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2nd STAGE/ループには別の種類があるみたいです。
124.円山公園
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只今の時刻はPM13:52です。
[祇園枝垂桜]の付近には、長テーブルとホワイトボードが置かれています。
テーブルの上には“抽選箱”が、ホワイトボードには黒ペンマジックで書かれているのであろう“トーナメント表”が、見受けられました。
それらの側には、男女問わずスーツ姿の10人組が佇んでおります。
きっと、運営委員でしょう。
地面にはブルーシートが敷かれており、ここに木製の武器が幾つか並べられていました。
木刀・木剣・木短剣・木槍・木薙刀・木斧などが、各種5本ずつといったところです。
どれも“持ち手の部分”には、テーピングが施されているみたいです。
ここから少し離れた場所には、参加者と思しき方々がグループごとに点在しています。
【勇者】ことアケミさんが、私たちに気付くなり、
「お!」
「来たな!!」
声を掛けてきました。
「間に合ったんですね。」
そう尋ねた私に、
「ああ、つい先ほど到着したよ。」
勇者さんが笑みを浮かべます。
周囲を見渡してみたら、10代~40代の様々な人がいました。
なかには、[東○卍リベ○ジャーズ]を彷彿とさせる衣装や髪型の男性と女性が20人くらい屯しております。
“特攻服”でしたっけ?
各自、刺繍入りで、黒/白/赤/紫といった感じのものを着ていました。
髪の毛も、ゴールド・ブラウン・ピンク・ブラック・メッシュと、色とりどりです。
(あまり関わりたくないなぁ。)
と、私が左に目を逸らしたところ、こちらを〝じ――ッ〟と見ている男の人がいました。
ヤンキー集団とは別のチームであるその男性が、
「やっぱり!」
「ヒデ達じゃねぇかッ!!」
いきなり怒鳴ってきたのです。
「ん??」
皆が視線を送る流れで、
「げッ!」
「アイツらも来てたの?」
ミサさんが眉間にシワを寄せます。
あちらの数は15人といったところでしょう。
「知り合い??」
神澤真守さんに訊かれたマサさんが、
「あー、うん。」
「以前、横浜の中華街を支配していた連中だよ。」
このように述べました。
「え?!」
「それって、もしかして…?」
私が伺ったら、
「ああ。」
「“ミツル”の仲間たちだね。」
「同じ大学の。」
カナさんが、そう答えたのです。
(マジですか……。)
なんだか嫌な予感がする私であります。
こっちに近づいて来た“アマチュア相撲レスラーの友人ら”が、2Mぐらいの距離を置いて止まりました。
すると、さっきの男性が、ブラック色かつ膝丈であるクロップドパンツの両ポッケに左右の手を入れて、ふんぞり返りながら、
「オメェらも参加すんのか??」
と聞いてきたのです。
身長は175㎝といったところで、黒い髪を角刈りにしています。
おそらく自分の筋肉を自慢したいのでしょう、シャツは白色の“ピタT”でした。
あと、ブラウンのクロックスサンダルを履いております。
正直、コーディネートがダサ過ぎです。
そんな“角刈りピタT”に、
「だったらどうした?」
ヒデさんが睨みを利かせます。
これに対して、
「あぁあんッ!!?」
「なんだ、その態度は?!」
「舐めやがってッ!!」
「まとめてボコるぞ!」
「このッ裏切り者どもがぁあッ!!」
“筋肉ダサ男”がキレました。
現場が不穏な空気に包まれていくなか、“角刈りピタT”の右斜め後ろに立っている女性が、
「ねぇ。」
「あの娘…、ミツルを倒したとかいう女子高生じゃない??」
「噂で耳にした特徴に一致してるし。」
そう伝えたではありませんか。
ピンクを基調としたボディコン風の服装と、セミロングの茶髪に、濃いめの化粧といった、“ケバ女”の言葉に、〝ギクリ!〟とする私でした―。
[祇園枝垂桜]の付近には、長テーブルとホワイトボードが置かれています。
テーブルの上には“抽選箱”が、ホワイトボードには黒ペンマジックで書かれているのであろう“トーナメント表”が、見受けられました。
それらの側には、男女問わずスーツ姿の10人組が佇んでおります。
きっと、運営委員でしょう。
地面にはブルーシートが敷かれており、ここに木製の武器が幾つか並べられていました。
木刀・木剣・木短剣・木槍・木薙刀・木斧などが、各種5本ずつといったところです。
どれも“持ち手の部分”には、テーピングが施されているみたいです。
ここから少し離れた場所には、参加者と思しき方々がグループごとに点在しています。
【勇者】ことアケミさんが、私たちに気付くなり、
「お!」
「来たな!!」
声を掛けてきました。
「間に合ったんですね。」
そう尋ねた私に、
「ああ、つい先ほど到着したよ。」
勇者さんが笑みを浮かべます。
周囲を見渡してみたら、10代~40代の様々な人がいました。
なかには、[東○卍リベ○ジャーズ]を彷彿とさせる衣装や髪型の男性と女性が20人くらい屯しております。
“特攻服”でしたっけ?
各自、刺繍入りで、黒/白/赤/紫といった感じのものを着ていました。
髪の毛も、ゴールド・ブラウン・ピンク・ブラック・メッシュと、色とりどりです。
(あまり関わりたくないなぁ。)
と、私が左に目を逸らしたところ、こちらを〝じ――ッ〟と見ている男の人がいました。
ヤンキー集団とは別のチームであるその男性が、
「やっぱり!」
「ヒデ達じゃねぇかッ!!」
いきなり怒鳴ってきたのです。
「ん??」
皆が視線を送る流れで、
「げッ!」
「アイツらも来てたの?」
ミサさんが眉間にシワを寄せます。
あちらの数は15人といったところでしょう。
「知り合い??」
神澤真守さんに訊かれたマサさんが、
「あー、うん。」
「以前、横浜の中華街を支配していた連中だよ。」
このように述べました。
「え?!」
「それって、もしかして…?」
私が伺ったら、
「ああ。」
「“ミツル”の仲間たちだね。」
「同じ大学の。」
カナさんが、そう答えたのです。
(マジですか……。)
なんだか嫌な予感がする私であります。
こっちに近づいて来た“アマチュア相撲レスラーの友人ら”が、2Mぐらいの距離を置いて止まりました。
すると、さっきの男性が、ブラック色かつ膝丈であるクロップドパンツの両ポッケに左右の手を入れて、ふんぞり返りながら、
「オメェらも参加すんのか??」
と聞いてきたのです。
身長は175㎝といったところで、黒い髪を角刈りにしています。
おそらく自分の筋肉を自慢したいのでしょう、シャツは白色の“ピタT”でした。
あと、ブラウンのクロックスサンダルを履いております。
正直、コーディネートがダサ過ぎです。
そんな“角刈りピタT”に、
「だったらどうした?」
ヒデさんが睨みを利かせます。
これに対して、
「あぁあんッ!!?」
「なんだ、その態度は?!」
「舐めやがってッ!!」
「まとめてボコるぞ!」
「このッ裏切り者どもがぁあッ!!」
“筋肉ダサ男”がキレました。
現場が不穏な空気に包まれていくなか、“角刈りピタT”の右斜め後ろに立っている女性が、
「ねぇ。」
「あの娘…、ミツルを倒したとかいう女子高生じゃない??」
「噂で耳にした特徴に一致してるし。」
そう伝えたではありませんか。
ピンクを基調としたボディコン風の服装と、セミロングの茶髪に、濃いめの化粧といった、“ケバ女”の言葉に、〝ギクリ!〟とする私でした―。
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