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二章
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記憶の始まりを思い浮かべると、木組みの天井と、自分の顔をのぞき込んでいる少年の心配そうな顔から始まる。
見慣れない場所に、嗅ぎなれない匂い。目覚めてからあれこれと聞かれたが、満足に答えられる事柄は何一つ無かった。
自分の名前もわからず、どこから来たのかもわからない。いくら記憶をさらおうと真っ白で、何も出てこなかったのには辟易した。目の前で困ったような顔をする少年は何か手がかりはないかと質問を繰り返すが、どうにも反応が良くないのを見ると肩を落としてしまった。
悪いことをした。
気まずくなってうつむいていると、彼はいった。
「じゃあ、そうだなぁ。ナユタって呼んで良いかな」
彼が、名がないと不便だろうと考えてくれたのだそうだ。了承するとよかったと顔を綻ばせて喜ぶのでほっとした。
少年はニナギと名乗った。表情がころころと変わって、思い立ったら行動を起こす。落ち着きがないといってしまえばそれまでだが、周りにいる人間も、危険さえなければ自由にすることを許しているように見えた。
薄茶色の目がまっすぐにこちらの目を覗いてくるのが印象的だった。
記憶が無く、帰る場所がない者を簡単に自らの懐においてしまうところはお人好しだと言われても仕方ないが、おそらくそれが彼の持っている情で、優しい部分なのだろうと思う。
「ナユタどうしたの」
ニナギが呼んでいた。
そうだ今日は一緒に出かけないかと誘われていたんだったと、ナユタは思考の中にあった頭を現実に引き戻す。
「何でもない。ちょっと考え事」
ここ数日の内に忘れてしまったようにしばらく考えないと出てこなかった言葉は、さらりと口から出るようになっていた。ままならなかった受け答えも随分と改善されたはずだ。
「考え事しながら歩いてると躓くよ」
笑いながらニナギが言う。
それに軽く頷いて、ナユタはニナギの後を追った。
霧開きの儀式が終ってから数日。ナユタがここで目覚めてからも同じくらい日が過ぎた。ニナギが言うには今日は巫女とそれに連なる里人数人が山の中に分け入って『鎮めの儀式』というものを行うそうだ。ニナギはそれを見物に行くという。
来年のためにも見ておかないとね、と張り切っている姿を見て、努力しているなと感心した。ニナギはいずれ父親の後を継いで族長となる。そういう自覚がすでにあるのだろうと思った。
目的地に向かってさくさくと歩くニナギについて、わからないことは質問する。ニナギはそれに丁寧に答える。何が記憶の手がかりになるかもわからないからと言って、ナユタが質問しなくても山のことや里のこと、人のこと、食事のこと、いろいろなことを教えてくれた。
「ニナギの里はいろんな儀式があるんだな」
そういうナユタは霧開きの儀式の時にニナギが川岸に倒れているのを見つけたらしい。
「春の終わりから夏の終わりにかけては特にね。この里は他と違ってちょっと特殊なんだ」
「特殊?」
「そう、霧が閉じている秋から次の春までの間、他の里とはほとんど交流がなくなるんだよ。霧で里に入れなくなるんだ。入れなくなるし、出られなくなる。シーラたちの一族は空から来る手段を持っているから来られるんだけどね」
彼女たちは鳥と共に行動する一族だと聞いた。ナユタはつるりとなめらかなネルーの羽を思い出した。
「不便じゃない?」
「不便? 山は豊かだから、あまり感じないよ」
きょとんと目を丸くするニナギはそんなこと考えたこともないと語っている。
「儀式がなければ霧はなくなる」
自らを縛る霧を彼らは邪魔だとは思わないのだろうか。
「そうだね。でも巫女様が言うには必要なことなんだって。昔、この辺りには暴れ龍が居たそうなんだ。龍は川を溢れさせ、里を流し、川下の方では大地に大きな亀裂を作った。当時の人々は困窮して、俺たちの先祖に龍の封印を頼んだんだよ。で、先祖たちは龍に封印をなし、決して力を取り戻さないよう大地の気脈からも分断した。霧の結界はそのためにある」
ニナギはすらすらと話す。
「子供の頃から里に生まれた者はこの話をことある毎に聞かされるんだ。もう耳にたこができるよ。どこまで本当の話かどうかはわからないけどね。でも霧が解けると封印も解ける。だから夏の間は鎮めの儀式をちゃんとして、龍が暴れないようにする。そんでもって秋が来る前にきっちりと霧を閉じ直す」
そうやって今までずっとしてきたのだと笑った。
現実離れした話で、真実かどうかもわからないが、伝統があって、守り続けてきたことをこれからも守ろうとするニナギや里の人たちのことも少しはわかる。
「そうやって里を守ってきたからな。これからもそうだよきっと。よしついた」
