440 / 516
【221話】 罪と欲の森
しおりを挟む
リリアは茂みに狙いをつけた。
呼吸が震える。
馬車を廻り欲望がぶつかる息遣いが一瞬遠くに流れた。
“茂みの向こうがにいるのが魔物か獣か人か…関係ない… まともな国民ではない獣がいるだけ…”
リリアが矢を放つと茂みが揺れて男が一人白目を剥いて倒れ出てきた。
と、同時に剣を手にした男が二名飛び出して来た。
「ダーゴ!」リリアは思わず大声をだす。
“ドッ!”
大きな音を立てて男が一人倒れた、ミスニスの矢が刺さっている。
「うわ!っぃ!」
リリアは素早くダガーを握ったがもう一人の男と格闘になった。
「が!!」
男は奇妙な叫び声をあげるとリリアを掻きむしったまま絶命した。
背後からバンディが男の首を切りつけていた。
男は絶命してなお首から湧くように血を流している。
「リリア、大声は出すなと言われているだろ、おまえはここを離れて追跡の準備をしろ」バンディが言う。
リリアは目を丸くして返り血を浴びながらコクコク頷く。
リリアはダーゴと一緒に少し離れてビケット達の馬車を見れる位置まで移動した。
少し高くなった場所から馬車を見るとまだ戦闘しているのが見える。
「あれはドッグスのメンバー?」
恐らくリリア達の後をついて来たのだろう。冒険者が戦闘に加わっている。
「リリア…」ダーゴがリリアの肩を突く。
ダーゴが指さすのでその方向を見ると森の木々を走る盗賊が数名見えた。
リリアが改めて身を潜めながら周囲を見ると別の場所からも森の中から道を伺う気配がする。
“ビケットの言っていたとおりね”リリアは思う。
ビケットの予想だと多数の盗賊団が力関係によってテリトリーを見張っているようだが、協力するような関係ではないとの事。弱い盗賊団も騒ぎが大きくなればおこぼれにあずかろうと出没するだろうし、今まで勢力を張っていたグループが弱体すれば混乱に乗じて自分達が勢力を伸ばそうと動くはずだと言う。
騒ぎを嗅ぎ付けお互い他グループの共倒れを願いながら戦況を見守っているといったところだろうか。
ドッグスや他のギルドが戦闘に加わってきた。
賞金首や手柄を狙って、あるいは賊のアジトに踏み込んでお宝を取り返すのか…
とにかく馬車周辺以外でも争いが起きている。
「リリア、兵士だよ」ダーゴが指を差す。
リリアが見ると巡回の騎兵団がやってくるのが見えた。
ブリザが通報したのだろう、これも作戦通り。
兵士達も騒乱の中に加わり武器を振るいだした。混乱が広がる。
さすがビケットが選んで演習を重ねたメンバーだ。戦闘班により馬車は防衛を多数の賊相手によく時間稼ぎをしている。防御専念に特化した時間稼ぎしやすい戦術だとしてもこれだけ耐え抜けるメンバーはざらにはいない。
時間稼ぎをして賊が消耗激しくなり混乱が広がれば広がる程、トラップは気がつかれにくくなり、リリア達、ステルス班の仕事もやりやすくなる。
騎兵隊と共にブリザも戻ってきて馬車ごと放棄した。
ブリザの馬車でも賊が荷物を目当てに襲い掛かり、騎兵隊や巡回兵達と戦いだした。
また、小さな盗賊通しでは荷物を廻って小競り合いが起きている。
「すごい、今のところ計画通り」リリアは呟く。
リリアの周辺でもあっちこっちから殺気がうかがえるが恐らくほとんどは馬車周辺の成り行きを観察しているだろう。
「ダーゴ、もう少し馬車の近くで待機しよう」
リリアはダーゴに声をかけると素早く移動しだした。
リリアとダーゴは移動して馬車が良く見える位置に身を潜めた。
途中何人か無防備に馬車を観察する賊が見えた。皆道からは見えない場所を選んでいるが、背後を回るリリア達からは丸見え。作戦通りリリアは手出しせず自分達の背後の目を確かめながら追跡に備えて場所を移動する。
やはり周囲には別なグループの盗賊団が混じっているようだ。特に特色のある装備や印をつけているわけではないが、何となく別なグループだというのは雰囲気でわかる。
そもそも周囲の人数全部が一つの盗賊団とは到底考え難いし、仮にそうだとしたらこんな風に眺めてはいないだろう。
“他のステルスメンバーはどうしただろうか?”
