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1st STAGE/ループには回数制限があるようです。
40.鼠たちとのバトル②
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薙刀を下から上へと振ったところ、互いの柄が〝ガツンッ!〟とぶつかり、飛び掛かってきていた鼠がバランスを失いました。
けれども、器用に、私の左前に着地したのです。
もう一匹のネズミが、すかさず突いてきた剣を、右へと躱した私は、武器で首を刎ねにいきました。
しかし、上体を反らされてしまい、僅かに的が外れてしまったのです。
それでも、喉元を右から左へと斬ることが出来たようで、相手が流血しながら仰向けで倒れていきます。
私が仕留めに掛かった薙刀の刃を、先程の鼠が槍で〝キィンッ!〟と弾いて、阻みました。
やはり、今までのエネミーよりも強いことを肌で感じ取り、少なからず驚いてしまいましたが、反動を活かして、武器を〝ぐるんッ!〟と回転させ、柄の先を相手の右頭部に〝ドンッ!〟と当てたのです。
軽い脳震盪を起こしたようで、敵がフラつきます。
私は、このチャンスを逃すまいと、相手の心臓部を薙刀で〝ズンッ!〟と突きました。
膝が折れゆくネズミから武器を抜いていきます。
これまで戦ってきた人外であれば既に絶命しているところなのに、なかなかタフです。
槍を〝杖代わり〟にして崩れ落ちるのを堪えている鼠の首を切断した私は、倒れている方の額を刺して、どちらも粒子に変えたのです。
その間に、団長さんが騎士用のランスを払い、戦士や剣士の方々も大剣にレイピアを振るっていました。
これらを通過した五匹のネズミが、最後尾の遠距離型チームに迫ります。
穂乃歌さんが、
「ホーリー・ウォーター!」
と、唱え、幅5㎝×長さ15㎝の“弾丸みたいな水”を発射しました。
それが眉間にヒットした一匹が転倒します。
「サンダー・ボール!」
穂乃歌さんの左隣に居る真守さんが放った直径15㎝の“雷の玉”が、別の鼠の顔面に〝ズバンッ!〟と当たり、〝ビリビリィッ!〟と感電させた模様です。
他の“魔法職”や“ヒーラー職”の方々も冷静に対応できているようなので、フォローに回る心配はなさそうだと思い、私は前を向き直しました。
東西のチームは、やや押されているものの、そこまで問題はなさそうです。
このままいけば、ネズミの兵隊たちを一匹残らず片付けられるでしょう。
私が、いささか安堵していたら、ここまで静観していた親玉が遂に動き始めました。
ズンッ! ズンッ!
と私たちの方へボスキャラが歩を進めてきたのです。
なんだかヤバそうな雰囲気に、私たちの緊張が高まります。
そこへ、何かを予兆するかの如く、雨が降り出したのでした―。
けれども、器用に、私の左前に着地したのです。
もう一匹のネズミが、すかさず突いてきた剣を、右へと躱した私は、武器で首を刎ねにいきました。
しかし、上体を反らされてしまい、僅かに的が外れてしまったのです。
それでも、喉元を右から左へと斬ることが出来たようで、相手が流血しながら仰向けで倒れていきます。
私が仕留めに掛かった薙刀の刃を、先程の鼠が槍で〝キィンッ!〟と弾いて、阻みました。
やはり、今までのエネミーよりも強いことを肌で感じ取り、少なからず驚いてしまいましたが、反動を活かして、武器を〝ぐるんッ!〟と回転させ、柄の先を相手の右頭部に〝ドンッ!〟と当てたのです。
軽い脳震盪を起こしたようで、敵がフラつきます。
私は、このチャンスを逃すまいと、相手の心臓部を薙刀で〝ズンッ!〟と突きました。
膝が折れゆくネズミから武器を抜いていきます。
これまで戦ってきた人外であれば既に絶命しているところなのに、なかなかタフです。
槍を〝杖代わり〟にして崩れ落ちるのを堪えている鼠の首を切断した私は、倒れている方の額を刺して、どちらも粒子に変えたのです。
その間に、団長さんが騎士用のランスを払い、戦士や剣士の方々も大剣にレイピアを振るっていました。
これらを通過した五匹のネズミが、最後尾の遠距離型チームに迫ります。
穂乃歌さんが、
「ホーリー・ウォーター!」
と、唱え、幅5㎝×長さ15㎝の“弾丸みたいな水”を発射しました。
それが眉間にヒットした一匹が転倒します。
「サンダー・ボール!」
穂乃歌さんの左隣に居る真守さんが放った直径15㎝の“雷の玉”が、別の鼠の顔面に〝ズバンッ!〟と当たり、〝ビリビリィッ!〟と感電させた模様です。
他の“魔法職”や“ヒーラー職”の方々も冷静に対応できているようなので、フォローに回る心配はなさそうだと思い、私は前を向き直しました。
東西のチームは、やや押されているものの、そこまで問題はなさそうです。
このままいけば、ネズミの兵隊たちを一匹残らず片付けられるでしょう。
私が、いささか安堵していたら、ここまで静観していた親玉が遂に動き始めました。
ズンッ! ズンッ!
と私たちの方へボスキャラが歩を進めてきたのです。
なんだかヤバそうな雰囲気に、私たちの緊張が高まります。
そこへ、何かを予兆するかの如く、雨が降り出したのでした―。
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