3 / 73
3話
しおりを挟む
ひとしきり笑ったあと、白海は最初とは違う刺の無い柔和な笑みを浮かべ、話を促した。
「私の話はしたわよ。次はあなたの番ね」
優しく促された俺は、話す内容を頭で整理する。
白海には話すと言ったが、あまり内部を話すつもりはあまりない。
それは不誠実で、白海を裏切る行為。
それはとても心が痛む。
だが生々しい話になってしまうし、なにより…… せっかく少し打ち解けた白海に軽蔑されたくないからだ。
それだけのことを『天笠』という組織はしている。
──いや、それも詭弁でしかないのかもしれないが。
「うん。じゃあ……ってどこから話せばいいのかなぁ……」
そんな感情を悟らせないように、余裕そうな表情を意識する。
嘘を織り混ぜた本当のこと。
言葉で言うことは簡単だが、相当難しい。
……それに罪悪感。
いっそのこと全部話したい……といった気持ちもある。
俺を信じて話してくれた白海の厚意を無下にはしたくない。
「じゃあ質問するから、それに答えてもらってもいいかしら?」
ウンウン悩んでいると、白海からそんな提案がされた。
正直、自分から事情を話すよりは、そっちの方が言いやすい。
「んー……分かったけど全ては答えられないよ?」
「ええ。答えられる範囲でいいわよ」
俺は白海から言質を取れたことに安堵してしまった。
わかってる。
これが自己満足な浅ましい思考であると。
だけどもその言葉一つで罪悪感を薄れてしまった俺は、俺に激しく嫌悪した。
「どうしたの?」
俺が黙っていることを不思議に思ったのか声をかけてくる。
「いや、何でもない」
俺は努めて明るく振る舞う。
……あぁ、嫌だな。
これじゃあまるで道化じゃないか……。
偽りの仮面を被って無様に演じるだけの存在。
そんな俺の内の葛藤に気付かない白海は話しを進める。
「それじゃあいいかしら?」
「あぁ」
俺は自己嫌悪な気持ちを切り替え、白海の質問に答える。
「まず……あなたは何者なの? さっきの人からの言葉で察することはできるけど、あなたの口から聞いておきたいからね」
白海はきっと、俺から言質を取ることで推察を正解へと導きたいのだろう。
「……俺は『天笠』の当主、天笠英隆の孫。母方の実家が『天笠』なんだよ」
俺はずっと秘密にしてきたことを、俯き、テーブルを見ながら独白する。
このことはケイヤに始まり他の……といっても少ないが、友達にも言っていない。
これを告げることで、嫌悪、軽蔑され離れていくことが怖いからだ。
表向きは一般社団法人でも実態は裏社会の組織。
すでに名前が知れ渡っていることもあって、俺は秘密にしてきたのだ。
さて、白海の反応はどうか、恐る恐る顔を上げてみると、
「ふぅん、やっぱりね」
ただ、自分の推察が当たっていたという顔しかしていなかった。
その整った顔には、嫌悪や軽蔑の表情はない。
「俺が怖くないのか?」
白海にそう問いかける。
広く一般的な認識で、暴力の権化のようなものだ。
普通の人だと、確実に恐れ、俺を侮蔑するだろう。
「怖い? なんで?」
だが、良い意味であっても、白海は普通ではなかった。
きょとんとした顔で、そんな返答がされた。
俺は何を言っているの? という白海の反応にたじろいでしまう。
初めて見る反応に脳が追い付かない。
「い、いや、だって、これでもヤクザだし……普通そんなとこと関係がある、ならまだしも家族だし」
「そもそも怖がってたら、私が推察をした時点で何かと理由付けて帰ってるわよ。……それにあなたは助けてくれた」
確かに正論、なのだが……
「助けたのはうちのものがおかしなことをしていたわけだし、それに……自己満足だよ」
俺は吐き捨てるように言う。
実際助けたときに感じたのは優越感、そして満足感だった。
だが、実際行くと身内の犯行。
取る人が取れば、自作自演と言われても仕方がないだろう。
「いいえ違うわ。例え自己満足だとしても、それだけで助けられる人は稀有よ」
