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ロベリア復活

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「あのクソ女……吐き気がする」
「やさぐれ女」

 夜、仕事を終えたサーシャは部屋に戻って珍しく煙草を吸っていた。滅多に吸わないが、ロベリアから与えられるストレスの日々に思わず手を伸ばしてしまった。
 庭側の窓を開けて吸っていたのが災いとなり、マシロの散歩中だったウォルフに見つかった。
 同郷者。まさかテロスで再会するとは思っていなかっただけに気まずく、身体の成長と共に性格まで生意気に成長している彼をサーシャは快く思っていない。

「何よ、クソ犬」
「口悪すぎて引くわ」
「勝手にドーゾ」
「んだよ。いつにも増して機嫌悪いじゃん」
「理由わかってるくせにいちいち聞かないで。説明するのも腹立つ」

 最近のサーシャの機嫌が悪い理由を知らない使用人はいない。普通は皇妃の侍女になれたら大出世だと大喜びするものだが、彼らはサーシャに同情している。理由は明白。

「毎日毎日、なんなの、あの女は」
「あの女呼ばわりはマズイだろ」
「見てるだけの人間はいいわよね。仕事らしい仕事もないし、あっても黙ってればいいんだもの」
「それが騎士のいいとこ。問題が起きなきゃジッとしてるだけで給料が発生する最高の職業」
「給料泥棒」
「平和なテロスには感謝しかないわ」

 同じ空間にはいるが、ウォルフとサーシャでは仕事内容に違いがありすぎる。サーシャはウォルフほど仕事をナメている人間はいないと思っている。以前は同じ部屋の中に立っているだけで、ロベリアに吠えてからは呼ばれたときだけ行けばいいことになった。今の彼の主な仕事はロベリアの護衛ではなくマシロの世話係。護衛とはそういうものだと豪語するその顔に煙草を押し付けてやりたくなる。

「何が国民から愛される女神よ。どこが聖女よ。何も知らない国民は偽りの姿を信じ続けるのね。哀れだわ。あんなのただのわがまま女じゃない。しかもヒステリー持ち。自分が言ったことは全て思いどおりになると思ってる勘違い女。世界はお前を中心に回ってないってこと教えてやりたい」
「拳で?」
「そうね」
「肯定かよ」

 ハハッと笑うウォルフが地面に直接腰掛けてポケットから取り出した干し肉をマシロに与える。尻尾を振りながら好物を食べるマシロの頭を撫でながら微笑むウォルフの表情にはどこか影があるように見えた。

「アンタも悩み事?」
「悩みってほどの悩みじゃないけど……悩みといえば悩み? 考え事?」

 サーシャに相談したところでまともな答えが返ってくるはずがないとわかっているが、頭の中を占める出来事を誰かに話したかった。他の使用人になら言わないが、誰とも親しくしていないサーシャならいいかと月を見上げるウォルフが静かな声で問う。

「お前はさ、自分は何か大事なことを忘れてるんじゃないかーって思うことってない?」
「何それ」
「ハッキリとはわかんねぇけど、思い出さなきゃいけないことがあるのに記憶に鍵がかかって思い出せない感じ。その記憶は俺にとってすげぇ大事なものな気がするんだよ」

 思い込みと言われるかと思ったが、サーシャは何も言わなかった。空に向かってゆっくりと紫煙を吐き出しながら同じように月を見上げて小さな声で答えた。

「私ね、ポケットの中にいつもメモ帳とペンが入ってるの」
「使用人ってそういうもんじゃねぇの?」
「そうね。でもそうじゃない。私、時々………だけど、メモ帳に書かなきゃって思うことがある。ただ返事をするだけなのにメモ帳を出そうとする自分がいるのよ」
「あのクソ女と話したくないとか?」
「それはあるけど、そんなの適当に返事すればいいだけでしょ。別に仲良しごっこでお喋りするわけじゃないんだから。あの女は、自分は使用人なんかとは仲良くしない。立場が違うのよってハッキリさせておきたいタイプだし。あんな女のためにわざわざ紙に書くなんて面倒なことしたくない」

 でも書こうとしてしまうサーシャのその行動理由をウォルフはなんとなく察していた。

「俺さ、夢……っつーか、記憶っつーか、ほら、断片的にしか思い出せないことってあるだろ? あれっていつの記憶だっけ? あれって誰だったっけ?とかさ。そういう感じで出てくる子がいてさ」
「昔フラれた子?」
「ちげーよ。フラれたことねーし。俺がフラれるなんて……」

