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【201.5話】 リリアとネーコとネーコのスキルと ※デュラハン退治に出かける前の話し※
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リリアとネーコは買い物に来ている。
「リリたん、今日は結構いっぱい買い込んでいるニャン」
ネーコのネールサロンの帰りがけに待ち合わせをして一緒にリリアは買い物に来ている。
「今回のクエストはデュラハンって相手で、予告して村人の首を切りに来るんだけどそれが予告の日から一週間くらい前後するんだって。ザシャナトって地域で集落や小さい村で二週間近く過ごすから色々買い込んでおく予定よ。多分何にもない場所だと思うんだよね」リリア。
「よく勇者を続けているニャン、感心するニャン」
リリアとネーコはアイテムショップ“クエストマン”に入っていく。
「シャツをそんなに買うニャン?」ネーコは少しびっくりしている。
「そうだよ、ここは冒険者用のアイテム販売が主流よ、街中で着るシャツよりも厚手で丈夫な物が置いてあるから、ここで買うようにしてるんだよね」リリアは手当たり次第といった風にシャツを手に取っていく。
「可愛くも無いし安くないニャン、それに十着も必要ニャン?」ネーコが一着手に取って眺めながら言う。
「もと冒険者でドワーフのブルケルさん達が仕立てていて物は良いんだよ。鎧を着る人はこんなに買う必要ないけどね… 鎧は重いし音が出てスナイピング向きじゃないからリリアの場合はどうしても皮装備中心になるんだよ」リリアは答える。
「リリアモデルを着ていたら良いニャン、安上がりニャン」ネーコ。
「まぁ、リリアモデルは実際修理も無料なんだけどね… どうしても職業上不便も多いからね」
「リリたん、旅先で洗濯しないニャン?自分で裁縫しないニャン?」
「洗濯はしてるわよ。裁縫も少しはしてるわよ。でも、噛まれたり切られたりされなければ、そんなに破れたりしないんだよね… ほら、丈夫な生地でしょ?ね?」
「だったらこんなに要らないニャン」
「いや、汚れは落ちるけど血が付いたら一発でダメなんだよね」
「… 確かに… リリたんが血に染まった装備でバーに戻って来るとゾっとするニャン」
「でしょ?… 出来るだけ着替えてから街に入るようにはしているんだけどね… 着替えが無かったり、もう本当に一刻も早く休みたい時とかはね… やっぱりあれって見ていて嫌?」リリアは少し苦笑い。
「見ていてこっちまで痛くなるニャン、ラビとか泣いてるニャン」
「… ここの生地は厚めで多少血が出ても表に染みないようになってるけどね… 血が滲んで乾いたらもう着れないよね…」
リリアはシャツを選び終わるとグローブとブーツの革製品を手に取る。
「リリアちゃん、長期で出張かい?随分と買い込むみたいだね」ドワーフのデフデレルさんが挨拶する。
「今回は最調20日くらいになるかも。王様からの直接の依頼なんだよね」リリアは笑う。
「王様から直接?… わっはっはっは!リリアちゃんも王様直々クエストを貰うようになったのか!そうかそうか、わっはっは!これでウチも皇室御用達の店になったな」デフデレルは愉快そうにしている。
「リリアちゃんってばこう見えても本当に本物の勇者だからね」リリアがニコニコ、呟くように言う。
「… えぇ? わっはっはっは」
デフデレルはリリアの言葉を聞き取り損なったようだがとにかく笑い飛ばしている。
「…リリたん、いつまで冒険者続けるニャン?」ネーコがリリアを見る。
血に汚れた装備で街中を歩く兵士や冒険者時々みかける。返り血を浴びたり、自分の血で汚れていたりしている姿。怪我をして抱えられていたり運ばれているならまだ良い。一度大量に血を流した後、治癒魔法等で回復を受け、赤黒く血が乾いた装備そのままでわりと平然と歩いている姿は傷つき呻いている人の姿よりある意味異様だ。