話しながらずっと登っていた段差を登り切ったらしい。ニナギは大きく上に両手を突き出して喜びを表わした。結構長い段差だったから、額には汗が滲んでいる。
そこには山を開いてならしたように、小さな平地になっていた。森との境界を引いているのは膝の高さぐらいに調節された縄だ。しばらく張り替えられていないのか黒ずんでいた。ナユタたちの他にも何人か人が居て、話し合いをしている。儀式を行う者達だろうか。全員が同じような面をしていた。
平地の奥には観音扉を正面にした社があった。石の台座を合わせても人の背丈より小さい社だ。
「ほらこっち」
ニナギは左の方に歩いて行って、藪を背に社の方に向いた。ナユタもそれに習って横に静かに並ぶ。
「間に合ったかな。ほら、そろそろ始まるよ」
ニナギが社の方を指さした。面をつけた里の男が社の前に並んでいる。彼らは皆一様に袖の長い服を着て、祠に向かって手を合わせている。手首に見える装飾品は、緑水晶だろうか。
二つに分かれた男たちの間から、齢八十を超える見た目をした老女が進み出た。
巫女カルラだ。ナユタとも一応面識がある。目が覚めた次の日に、巫女の方から挨拶に出向いてきたのだ。八十歳を超えているというのに、しっかりとしたしゃべりをする印象がある。
巫女は男たちよりも一歩前に出ると両手を合わせ、小さな声でまじないを紡ぎ始めた。内容までは聞き取れないけれど、巫女が一言紡ぐたびに、その場所がどんどん清廉な空気に包まれていくような不思議な感覚がする。
「鎮めの儀式は開きの儀式や閉じの儀式に比べたら派手さはないけど、心が洗われる気がして好きなんだ」
ニナギはそう言う。
「巫女様の言葉に祠の中にある結界石って言われてる石が反応して、荒々しい龍の御霊を鎮めていくから、鎮めの儀式って言うんだよ」
言われてみれば、この空気は祠の扉の奥を中心としているような気がする。伝えられてきた言葉もあながち間違いじゃないのかもしれないと、ナユタは感じるのだった。
不意に、心臓の辺りが変に脈打ったような気がして服の上から胸を押さえる。ぐらりと地面が揺れたような感覚を覚えて、ナユタはふらついた。
「どうした、ナユタ」
儀式の邪魔をしないようにか、ナユタの様子に気づいたニナギが小声で話しかけてくる。大丈夫と言おうとしたが、言う前に肩をとられて地面にゆっくりと座らされた。
どうにか倒れはしなかったが、揺れたような感じはおさまらず、ニナギの腕を支えにぎゅっと握ってしまった。
「大丈夫、辛いなら握ってて」
ナユタはそれに頷いたように思う。でも返事を聞く前に、意識が飛び、一つの映像が見えた気がした。
見慣れない場所に、嗅ぎなれない匂い。目覚めてからあれこれと聞かれたが、満足に答えられる事柄は何一つ無かった。
自分の名前もわからず、どこから来たのかもわからない。いくら記憶をさらおうと真っ白で、何も出てこなかったのには辟易した。目の前で困ったような顔をする少年は何か手がかりはないかと質問を繰り返すが、どうにも反応が良くないのを見ると肩を落としてしまった。
悪いことをした。
気まずくなってうつむいていると、彼はいった。
「じゃあ、そうだなぁ。ナユタって呼んで良いかな」
彼が、名がないと不便だろうと考えてくれたのだそうだ。了承するとよかったと顔を綻ばせて喜ぶのでほっとした。
少年はニナギと名乗った。表情がころころと変わって、思い立ったら行動を起こす。落ち着きがないといってしまえばそれまでだが、周りにいる人間も、危険さえなければ自由にすることを許しているように見えた。
薄茶色の目がまっすぐにこちらの目を覗いてくるのが印象的だった。
記憶が無く、帰る場所がない者を簡単に自らの懐においてしまうところはお人好しだと言われても仕方ないが、おそらくそれが彼の持っている情で、優しい部分なのだろうと思う。
「ナユタどうしたの」
ニナギが呼んでいた。
そうだ今日は一緒に出かけないかと誘われていたんだったと、ナユタは思考の中にあった頭を現実に引き戻す。
「何でもない。ちょっと考え事」
ここ数日の内に忘れてしまったようにしばらく考えないと出てこなかった言葉は、さらりと口から出るようになっていた。ままならなかった受け答えも随分と改善されたはずだ。
「考え事しながら歩いてると躓くよ」
笑いながらニナギが言う。
それに軽く頷いて、ナユタはニナギの後を追った。
霧開きの儀式が終ってから数日。ナユタがここで目覚めてからも同じくらい日が過ぎた。ニナギが言うには今日は巫女とそれに連なる里人数人が山の中に分け入って『鎮めの儀式』というものを行うそうだ。ニナギはそれを見物に行くという。
来年のためにも見ておかないとね、と張り切っている姿を見て、努力しているなと感心した。ニナギはいずれ父親の後を継いで族長となる。そういう自覚がすでにあるのだろうと思った。