 今も今までも誰かを好きになったことはなかった。サーシャには憧れを抱いていたが、恋ではなかった。騎士になってからフったことはあってもフラれたことはないはずなのに、また何かが引っかかった。告白したことがあるような気がする。フラれたことがあるような気がする。でも思い出せない。

「で? それが何よ」

 サーシャの促しでハッとし、話を続ける。

「その断片的な記憶に出てくるのが紙に言葉を書いて見せてくる女の子なんだよな」
「紙に書く女の子……」

 その言葉にサーシャも引っかかった。どこかで見た記憶だからそう思うのか、それとも単に思い出せないだけなのか。でも、自分は確かに紙に書かなければと思う瞬間がある。紙に書いて学ようなことなんてもう何もないはずなのに。
 ロベリアのために紙に書く行為など絶対にお断りだが、そうしようとする瞬間はいつも、まるでそうすべきことが当たり前であるかのように感じていた。
 サーシャは基本的に、考えても答えが出ないことは考えないようにする。紙とペンは使用人全員が持っている物だから自分が所持していることはおかしくない。紙に書こうとする理由はわからないが、考えても仕方のないことは考えないようにしていた。
 だが今、こうしてウォルフから話を聞いてまた一気に考え始めた。

「思い出しなさいよ」
「俺だって思い出せるもんならとっくに思い出してる。気持ち悪いんだよ、モヤモヤモヤモヤしてさ。まるで砂嵐の中にいるみたいなんだぞ。ザザーって」
「もともとそんなに機能してないじゃない。まるで砂嵐が邪魔して機能しないみたいに言うけど……」

 ウォルフとサーシャが同時に顔を歪める。また、何かが引っ掛かった。なんだ? 何が引っ掛かった?
 必死に会話を巻き戻して頭の中で再生する。

「嵐……?」
「嵐……」

 その言葉に引っかかったのだと判明した二人は同時に顔を見合わせる。しかし、だからといって何か言葉が出てくるわけじゃない。嵐がどうしたと自分に語りかけている。確かに嵐という言葉が引っ掛かっているが、そこからが繋がらない。

「これだよ! これが気持ち悪いんだよ! 思い出そうとしてんのに思い出せねぇ! モヤついてザザついてさぁ! なんなんだよ!」

 髪を掻き乱しながら訴えるウォルフを見ながら確かにこれは気持ち悪いとサーシャも同意する。同じ感覚だったかはわからないが、そこまで出ているのに肝心の部分が出てこない。
 
「嵐を経験したことは?」
「グラキエスに嵐があると思うか? 吹雪は日常茶飯事だったしな」

 グラキエスには常に雪が降っていた。皇帝が妻を迎えてからは空が晴れるようになったが、それでも土地柄、雪は降る。豪雪は変わらない。それ以外には何もなく、嵐の経験はない。あの猛吹雪を嵐と呼ぶならそうだが、たぶん違う。

「お前は? 頭の中に映像が流れてくることってないか?」
「ないわ。でもペンとメモ帳だけは絶対に忘れちゃいけないって脅迫概念みたいなものに囚われてる。あと……手が、勝手に動く」
「怖っ」
「たぶん、手話だと思う……」

 ウォルフがハッとする。

「わかる! 俺も手話する! 知ってるはずねぇのに、手が動くんだよ! 謝るときとか、いいよって言うときとかについやっちまう」

 サーシャも共通者だと判明し、ウォルフが眉間にシワを寄せる。

「陛下と俺とお前……その三人に共通してる記憶がある」
「どういうこと?」

 ウォルフは魔法士の塔に行って何をしてきたかをサーシャに話した。記憶に鍵がかかっていること。それが魔女の仕業であること。皇帝は魔女と何かを契約していたこと。そして記憶の鍵を解除する方法はマギア塔に渡って賢者を頼るか、終焉の森に行って魔女に頼むかの二択しかないだろうこと。

「入って」
「は?」
「早く」

 煙草を窓辺に置いていたガラスの灰皿に押し付けたサーシャが奥へと戻っていく。二メートル超えのウォルフからすれば窓の高さなど柵程度でしかなく、軽々跨いで中に入る。マシロを抱えて中に入れ、サーシャのあとを追った際、ふと机の前で足が止まった。
 
