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記憶
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あの時も悲鳴が聞こえた。
騎士団長が戦死し、遺体を王都に送る時に途中までは一緒に行った。しかし、俺が、長く前線を離れるわけにはいかない。その上、騎士団長が、戦死したことを知った敵軍が前線を押していると、伝達があり、予定よりも早くに俺だけが騎士団長を送る隊から離脱した。
敵軍に遅れを取るわけにはいかなかったのだ。俺が前線を不在だとも気づいていただろう。
だから、俺だけが先に前線に戻ることにしたが、途中の休憩に寄った村で、あの悲鳴を聞いたのだ。
悲鳴の聞こえた納屋に行くと、明らかに女が襲われている声だった。
何故、こんな負傷者を受け入れている村でこんなことが起きるのか。
許せるものではなかった。
勢いに任せて、納屋を剣で斬り破壊して入ると、男たちに囲まれている血塗れの娘がうずくまっていた。
背中を斬られたせいか、服も肩まではだけており、血を浴びたような赤と白い肌がむき出しだった。
「なにをしている!?」
そうは聞いても、一目瞭然だった。5人の男たちで、娘一人を襲っていたのだ。
怒りが沸いた。なんとひどいことをするのか……。そして、男たちを斬り付けた。
臆病な男たちは、俺に敵うはずもなく悲鳴を上げて逃げ出した。
抱き上げた娘は、涙を溢れるように流しながらも瞼は開かず赤く、今にも腫れあがりそうだった。
この眼にツンとする臭い。何か薬品をかけられたことはすぐにわかった。
抱き上げた手はぬめり、身体は震えていた。
それなのに、俺が怪我をしたと思ったのか、泣きながら回復魔法をかけ始めた。
胸が傷んだ。この娘がなにをしたかはわからない。なにかしたとも思えない。
この震える華奢な身体の娘になにが出来るというのか。
血塗れなど気にすることなく、彼女を離せなかった。
大声で呼んだせいか、やっと異変に気づいたこの村の白魔法使いがやって来た。
そのころには、彼女は意識を失っていた。
だから、無意識なのだろう。彼女が弱々しく俺の手を握っているのは……。
「ダリア!? 何故こんなことに……!?」
「どこか人目に付かないところに運ぶぞ。男たちに襲われたなど、知られたい女はいないだろう……村長の家でも借りてこよう」
「……そのほうがいいでしょう。ダリアは伯爵令嬢です。いらぬ噂でも立てばどうなるか……」
やって来た白魔法使いは、この村の隊の責任者マリスという中年男だった。交代で重傷者たちの回復にあたっているようで、たまたまこの時間が彼とこの意識のないダリアと呼ばれた彼女の番だったようだった。
負傷者を受け入れている村は、屋敷一つを借りているはずだから、そんなところに運んでは、彼女が襲われたことなど皆に知られてしまう。
そうなれば、彼女が傷つくと思った。だから、彼女を抱き上げて村長の家に運んだ。
背中を傷めないように、縦抱きにして……。彼女は、肩に身を預けるようにぐったりとしていた。
夜分遅くにもかかわらず、村長は俺たちを入れてくれた。
マリスは部屋を一室借りると、すぐにダリアに回復魔法をかけ始めた。
「……どうだ?」
「背中の傷は、止血程度には魔法をかけましたが、先に目を治します。失明させるわけには……」
「必ず治してやってくれ。彼女が傷つく理由はないはずだ」
「当然です! ダリアは、人に恨まれるような令嬢ではないのです!」
彼女は、この隊長に信頼されていた。真面目で健気な娘らしいとわかる。
「……名前はダリアというのか? どこの伯爵家だ?」
「ルヴェル伯爵家です。王都の近くの村の伯爵家なのですが……ルヴェル伯爵も隣村に書記官として従軍していますが、一人娘がこんなことになったと知ったら……」
