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39話 勇者
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キメラを討伐し、王都までの帰り道。
「あっ!戦う理由あったわ!」
草原で休憩している時、急にアルバートさんが何か閃いたらしく、僕の方に向かってくる。
そんなに僕と戦いたいのかな?
「アルバート、もうその話は終わったでしょ?」
セシリア様もアルバートさんを説得しながら一緒に僕の方に来ていた。
アルバートさんは僕のいるところまで来ると、
「セシリアのこと好きだろ?」
と、僕の耳元でささやいた。
なんで知っているんだ?という疑問はさておき、そう来たか。
「どっちがふさわしいか、勝負しようぜ。」
今度はみんなに聞こえるように僕を誘う。
そういうことなら、僕も男として負けてられない。
「やりましょう。」
僕のこの返答に、一緒にいたシリルさんや、セシリア様は驚いている。
「待ってください。先ほどアルバートに何を言われたか分かりませんが、本気ですか?」
「はい。シリルさんにご迷惑はかけないようにします。」
「フランツ君、本当にアルバートとやるの?」
「勇者様に手を合わせて頂ける機会なんてそうそう無いと思うので、胸を貸して頂こうと思います。」
「アルバートは加減とか知らないタイプだから、気をつけてね。」
「ありがとうございます。」
「よし。フランツやるか!」
アルバートさんはやる気満々だ。
シリルさんはやれやれといった雰囲気で、僕とアルバートさんを中心に円柱の結界を張る。
「2人とも、この結界から出たら負けというルールでお願いします。くれぐれも相手を戦闘不能まで追いやることはやめてください。」
「了解。」
「分かりました。」
お互い、剣を構える。
今回は魔法しか使わないと思ってたから、まさかこんなところで剣を抜くことになるとは思わなかった。
「では、始めてください。」
その合図と同時にアルバートさんが僕の方に突っ込んでくる。
僕もその剣を受け止め、剣の打ち合いになる。
勇者なだけあって、ものすごい早さだ。それに一撃一撃も重い。
「魔法だけじゃなくて、こっちも出来るのか!」
アルバートさんは楽しそうだ。
でも、今の僕ならこれくらいの打ち合いは余裕だ。
1つ思うのは勇者に勝ってしまっても良いのかということだ。
いや、これは真剣勝負なんだから勝ちに行こう。
セシリア様のことは誰にも譲れないっ!
僕はアルバートさんの剣を弾き、アルバートさんが体勢を崩した瞬間、風の魔法を使って円の外まで吹き飛ばした。
「うわっ!」
アルバートさんは為す術もなく結界の外に放り出され、勝負はついた。
周りで見学していた隊の人達はざわざわしている。
この展開を誰が予想していただろう。
まして相手は勇者だ。
勇者に目を付けられた、かわいそうな少年と思われていた僕が勝つなんて誰も思わなかったはず。
「あー!もう一回だ!」
アルバートさんは大声で叫んでいる。相当悔しそうだ。
「ルールはルールです。」
シリルさんはもう十分だといった感じでアルバートさんの提案を退ける。
「誰も1本勝負だなんて言ってない。3本勝負だ!」
「何回やっても同じですよ。」
「そんなの分からないだろ?」
「アルバートはこう言っていますがどうしますか?」
シリルさんは呆れた様子で僕に聞いてきた。
「僕は良いですよ。3本勝負でも。」
そうして3本勝負ということになったのだが、結果としては剣を交える前に魔法で吹き飛ばし、1本目以上に僕の圧勝で終わった。
「分かった。俺の負けだ。」
さすがに魔法を使える僕に分があると思ったのか、アルバートさんは潔く負けを認めた。
「ありがとうございました。」
「フランツ、ちょっとサシで話そうぜ。」
「……はい。」
話ってなんだろう……。
「アルバート。変なことはしないで下さいよ?」
「わかってるって!ちょっと話すだけだ。まったくシリルは俺をなんだと思っているんだ。」
アルバートさんは不服そうに歩いていく。
すぐそこにあった大きな木の根に座り、話すことになった。
「今回は俺の敗けだ。」
「はい。」
「フランツがセシリアのことを本気だってのが伝わってきたぜ。」
「はい。ありがとうございます。」
「2人はいい感じなのか?」
「まだ数回くらいしか、きちんとお話ししたことはないです。」
「そうだったんか。」
「あの、怪我は大丈夫ですか?思いっきり飛ばしちゃったので、治癒魔法とか……。」
「あぁ。大したことない。俺を誰だと思ってるんだ?」
「そうでした。すみません。」
「いや。それに、この痛みはもう少し味わっていたいからな。」
「なるほど?」
「フランツ、セシリアのことを頼んだぞ。」
「え?それって……。」
セシリア様のこと諦めたってこと?
「まぁそういうことだ。それに、ああ言ったら、勝負してくれると思ったからな。」
「え?ああ言ったらって、じゃ好きって言ったのは……。」
「あ?俺は好きなんて言ってないぞ。」
「え……?あ……」
確かに言ってなかったかも……。
勝手に好きだと思い込んでた。
「まぁセシリアは小さい頃から知ってるからな。妹みたいなもんなんだ。フランツならお似合いだと思うぞ。」
「ありがとうございます。」
「まぁ俺としては単純にフランツの実力を知りたかっただけだけどな!」
「そうですか。」
「で、どうなんだよ?気持ち伝えたのか?」
「いえ。それはまだ……。」
「なんだよ!男だろ?うじうじしてないでスパッと言っちまえよ。」
「それはそうなんですけど……。」
「断られるのが怖いのか?」
「え?」
「だとしたら、先のことなんて考えるな。行動しろ。断られるとか思ってるから断られるんだ。」
アルバートさんらしいな。
「でもまだそんなにお話とか出来てないですし、聖女様ですし……。」
「でも俺に勝つくらい好きなんだろ?」
「はい。」
「だったら伝えとけ。これから魔王も復活してきて何が起こるかわからないからな。後悔だけはするなよ。」
「はい。ありがとうございます。」
そうしてなぜかアルバートさんに恋愛のアドバイスを貰って休憩は終わり、再び王都へ帰っていくことになった。
「あっ!戦う理由あったわ!」
草原で休憩している時、急にアルバートさんが何か閃いたらしく、僕の方に向かってくる。
そんなに僕と戦いたいのかな?
「アルバート、もうその話は終わったでしょ?」
セシリア様もアルバートさんを説得しながら一緒に僕の方に来ていた。
アルバートさんは僕のいるところまで来ると、
「セシリアのこと好きだろ?」
と、僕の耳元でささやいた。
なんで知っているんだ?という疑問はさておき、そう来たか。
「どっちがふさわしいか、勝負しようぜ。」
今度はみんなに聞こえるように僕を誘う。
そういうことなら、僕も男として負けてられない。
「やりましょう。」
僕のこの返答に、一緒にいたシリルさんや、セシリア様は驚いている。
「待ってください。先ほどアルバートに何を言われたか分かりませんが、本気ですか?」
「はい。シリルさんにご迷惑はかけないようにします。」
「フランツ君、本当にアルバートとやるの?」
「勇者様に手を合わせて頂ける機会なんてそうそう無いと思うので、胸を貸して頂こうと思います。」
「アルバートは加減とか知らないタイプだから、気をつけてね。」
「ありがとうございます。」
「よし。フランツやるか!」
アルバートさんはやる気満々だ。
シリルさんはやれやれといった雰囲気で、僕とアルバートさんを中心に円柱の結界を張る。
「2人とも、この結界から出たら負けというルールでお願いします。くれぐれも相手を戦闘不能まで追いやることはやめてください。」
「了解。」
「分かりました。」
お互い、剣を構える。
今回は魔法しか使わないと思ってたから、まさかこんなところで剣を抜くことになるとは思わなかった。
「では、始めてください。」
その合図と同時にアルバートさんが僕の方に突っ込んでくる。
僕もその剣を受け止め、剣の打ち合いになる。
勇者なだけあって、ものすごい早さだ。それに一撃一撃も重い。
「魔法だけじゃなくて、こっちも出来るのか!」
アルバートさんは楽しそうだ。
でも、今の僕ならこれくらいの打ち合いは余裕だ。
1つ思うのは勇者に勝ってしまっても良いのかということだ。
いや、これは真剣勝負なんだから勝ちに行こう。
セシリア様のことは誰にも譲れないっ!
僕はアルバートさんの剣を弾き、アルバートさんが体勢を崩した瞬間、風の魔法を使って円の外まで吹き飛ばした。
「うわっ!」
アルバートさんは為す術もなく結界の外に放り出され、勝負はついた。
周りで見学していた隊の人達はざわざわしている。
この展開を誰が予想していただろう。
まして相手は勇者だ。
勇者に目を付けられた、かわいそうな少年と思われていた僕が勝つなんて誰も思わなかったはず。
「あー!もう一回だ!」
アルバートさんは大声で叫んでいる。相当悔しそうだ。
「ルールはルールです。」
シリルさんはもう十分だといった感じでアルバートさんの提案を退ける。
「誰も1本勝負だなんて言ってない。3本勝負だ!」
「何回やっても同じですよ。」
「そんなの分からないだろ?」
「アルバートはこう言っていますがどうしますか?」
シリルさんは呆れた様子で僕に聞いてきた。
「僕は良いですよ。3本勝負でも。」
そうして3本勝負ということになったのだが、結果としては剣を交える前に魔法で吹き飛ばし、1本目以上に僕の圧勝で終わった。
「分かった。俺の負けだ。」
さすがに魔法を使える僕に分があると思ったのか、アルバートさんは潔く負けを認めた。
「ありがとうございました。」
「フランツ、ちょっとサシで話そうぜ。」
「……はい。」
話ってなんだろう……。
「アルバート。変なことはしないで下さいよ?」
「わかってるって!ちょっと話すだけだ。まったくシリルは俺をなんだと思っているんだ。」
アルバートさんは不服そうに歩いていく。
すぐそこにあった大きな木の根に座り、話すことになった。
「今回は俺の敗けだ。」
「はい。」
「フランツがセシリアのことを本気だってのが伝わってきたぜ。」
「はい。ありがとうございます。」
「2人はいい感じなのか?」
「まだ数回くらいしか、きちんとお話ししたことはないです。」
「そうだったんか。」
「あの、怪我は大丈夫ですか?思いっきり飛ばしちゃったので、治癒魔法とか……。」
「あぁ。大したことない。俺を誰だと思ってるんだ?」
「そうでした。すみません。」
「いや。それに、この痛みはもう少し味わっていたいからな。」
「なるほど?」
「フランツ、セシリアのことを頼んだぞ。」
「え?それって……。」
セシリア様のこと諦めたってこと?
「まぁそういうことだ。それに、ああ言ったら、勝負してくれると思ったからな。」
「え?ああ言ったらって、じゃ好きって言ったのは……。」
「あ?俺は好きなんて言ってないぞ。」
「え……?あ……」
確かに言ってなかったかも……。
勝手に好きだと思い込んでた。
「まぁセシリアは小さい頃から知ってるからな。妹みたいなもんなんだ。フランツならお似合いだと思うぞ。」
「ありがとうございます。」
「まぁ俺としては単純にフランツの実力を知りたかっただけだけどな!」
「そうですか。」
「で、どうなんだよ?気持ち伝えたのか?」
「いえ。それはまだ……。」
「なんだよ!男だろ?うじうじしてないでスパッと言っちまえよ。」
「それはそうなんですけど……。」
「断られるのが怖いのか?」
「え?」
「だとしたら、先のことなんて考えるな。行動しろ。断られるとか思ってるから断られるんだ。」
アルバートさんらしいな。
「でもまだそんなにお話とか出来てないですし、聖女様ですし……。」
「でも俺に勝つくらい好きなんだろ?」
「はい。」
「だったら伝えとけ。これから魔王も復活してきて何が起こるかわからないからな。後悔だけはするなよ。」
「はい。ありがとうございます。」
そうしてなぜかアルバートさんに恋愛のアドバイスを貰って休憩は終わり、再び王都へ帰っていくことになった。
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