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【最終回】略奪された花婿の末路とは。(※R18描写あり)

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さてさて、今宵も寝所にて。


俺が魔界の住人となり、1…ヶ月?2…?……いやまあ、暫く経ちました。

毎晩のように俺のムスコはモリオン様のお尻でよしよしされている。きゅっきゅっきゅっ、と一滴も残らない程搾り取られた甲斐があって、モリオン様はものすごい美丈夫になってしまった…。

「何を言う。リクを見初める前の姿に戻ったまでよ。」

「そう…なんですか。そんな感じだったんだァ~…。」


へえ……そりゃ俺を嫁に、と思う訳だァ…。


モリオン様、顔はそのまま美しいのに筋肉がついて、胸なんかしゃぶりつきたくなるくらいパツパツだし、なのに乳首は相変わらず楚々として可愛いし、本当いい体。
細くて華奢なモリオン様も良かったけど、俺を軽々抱き上げるモリオン様も正直ときめく。

もう、俺を攫ってきたのにペショッと下敷きになって気を失うなんて事、無いんだろうな、と頼りない細腕だったモリオン様の姿を懐かしく思ったりもする。

…俺の精が栄養満点の証だよね。良かった良かった。
複雑な気持ちだけど、モリオン様が腹を減らしていたのを知った時の切なさを思えば、今のお姿は感慨深いとも言える。


そして何時の間にか、交合の最中に 抱いていた筈が抱かれているという逆転現象も起きるようになっていた。



モリオン様の舌が俺の首筋を味わうように、ねっとり舐める。
いやこれは多分、本当に味わってるんだよな。
先刻迄モリオン様の中でイきたくて必死に腰を振ってたから、汗だくになった。
それだろうな。汗を味わってるんだ、きっと。体液だし。

モリオン様の唇は徐々に下りていき、鎖骨を辿り胸の突起に至った。
ちゅ、と啄まれる。

小さな刺激に腰が浮く。

乳首への愛撫には、未だ慣れない。慣れないけど、気持ちは良い。


「リク、尖っておるぞ。」

モリオン様は唇を離して、フフッと笑って爪先で俺の乳首をつついた。

「モリオン様が起こしたんじゃないですか…。」

悪戯してないでするならちゃんとして欲しい、という抗議を込めたから、声に不満が出ていた筈だ。

モリオン様は笑って言った。


「そうだな。では責任を取らねば。」



結果、俺は初めて乳首だけでイかされた。

射精した白濁をモリオン様は口で受け止め、口内で溜めて暫く味わっていたようだった。
それをゆっくりと飲み下す時の喉仏の動きがいやらしくて、それを見ていると俺はまた下腹が熱くなる。

「うん、経口摂取もやはり美味。」

「経口摂取。」

言い方。


流石に2連発は疲れた~、と思って布団に沈んで息を整えていると、モリオン様に両足を抱え上げられた。

え。まさか。


「あ、あの、もう少し休ませて…、」

片頬が引き攣る。

しかし既にモリオン様のモリオン君は臨戦態勢で俺の尻の間にぬるぬると擦り付けられている。


「……ならぬか?」

俺の両足を肩に掛けたモリオン様の美顔が少し眉を下げてしょぼんと聞いてくるので、胸がキュンとした。
駄目だ。俺、本当にモリオン様のこの顔に弱い。

あと、会陰にぬるぬる擦り付けないで。ゾクゾクしちゃうから。


俺は溜息を吐いて、覚悟を決めた。


「はぁ…。わかりました、良いですよ。ドンと来い。」

言ってる途中なのに孔に侵入されて、目がチカチカした。

し、質量…が…っ!

モリオン様の体液で傷つかないようにされているとはいえ、いきなり挿入された俺の直腸は急激に押し広げられ、悲鳴をあげそうになった。

「あ、あっ、もっと、ゆっくり……っ、」

「もう待てぬわ。」


モリオン様は一度奥深くまで挿入りきると、直ぐに抽挿を始めた。

「や、やっ、は、」

「舌を噛むぞ。」

モリオン様は俺を穿ちながら唇を重ねてきて、俺達は上も下も結合した形になった。


折り曲げられた体にモリオン様の大きな長いペニスが一層深く突き入れられる。

どんどん激しく揺さぶられる脳内はもう、気持ち良い事しか考えられない。


ああ、好きだ。


もっと突いて、もっと揺すって、もっと吸って、もっと奪って。

もっともっと、愛して。








結婚式の最中に攫われた花婿だった俺は、今相思相愛の伴侶の嫁にも婿にもなれて、とても幸せに暮らしています。




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