白海は頭を横に振って答える。
でも、俺は受け止めることができない。
「いいや、違うんだよっ! あの時俺は、ヤスとヒデだったから助けることができた! あの時悲鳴を聞いたとき、助ける必要があるか迷ってしまったんだ……! 俺は……!俺は……そんな自分が醜く感じてしまう……」
俺はあの時感じたことを全て話す。
その感情を、俺のことを俺が嫌悪しながら。
それは人間個人としての醜い頑丈が出たわけじゃない。
俺……狭山渚としての醜くく浅ましい感情が溢れてしまった。
でも、それでも、
「頼むから自分を卑下しないで。確かにあなたにそんな感情があったとしても、私は確かに救われたっ! 大の大人二人に迫られて恐怖の中にいた私を救ってくれた! とても、か、かっこよかったわ! 例え打算でもいい。……だから、お願いだから自分に自信を持って?」
身を乗り出して、激しく言葉を投げ掛ける。
激しく、けれど、優しく。
白海は信じてくれた。
俺という存在を肯定してくれた。
俺は自分の中にある、雁字搦めにされた鎖にヒビが入るのを感じた。
「どうして俺にそこまで言ってくれるんだ……? 出会ったばかりだろう?」
俺はさっきの焼き直しのような問いをした。
白海の言う通り、どうして出会ったばかりの俺にそこまで感情的になってくれるかがわからない。
その疑問は白海の一言が全てを物語っていた。
「……私はあなたを知ってるわ……昔からね」
「……ッッ!?」
その言葉に、衝撃が走る。
白海が昔から? どういうことだ?
俺は白海の記憶など、何もない。
当然、会ったこともないはずだが……。
俺の脳が、疑問で覆われる。
「今はまだ教えられない……でも信じて。私はあなたの味方よ」
優しく、笑顔でそう言ってくれる。
でも、俺は……
「ごめん……正直まだわからない」
俺を縛り付けている鎖の業は深い。
白海の言った言葉は響いた。
でも……それでも……。
「ッ! ……そう」
白海は悲しそうに眼を伏せる。
自分の言葉が届かなかった悲しみだろうか。
「でも、ありがとう」
けれど、俺に確かに響いていた。
弾かれたように顔を上げる白海。
その目には涙が溜まっていた。
「どういたしまして」
目に涙を浮かべながら白海はそう言った。
まだ俺はわからない。
白海と昔会っていたのか? とか、なぜ俺を? だとか疑問が頭を支配する。
急に人を信じろと言われてもできるはずがない。
……でも、確かに俺は……このとき白海に、白海の言葉に救われたんだ。
「私の話はしたわよ。次はあなたの番ね」
優しく促された俺は、話す内容を頭で整理する。
白海には話すと言ったが、あまり内部を話すつもりはあまりない。
それは不誠実で、白海を裏切る行為。
それはとても心が痛む。
だが生々しい話になってしまうし、なにより…… せっかく少し打ち解けた白海に軽蔑されたくないからだ。
それだけのことを『天笠』という組織はしている。
──いや、それも詭弁でしかないのかもしれないが。
「うん。じゃあ……ってどこから話せばいいのかなぁ……」
そんな感情を悟らせないように、余裕そうな表情を意識する。
嘘を織り混ぜた本当のこと。
言葉で言うことは簡単だが、相当難しい。
……それに罪悪感。
いっそのこと全部話したい……といった気持ちもある。
俺を信じて話してくれた白海の厚意を無下にはしたくない。
「じゃあ質問するから、それに答えてもらってもいいかしら?」
ウンウン悩んでいると、白海からそんな提案がされた。
正直、自分から事情を話すよりは、そっちの方が言いやすい。
「んー……分かったけど全ては答えられないよ?」
「ええ。答えられる範囲でいいわよ」
俺は白海から言質を取れたことに安堵してしまった。
わかってる。
これが自己満足な浅ましい思考であると。
だけどもその言葉一つで罪悪感を薄れてしまった俺は、俺に激しく嫌悪した。
「どうしたの?」