「ルヴェル伯爵には、俺が伝えよう。俺はすぐに前線に戻らなければならん。隣村に寄ってそのまま前線に戻ろう」
「あの……貴方はどなたです? 何故、この村に? とても負傷者には見えないのですが」
「俺は、ノクサス・リヴァディオだ。……じきに、知らせが届くが、騎士団長が戦死した。前線が押されているから、ここにはいつまでもいられない。彼女には、金も置いていく。これで治療してやってくれないか」
「騎士団長が……では、貴方が次の騎士団長のリヴァディオ様なのですね」
「……まだ、任命はされてない」
マリスは、俺の前線での噂を知っていたのだろう。
マリスは、回復魔法をかけると薬品や包帯を取って来るといって、部屋を後にした。
他の者たちに知られないように動いてくれたことに、どこか安心した。
彼なら、ダリアを悪いようにはしないだろうと思った。
ダリアを見ると、うつ伏せに眠り、蒼白の顔だけが横を向いていた。
その冷たい頬に、そっと唇を落とし、後ろ髪を引かれる思いで部屋を後にした。
そして、あのダリアを襲った男たちを村から追い出すために、負傷者のいる屋敷に向かった。
この時間帯は、ダリアとマリスの2人の当番の時間で、ダリアはこの男たちに斬られており、マリスはそのダリアの治療にあたっている。
誰も、俺が斬ったこの男たちを手当する者はいなかった。その上、無抵抗の女を襲ったと、言えなかったのだろう。
軽症者の宿泊している部屋に行くと、必死で斬られた腕をお互いに包帯で巻いたりと、手当をしていた。
俺の顔を見るなり、恐ろしいのか恐怖に歪んでいる。
「今すぐに出て行くんだ。お前たちのような騎士は必要ない! 斬った後を手当することも許さん。そのまま、ここから去るんだ!」
腰の剣に手を添えて、そう凄むと斬られた恐怖から男たちは逃げるように出ていった。
村にあった一台の馬車に乗せて、俺が村から追い出したのだ。
騎士団長が戦死し、遺体を王都に送る時に途中までは一緒に行った。しかし、俺が、長く前線を離れるわけにはいかない。その上、騎士団長が、戦死したことを知った敵軍が前線を押していると、伝達があり、予定よりも早くに俺だけが騎士団長を送る隊から離脱した。
敵軍に遅れを取るわけにはいかなかったのだ。俺が前線を不在だとも気づいていただろう。
だから、俺だけが先に前線に戻ることにしたが、途中の休憩に寄った村で、あの悲鳴を聞いたのだ。
悲鳴の聞こえた納屋に行くと、明らかに女が襲われている声だった。
何故、こんな負傷者を受け入れている村でこんなことが起きるのか。
許せるものではなかった。
勢いに任せて、納屋を剣で斬り破壊して入ると、男たちに囲まれている血塗れの娘がうずくまっていた。
背中を斬られたせいか、服も肩まではだけており、血を浴びたような赤と白い肌がむき出しだった。
「なにをしている!?」
そうは聞いても、一目瞭然だった。5人の男たちで、娘一人を襲っていたのだ。
怒りが沸いた。なんとひどいことをするのか……。そして、男たちを斬り付けた。
臆病な男たちは、俺に敵うはずもなく悲鳴を上げて逃げ出した。
抱き上げた娘は、涙を溢れるように流しながらも瞼は開かず赤く、今にも腫れあがりそうだった。
この眼にツンとする臭い。何か薬品をかけられたことはすぐにわかった。
抱き上げた手はぬめり、身体は震えていた。
それなのに、俺が怪我をしたと思ったのか、泣きながら回復魔法をかけ始めた。
胸が傷んだ。この娘がなにをしたかはわからない。なにかしたとも思えない。
この震える華奢な身体の娘になにが出来るというのか。
血塗れなど気にすることなく、彼女を離せなかった。
大声で呼んだせいか、やっと異変に気づいたこの村の白魔法使いがやって来た。