目的地に向かってさくさくと歩くニナギについて、わからないことは質問する。ニナギはそれに丁寧に答える。何が記憶の手がかりになるかもわからないからと言って、ナユタが質問しなくても山のことや里のこと、人のこと、食事のこと、いろいろなことを教えてくれた。
「ニナギの里はいろんな儀式があるんだな」
そういうナユタは霧開きの儀式の時にニナギが川岸に倒れているのを見つけたらしい。
「春の終わりから夏の終わりにかけては特にね。この里は他と違ってちょっと特殊なんだ」
「特殊?」
「そう、霧が閉じている秋から次の春までの間、他の里とはほとんど交流がなくなるんだよ。霧で里に入れなくなるんだ。入れなくなるし、出られなくなる。シーラたちの一族は空から来る手段を持っているから来られるんだけどね」
彼女たちは鳥と共に行動する一族だと聞いた。ナユタはつるりとなめらかなネルーの羽を思い出した。
「不便じゃない?」
「不便? 山は豊かだから、あまり感じないよ」
きょとんと目を丸くするニナギはそんなこと考えたこともないと語っている。
「儀式がなければ霧はなくなる」
自らを縛る霧を彼らは邪魔だとは思わないのだろうか。
「そうだね。でも巫女様が言うには必要なことなんだって。昔、この辺りには暴れ龍が居たそうなんだ。龍は川を溢れさせ、里を流し、川下の方では大地に大きな亀裂を作った。当時の人々は困窮して、俺たちの先祖に龍の封印を頼んだんだよ。で、先祖たちは龍に封印をなし、決して力を取り戻さないよう大地の気脈からも分断した。霧の結界はそのためにある」
ニナギはすらすらと話す。
「子供の頃から里に生まれた者はこの話をことある毎に聞かされるんだ。もう耳にたこができるよ。どこまで本当の話かどうかはわからないけどね。でも霧が解けると封印も解ける。だから夏の間は鎮めの儀式をちゃんとして、龍が暴れないようにする。そんでもって秋が来る前にきっちりと霧を閉じ直す」
そうやって今までずっとしてきたのだと笑った。
現実離れした話で、真実かどうかもわからないが、伝統があって、守り続けてきたことをこれからも守ろうとするニナギや里の人たちのことも少しはわかる。
「そうやって里を守ってきたからな。これからもそうだよきっと。よしついた」
話しながらずっと登っていた段差を登り切ったらしい。ニナギは大きく上に両手を突き出して喜びを表わした。結構長い段差だったから、額には汗が滲んでいる。
そこには山を開いてならしたように、小さな平地になっていた。森との境界を引いているのは膝の高さぐらいに調節された縄だ。しばらく張り替えられていないのか黒ずんでいた。ナユタたちの他にも何人か人が居て、話し合いをしている。儀式を行う者達だろうか。全員が同じような面をしていた。
平地の奥には観音扉を正面にした社があった。石の台座を合わせても人の背丈より小さい社だ。
「ほらこっち」
ニナギは左の方に歩いて行って、藪を背に社の方に向いた。ナユタもそれに習って横に静かに並ぶ。
「間に合ったかな。ほら、そろそろ始まるよ」
ニナギが社の方を指さした。面をつけた里の男が社の前に並んでいる。彼らは皆一様に袖の長い服を着て、祠に向かって手を合わせている。手首に見える装飾品は、緑水晶だろうか。
二つに分かれた男たちの間から、齢八十を超える見た目をした老女が進み出た。
巫女カルラだ。ナユタとも一応面識がある。目が覚めた次の日に、巫女の方から挨拶に出向いてきたのだ。八十歳を超えているというのに、しっかりとしたしゃべりをする印象がある。
巫女は男たちよりも一歩前に出ると両手を合わせ、小さな声でまじないを紡ぎ始めた。内容までは聞き取れないけれど、巫女が一言紡ぐたびに、その場所がどんどん清廉な空気に包まれていくような不思議な感覚がする。
「鎮めの儀式は開きの儀式や閉じの儀式に比べたら派手さはないけど、心が洗われる気がして好きなんだ」
ニナギはそう言う。
「巫女様の言葉に祠の中にある結界石って言われてる石が反応して、荒々しい龍の御霊を鎮めていくから、鎮めの儀式って言うんだよ」
言われてみれば、この空気は祠の扉の奥を中心としているような気がする。伝えられてきた言葉もあながち間違いじゃないのかもしれないと、ナユタは感じるのだった。
不意に、心臓の辺りが変に脈打ったような気がして服の上から胸を押さえる。ぐらりと地面が揺れたような感覚を覚えて、ナユタはふらついた。
「どうした、ナユタ」
儀式の邪魔をしないようにか、ナユタの様子に気づいたニナギが小声で話しかけてくる。大丈夫と言おうとしたが、言う前に肩をとられて地面にゆっくりと座らされた。
どうにか倒れはしなかったが、揺れたような感じはおさまらず、ニナギの腕を支えにぎゅっと握ってしまった。
「大丈夫、辛いなら握ってて」
ナユタはそれに頷いたように思う。でも返事を聞く前に、意識が飛び、一つの映像が見えた気がした。
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