複数名で行動する兵士達はそれでも少しは街に溶け込むが、一人血が付いた装備のままドロップアイテムの換金を行いニコニコしている人を見かけると正気を疑うことがある。
「いっつもその話題になるよね… ずっとやる気もないけど、今辞める気も無いよ」リリアはニコニコしている。
「もう貯金も十分ニャン、皆でバーガールやるニャン」
「リリアが冒険者辞めたら冒険者酒場登録できなくなるってコトロが怒るよ。それに勇者って結構自腹切ってお金かかってるんだよ。王国は仕事依頼するけど、その後人がどうなるかなんて気にしていないからねぇ。まぁ、それでも村にワイン貯蔵庫と養牛場と石造りの家を建てても余るくらい貯金あるけど。でもリリアが勇者辞めたらリアルゴールドとハンズマンはスポンサー下りるよ」
「… コトたんはあんな風に言っているだけニャン、リリたんが無事な方が良いに決まっているニャン」
リリアの説明によれば、痛すぎるから勇者を一生続ける気はないそうだ、冒険者も一生続ける気はないらしい、いや、一生冒険者を続けられる人間なんてほとんどいない。どこかの時点で引退するべきだ。
「あたし街で暮らすまで勇者の子孫って言われるの嫌いだったんだよ。でも、父さんはずっと我が家が勇者の血筋だっていうの誇っていてね… あたし、勇者になって思ったけど父さんの言っていることを見直したの。世の中勇者をバカにし過ぎだよ。もう少しがんばってみる。父さんに良い報告したいんだよね」
なんで勇者を続けるのかリリアに聞くとこんな答えがたいてい帰ってくる。
「冒険者?家に昔から冒険物と勇者物語の本が多かったんだよね。内容はわかんなかったけど挿し絵とか見ていたら知らない土地にいる気がしてね、お金もらって馬車であっちこっちいって楽しいじゃない。自分の馬車でお金儲けしながら旅行できたら最高だろうね」
リリアに冒険者をする理由を尋ねるとこんな感じの答え。
「ニャン子はバーガールが好きなのニャン?」
「ニャン語相変わらず下手ニャン… ルーダの風でバーやるのが良いニャン。そのうち良い人見つけて結婚したら小さなカフェやりたいニャン」
「カフェ?初耳ね… バーじゃないのね」
「軽食と飲み物だして中休みで昼寝して夜も遅くならず、酔っぱらいの相手しなくてよいお店ニャン」
「ふーん… 酔っぱらい嫌いなんだね、あたしニャンはバーガールが好きだと思ってたよ」
「バーは良いニャン。酔っぱらい好きな人はいないニャン。コトたんは冒険者だからネーコの身元とかうるさくないニャン。他所にいったら身元保証のない猫耳亜人の女性なんてオモチャ程度の認識ニャン。首輪をつけられないだけマシにゃん」ネーコが言う。
「… わかった!リリアが稼いでバー・ルーダの風の真向かいにカフェショップを出してあげる!リリアがオーナー、ネーコが店長、ラビが副店長!コトロのバーのお客を全部いただいてルーダの風を廃業させよう!そしたらコトロは平スタッフとしてカフェで雇ってあげましょう」
リリアがラビに抱き着いて言う。
「リリたん、それなら最初からコトたん雇った方が話早いニャン、無意味な手間が多いニャン」ネーコは苦笑いしている。
リリアはアイテムを選ぶとお会計。
「今日は結構買ったくれたね、修理に便利な皮の紐を多めにおまけしておくよ」デフデレルが言う。
「また、仕事でこれだけ買う事あるニャン、もうちょっとおまけニャン」
ネーコは口元に指を当てるとクリクリとした目でウィンクした
リリアとネーコは買い物を済ませて帰り道。
「ねぇ、ニャンちゃん、さっき感情豊かな瞳と猫なで声のスキル使っておまけさせたでしょう、リリアちゃんには隠せないのよ」リリアが笑う。
「隠すも何もそのまんまニャン、あれだけ買ったから負けるニャン」
「あんまり使うと取り引き中に催眠を施した罪で逮捕よ」リリアは笑っている。
「だけど、助かったわね。お礼にコーヒーとマタタビ風ケーキが美味しいお店でご馳走するよ」
「リリたん赤字ニャン」
リリアとネーコは顔を見合わせて笑った。
「リリたん、今日は結構いっぱい買い込んでいるニャン」
ネーコのネールサロンの帰りがけに待ち合わせをして一緒にリリアは買い物に来ている。
「今回のクエストはデュラハンって相手で、予告して村人の首を切りに来るんだけどそれが予告の日から一週間くらい前後するんだって。ザシャナトって地域で集落や小さい村で二週間近く過ごすから色々買い込んでおく予定よ。多分何にもない場所だと思うんだよね」リリア。
「よく勇者を続けているニャン、感心するニャン」
リリアとネーコはアイテムショップ“クエストマン”に入っていく。
「シャツをそんなに買うニャン?」ネーコは少しびっくりしている。
「そうだよ、ここは冒険者用のアイテム販売が主流よ、街中で着るシャツよりも厚手で丈夫な物が置いてあるから、ここで買うようにしてるんだよね」リリアは手当たり次第といった風にシャツを手に取っていく。
「可愛くも無いし安くないニャン、それに十着も必要ニャン?」ネーコが一着手に取って眺めながら言う。
「もと冒険者でドワーフのブルケルさん達が仕立てていて物は良いんだよ。鎧を着る人はこんなに買う必要ないけどね… 鎧は重いし音が出てスナイピング向きじゃないからリリアの場合はどうしても皮装備中心になるんだよ」リリアは答える。
「リリアモデルを着ていたら良いニャン、安上がりニャン」ネーコ。
「まぁ、リリアモデルは実際修理も無料なんだけどね… どうしても職業上不便も多いからね」
「リリたん、旅先で洗濯しないニャン?自分で裁縫しないニャン?」
「洗濯はしてるわよ。裁縫も少しはしてるわよ。でも、噛まれたり切られたりされなければ、そんなに破れたりしないんだよね… ほら、丈夫な生地でしょ?ね?」
「だったらこんなに要らないニャン」
「いや、汚れは落ちるけど血が付いたら一発でダメなんだよね」
「… 確かに… リリたんが血に染まった装備でバーに戻って来るとゾっとするニャン」
「でしょ?… 出来るだけ着替えてから街に入るようにはしているんだけどね… 着替えが無かったり、もう本当に一刻も早く休みたい時とかはね… やっぱりあれって見ていて嫌?」リリアは少し苦笑い。
「見ていてこっちまで痛くなるニャン、ラビとか泣いてるニャン」
「… ここの生地は厚めで多少血が出ても表に染みないようになってるけどね… 血が滲んで乾いたらもう着れないよね…」
リリアはシャツを選び終わるとグローブとブーツの革製品を手に取る。
「リリアちゃん、長期で出張かい?随分と買い込むみたいだね」ドワーフのデフデレルさんが挨拶する。
「今回は最調20日くらいになるかも。王様からの直接の依頼なんだよね」リリアは笑う。
「王様から直接?… わっはっはっは!リリアちゃんも王様直々クエストを貰うようになったのか!そうかそうか、わっはっは!これでウチも皇室御用達の店になったな」デフデレルは愉快そうにしている。
「リリアちゃんってばこう見えても本当に本物の勇者だからね」リリアがニコニコ、呟くように言う。
「… えぇ? わっはっはっは」
デフデレルはリリアの言葉を聞き取り損なったようだがとにかく笑い飛ばしている。
「…リリたん、いつまで冒険者続けるニャン?」ネーコがリリアを見る。
血に汚れた装備で街中を歩く兵士や冒険者時々みかける。返り血を浴びたり、自分の血で汚れていたりしている姿。怪我をして抱えられていたり運ばれているならまだ良い。一度大量に血を流した後、治癒魔法等で回復を受け、赤黒く血が乾いた装備そのままでわりと平然と歩いている姿は傷つき呻いている人の姿よりある意味異様だ。
複数名で行動する兵士達はそれでも少しは街に溶け込むが、一人血が付いた装備のままドロップアイテムの換金を行いニコニコしている人を見かけると正気を疑うことがある。
「いっつもその話題になるよね… ずっとやる気もないけど、今辞める気も無いよ」リリアはニコニコしている。
「もう貯金も十分ニャン、皆でバーガールやるニャン」
「リリアが冒険者辞めたら冒険者酒場登録できなくなるってコトロが怒るよ。それに勇者って結構自腹切ってお金かかってるんだよ。王国は仕事依頼するけど、その後人がどうなるかなんて気にしていないからねぇ。まぁ、それでも村にワイン貯蔵庫と養牛場と石造りの家を建てても余るくらい貯金あるけど。でもリリアが勇者辞めたらリアルゴールドとハンズマンはスポンサー下りるよ」
「… コトたんはあんな風に言っているだけニャン、リリたんが無事な方が良いに決まっているニャン」
リリアの説明によれば、痛すぎるから勇者を一生続ける気はないそうだ、冒険者も一生続ける気はないらしい、いや、一生冒険者を続けられる人間なんてほとんどいない。どこかの時点で引退するべきだ。
「あたし街で暮らすまで勇者の子孫って言われるの嫌いだったんだよ。でも、父さんはずっと我が家が勇者の血筋だっていうの誇っていてね… あたし、勇者になって思ったけど父さんの言っていることを見直したの。世の中勇者をバカにし過ぎだよ。もう少しがんばってみる。父さんに良い報告したいんだよね」
なんで勇者を続けるのかリリアに聞くとこんな答えがたいてい帰ってくる。
「冒険者?家に昔から冒険物と勇者物語の本が多かったんだよね。内容はわかんなかったけど挿し絵とか見ていたら知らない土地にいる気がしてね、お金もらって馬車であっちこっちいって楽しいじゃない。自分の馬車でお金儲けしながら旅行できたら最高だろうね」
リリアに冒険者をする理由を尋ねるとこんな感じの答え。
「ニャン子はバーガールが好きなのニャン?」
「ニャン語相変わらず下手ニャン… ルーダの風でバーやるのが良いニャン。そのうち良い人見つけて結婚したら小さなカフェやりたいニャン」
「カフェ?初耳ね… バーじゃないのね」
「軽食と飲み物だして中休みで昼寝して夜も遅くならず、酔っぱらいの相手しなくてよいお店ニャン」
「ふーん… 酔っぱらい嫌いなんだね、あたしニャンはバーガールが好きだと思ってたよ」
「バーは良いニャン。酔っぱらい好きな人はいないニャン。コトたんは冒険者だからネーコの身元とかうるさくないニャン。他所にいったら身元保証のない猫耳亜人の女性なんてオモチャ程度の認識ニャン。首輪をつけられないだけマシにゃん」ネーコが言う。
「… わかった!リリアが稼いでバー・ルーダの風の真向かいにカフェショップを出してあげる!リリアがオーナー、ネーコが店長、ラビが副店長!コトロのバーのお客を全部いただいてルーダの風を廃業させよう!そしたらコトロは平スタッフとしてカフェで雇ってあげましょう」
リリアがラビに抱き着いて言う。
「リリたん、それなら最初からコトたん雇った方が話早いニャン、無意味な手間が多いニャン」ネーコは苦笑いしている。
リリアはアイテムを選ぶとお会計。
「今日は結構買ったくれたね、修理に便利な皮の紐を多めにおまけしておくよ」デフデレルが言う。
「また、仕事でこれだけ買う事あるニャン、もうちょっとおまけニャン」
ネーコは口元に指を当てるとクリクリとした目でウィンクした
リリアとネーコは買い物を済ませて帰り道。
「ねぇ、ニャンちゃん、さっき感情豊かな瞳と猫なで声のスキル使っておまけさせたでしょう、リリアちゃんには隠せないのよ」リリアが笑う。
「隠すも何もそのまんまニャン、あれだけ買ったから負けるニャン」
「あんまり使うと取り引き中に催眠を施した罪で逮捕よ」リリアは笑っている。
「だけど、助かったわね。お礼にコーヒーとマタタビ風ケーキが美味しいお店でご馳走するよ」
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リリアとネーコは顔を見合わせて笑った。
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