そのころには、彼女は意識を失っていた。
だから、無意識なのだろう。彼女が弱々しく俺の手を握っているのは……。
「ダリア!? 何故こんなことに……!?」
「どこか人目に付かないところに運ぶぞ。男たちに襲われたなど、知られたい女はいないだろう……村長の家でも借りてこよう」
「……そのほうがいいでしょう。ダリアは伯爵令嬢です。いらぬ噂でも立てばどうなるか……」
やって来た白魔法使いは、この村の隊の責任者マリスという中年男だった。交代で重傷者たちの回復にあたっているようで、たまたまこの時間が彼とこの意識のないダリアと呼ばれた彼女の番だったようだった。
負傷者を受け入れている村は、屋敷一つを借りているはずだから、そんなところに運んでは、彼女が襲われたことなど皆に知られてしまう。
そうなれば、彼女が傷つくと思った。だから、彼女を抱き上げて村長の家に運んだ。
背中を傷めないように、縦抱きにして……。彼女は、肩に身を預けるようにぐったりとしていた。
夜分遅くにもかかわらず、村長は俺たちを入れてくれた。
マリスは部屋を一室借りると、すぐにダリアに回復魔法をかけ始めた。
「……どうだ?」
「背中の傷は、止血程度には魔法をかけましたが、先に目を治します。失明させるわけには……」
「必ず治してやってくれ。彼女が傷つく理由はないはずだ」
「当然です! ダリアは、人に恨まれるような令嬢ではないのです!」
彼女は、この隊長に信頼されていた。真面目で健気な娘らしいとわかる。
「……名前はダリアというのか? どこの伯爵家だ?」
「ルヴェル伯爵家です。王都の近くの村の伯爵家なのですが……ルヴェル伯爵も隣村に書記官として従軍していますが、一人娘がこんなことになったと知ったら……」
「ルヴェル伯爵には、俺が伝えよう。俺はすぐに前線に戻らなければならん。隣村に寄ってそのまま前線に戻ろう」
「あの……貴方はどなたです? 何故、この村に? とても負傷者には見えないのですが」
「俺は、ノクサス・リヴァディオだ。……じきに、知らせが届くが、騎士団長が戦死した。前線が押されているから、ここにはいつまでもいられない。彼女には、金も置いていく。これで治療してやってくれないか」
「騎士団長が……では、貴方が次の騎士団長のリヴァディオ様なのですね」
「……まだ、任命はされてない」
マリスは、俺の前線での噂を知っていたのだろう。
マリスは、回復魔法をかけると薬品や包帯を取って来るといって、部屋を後にした。
他の者たちに知られないように動いてくれたことに、どこか安心した。
彼なら、ダリアを悪いようにはしないだろうと思った。
ダリアを見ると、うつ伏せに眠り、蒼白の顔だけが横を向いていた。
その冷たい頬に、そっと唇を落とし、後ろ髪を引かれる思いで部屋を後にした。
そして、あのダリアを襲った男たちを村から追い出すために、負傷者のいる屋敷に向かった。
この時間帯は、ダリアとマリスの2人の当番の時間で、ダリアはこの男たちに斬られており、マリスはそのダリアの治療にあたっている。
誰も、俺が斬ったこの男たちを手当する者はいなかった。その上、無抵抗の女を襲ったと、言えなかったのだろう。
軽症者の宿泊している部屋に行くと、必死で斬られた腕をお互いに包帯で巻いたりと、手当をしていた。
俺の顔を見るなり、恐ろしいのか恐怖に歪んでいる。
「今すぐに出て行くんだ。お前たちのような騎士は必要ない! 斬った後を手当することも許さん。そのまま、ここから去るんだ!」
腰の剣に手を添えて、そう凄むと斬られた恐怖から男たちは逃げるように出ていった。
村にあった一台の馬車に乗せて、俺が村から追い出したのだ。
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