「……なあ、お前……ここにランプ置いてなかったか?」
「私の部屋に入ったことあんの?」
「ないけど……入ったことあるような気がする」
「間取りは全部同じだからどうせ別の人間の部屋と間違えてるんでしょ」

 メイドから何度か部屋に誘われたことはあるが、関係を持つのが面倒で全て断っていたため使用人の部屋には入ったことがない。自分の部屋も同じ間取りではあるが、自分の部屋と誰かの部屋を間違えるはずがない。

「ランプ……」

 また何かが引っ掛かった。これも鍵がかかった記憶の中にあるものかとうっすらと感じる記憶に頭を押さえる。

「こっちよ」

 声がするほうへと向かうとベッドの上にメモ帳が広げられている。数えるのも大変なほど。

「なんだこれ。何かの研究でもしてたのか?」
「中を読んで」

 適当に取って捲ってみると内容に眉を寄せる。

「なんだこれ……」

 誰かと話をしているかのような内容。全てサーシャの字で書いてあり、誰かと内緒話で交わした物にしては数が多すぎる。内容は特別なものではなく、今日のおやつや明日の予定。小説の感想などが書いてある。
 引っ掛かったのはそこではなく、明らかに不自然な部分があること。そこだけ消されたかのように空白になっている部分がある。決まってサーシャが疑問符をつけている文章のところ。

「私はこれで誰かと会話してた。しかも日常的に。見て、日付が書いてあるの」

 几帳面な性格であることは自覚しており、どこで会話が途切れたのか、どこからが一日の始まりの会話なのかを日付を書くことで記録してあった。
 
「日付は一年前から始まってる。だけど誰かとこんなに会話をする時間なんてあるはずない」
「マシロについても書いてある」
「陛下についてもね」

 他のメモ帳を開くとやはり同じように空白になっている部分がある。そこには少し暗い話も書いてあった。
 サーシャは既に全てに目を通しているが、不気味すぎて誰にも話さなかった。

「マシロは戻ってこないって……聖女って誰だ?」
「わからない。あの女じゃないことだけは確かね」

 マシロは自分が飼っていた犬で、一緒にグラキエスからやってきたはず。どこにも行ってはいない。それなのに何故この紙の中にはマシロが行方不明になったかのような書かれ方をしているのか。

「時間のないお前がこんなに紙の上で会話できる相手って幽霊ぐらいじゃねぇか?」
「刺されたいの?」

 真面目に話している自分がバカに思えてくる発言に思わず肩を殴るもウォルフの表情は変わらない。至って真面目な表情でメモ帳をベッドの上に置き、空白部分に指を置いた。

「何してるの?」

 ダメ元でしかないが、ウォルフはその空白部分に向かって声をかけた。

「イ」

 ふざけている様子がないだけに声はかけず、それを見守っていると目の前で起こったことに二人同時に目を見開いた。

「冗談でしょ……」

 ウォルフの指が離れた場所にはまるでインクが水で滲んだように空白部分にジワッと浮かんだ“イ”の文字がある。

「どういうこと……?」
「たぶんこの空白に書かれてるのは俺の記憶の中にある女の子の名前だ。その子の名前はイから始まる」
「どうしてわかったの?」
「陛下に言われた直後、俺の記憶にもその名前を口にする映像が流れてきた。聞こえなかった名前の頭文字だけが聞こえるようになったんだよ。だからもしかしたらって思ったら……ビンゴ」

 イで始まる名前など星の数より多いかもしれない。だが、これは大きな一歩だと二人は床に座って一冊ずつメモ帳に目を通し始めた。何かもっと大きな手がかりがあるのではないかと。

「手話に筆談って……その女の子は耳が聞こえなかったってことよね?」

 来るッ!
 感覚でわかった。細い管を通って込み上げてくるような感覚に構えるとやはりズキンッと大きな痛みが走る。今までよりも強い頭痛に頭蓋骨がヒビ割れるような錯覚に陥る。

「ウォル──ああッ!!」

 大丈夫かと触れようとした瞬間、サーシャの頭にも同じ痛みが走った。視界に火花が散っているような強烈な痛み。
 痛みで目を開けることすらできなくなった二人は暗闇の中で確かに見た。

〈あなたたちと出会えてとっても幸せよ〉

 少女の手がそう伝えてくるのを。
 手話など知らないはずなのに、少女が何を言っているのか二人にはハッキリとわかった。
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