俺が黙っていることを不思議に思ったのか声をかけてくる。
「いや、何でもない」
俺は努めて明るく振る舞う。
……あぁ、嫌だな。
これじゃあまるで道化じゃないか……。
偽りの仮面を被って無様に演じるだけの存在。
そんな俺の内の葛藤に気付かない白海は話しを進める。
「それじゃあいいかしら?」
「あぁ」
俺は自己嫌悪な気持ちを切り替え、白海の質問に答える。
「まず……あなたは何者なの? さっきの人からの言葉で察することはできるけど、あなたの口から聞いておきたいからね」
白海はきっと、俺から言質を取ることで推察を正解へと導きたいのだろう。
「……俺は『天笠』の当主、天笠英隆の孫。母方の実家が『天笠』なんだよ」
俺はずっと秘密にしてきたことを、俯き、テーブルを見ながら独白する。
このことはケイヤに始まり他の……といっても少ないが、友達にも言っていない。
これを告げることで、嫌悪、軽蔑され離れていくことが怖いからだ。
表向きは一般社団法人でも実態は裏社会の組織。
すでに名前が知れ渡っていることもあって、俺は秘密にしてきたのだ。
さて、白海の反応はどうか、恐る恐る顔を上げてみると、
「ふぅん、やっぱりね」
ただ、自分の推察が当たっていたという顔しかしていなかった。
その整った顔には、嫌悪や軽蔑の表情はない。
「俺が怖くないのか?」
白海にそう問いかける。
広く一般的な認識で、暴力の権化のようなものだ。
普通の人だと、確実に恐れ、俺を侮蔑するだろう。
「怖い? なんで?」
だが、良い意味であっても、白海は普通ではなかった。
きょとんとした顔で、そんな返答がされた。
俺は何を言っているの? という白海の反応にたじろいでしまう。
初めて見る反応に脳が追い付かない。
「い、いや、だって、これでもヤクザだし……普通そんなとこと関係がある、ならまだしも家族だし」
「そもそも怖がってたら、私が推察をした時点で何かと理由付けて帰ってるわよ。……それにあなたは助けてくれた」
確かに正論、なのだが……
「助けたのはうちのものがおかしなことをしていたわけだし、それに……自己満足だよ」
俺は吐き捨てるように言う。
実際助けたときに感じたのは優越感、そして満足感だった。
だが、実際行くと身内の犯行。
取る人が取れば、自作自演と言われても仕方がないだろう。
「いいえ違うわ。例え自己満足だとしても、それだけで助けられる人は稀有よ」
白海は頭を横に振って答える。
でも、俺は受け止めることができない。
「いいや、違うんだよっ! あの時俺は、ヤスとヒデだったから助けることができた! あの時悲鳴を聞いたとき、助ける必要があるか迷ってしまったんだ……! 俺は……!俺は……そんな自分が醜く感じてしまう……」
俺はあの時感じたことを全て話す。
その感情を、俺のことを俺が嫌悪しながら。
それは人間個人としての醜い頑丈が出たわけじゃない。
俺……狭山渚としての醜くく浅ましい感情が溢れてしまった。
でも、それでも、
「頼むから自分を卑下しないで。確かにあなたにそんな感情があったとしても、私は確かに救われたっ! 大の大人二人に迫られて恐怖の中にいた私を救ってくれた! とても、か、かっこよかったわ! 例え打算でもいい。……だから、お願いだから自分に自信を持って?」
身を乗り出して、激しく言葉を投げ掛ける。
激しく、けれど、優しく。
白海は信じてくれた。
俺という存在を肯定してくれた。
俺は自分の中にある、雁字搦めにされた鎖にヒビが入るのを感じた。
「どうして俺にそこまで言ってくれるんだ……? 出会ったばかりだろう?」
俺はさっきの焼き直しのような問いをした。
白海の言う通り、どうして出会ったばかりの俺にそこまで感情的になってくれるかがわからない。
その疑問は白海の一言が全てを物語っていた。
「……私はあなたを知ってるわ……昔からね」
「……ッッ!?」
その言葉に、衝撃が走る。
白海が昔から? どういうことだ?
