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22話 騎士一家
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一度宿を出ていったお父さんが、1時間もしないうちに宿に戻ってきた。
お父さんいわく、やっぱり僕のことが心配だったのか、王都から派遣されていた騎士に話を付けたらしく、僕はその騎士の家で面倒を見てもらうことになったとのこと。
一人でも大丈夫なのに。
僕はお父さんに連れられ、今はその騎士の家の前にいる。玄関のところですでに騎士が待ち構えていた。
待っていた騎士は、お父さんと同じくらいで30代半ばくらいだろうか。騎士というだけあって、体格はお父さんよりもいい。
「息子のフランツです。すみませんが短い間よろしくお願いします。」
「はい。こちらこそ。よろしくね。フランツ君。」
「よろしくお願いします。」
「じゃ、後はよろしくお願いします。フランツ行ってくるね。」
「行ってらっしゃい。」
早々に挨拶を切り上げお父さんは王都に向かい、僕は騎士の家にあがる。
「まずは自己紹介からだね。俺はカイで、妻のハンナに、子供たちだ。サッ自己紹介して。」
「リーナです。」
活発そうな女の子に、
「ヘラーです。」
ほんわかした男の子か。
家族みんな茶色い髪に茶色い目をしている。なんとなくみんな雰囲気が似ている。
「お姉ちゃんの方は12才で、下の弟は8才になったところだ。仲良くしてやって。」
「はい。もちろんです。これからお世話になります。」
「じゃぁ、リーナとヘラーはフランツ君に家を紹介してあげて。」
「任せて!行くわよ!フランツ!」
おぉ。お姉ちゃんの方はいきなり呼び捨てか。人見知りとかは一切しないタイプなんだな。
勢いに圧倒されそうになる。
「あ、あのさ、僕2人のことなんて呼んだら良いかな?」
「え?リーナで良いわよ!ヘラーもヘラーで良いよね?」
なんでそんな、当たり前でしょ?みたいな感じなんだ?
そういえば僕は同世代とあまり絡んでこなかったけど、今の子はこんな感じが普通なのかな?
「うーん。僕はーー、ヘラーで良いよ。」
ゆっくり考えてた割に、ヘラーでいいんかい。
このおっとりした感じ、かわいすぎる!
ジュリアンとはまた違ったかわいさだな。マスコットキャラクターみたいだ。
「わかった。じゃ、リーナにヘラーって呼ぶね。」
「ええ!じゃー行くわよ!」
「お姉ちゃんどこに行くの?」
いや、これは突っ込んでいいのか?出会って早々ヘラーがかわいすぎるぞ?
ルームツアーに行くんだよって教えてあげたい。
「どこって、そうね、まずはここからね。」
え?そういう意味だったの?ここから説明しようよって意図でリーナにどこ行くの?って聞いたってこと?
いやいや、そんなことないよね?
「今いるところはリビングダイニングね!そこにあるテーブルで普段ご飯を食べたりしてるわ。」
「お母さんが作るご飯、僕好きなんだぁ。」
「そうなんだ。僕もヘラーのお母さんが作るご飯、食べてみたいな。」
「フランツも今日食べれるんじゃない?」
「そうだよね。楽しみにしてる。」
「僕も食べられるかな?」
「当たり前じゃない!いつも食べてるでしょ?」
「そうだった。」
なにこの掛け合い。ずっと聞いてられる。
「じゃー次行くわよ!」
「だからお姉ちゃんどこに行くのー?」
やっぱりさっきのは答えになってなかったってことだよね!
「次はトイレよ!」
「僕まだトイレ大丈夫だよ?」
「フランツを案内するだけよ!漏らされたら大変でしょ?」
いや、さすがに漏らす前に聞くよ。
「そっか。フランツお兄ちゃんはよくお漏らしするの?」
いや、どんな質問?
「お漏らしは、最近はしてないかな。」
「そっかぁ。すごいね。」
すごいのか?
「次は2階ね!2階は私たちの子供部屋と、親の部屋があるわ!」
リーナは階段を登りながら自信たっぷりに説明している。
「そっちが親の部屋ね!で、こっちが私たちの部屋!」
リーナが部屋のドアを開ける。
「僕とお姉ちゃんの部屋だよ。ここで寝てるんだぁ。フランツお兄ちゃんも一緒がいいなぁ。」
「ヘラーの方のベッドで寝たらいいんじゃない?」
「僕もそれがいいな。フランツお兄ちゃんもいい?」
「うん。いいよ。一緒に寝よう。」
ベッドは奥に2つくっついた状態で置いてある。
ヘラーのベットはどっちか分からないけど、寝るとしたらリーナと隣にならない方がいいよね?女の子だし。
「じゃあ一通り主要なところは案内したし、このまま遊びましょ!」
「やったぁ。僕、あれやりたいなぁ。」
「あれって何よ?」
「ほらぁ何だっけ。あれだよぉ。」
「あれじゃ分からないわよ!」
「うーん。じゃぁいいや。」
いいんかい!
そうして僕らは子供部屋で遊ぶことになった。
2人が面白すぎて常に笑いが絶えることはなかった。
こんなに心の底から笑ったの久しぶりかも。
「次は積み木で遊びましょ!ねぇフランツそこにある箱取ってくれる?」
僕はリーナが指さす方を見る。あれか。3人の中だと僕が一番近いってことね。
「分かった。」
でも手を伸ばしただけじゃ届きそうにないな。一回立たないと。
めんどくさいから魔法で取ることにした。
積み木が入っている箱を浮かせてこちらに引き寄せ、3人の真ん中に置く。
「ちょっと今の何?」
リーナは驚いているようだった。
「え?何ってどういうこと?」
「箱が浮いてたわ!」
「うん。手が届きそうになかったから。」
「いや、だからって浮かないわよ!何したの?」
「え?何したって魔法を使って取っただけだけど。何かおかしな事した?」
「フランツは賢者様か何かなの?」
「いや、そんなわけ無いよ。これくらい普通の魔法だよね?」
「はぁー世間知らずって怖いわー。」
そんなに呆れた感じて言う?
「どういうこと?」
「ヘラー。魔法使ってみて。」
「えー嫌だぁ。僕魔法使ったらすぐ疲れちゃうんだもん。」
「そう。これが普通。魔法はそんな簡単に使うもんじゃないのよ!」
「えっじゃいつ使ってるの?」
「使わない方が多いわね。魔力を感じられる様になったときは、みんな使おうとするけど、使った後ほとんどの子が後悔してると思うわ。」
「それは知らなかった。」
「大人になればある程度使えるようになるらしいけど、子供のうちは特に使わないわね。まっ私くらいになれば、少しくらい使えるけどね。」
「みんな子供のうちは魔力が少ないってことなのかな?」
「そうね。成長するにつれて魔力も増えていくから使えるようになるらしいわ。」
「そうだったんだね。」
「フランツは魔法使っても疲れないなんて、魔力が多いのね。」
「自分の魔力がどれくらいあるか分からないけど、そういうことなんだろうね。」
なんでみんな教えてくれなかったんだろう。
でもジュリアンも魔法使った後に疲れた様子はなかったし、家系的に魔力が多いって事なのかな?
お父さんいわく、やっぱり僕のことが心配だったのか、王都から派遣されていた騎士に話を付けたらしく、僕はその騎士の家で面倒を見てもらうことになったとのこと。
一人でも大丈夫なのに。
僕はお父さんに連れられ、今はその騎士の家の前にいる。玄関のところですでに騎士が待ち構えていた。
待っていた騎士は、お父さんと同じくらいで30代半ばくらいだろうか。騎士というだけあって、体格はお父さんよりもいい。
「息子のフランツです。すみませんが短い間よろしくお願いします。」
「はい。こちらこそ。よろしくね。フランツ君。」
「よろしくお願いします。」
「じゃ、後はよろしくお願いします。フランツ行ってくるね。」
「行ってらっしゃい。」
早々に挨拶を切り上げお父さんは王都に向かい、僕は騎士の家にあがる。
「まずは自己紹介からだね。俺はカイで、妻のハンナに、子供たちだ。サッ自己紹介して。」
「リーナです。」
活発そうな女の子に、
「ヘラーです。」
ほんわかした男の子か。
家族みんな茶色い髪に茶色い目をしている。なんとなくみんな雰囲気が似ている。
「お姉ちゃんの方は12才で、下の弟は8才になったところだ。仲良くしてやって。」
「はい。もちろんです。これからお世話になります。」
「じゃぁ、リーナとヘラーはフランツ君に家を紹介してあげて。」
「任せて!行くわよ!フランツ!」
おぉ。お姉ちゃんの方はいきなり呼び捨てか。人見知りとかは一切しないタイプなんだな。
勢いに圧倒されそうになる。
「あ、あのさ、僕2人のことなんて呼んだら良いかな?」
「え?リーナで良いわよ!ヘラーもヘラーで良いよね?」
なんでそんな、当たり前でしょ?みたいな感じなんだ?
そういえば僕は同世代とあまり絡んでこなかったけど、今の子はこんな感じが普通なのかな?
「うーん。僕はーー、ヘラーで良いよ。」
ゆっくり考えてた割に、ヘラーでいいんかい。
このおっとりした感じ、かわいすぎる!
ジュリアンとはまた違ったかわいさだな。マスコットキャラクターみたいだ。
「わかった。じゃ、リーナにヘラーって呼ぶね。」
「ええ!じゃー行くわよ!」
「お姉ちゃんどこに行くの?」
いや、これは突っ込んでいいのか?出会って早々ヘラーがかわいすぎるぞ?
ルームツアーに行くんだよって教えてあげたい。
「どこって、そうね、まずはここからね。」
え?そういう意味だったの?ここから説明しようよって意図でリーナにどこ行くの?って聞いたってこと?
いやいや、そんなことないよね?
「今いるところはリビングダイニングね!そこにあるテーブルで普段ご飯を食べたりしてるわ。」
「お母さんが作るご飯、僕好きなんだぁ。」
「そうなんだ。僕もヘラーのお母さんが作るご飯、食べてみたいな。」
「フランツも今日食べれるんじゃない?」
「そうだよね。楽しみにしてる。」
「僕も食べられるかな?」
「当たり前じゃない!いつも食べてるでしょ?」
「そうだった。」
なにこの掛け合い。ずっと聞いてられる。
「じゃー次行くわよ!」
「だからお姉ちゃんどこに行くのー?」
やっぱりさっきのは答えになってなかったってことだよね!
「次はトイレよ!」
「僕まだトイレ大丈夫だよ?」
「フランツを案内するだけよ!漏らされたら大変でしょ?」
いや、さすがに漏らす前に聞くよ。
「そっか。フランツお兄ちゃんはよくお漏らしするの?」
いや、どんな質問?
「お漏らしは、最近はしてないかな。」
「そっかぁ。すごいね。」
すごいのか?
「次は2階ね!2階は私たちの子供部屋と、親の部屋があるわ!」
リーナは階段を登りながら自信たっぷりに説明している。
「そっちが親の部屋ね!で、こっちが私たちの部屋!」
リーナが部屋のドアを開ける。
「僕とお姉ちゃんの部屋だよ。ここで寝てるんだぁ。フランツお兄ちゃんも一緒がいいなぁ。」
「ヘラーの方のベッドで寝たらいいんじゃない?」
「僕もそれがいいな。フランツお兄ちゃんもいい?」
「うん。いいよ。一緒に寝よう。」
ベッドは奥に2つくっついた状態で置いてある。
ヘラーのベットはどっちか分からないけど、寝るとしたらリーナと隣にならない方がいいよね?女の子だし。
「じゃあ一通り主要なところは案内したし、このまま遊びましょ!」
「やったぁ。僕、あれやりたいなぁ。」
「あれって何よ?」
「ほらぁ何だっけ。あれだよぉ。」
「あれじゃ分からないわよ!」
「うーん。じゃぁいいや。」
いいんかい!
そうして僕らは子供部屋で遊ぶことになった。
2人が面白すぎて常に笑いが絶えることはなかった。
こんなに心の底から笑ったの久しぶりかも。
「次は積み木で遊びましょ!ねぇフランツそこにある箱取ってくれる?」
僕はリーナが指さす方を見る。あれか。3人の中だと僕が一番近いってことね。
「分かった。」
でも手を伸ばしただけじゃ届きそうにないな。一回立たないと。
めんどくさいから魔法で取ることにした。
積み木が入っている箱を浮かせてこちらに引き寄せ、3人の真ん中に置く。
「ちょっと今の何?」
リーナは驚いているようだった。
「え?何ってどういうこと?」
「箱が浮いてたわ!」
「うん。手が届きそうになかったから。」
「いや、だからって浮かないわよ!何したの?」
「え?何したって魔法を使って取っただけだけど。何かおかしな事した?」
「フランツは賢者様か何かなの?」
「いや、そんなわけ無いよ。これくらい普通の魔法だよね?」
「はぁー世間知らずって怖いわー。」
そんなに呆れた感じて言う?
「どういうこと?」
「ヘラー。魔法使ってみて。」
「えー嫌だぁ。僕魔法使ったらすぐ疲れちゃうんだもん。」
「そう。これが普通。魔法はそんな簡単に使うもんじゃないのよ!」
「えっじゃいつ使ってるの?」
「使わない方が多いわね。魔力を感じられる様になったときは、みんな使おうとするけど、使った後ほとんどの子が後悔してると思うわ。」
「それは知らなかった。」
「大人になればある程度使えるようになるらしいけど、子供のうちは特に使わないわね。まっ私くらいになれば、少しくらい使えるけどね。」
「みんな子供のうちは魔力が少ないってことなのかな?」
「そうね。成長するにつれて魔力も増えていくから使えるようになるらしいわ。」
「そうだったんだね。」
「フランツは魔法使っても疲れないなんて、魔力が多いのね。」
「自分の魔力がどれくらいあるか分からないけど、そういうことなんだろうね。」
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