕ろうとするリリアと苛立つガスコインでなんとか捕まえて来た。
ロープでグルグル巻きに縛り、サンキャット達も呼んできて地上まで引き上げ作業。
「魔物を引っ張り上げる? チョーうけるんですけどぉ、絶対やらないんですけどぉ」
アケミは全然手伝う気無し。
リリアが叱ろうとしたらコロットが「俺の連れに文句が」とか言い出すので往復ビンタを3発程かまし「ならあんたが二人分働きなさいよ」と強制労働にかり出した。
まぁ、とにかく初日はミミック二匹を捕獲。
その後、ミミックはトラナックバースでは発見できず、頂上の社を見学して撤収。
二日目から今日まで場所を変えながらミミック探しの旅をしてきた。
四日目の今日、ようやく廃村の家屋にいるミミックをゲット!
ちょっと小さめだが三匹揃えられた。とりあえず目標達成。
今日は遅くなったのでキャンプで一晩過ごすことを決定。
「今夜はリリアちゃんのお手製鶏煮込みだよ!この前行ったお店で美味しいの食べたんだよね、ちゃんと観察してきたから真似て作ってみるよ、ガスとサンキャット達はテントとキャンプファイアーよろしくね」リリアはやり遂げた感をだして張り切っている。
「観察してきた?なんだか心配だ」
「三匹捕まえたけど、かなり小物だぞ、大丈夫か?」
ちょっと心配の声も上がっているがとにかく楽しい食事時間となる。
火を囲んで皆で食事とお酒、理想は宿屋での休息だがこれはこれでそれなりに楽しい。
「煮込み悪くないけど… 味は全然似なかったねぇ…結構観察して盗んできたつもりだったけどね」リリアは独り言を言っている。
「味は見て盗めないだろ」ダカットは苦笑い。
そのうちリリアは「ちょっと水汲みしてくるね」と席を立った。
「♬~」
お酒も入りほろ酔い気分のリリア、鼻歌交じりに水筒を取りに馬車に戻った。
背後から皆の楽し気な話し声が聞こえる。
リリアは檻にかけてある幌を少し持ち上げて中のミミックの様子を見てみた。
暗い中でミミックはロープに縛り上げられてジッとしている。
「… 本当に動きがないなぁ… まぁ、腹ペコで死ぬことはないだろうけど…」リリアは呟く。
リリアはちょこちょこ様子を伺い覗くが、他の活発な魔物と違って外部からの刺激がないとほとんど動きがない、少し心配になる時がある。餓死でもしていたらまた獲りに行かなければならない。
“コン!”
リリアは石をミミックに投げてみた。
「………」
動きがない、ただのミミックのようだ
“ガンッ!”
ちょっと大きめ石を思いっきり投げてみた。
動きがない、ただのミミックのようだ
「ちょっと生存確認だけしておくか…」
リリアは呟くと荷台上がって檻のカギを外した…
「リリアちゃん、遅いな」ヒマネコは会話が途切れたのをきっかけに何気なく口にした。
「水汲みって言ってましたけど、川に落ちたとか?」サンキャットが応じる。
「まさか、落ちて流されるような川じゃねぇよ。ついでに便所だろ、変にウロチョロ探しに行かない方が良い時もあるぞ」ガス。
「… あ… リリアちゃんの声だね、何か歌ってる?」
「川に落ちたのではなさそうだ、よかった」
「随分と何か騒いでいるな」
ちょっと一同静かに聞き耳をたてる。リリアが何かおしゃべりしているようだ。歌声の様な旋律も聞こえる
「………リリアと…呪歌? しまった!!これはいかん!」
ガスコインが叫んで立ち上がる。
その場の全員それに続いて立ち上がった、皆声する方へ…
「わぁお!すっごい!金塊よ!これ全部でいくらあるかな!コトロ、ネーコ、ラビ!皆これでお城買い取ろうよ!皆で豪華な寝室、一人一部屋、メイド付きよ!毎日庭を眺めて三食昼寝付き!こっちは勇者のブラックアーマー!リリアのネーム入りのドラゴンバスター! すっごいレアアイテム!お宝!お宝よ!」
一同が馬車に戻るとリリアは檻のかなでミミック達にガジガジとかじられ血を流しながら大喜びしていた。
「バカが!おまえ何やってんだ!」
ガスコインが血相を変えて檻に飛び込んだ
リリア達はパウロ・コートの街から北西の位置で野宿をしている。
リリアはトラナックバースでミミックを二匹ほど捕獲に成功。
リリアが落っこちた大部屋の隅にいたミミック二匹を捕まえた。
捕獲するのは難しいが、幸いミミックは激しく動き回るような魔物ではない、多少の困難はあったものの、ガスコインと共同で取り押さえた。
迂闊に攻撃しなければやり過ごせる魔物でもある、ただし危険なのは動き出したら時々精神系の呪文を発動することだ。
滅多に先制攻撃をしかけてこない魔物だが、一度攻撃モードに入ると舌、あるいは変化させた触手のようなもので絡めとり、噛みつくといか、食らいつくというか、とにかく餌食にされる。相手が強いとみると恐怖の呪歌で逃走させる。
しかし一番気をつけねばならないのは幻影の呪文、誘いの呪歌等、精神的に無抵抗にしてしまい、いつの間にか食べられている事だ。
冒険者が元気で、ミミックと知りながら倒す時はあまり問題はないが、大きな怪我していたり、洞窟や回廊内で不安や恐怖でストレスを感じている時は暗示にかかりやすくなっているときがある。
呪文には要注意の相手。
「お!ミミックがいた!痛い思いをした甲斐があったね。とりあえず念のため精神強化のポーションを飲んでいくわよ」リリアが自分とガスコインの分のポーションを取り出す。
で、
「痛い!いたたたた! 噛みつかれた!」
「面倒だ!ぶち殺そう」
「あぁ!せっかく見つけたらから倒しちゃだめぇ!いたあぁぁいぃぃ!」
こんな感じで下手に接近して生け捕ろうとするリリアと苛立つガスコインでなんとか捕まえて来た。
ロープでグルグル巻きに縛り、サンキャット達も呼んできて地上まで引き上げ作業。
「魔物を引っ張り上げる? チョーうけるんですけどぉ、絶対やらないんですけどぉ」
アケミは全然手伝う気無し。
リリアが叱ろうとしたらコロットが「俺の連れに文句が」とか言い出すので往復ビンタを3発程かまし「ならあんたが二人分働きなさいよ」と強制労働にかり出した。
まぁ、とにかく初日はミミック二匹を捕獲。
その後、ミミックはトラナックバースでは発見できず、頂上の社を見学して撤収。
二日目から今日まで場所を変えながらミミック探しの旅をしてきた。
四日目の今日、ようやく廃村の家屋にいるミミックをゲット!
ちょっと小さめだが三匹揃えられた。とりあえず目標達成。
今日は遅くなったのでキャンプで一晩過ごすことを決定。
「今夜はリリアちゃんのお手製鶏煮込みだよ!この前行ったお店で美味しいの食べたんだよね、ちゃんと観察してきたから真似て作ってみるよ、ガスとサンキャット達はテントとキャンプファイアーよろしくね」リリアはやり遂げた感をだして張り切っている。
「観察してきた?なんだか心配だ」
「三匹捕まえたけど、かなり小物だぞ、大丈夫か?」
ちょっと心配の声も上がっているがとにかく楽しい食事時間となる。
火を囲んで皆で食事とお酒、理想は宿屋での休息だがこれはこれでそれなりに楽しい。
「煮込み悪くないけど… 味は全然似なかったねぇ…結構観察して盗んできたつもりだったけどね」リリアは独り言を言っている。
「味は見て盗めないだろ」ダカットは苦笑い。
そのうちリリアは「ちょっと水汲みしてくるね」と席を立った。
「♬~」
お酒も入りほろ酔い気分のリリア、鼻歌交じりに水筒を取りに馬車に戻った。
背後から皆の楽し気な話し声が聞こえる。
リリアは檻にかけてある幌を少し持ち上げて中のミミックの様子を見てみた。
暗い中でミミックはロープに縛り上げられてジッとしている。
「… 本当に動きがないなぁ… まぁ、腹ペコで死ぬことはないだろうけど…」リリアは呟く。
リリアはちょこちょこ様子を伺い覗くが、他の活発な魔物と違って外部からの刺激がないとほとんど動きがない、少し心配になる時がある。餓死でもしていたらまた獲りに行かなければならない。
“コン!”
リリアは石をミミックに投げてみた。
「………」
動きがない、ただのミミックのようだ
“ガンッ!”
ちょっと大きめ石を思いっきり投げてみた。
動きがない、ただのミミックのようだ
「ちょっと生存確認だけしておくか…」
リリアは呟くと荷台上がって檻のカギを外した…
「リリアちゃん、遅いな」ヒマネコは会話が途切れたのをきっかけに何気なく口にした。
「水汲みって言ってましたけど、川に落ちたとか?」サンキャットが応じる。
「まさか、落ちて流されるような川じゃねぇよ。ついでに便所だろ、変にウロチョロ探しに行かない方が良い時もあるぞ」ガス。
「… あ… リリアちゃんの声だね、何か歌ってる?」
「川に落ちたのではなさそうだ、よかった」
「随分と何か騒いでいるな」
ちょっと一同静かに聞き耳をたてる。リリアが何かおしゃべりしているようだ。歌声の様な旋律も聞こえる
「………リリアと…呪歌? しまった!!これはいかん!」
ガスコインが叫んで立ち上がる。
その場の全員それに続いて立ち上がった、皆声する方へ…
「わぁお!すっごい!金塊よ!これ全部でいくらあるかな!コトロ、ネーコ、ラビ!皆これでお城買い取ろうよ!皆で豪華な寝室、一人一部屋、メイド付きよ!毎日庭を眺めて三食昼寝付き!こっちは勇者のブラックアーマー!リリアのネーム入りのドラゴンバスター! すっごいレアアイテム!お宝!お宝よ!」
一同が馬車に戻るとリリアは檻のかなでミミック達にガジガジとかじられ血を流しながら大喜びしていた。
「バカが!おまえ何やってんだ!」
ガスコインが血相を変えて檻に飛び込んだ
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