デューイ達が気になるが確認の方法が無い。無事に作戦行動している事を願うばかり。他の冒険者達が奮闘しながら馬車に接近するのが見える。
“あんまりこちらが優勢になってしまうと不味いのではないか?”リリアはちらっと思う。
ビケットがそれを察知したのか馬車のメンバーが撤退を始めた。
混戦の防戦を続け賊のメンバーを減らした大奮闘もここまで、防衛線の一画が崩れ敗走しはじめた。
作戦通り、予定通りとはいえ、一糸乱れず進行していた動きが崩れる瞬間だ。
リリアも緊張しながら見守る。
ビケット達は防衛線を解き、素早く木々の中に逃げ去っていく。見事な連携。
リリアが見ていると盗賊達が馬車の荷台に殺到しだした。
それを見て周囲で指を咥えて見ている連中も釣られるように輪を縮めていく。
「……」
リリアは注意深く周囲を観察して自分達に注意がきていな事を確かめると弓を手にした。
「リリア、まずいよ」ダーゴが囁く。
「リリア、やめろよ」ダカットも囁く。
リリアは素早く立ち上がると矢を何射して再び身を潜めた。
「何だ!」「やられた」「敵だ!」「ゲべス団の仕業だ!」「裏切者がいる!」
道でも森の中でも混乱が広がり始めた。
リリア再び素早く立ち上がって何射か放った。
ダーゴが見ていると矢の一本は荷物を手にした賊に当たったようだ。
矢を受けて倒れた賊から金品が巻かれる。
「金だ!」「俺のだ!」「俺達のシマとわかっての妨害か!」「拾える物は拾え!」「やっちまぇ!」
浴にまみれた血で血を洗う争いと混乱が広がっていく。
「リリアは賞金稼ぎの勇者だからね… ここからが本番よ、ダーゴ準備はいいわね」リリアが緊張した声をだす。
ダーゴはリリアを見ると、唇が震えているのが見えた。
呼吸が震える。
馬車を廻り欲望がぶつかる息遣いが一瞬遠くに流れた。
“茂みの向こうがにいるのが魔物か獣か人か…関係ない… まともな国民ではない獣がいるだけ…”
リリアが矢を放つと茂みが揺れて男が一人白目を剥いて倒れ出てきた。
と、同時に剣を手にした男が二名飛び出して来た。
「ダーゴ!」リリアは思わず大声をだす。
“ドッ!”
大きな音を立てて男が一人倒れた、ミスニスの矢が刺さっている。
「うわ!っぃ!」
リリアは素早くダガーを握ったがもう一人の男と格闘になった。
「が!!」
男は奇妙な叫び声をあげるとリリアを掻きむしったまま絶命した。
背後からバンディが男の首を切りつけていた。
男は絶命してなお首から湧くように血を流している。
「リリア、大声は出すなと言われているだろ、おまえはここを離れて追跡の準備をしろ」バンディが言う。
リリアは目を丸くして返り血を浴びながらコクコク頷く。
リリアはダーゴと一緒に少し離れてビケット達の馬車を見れる位置まで移動した。
少し高くなった場所から馬車を見るとまだ戦闘しているのが見える。
「あれはドッグスのメンバー?」
恐らくリリア達の後をついて来たのだろう。冒険者が戦闘に加わっている。
「リリア…」ダーゴがリリアの肩を突く。
ダーゴが指さすのでその方向を見ると森の木々を走る盗賊が数名見えた。
リリアが改めて身を潜めながら周囲を見ると別の場所からも森の中から道を伺う気配がする。
“ビケットの言っていたとおりね”リリアは思う。
ビケットの予想だと多数の盗賊団が力関係によってテリトリーを見張っているようだが、協力するような関係ではないとの事。弱い盗賊団も騒ぎが大きくなればおこぼれにあずかろうと出没するだろうし、今まで勢力を張っていたグループが弱体すれば混乱に乗じて自分達が勢力を伸ばそうと動くはずだと言う。
騒ぎを嗅ぎ付けお互い他グループの共倒れを願いながら戦況を見守っているといったところだろうか。
ドッグスや他のギルドが戦闘に加わってきた。
賞金首や手柄を狙って、あるいは賊のアジトに踏み込んでお宝を取り返すのか…
とにかく馬車周辺以外でも争いが起きている。
「リリア、兵士だよ」ダーゴが指を差す。
リリアが見ると巡回の騎兵団がやってくるのが見えた。
ブリザが通報したのだろう、これも作戦通り。
兵士達も騒乱の中に加わり武器を振るいだした。混乱が広がる。
さすがビケットが選んで演習を重ねたメンバーだ。戦闘班により馬車は防衛を多数の賊相手によく時間稼ぎをしている。防御専念に特化した時間稼ぎしやすい戦術だとしてもこれだけ耐え抜けるメンバーはざらにはいない。
時間稼ぎをして賊が消耗激しくなり混乱が広がれば広がる程、トラップは気がつかれにくくなり、リリア達、ステルス班の仕事もやりやすくなる。
騎兵隊と共にブリザも戻ってきて馬車ごと放棄した。
ブリザの馬車でも賊が荷物を目当てに襲い掛かり、騎兵隊や巡回兵達と戦いだした。
また、小さな盗賊通しでは荷物を廻って小競り合いが起きている。
「すごい、今のところ計画通り」リリアは呟く。
リリアの周辺でもあっちこっちから殺気がうかがえるが恐らくほとんどは馬車周辺の成り行きを観察しているだろう。
「ダーゴ、もう少し馬車の近くで待機しよう」
リリアはダーゴに声をかけると素早く移動しだした。
リリアとダーゴは移動して馬車が良く見える位置に身を潜めた。
途中何人か無防備に馬車を観察する賊が見えた。皆道からは見えない場所を選んでいるが、背後を回るリリア達からは丸見え。作戦通りリリアは手出しせず自分達の背後の目を確かめながら追跡に備えて場所を移動する。
やはり周囲には別なグループの盗賊団が混じっているようだ。特に特色のある装備や印をつけているわけではないが、何となく別なグループだというのは雰囲気でわかる。
そもそも周囲の人数全部が一つの盗賊団とは到底考え難いし、仮にそうだとしたらこんな風に眺めてはいないだろう。
“他のステルスメンバーはどうしただろうか?”
デューイ達が気になるが確認の方法が無い。無事に作戦行動している事を願うばかり。他の冒険者達が奮闘しながら馬車に接近するのが見える。
“あんまりこちらが優勢になってしまうと不味いのではないか?”リリアはちらっと思う。
ビケットがそれを察知したのか馬車のメンバーが撤退を始めた。
混戦の防戦を続け賊のメンバーを減らした大奮闘もここまで、防衛線の一画が崩れ敗走しはじめた。
作戦通り、予定通りとはいえ、一糸乱れず進行していた動きが崩れる瞬間だ。
リリアも緊張しながら見守る。
ビケット達は防衛線を解き、素早く木々の中に逃げ去っていく。見事な連携。
リリアが見ていると盗賊達が馬車の荷台に殺到しだした。
それを見て周囲で指を咥えて見ている連中も釣られるように輪を縮めていく。
「……」
リリアは注意深く周囲を観察して自分達に注意がきていな事を確かめると弓を手にした。
「リリア、まずいよ」ダーゴが囁く。
「リリア、やめろよ」ダカットも囁く。
リリアは素早く立ち上がると矢を何射して再び身を潜めた。
「何だ!」「やられた」「敵だ!」「ゲべス団の仕業だ!」「裏切者がいる!」
道でも森の中でも混乱が広がり始めた。
リリア再び素早く立ち上がって何射か放った。
ダーゴが見ていると矢の一本は荷物を手にした賊に当たったようだ。
矢を受けて倒れた賊から金品が巻かれる。
「金だ!」「俺のだ!」「俺達のシマとわかっての妨害か!」「拾える物は拾え!」「やっちまぇ!」
浴にまみれた血で血を洗う争いと混乱が広がっていく。
「リリアは賞金稼ぎの勇者だからね… ここからが本番よ、ダーゴ準備はいいわね」リリアが緊張した声をだす。
ダーゴはリリアを見ると、唇が震えているのが見えた。
0
お気に入りに追加
24
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
Crystal Asiro【クリスタルアシロ】
wiz
ファンタジー
武力、魔法、機械文明、化学技術、工芸。
それらを駆使し永遠の栄華と繁栄が続く大国、『レイレード王国』。
その国で、著者不明の『伝記』が発見された。
荒廃した国を一代で復興させた名君、『クリスタル国王』。
即位後殆どの魔法や機械の開発を行い、広い知見で巧みな交渉を行うなど、様々な面で天才的な頭脳があったとされる人物。
発見された伝記には、その国王の永過ぎる歴史が書かれていた。
伝記には、よく登場する人物がいる。
かの国王の傍に常に居た、側近の『ルーグ』。
伝記の国が存在する世界とは違う「神の世界」という世界に住まう、創造神の『ライト』.
そしてその創造神と対の存在である、破壊神の『レフト』。
伝記に記されてしたのは、「出来ない事はない」と語られている彼らの輝かしい物語とはまた違ったものであった。
___これは、伝記に書かれた人物達の、伝記の内容当時のお話。
【概要】
国王クリスタルと側近ルーグの二人がメインのお話。
自分の国の統治・外交を行ったり、ライトとレフトという友人との交流を中心に書いております。
またショートストーリーとして「『とある世界』での旅」シリーズを書いています。
価値観や当たり前の事に目を向けた題材がメインとなる『旅のお話』です。
※以前書いていた連載作品の改変版です。
※不定期更新。
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる