9 / 9
おまけ(5)
しおりを挟む
【ディア視点】
バイコーンの生態は謎に満ちている。数が少ないのもあるし、そこそこ強い癖に警戒心までやたらと強いからだ。純潔を嫌うわりに魔界でも清浄な場所と不浄が入り混じる、その狭間を好むという。
要はとにかくギリギリの境界を攻めるのが好きなのだろう。
初めて遭遇した時から気に食わなかった。どんなに威嚇しても懐っこく纏わりついてくる見るからに弱そうな阿呆の姿に戸惑いが透けてはいたが、俺が姿を見せるとノラを守るように敵対心を露わにしてきたのだ。
いやいやそれは元々俺のモノだ。
少しばかり脅すと従順さを見せてはきたものの、一度徹底的に潰す必要はあるかもしれない。しかしまぁ――。
「ノラ、出掛けるぞ」
獣よりも最近の関心はノラのルーツにある。ごちゃ混ぜの雑種が一体どんなもので構成されているのか紐解いてみたい。
口を尖らせてぶちぶちと渋るノラだが、近頃はどうも淫魔の血が濃くなっている気がする。分不相応の贅沢な魔力を存分に吸わせているのだから種として強化されるのは当たり前だけれど。
元からあった尻尾に加え、羽を生やし、少し見てくれも良くなっている。栄養がなくパサついていた髪も肌も潤ってきたし、その辺の淫魔と比べても遜色ないんじゃないだろうか。
それも良いが、少々面白味には欠ける。
ノラが昔過ごした集落の悪魔たちも、皆デタラメに種が混ざり、全く同じ仲間というものはおそらく存在しない。そのノラを一つの種族に限定し、当て嵌めてしまうのは勿体ないと思うのだ。
悪魔として弱すぎる故に人間のような姿かたちをしているが、指には心許ない水かきがあり、肩には魚に近い鱗が少々。一方、陰茎の鱗は蛇に近い。表層に出ていない他の種族の特徴もあるはずだ。
とりあえず水場の生き物と触れ合わせてみようと思っていたのだが、バイコーンに出会ったのも何かの縁だとやつらだけの「とっておき」に連れて行かせたのだが――正解だったらしい。
「ネヴィス蛇」といえば、上位悪魔なら誰でも知っている高級食材である。調子に乗った若い悪魔が度胸試しに食って昏倒するなんて事も多々あるほど、魔力も毒性も高い上に入手困難とくれば、好んで嗜める事自体がステータスになってる部分もあるけれど。
それが穴を埋め尽くすほど繁殖している場所があるなんて噂には上がっても完全に与太話だと思っていた。まさに、とっておきに相応しい穴場だった。
尤もノラにとっては、その辺のきのこの方が魅力的みたいだけれど。
比べてみればネヴィス蛇のとノラの鱗は本当によく似ていた。同種とみてほぼ間違いないだろう。先祖がレア物とはまたノラはやっぱり面白い。
「ディアぁぁ……蛇やだよぉぉ」
「後できのこ山ほど食わせてやるから我慢しろ」
聞いているのかいないのか、蛇に怯えて泣くノラにはプライドの欠片もなかった。一応、不老不死なんだが恐怖に耐性が全くつかないのは何とかならないもんだろうか。
気になって鱗の生えている陰茎を味わってみるけれど、緩く勃ち上がった先から涙のように零す先走りからはネヴィス蛇にある特有の癖のようなものは感じられない。いっそ少し噛ってみるか――。
しかし何かを感じ取ったのか「痛い事はしないんだよね?」と鼻水垂らしながら念押しされたので、今回は止めておいてやった。どうせまた生えてくるのに。
蛇としての特性を強くするのも面白そうだと思う。ネヴィス蛇の味まで再現出来たら、俺にとっては最高なんだが。
「ディアー服じゃま。脱いでよぉ」
「面倒くせぇ。このままで良いだろ」
ノラはとにかく注文が多い。魔力が欲しいと言うからこうして奥の奥までぎっちり嵌め込んでやっているのに、更に自分が気に入ってるものまで俺に求めてくる。
最近のお気に入りは正面からぴったり肌をくっつけて下から緩く突き上げられる体勢らしい。俺の首にがっちり腕を回して顔を埋め、ぐでーっと身体を預けるわりには激しく突くと逃げて行く。存分に我が儘出来る体勢なんだろう。
「お前こんなの付き合ってやるの俺ぐらいだぞ」
快楽に耽ける悪魔は居ても、お互いより強い刺激を求めてのことだ。こんなただくっついてるだけみたいな悠長な性交はしない。
かぷっと耳朶を噛むと、頼りない背中が震えて未熟な羽まで小さく羽ばたく。舌先で耳の形を辿ると律儀に羽ばたき続けるので、持ち主よりよほど従順だと笑いが洩れた。
ノラと居ると時間がゆっくり進む。
城に居ると物事に時間を掛ける事に苛立ちを覚え、何かしていないと自分の中の何かが停滞して朽ちていくようで吐き気がする。長命だからこそ、退屈は最大の敵だった。
ご機嫌に宙をふよふよ動く短い尻尾を捕まえ、根本まで撫で上げると刺激を噛みしめるみたく繋がった後孔がきゅぅぅと締まる。
「ね、ね、ディア。それもっとして」
それ好きなやつ……ってそんなの言われなくても知ってる。尻尾の根本ごと引き寄せながら腰をぐりぐり擦り付けてやったら、抱きつく力を強くして満足気な吐息を漏らす。口寂しいのか首に吸い付いてるからまたキスでもしたいのかもしれない。
怯えてばかりだったノラが快楽を貪欲に求めてくるのは俺が地道に教えてやったからだ。それを横から掻っ攫われるなんて許す訳ないだろ。
「なぁ、ノラ。このままバイコーンみたいに擬態してやろうか?」
「っん、あっ……やだ、ちゅー出来ない」
「重要なのそっちか?」
緩く突き上げながら戯れに問いかけると、予想とは違う答えが返ってきた。出来ない事はないとは思うが、まぁノラが好むキスは無理だろうな。
「ならこっち向いて口開けろ」
笑いながら言えば、素直に唇を寄せてくる。顔近づけたらノラから薄っすら蛇の匂いがして、さっき舐められてたのを思い出し、涙の跡を自分の舌でしっかり上書きしておいた。
「ん、うぅあ……それも好きー」
「そりゃ良かったな」
あれこれ好きがいっぱいあって。顔も身体もふにゃふにゃなノラを抱え、終わりの見えない性交に励む。我が儘放題に付き合うのはこれで結構忙しい。退屈には感じなかった。
「――いいか。人型で俺の前に立った瞬間、思う存分ぶちのめすから覚悟しとけよ」
帰る前にしっかりバイコーンに釘を刺しておく。
「え、人型になれるの? すごい!」
「なれるかなんて知らん。なったら殺す」
念の為、なのだが知能の高い魔獣が人型をとる事は稀にあるらしい。バイコーンという種がどうかなんて知らないが、こいつは何となく怪しいと思った。
阿呆なノラは無邪気にはしゃいでいるが、こいつの身体は種が混ざり合った不純物で、そしてこのちっとも悪魔らしくない無垢さだ。よくよく考えれば、バイコーンの好みそうな境界ギリギリそのものな気がしてくる。
何となく気に食わなくて睨みつけるが、それとなくノラを盾に躱すあたり、このバイコーン中々性格が悪い。
「人型になったら、きっとディアそっくりだよね」
は? ただの馬面に決まってる。鼻で嗤うと同時に向こうからも似たような音がした。どうやら存在が気に食わないのは向こうも同じらしい。
――目を離せないほど弱っちい悪魔と、油断ならない黒い獣。俺には退屈してる暇なんてないようだ。
「ディアー見てみて! 鱗、増えた!」
「うわ、どうなってんだお前の身体」
全く予想のつかない日々ってのは面白い。
【おわり】
バイコーンの生態は謎に満ちている。数が少ないのもあるし、そこそこ強い癖に警戒心までやたらと強いからだ。純潔を嫌うわりに魔界でも清浄な場所と不浄が入り混じる、その狭間を好むという。
要はとにかくギリギリの境界を攻めるのが好きなのだろう。
初めて遭遇した時から気に食わなかった。どんなに威嚇しても懐っこく纏わりついてくる見るからに弱そうな阿呆の姿に戸惑いが透けてはいたが、俺が姿を見せるとノラを守るように敵対心を露わにしてきたのだ。
いやいやそれは元々俺のモノだ。
少しばかり脅すと従順さを見せてはきたものの、一度徹底的に潰す必要はあるかもしれない。しかしまぁ――。
「ノラ、出掛けるぞ」
獣よりも最近の関心はノラのルーツにある。ごちゃ混ぜの雑種が一体どんなもので構成されているのか紐解いてみたい。
口を尖らせてぶちぶちと渋るノラだが、近頃はどうも淫魔の血が濃くなっている気がする。分不相応の贅沢な魔力を存分に吸わせているのだから種として強化されるのは当たり前だけれど。
元からあった尻尾に加え、羽を生やし、少し見てくれも良くなっている。栄養がなくパサついていた髪も肌も潤ってきたし、その辺の淫魔と比べても遜色ないんじゃないだろうか。
それも良いが、少々面白味には欠ける。
ノラが昔過ごした集落の悪魔たちも、皆デタラメに種が混ざり、全く同じ仲間というものはおそらく存在しない。そのノラを一つの種族に限定し、当て嵌めてしまうのは勿体ないと思うのだ。
悪魔として弱すぎる故に人間のような姿かたちをしているが、指には心許ない水かきがあり、肩には魚に近い鱗が少々。一方、陰茎の鱗は蛇に近い。表層に出ていない他の種族の特徴もあるはずだ。
とりあえず水場の生き物と触れ合わせてみようと思っていたのだが、バイコーンに出会ったのも何かの縁だとやつらだけの「とっておき」に連れて行かせたのだが――正解だったらしい。
「ネヴィス蛇」といえば、上位悪魔なら誰でも知っている高級食材である。調子に乗った若い悪魔が度胸試しに食って昏倒するなんて事も多々あるほど、魔力も毒性も高い上に入手困難とくれば、好んで嗜める事自体がステータスになってる部分もあるけれど。
それが穴を埋め尽くすほど繁殖している場所があるなんて噂には上がっても完全に与太話だと思っていた。まさに、とっておきに相応しい穴場だった。
尤もノラにとっては、その辺のきのこの方が魅力的みたいだけれど。
比べてみればネヴィス蛇のとノラの鱗は本当によく似ていた。同種とみてほぼ間違いないだろう。先祖がレア物とはまたノラはやっぱり面白い。
「ディアぁぁ……蛇やだよぉぉ」
「後できのこ山ほど食わせてやるから我慢しろ」
聞いているのかいないのか、蛇に怯えて泣くノラにはプライドの欠片もなかった。一応、不老不死なんだが恐怖に耐性が全くつかないのは何とかならないもんだろうか。
気になって鱗の生えている陰茎を味わってみるけれど、緩く勃ち上がった先から涙のように零す先走りからはネヴィス蛇にある特有の癖のようなものは感じられない。いっそ少し噛ってみるか――。
しかし何かを感じ取ったのか「痛い事はしないんだよね?」と鼻水垂らしながら念押しされたので、今回は止めておいてやった。どうせまた生えてくるのに。
蛇としての特性を強くするのも面白そうだと思う。ネヴィス蛇の味まで再現出来たら、俺にとっては最高なんだが。
「ディアー服じゃま。脱いでよぉ」
「面倒くせぇ。このままで良いだろ」
ノラはとにかく注文が多い。魔力が欲しいと言うからこうして奥の奥までぎっちり嵌め込んでやっているのに、更に自分が気に入ってるものまで俺に求めてくる。
最近のお気に入りは正面からぴったり肌をくっつけて下から緩く突き上げられる体勢らしい。俺の首にがっちり腕を回して顔を埋め、ぐでーっと身体を預けるわりには激しく突くと逃げて行く。存分に我が儘出来る体勢なんだろう。
「お前こんなの付き合ってやるの俺ぐらいだぞ」
快楽に耽ける悪魔は居ても、お互いより強い刺激を求めてのことだ。こんなただくっついてるだけみたいな悠長な性交はしない。
かぷっと耳朶を噛むと、頼りない背中が震えて未熟な羽まで小さく羽ばたく。舌先で耳の形を辿ると律儀に羽ばたき続けるので、持ち主よりよほど従順だと笑いが洩れた。
ノラと居ると時間がゆっくり進む。
城に居ると物事に時間を掛ける事に苛立ちを覚え、何かしていないと自分の中の何かが停滞して朽ちていくようで吐き気がする。長命だからこそ、退屈は最大の敵だった。
ご機嫌に宙をふよふよ動く短い尻尾を捕まえ、根本まで撫で上げると刺激を噛みしめるみたく繋がった後孔がきゅぅぅと締まる。
「ね、ね、ディア。それもっとして」
それ好きなやつ……ってそんなの言われなくても知ってる。尻尾の根本ごと引き寄せながら腰をぐりぐり擦り付けてやったら、抱きつく力を強くして満足気な吐息を漏らす。口寂しいのか首に吸い付いてるからまたキスでもしたいのかもしれない。
怯えてばかりだったノラが快楽を貪欲に求めてくるのは俺が地道に教えてやったからだ。それを横から掻っ攫われるなんて許す訳ないだろ。
「なぁ、ノラ。このままバイコーンみたいに擬態してやろうか?」
「っん、あっ……やだ、ちゅー出来ない」
「重要なのそっちか?」
緩く突き上げながら戯れに問いかけると、予想とは違う答えが返ってきた。出来ない事はないとは思うが、まぁノラが好むキスは無理だろうな。
「ならこっち向いて口開けろ」
笑いながら言えば、素直に唇を寄せてくる。顔近づけたらノラから薄っすら蛇の匂いがして、さっき舐められてたのを思い出し、涙の跡を自分の舌でしっかり上書きしておいた。
「ん、うぅあ……それも好きー」
「そりゃ良かったな」
あれこれ好きがいっぱいあって。顔も身体もふにゃふにゃなノラを抱え、終わりの見えない性交に励む。我が儘放題に付き合うのはこれで結構忙しい。退屈には感じなかった。
「――いいか。人型で俺の前に立った瞬間、思う存分ぶちのめすから覚悟しとけよ」
帰る前にしっかりバイコーンに釘を刺しておく。
「え、人型になれるの? すごい!」
「なれるかなんて知らん。なったら殺す」
念の為、なのだが知能の高い魔獣が人型をとる事は稀にあるらしい。バイコーンという種がどうかなんて知らないが、こいつは何となく怪しいと思った。
阿呆なノラは無邪気にはしゃいでいるが、こいつの身体は種が混ざり合った不純物で、そしてこのちっとも悪魔らしくない無垢さだ。よくよく考えれば、バイコーンの好みそうな境界ギリギリそのものな気がしてくる。
何となく気に食わなくて睨みつけるが、それとなくノラを盾に躱すあたり、このバイコーン中々性格が悪い。
「人型になったら、きっとディアそっくりだよね」
は? ただの馬面に決まってる。鼻で嗤うと同時に向こうからも似たような音がした。どうやら存在が気に食わないのは向こうも同じらしい。
――目を離せないほど弱っちい悪魔と、油断ならない黒い獣。俺には退屈してる暇なんてないようだ。
「ディアー見てみて! 鱗、増えた!」
「うわ、どうなってんだお前の身体」
全く予想のつかない日々ってのは面白い。
【おわり】
4
お気に入りに追加
44
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(1件)
あなたにおすすめの小説
侯爵令息セドリックの憂鬱な日
めちゅう
BL
第二王子の婚約者候補侯爵令息セドリック・グランツはある日王子の婚約者が決定した事を聞いてしまう。しかし先に王子からお呼びがかかったのはもう一人の候補だった。候補落ちを確信し泣き腫らした次の日は憂鬱な気分で幕を開ける———
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
初投稿で拙い文章ですが楽しんでいただけますと幸いです。
絶滅危惧種の俺様王子に婚約を突きつけられた小物ですが
古森きり
BL
前世、腐男子サラリーマンである俺、ホノカ・ルトソーは”女は王族だけ”という特殊な異世界『ゼブンス・デェ・フェ』に転生した。
女と結婚し、女と子どもを残せるのは伯爵家以上の男だけ。
平民と伯爵家以下の男は、同家格の男と結婚してうなじを噛まれた側が子宮を体内で生成して子どもを産むように進化する。
そんな常識を聞いた時は「は?」と宇宙猫になった。
いや、だって、そんなことある?
あぶれたモブの運命が過酷すぎん?
――言いたいことはたくさんあるが、どうせモブなので流れに身を任せようと思っていたところ王女殿下の誕生日お披露目パーティーで第二王子エルン殿下にキスされてしまい――!
BLoveさん、カクヨム、アルファポリス、小説家になろうに掲載。
君が好き過ぎてレイプした
眠りん
BL
ぼくは大柄で力は強いけれど、かなりの小心者です。好きな人に告白なんて絶対出来ません。
放課後の教室で……ぼくの好きな湊也君が一人、席に座って眠っていました。
これはチャンスです。
目隠しをして、体を押え付ければ小柄な湊也君は抵抗出来ません。
どうせ恋人同士になんてなれません。
この先の長い人生、君の隣にいられないのなら、たった一度少しの時間でいい。君とセックスがしたいのです。
それで君への恋心は忘れます。
でも、翌日湊也君がぼくを呼び出しました。犯人がぼくだとバレてしまったのでしょうか?
不安に思いましたが、そんな事はありませんでした。
「犯人が誰か分からないんだ。ねぇ、柚月。しばらく俺と一緒にいて。俺の事守ってよ」
ぼくはガタイが良いだけで弱い人間です。小心者だし、人を守るなんて出来ません。
その時、湊也君が衝撃発言をしました。
「柚月の事……本当はずっと好きだったから」
なんと告白されたのです。
ぼくと湊也君は両思いだったのです。
このままレイプ事件の事はなかった事にしたいと思います。
※誤字脱字があったらすみません
潜入捜査でマフィアのドンの愛人になったのに、正体バレて溺愛監禁された話
あかさたな!
BL
潜入捜査官のユウジは
マフィアのボスの愛人まで潜入していた。
だがある日、それがボスにバレて、
執着監禁されちゃって、
幸せになっちゃう話
少し歪んだ愛だが、ルカという歳下に
メロメロに溺愛されちゃう。
そんなハッピー寄りなティーストです!
▶︎潜入捜査とかスパイとか設定がかなりゆるふわですが、
雰囲気だけ楽しんでいただけると幸いです!
_____
▶︎タイトルそのうち変えます
2022/05/16変更!
拘束(仮題名)→ 潜入捜査でマフィアのドンの愛人になったのに、正体バレて溺愛監禁された話
▶︎毎日18時更新頑張ります!一万字前後のお話に収める予定です
2022/05/24の更新は1日お休みします。すみません。
▶︎▶︎r18表現が含まれます※ ◀︎◀︎
_____
こっそりバウムクーヘンエンド小説を投稿したら相手に見つかって押し倒されてた件
神崎 ルナ
BL
バウムクーヘンエンド――片想いの相手の結婚式に招待されて引き出物のバウムクーヘンを手に失恋に浸るという、所謂アンハッピーエンド。
僕の幼なじみは天然が入ったぽんやりしたタイプでずっと目が離せなかった。
だけどその笑顔を見ていると自然と僕も口角が上がり。
子供の頃に勢いに任せて『光くん、好きっ!!』と言ってしまったのは黒歴史だが、そのすぐ後に白詰草の指輪を持って来て『うん、およめさんになってね』と来たのは反則だろう。
ぽやぽやした光のことだから、きっとよく意味が分かってなかったに違いない。
指輪も、僕の左手の中指に収めていたし。
あれから10年近く。
ずっと仲が良い幼なじみの範疇に留まる僕たちの関係は決して崩してはならない。
だけど想いを隠すのは苦しくて――。
こっそりとある小説サイトに想いを吐露してそれで何とか未練を断ち切ろうと思った。
なのにどうして――。
『ねぇ、この小説って海斗が書いたんだよね?』
えっ!?どうしてバレたっ!?というより何故この僕が押し倒されてるんだっ!?(※注 サブ垢にて公開済みの『バウムクーヘンエンド』をご覧になるとより一層楽しめるかもしれません)
手切れ金
のらねことすていぬ
BL
貧乏貴族の息子、ジゼルはある日恋人であるアルバートに振られてしまう。手切れ金を渡されて完全に捨てられたと思っていたが、なぜかアルバートは彼のもとを再び訪れてきて……。
貴族×貧乏貴族
王命で第二王子と婚姻だそうです(王子目線追加)
かのこkanoko
BL
第二王子と婚姻せよ。
はい?
自分、末端貴族の冴えない魔法使いですが?
しかも、男なんですが?
BL初挑戦!
ヌルイです。
王子目線追加しました。
沢山の方に読んでいただき、感謝します!!
6月3日、BL部門日間1位になりました。
ありがとうございます!!!
浮気三昧の屑彼氏を捨てて後宮に入り、はや1ヶ月が経ちました
Q.➽
BL
浮気性の恋人(ベータ)の度重なる裏切りに愛想を尽かして別れを告げ、彼の手の届かない場所で就職したオメガのユウリン。
しかしそこは、この国の皇帝の後宮だった。
後宮は高給、などと呑気に3食昼寝付き+珍しいオヤツ付きという、楽しくダラケた日々を送るユウリンだったが…。
◆ユウリン(夕凛)・男性オメガ 20歳
長めの黒髪 金茶の瞳 東洋系の美形
容姿は結構いい線いってる自覚あり
◆エリアス ・ユウリンの元彼・男性ベータ 22歳
赤っぽい金髪に緑の瞳 典型的イケメン
女好き ユウリンの熱心さとオメガへの物珍しさで付き合った。惚れた方が負けなんだから俺が何しても許されるだろ、と本気で思っている
※異世界ですがナーロッパではありません。
※この作品は『爺ちゃん陛下の23番目の側室になった俺の話』のスピンオフです。
ですが、時代はもう少し後になります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
このお話好きです!
ほのぼのしてるけどちゃんとしててナイスすぎです!
るかさん、感想ありがとうございます!!
変な悪魔達と一緒にほのぼの気分になっていただけてたら嬉しいです。ふわっとしてますが意外と殺伐とした世界で暮らしてるので、ほのぼのだけじゃないとおっしゃっていただけたのは尚更嬉しいです。ありがとうございます。