愛し方を知らない氷帝の愛し方
美しい最南端の国フローラリア。
透き通る緑の海、澄み渡る青い空、彩る赤や黄色の花々、笑顔の絶えない明るい人々、そしてフローラリアの妖精と名高い美しい双子が踊るフローラリア伝統の舞が国の自慢だった。
争いとは無縁の穏やかな国はある日突然、交流のなかった最北端の国グラキエスからやってきた部隊によって蹂躙された。
部屋の奥に造られた小部屋に押し込まれた双子の王女は迎えに来ると言った父親の言葉を信じて待っていたが、父親は母親と共に自死していた。
その直後、小部屋が発見され見つかった二人。怯え泣く妹のフランを背に隠し守る姉のミュゲットはグラキエスの皇帝と対峙するもフランは連れて行かれてしまう。自分も一緒に連れて行けと言うが、ミュゲットは皇帝
に抱えられグラキエスに連れて行かれる。
人の命をなんとも思っていないように簡単に奪ってしまう冷酷な男が皇帝の座についているグラキエスの捕虜となった二人だが、ミュゲットだけが皇帝に呼ばれるようになり皇帝専用の娼婦となる。
嫌悪を纏っていたミュゲットだが、冷酷なだけではない一面に困惑するようになり──
※行為内容の詳細はないですが、表現だけはあるので一応R15としています。
※自己中な男なので苦手な方はご注意ください。
※4月18日、最終回を迎えました。お付き合いいただきました皆様、本当にありがとうございました!
本編では書かなかったことを番外編としてチョロっとだけ書かせていただきますので、暇つぶしにでもお読みいただければと思います。
透き通る緑の海、澄み渡る青い空、彩る赤や黄色の花々、笑顔の絶えない明るい人々、そしてフローラリアの妖精と名高い美しい双子が踊るフローラリア伝統の舞が国の自慢だった。
争いとは無縁の穏やかな国はある日突然、交流のなかった最北端の国グラキエスからやってきた部隊によって蹂躙された。
部屋の奥に造られた小部屋に押し込まれた双子の王女は迎えに来ると言った父親の言葉を信じて待っていたが、父親は母親と共に自死していた。
その直後、小部屋が発見され見つかった二人。怯え泣く妹のフランを背に隠し守る姉のミュゲットはグラキエスの皇帝と対峙するもフランは連れて行かれてしまう。自分も一緒に連れて行けと言うが、ミュゲットは皇帝
に抱えられグラキエスに連れて行かれる。
人の命をなんとも思っていないように簡単に奪ってしまう冷酷な男が皇帝の座についているグラキエスの捕虜となった二人だが、ミュゲットだけが皇帝に呼ばれるようになり皇帝専用の娼婦となる。
嫌悪を纏っていたミュゲットだが、冷酷なだけではない一面に困惑するようになり──
※行為内容の詳細はないですが、表現だけはあるので一応R15としています。
※自己中な男なので苦手な方はご注意ください。
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久しぶりに日々の楽しみをみつけた気持ちを味わっています(^_^)/
更新ありがとうございます。
普通に過ごしていたら湧いては来ない感情?に自分までもが揺らされていることが嬉しいです。モヤモヤしてみたり、憤ってみたり、泣きそうになってみたり、猛烈な自己嫌悪を思い出してみたり…物語を読むことで、読者でしかない自分までが揺らされる…醍醐味です。笑
今は。もうここでアルとはお別れだと思っているミュゲットが、ミュゲットと離れる気なんてないだろうアルの気持ちにいつどんな感じで気がつくのか、1人気を揉んではハラハラしております。笑
これからも更新どうぞよろしくおねがいしますm(_ _)m
感想ありがとうございます!励みになります。
そこまで言っていただけるのはとても嬉しいです.
同じ空間にいながら二人は全く別の感情を抱えて生きているので通じ合わないんですよね。
ミュゲットにとって幸せという日々はまだ遠く、まだ揺さぶれたらなと思います笑
フローラリア最後の日に二人がどうなるのか、今しばらくお待ちください。
毎日更新でやっていくつもりですので、ふらりとお立ち寄りいただけますと幸いです^^
毎日更新を楽しみにしています〜!
フランは一度怒られたらいいと思う(笑)
感想ありがとうございます!励みになります。
フランはいつか怒られるかもしれませんね(笑)
フランの本性がだんだん見えてきましたね。彼女は、自分の欲望の為なら、姉を犠牲にすることに躊躇ないですし、姉から皇帝を奪おうとすら考えている。でも皇帝は、フランのように他の男の手あかにまみれている女には本当は興味がないでしょうね。ただ、ミュゲットの気を引くためにフランを当て馬に使うことはありそうですけど。
フランという女は、目に前で、今の情夫のエドムントが切り殺されても何んとも思わないのでしょうね。
多分彼女は生まれながらに娼婦なんでしょうね。どうしてそう育ってしまったのか。切っ掛けがあるのかもしれません。皇帝があれほど冷酷に育ってしまつた理由があるように。
いつも感想ありがとうございます!励みになります。
フランは自他共に認める容姿や地位を上手く使って生きてきたので、いつもある程度はスムーズに上手くいくんですよね。言えば叶う、それがフランの人生でした。
これからそれがどうなっていくのか、フランや皇帝がなぜそうなってしまったのかもわかっていきますので、お付き合いいただけますと幸いです^^
皇帝さん……
ミュゲットにメロメロですやん……
雪合戦とか、周りの騎士さん達、
目玉どこー∑(゚Д゚)でしょうな……
寒さが厳しくなってまいりました。
作者さま、お体大切に(^^)
いつも感想ありがとうございます!励みになります。
皇帝は鉛筆転がすみたいに放るだけなんですけど当たるんですよね。護衛の騎士たちの心境としては自分達が見ているのは夢か幻か…という感じですね笑
お気遣いありがとうございます!
鴨南蛮そば様もどうぞご自愛くださいね^^
妹はビッチでしたか(゚A゚;)。最初からそういうつもりで彼を望んだんでしょうね。
感想ありがとうございます!励みになります。
監視役を自分の専属にすれば楽に暮らせると思ったのかもしれませんね^^;
可哀想過ぎる
男は女を何だと思っているのか
性欲の捌け口じゃないんだぞ💢
誰から産まれたと思ってやがる
種は男からでもその血と肉は母親たる女から作られた物ぞ
双子も男女だったら良かったけどそしたら男は殺されていただろうけど害悪になる
女姉妹なら死んで良かったと思う
感想ありがとうございます!励みになります。
男女だった場合、男は殺されていたと思います。地下牢から出してもらうことなく、良くて奴隷ぐらいですかね。
姉妹はなぜ生かされたのか、これから皆がどういう道を歩むのか、お付き合いいただけますと幸いです^^
読んでいると、何だか映像がはっきりと目に浮かんでくる…そんな風なお話で、とても引き込まれます。
ただ……苦しく辛い……。
この先を知るのが怖くて、読まない方が精神的に良いのではないかとすら感じています。
初めて感想を投稿したいと思いました。
とても魅力ある作品をありがとうございます。
感想ありがとうございます!励みになります。
嬉しいお言葉ありがとうございます。
この作品は幸せなシーンのほうが少ないので読むのが嫌になるかもしれません。これからまだまだ問題が多発していきます。
それでもまた読もうと思っていただけたときにでも足をお運びいただけますと幸いです^^
やっぱりフランはそういう子だったんですね。姉に屈折した思いがあるのかなとも思っていました。
ミュゲットに与えられた館なのにフランは勝手なことをしていいのかなと。
・・・何かが起こりそうな予感がします。(ーー;)
いつも感想ありがとうございます!励みになります。
フランはただ無邪気なだけではなく…なので、これからまだまだ問題が多発していきます。
何が起こるのか想像しながらお読みいただければと思います^^
永江さまの、この心臓がギュッとなる感じ。大好きです。
毎朝8時が待ち遠しくて仕方ありません。
感想ありがとうございます!励みになります。
嬉しいお言葉ありがとうございます。
この作品に関しましては毎日更新でやっていくつもりですので、足をお運びいただけますと幸いです^^
やっぱりフランはあんまり好きなタイプではないです。
そして、皇帝も問題有りすぎですね。
本日の更新で少し皇帝の思い的なものに、兄ねおかげでふれましたが、これは先が長いですね。
ミュゲットを幸せにしてあげて下さい。
このままじゃかわいそう
いつも感想ありがとうございます!励みになります。
フランは甘やかされてきたが故のワガママ娘ですが、皇帝がこうなったのには少し理由がありまして…それは多分もっと先のお話になってしまうと思います。
ミュゲットが幸せになれるのか、どういう人生を歩んでいくのか、お付き合いただけますと幸いです^^
ミュゲットと皇帝、確かに相性悪いですね(笑)。この2人がハッピーエンドはちょっと想像出来ない😂。
感想ありがとうございます!励みになります。
ミュゲットは真面目で、皇帝も真面目なんですよね一応(笑)ただその真面目さが互いにちょっと別の方向を向いているので交わらない部分がまだ多くて。
フランとミュゲットの関係も皇帝との関係もどうなっていくのか、お付き合い頂けますと幸いです^^
あっ、名前、打ち間違えてました💦。ハッピーエンドタグ無いけど、フランから解放されてほしいな(笑)。
フラン、お馬鹿な子じゃなくてあざとい気がする(゚A゚;)。ミュゼットにはフランの犠牲になってほしくないな~💦。
フランは本当にミュゲットがどんな目にあってるのか思い当たることは無いんですかね?
初めて皇帝から「脱げ」って言われたらミュゲットには驚きも無い様子から、皇帝がしたことをきちんと理解してますよね?
女だから、受け身になることを理解している。誰かにそういった教育を受けたことがあるんじゃないかな?
双子なのに、フランにはしなかったの?
普通に今の状況、身体しかないじゃん。そういったことさせられてるんじゃないかな。って連想出来ないかな?
だとしたら、この姫様達の祖国はミュゲットには優しくない国だったのね。
元々何かあれば、ミュゲットが犠牲になれるように育ててた、ってことですよ?
何の知識もないまま房事は騒いじゃって、次からよばれませんよ?
抵抗しなかった、ってことは予備知識を持ってた、ってことですもんね。
これ以上、ミュゲットには犠牲にならないで欲しいなぁ
感想ありがとうございます!励みになります。
ミュゲットの国がどういう国だったのか、フランとミュゲット、皇帝とミュゲットの関係などこれから色々と進んでいきます。
まだ始まりではありますが、お付き合いいただければ幸いです^^
新しいお話も素敵ですね。
この冷血かつそれ以上に不器用な皇帝が、なぜ北の端の帝国から
最南端のフローラリアに侵略してきたのか・・・
なんとなくわかった気がします。
これからすれ違いと勘違いを繰り返しながら、皇帝の気持ちが伝わるのかなぁと
ちょっとドキドキしながら読ませていただきます。
いつも感想ありがとうございます!励みになります。
このお話は甘さよりも問題のほうが多くなります。
心を持たない皇帝と妹のためにとそれだけを強さに対峙する王女のすれ違いや勘違いが多発していく予定ですので、読んでいて疲れてしまうかなと少し心配ではありますが、楽しんでいただけますと幸いです。
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