俺は白海の記憶など、何もない。
当然、会ったこともないはずだが……。
俺の脳が、疑問で覆われる。
「今はまだ教えられない……でも信じて。私はあなたの味方よ」
優しく、笑顔でそう言ってくれる。
でも、俺は……
「ごめん……正直まだわからない」
俺を縛り付けている鎖の業は深い。
白海の言った言葉は響いた。
でも……それでも……。
「ッ! ……そう」
白海は悲しそうに眼を伏せる。
自分の言葉が届かなかった悲しみだろうか。
「でも、ありがとう」
けれど、俺に確かに響いていた。
弾かれたように顔を上げる白海。
その目には涙が溜まっていた。
「どういたしまして」
目に涙を浮かべながら白海はそう言った。
まだ俺はわからない。
白海と昔会っていたのか? とか、なぜ俺を? だとか疑問が頭を支配する。
急に人を信じろと言われてもできるはずがない。
……でも、確かに俺は……このとき白海に、白海の言葉に救われたんだ。
28
お気に入りに追加
210
あなたにおすすめの小説
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
可愛すぎるクラスメイトがやたら俺の部屋を訪れる件 ~事故から助けたボクっ娘が存在感空気な俺に熱い視線を送ってきている~
蒼田
青春
人よりも十倍以上存在感が薄い高校一年生、宇治原簾 (うじはられん)は、ある日買い物へ行く。
目的のプリンを買った夜の帰り道、簾はクラスメイトの人気者、重原愛莉 (えはらあいり)を見つける。
しかしいつも教室でみる活発な表情はなくどんよりとしていた。只事ではないと目線で追っていると彼女が信号に差し掛かり、トラックに引かれそうな所を簾が助ける。
事故から助けることで始まる活発少女との関係。
愛莉が簾の家にあがり看病したり、勉強したり、時には二人でデートに行ったりと。
愛莉は簾の事が好きで、廉も愛莉のことを気にし始める。
故障で陸上が出来なくなった愛莉は目標新たにし、簾はそんな彼女を補佐し自分の目標を見つけるお話。
*本作はフィクションです。実在する人物・団体・組織名等とは関係ございません。
幼馴染が家出したので、僕と同居生活することになったのだが。
四乃森ゆいな
青春
とある事情で一人暮らしをしている僕──和泉湊はある日、幼馴染でクラスメイト、更には『女神様』と崇められている美少女、真城美桜を拾うことに……?
どうやら何か事情があるらしく、頑なに喋ろうとしない美桜。普段は無愛想で、人との距離感が異常に遠い彼女だが、何故か僕にだけは世話焼きになり……挙句には、
「私と同棲してください!」
「要求が増えてますよ!」
意味のわからない同棲宣言をされてしまう。
とりあえず同居するという形で、居候することになった美桜は、家事から僕の宿題を見たりと、高校生らしい生活をしていくこととなる。
中学生の頃から疎遠気味だったために、空いていた互いの時間が徐々に埋まっていき、お互いに知らない自分を曝け出していく中──女神様は何でもない『日常』を、僕の隣で歩んでいく。
無愛想だけど僕にだけ本性をみせる女神様 × ワケあり陰キャぼっちの幼馴染が送る、半同棲な同居生活ラブコメ。
ネットで出会った最強ゲーマーは人見知りなコミュ障で俺だけに懐いてくる美少女でした
黒足袋
青春
インターネット上で†吸血鬼†を自称する最強ゲーマー・ヴァンピィ。
日向太陽はそんなヴァンピィとネット越しに交流する日々を楽しみながら、いつかリアルで会ってみたいと思っていた。
ある日彼はヴァンピィの正体が引きこもり不登校のクラスメイトの少女・月詠夜宵だと知ることになる。
人気コンシューマーゲームである魔法人形(マドール)の実力者として君臨し、ネットの世界で称賛されていた夜宵だが、リアルでは友達もおらず初対面の相手とまともに喋れない人見知りのコミュ障だった。
そんな夜宵はネット上で仲の良かった太陽にだけは心を開き、外の世界へ一緒に出かけようという彼の誘いを受け、不器用ながら交流を始めていく。
太陽も世間知らずで危なっかしい夜宵を守りながら二人の距離は徐々に近づいていく。
青春インターネットラブコメ! ここに開幕!
※表紙イラストは佐倉ツバメ様(@sakura_tsubame)に描いていただきました。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
俺の家には学校一の美少女がいる!
ながしょー
青春
※少しですが改稿したものを新しく公開しました。主人公の名前や所々変えています。今後たぶん話が変わっていきます。
今年、入学したばかりの4月。
両親は海外出張のため何年か家を空けることになった。
そのさい、親父からは「同僚にも同い年の女の子がいて、家で一人で留守番させるのは危ないから」ということで一人の女の子と一緒に住むことになった。
その美少女は学校一のモテる女の子。
この先、どうなってしまうのか!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる