5 / 48
5話 職場
しおりを挟む
今日はお父さんの職場と王都を案内してもらえる日。
まずは職場見学をして、その後王都を案内してもらう流れになった。
職場見学している間はお母さんは別行動。たまには1人でゆっくり買い物とかしたいだろうし。
「フランツ。着いたよ。ここがお父さんが働いている場所だ。」
「え、お父さんって王宮で働いてたの?」
宿から歩きながら、向かう方向的に薄々分かっていたけど、まさか王宮で働いているとは思わなかった。
昨日は遠くから見ただけだったけど、こうして近くで見るとより迫力があるな。
「あれ?言ってなかったか?」
「うん。王都で働いているとしか。」
なんか今更だけど、なんで王都から遠いところに住んでいるんだろう。
王宮で働いてたら王都でも暮らしていけそうな気がするのに。
いや、王宮って言ってもあまり重要じゃない仕事とかで、給料が安いとか?
「フランツー?ぽかーんとして。びっくりしたか?」
「あっ、うん。びっくりした。」
「じゃぁ行こうか。」
「あっ勝手に入って大丈夫なの?」
「えっ。あぁ心配しなくて大丈夫だよ。みんな顔見知りだから。」
確かに門にいる守衛さんも、にっこりしてこちらに会釈してくれている。
「フレデリックさん。今日はお休みでは?」
守衛さんがお父さんに話しかける。
「あぁ。息子が王都に来ていて、職場見学したいって言うから案内しようと思ってね。」
「そうだったんですか。息子さん連れてくるの初めてじゃないですか?こんにちは。」
「こんにちは。急に来てしまってすみません。」
「いやー立派ですね。全然大丈夫。ゆっくり見ていってね。」
「ありがとうございます。」
守衛さんとの会話も終わり、とうとう王宮の中に入る。
まさか王宮の中に入れるなんて。
うわぁぁぁ。
細部まで手入れされている庭に、立派な噴水まである!
すごい!テンションが上がる!
王都でもテンション上がったけど、それ以上だ。
やっと王宮の玄関までたどり着いた。
大きな木の扉。これ、いちいち開けるの大変じゃないのだろうか。重そうだし。と思っていたら扉のなかに普通サイズの扉があった。
「普段は正面からは入らないんだけど、フランツがいるから今日は特別だ。」
中に入ると、これぞ王宮といった内装で、床は大理石、高い天井にはシャンデリア、左右には湾曲した階段があり、真ん中には高価そうな絵画が飾ってある。
こんなの前の世界でも見たことがない。すごすぎる。
「これは、別の世界みたいだね。」
「あぁ。お父さんも初めて来たときは驚いたな。」
しばらく立ち止まった後、お父さんは僕に行くよと一言声をかけ、すたすたと歩きだした。
おそらく職場がある方だろう。
廊下もひたすら続いている。部屋もたくさんあって、ここで迷子になったら大変だろうな。
感動しながら歩いていると、奥の方にある扉から勢いよく人が飛び出てきて、こちらの方向に走ってくる。
なんとなく王宮の雰囲気にはそぐわない騒々しさがある。何かあったのかな。
ふとお父さんの方を見ると普段僕には見せないような少し真剣な表情になっていた。
もしかしたらお父さんの仕事と関係あるのかも。
「あっ、フレデリックさん!?今日休みじゃ……。いや、助かった。すぐ来てもらえませんか?」
先ほど走っていた人がお父さんの顔を見るやいなや、急停止し話しかけてきた。
20歳くらいの好青年で剣士みたいに体格がいい人だ。
「何かあったのか?今息子を案内してるところで、出来ればこちらを優先したいと思っているんだけど。」
「はい。実は――今はシリルが――」
お父さんの耳元で話をしているので何を言っているかよく聞こえないけど、緊急事態でお父さんが必要みたいということは分かる。
「フランツ。ごめんな。お父さん少し仕事してきても良いかな?」
お父さんは僕と目線を合わせるように膝をつき、申し訳なさそうに聞いてきた。
やっぱり緊急みたい。でももしかしたら、お父さんが働いている所を間近で見られるいい機会かもしれない。
「うん。大丈夫だよ。僕もついて行って良い?」
「うーん。フランツは別のところで待っていてくれないか?このお兄ちゃんが案内するから。」
僕には見せられないくらい緊急ってことなのか。
「そっか。お父さんがお仕事しているところ見てみたいなって思ったけど、それは難しいってことだよね?」
あ、すごく申し訳なさそうな顔してる。
「ごめんな。今日は我慢してくれるか?今度埋め合わせするから。」
「わかった。」
「じゃぁ行ってくるな。」
「行ってらっしゃい。頑張ってね。」
お父さんは軽く僕のことを抱きしめた後、走ってきた彼が出てきた部屋の方に向かっていった。
行っちゃった……。まぁ仕方ないか。
「こんにちは。君、名前は?」
「フランツです。」
「フランツか。良い名前だな。俺はルーカス。騎士団に所属している。よろしくな。」
「よろしくお願いします。」
騎士団の人がお父さんを呼び止めたってことは、お父さんは騎士団に所属しているのかな?
「ごめんな。お父さんを奪うようなまねして。お父さんの仕事が終わるまで、俺が代わりに案内するから。」
お父さんのこと考えていてあまり見ていなかったけど、この騎士団の人の顔。なんか見たことある気がする。
ルーカスさんって言ってたよね。
もしかして……昨日思ってたゲームの攻略対象じゃないか?確かそんな名前の人がいた気がする。
「あの、ルーカスさんって騎士団長さんですか?」
「えっ?いや、俺はただの団員だよ。」
そうか。でも聖女もまだ出てきてないって事だし、まだ団長にはなってないってだけな気がする。
この整った顔に男らしさ。そして姉に何回も見せつけられた顔。
よく見ればゲームの彼に比べて、今の彼はまだあどけなさが残っている気がするし、間違いない。やっぱりここはあのゲームの世界なんだ。
「俺の顔に何か付いてるか?」
しまった。まじまじと見すぎてしまった。
「いやっ。ルーカスさんかっこいいから見とれちゃってました。」
「お世辞がうまいな。一体いくつなんだ?」
撫でる力強っ!頭とれるかと思った。
「き、昨日5歳になりました。ルーカスさんは今何歳なんですか?」
「そうだったのか!誕生日おめでとう。俺は21だ。」
「ありがとうございます。」
確か攻略対象の騎士団長は28くらいだった。
彼が21ってことは、今はゲームが始まる7年くらい前って事かな?
「ところで、王宮のどこを見に来たんだ?」
「お父さんがどんなところで働いているのか見てみたかったんです。」
「そうだったのか。それが見られないのはちょっと残念だったな。」
「はい。」
「まぁそんなに落ち込むな。俺がとっておきの場所に案内するから。」
まずは職場見学をして、その後王都を案内してもらう流れになった。
職場見学している間はお母さんは別行動。たまには1人でゆっくり買い物とかしたいだろうし。
「フランツ。着いたよ。ここがお父さんが働いている場所だ。」
「え、お父さんって王宮で働いてたの?」
宿から歩きながら、向かう方向的に薄々分かっていたけど、まさか王宮で働いているとは思わなかった。
昨日は遠くから見ただけだったけど、こうして近くで見るとより迫力があるな。
「あれ?言ってなかったか?」
「うん。王都で働いているとしか。」
なんか今更だけど、なんで王都から遠いところに住んでいるんだろう。
王宮で働いてたら王都でも暮らしていけそうな気がするのに。
いや、王宮って言ってもあまり重要じゃない仕事とかで、給料が安いとか?
「フランツー?ぽかーんとして。びっくりしたか?」
「あっ、うん。びっくりした。」
「じゃぁ行こうか。」
「あっ勝手に入って大丈夫なの?」
「えっ。あぁ心配しなくて大丈夫だよ。みんな顔見知りだから。」
確かに門にいる守衛さんも、にっこりしてこちらに会釈してくれている。
「フレデリックさん。今日はお休みでは?」
守衛さんがお父さんに話しかける。
「あぁ。息子が王都に来ていて、職場見学したいって言うから案内しようと思ってね。」
「そうだったんですか。息子さん連れてくるの初めてじゃないですか?こんにちは。」
「こんにちは。急に来てしまってすみません。」
「いやー立派ですね。全然大丈夫。ゆっくり見ていってね。」
「ありがとうございます。」
守衛さんとの会話も終わり、とうとう王宮の中に入る。
まさか王宮の中に入れるなんて。
うわぁぁぁ。
細部まで手入れされている庭に、立派な噴水まである!
すごい!テンションが上がる!
王都でもテンション上がったけど、それ以上だ。
やっと王宮の玄関までたどり着いた。
大きな木の扉。これ、いちいち開けるの大変じゃないのだろうか。重そうだし。と思っていたら扉のなかに普通サイズの扉があった。
「普段は正面からは入らないんだけど、フランツがいるから今日は特別だ。」
中に入ると、これぞ王宮といった内装で、床は大理石、高い天井にはシャンデリア、左右には湾曲した階段があり、真ん中には高価そうな絵画が飾ってある。
こんなの前の世界でも見たことがない。すごすぎる。
「これは、別の世界みたいだね。」
「あぁ。お父さんも初めて来たときは驚いたな。」
しばらく立ち止まった後、お父さんは僕に行くよと一言声をかけ、すたすたと歩きだした。
おそらく職場がある方だろう。
廊下もひたすら続いている。部屋もたくさんあって、ここで迷子になったら大変だろうな。
感動しながら歩いていると、奥の方にある扉から勢いよく人が飛び出てきて、こちらの方向に走ってくる。
なんとなく王宮の雰囲気にはそぐわない騒々しさがある。何かあったのかな。
ふとお父さんの方を見ると普段僕には見せないような少し真剣な表情になっていた。
もしかしたらお父さんの仕事と関係あるのかも。
「あっ、フレデリックさん!?今日休みじゃ……。いや、助かった。すぐ来てもらえませんか?」
先ほど走っていた人がお父さんの顔を見るやいなや、急停止し話しかけてきた。
20歳くらいの好青年で剣士みたいに体格がいい人だ。
「何かあったのか?今息子を案内してるところで、出来ればこちらを優先したいと思っているんだけど。」
「はい。実は――今はシリルが――」
お父さんの耳元で話をしているので何を言っているかよく聞こえないけど、緊急事態でお父さんが必要みたいということは分かる。
「フランツ。ごめんな。お父さん少し仕事してきても良いかな?」
お父さんは僕と目線を合わせるように膝をつき、申し訳なさそうに聞いてきた。
やっぱり緊急みたい。でももしかしたら、お父さんが働いている所を間近で見られるいい機会かもしれない。
「うん。大丈夫だよ。僕もついて行って良い?」
「うーん。フランツは別のところで待っていてくれないか?このお兄ちゃんが案内するから。」
僕には見せられないくらい緊急ってことなのか。
「そっか。お父さんがお仕事しているところ見てみたいなって思ったけど、それは難しいってことだよね?」
あ、すごく申し訳なさそうな顔してる。
「ごめんな。今日は我慢してくれるか?今度埋め合わせするから。」
「わかった。」
「じゃぁ行ってくるな。」
「行ってらっしゃい。頑張ってね。」
お父さんは軽く僕のことを抱きしめた後、走ってきた彼が出てきた部屋の方に向かっていった。
行っちゃった……。まぁ仕方ないか。
「こんにちは。君、名前は?」
「フランツです。」
「フランツか。良い名前だな。俺はルーカス。騎士団に所属している。よろしくな。」
「よろしくお願いします。」
騎士団の人がお父さんを呼び止めたってことは、お父さんは騎士団に所属しているのかな?
「ごめんな。お父さんを奪うようなまねして。お父さんの仕事が終わるまで、俺が代わりに案内するから。」
お父さんのこと考えていてあまり見ていなかったけど、この騎士団の人の顔。なんか見たことある気がする。
ルーカスさんって言ってたよね。
もしかして……昨日思ってたゲームの攻略対象じゃないか?確かそんな名前の人がいた気がする。
「あの、ルーカスさんって騎士団長さんですか?」
「えっ?いや、俺はただの団員だよ。」
そうか。でも聖女もまだ出てきてないって事だし、まだ団長にはなってないってだけな気がする。
この整った顔に男らしさ。そして姉に何回も見せつけられた顔。
よく見ればゲームの彼に比べて、今の彼はまだあどけなさが残っている気がするし、間違いない。やっぱりここはあのゲームの世界なんだ。
「俺の顔に何か付いてるか?」
しまった。まじまじと見すぎてしまった。
「いやっ。ルーカスさんかっこいいから見とれちゃってました。」
「お世辞がうまいな。一体いくつなんだ?」
撫でる力強っ!頭とれるかと思った。
「き、昨日5歳になりました。ルーカスさんは今何歳なんですか?」
「そうだったのか!誕生日おめでとう。俺は21だ。」
「ありがとうございます。」
確か攻略対象の騎士団長は28くらいだった。
彼が21ってことは、今はゲームが始まる7年くらい前って事かな?
「ところで、王宮のどこを見に来たんだ?」
「お父さんがどんなところで働いているのか見てみたかったんです。」
「そうだったのか。それが見られないのはちょっと残念だったな。」
「はい。」
「まぁそんなに落ち込むな。俺がとっておきの場所に案内するから。」
0
お気に入りに追加
337
あなたにおすすめの小説
異世界召喚 ~依頼されたのは魔王討伐ではなく……~
オフィス景
ファンタジー
異世界召喚された。
それ自体に不満はなかった。むしろ、どんと来いだった。
ただ、依頼されたのは、予想していた魔王討伐ではなく、王女をもらって欲しいという、ある意味とんでもないものだった。
何でも、王女は半端ないブサイクで、貰い手がいないらしい。
正直気は進まなかったが、断るわけにもいかず、会うだけ会うことになってしまった。
そして、見合い当日、俺の前に現れたのはーー
転生特典:錬金術師スキルを習得しました!
Lunaire
ファンタジー
ブラック企業で働く平凡なサラリーマン・佐藤優馬は、ある日突然異世界に転生する。
目を覚ますと、そこは見知らぬ森の中。彼に与えられたのは、「錬金術師」としてのスキルと、手持ちのレシピブック。
素材を組み合わせてアイテムを作る能力を持った優馬は、錬金術を駆使して日々の生活を切り開いていく。
そんな彼のもとに集まったのは、精霊の力を持つエルフの少女・リリア、白くフワフワの毛並みを持つ精霊獣・コハク。彼らは王都を拠点にしながら、異世界に潜む脅威と向き合い、冒険と日常を繰り返す。
精霊の力を狙う謎の勢力、そして自然に異変をもたらす黒い霧の存在――。異世界の危機に立ち向かう中で、仲間との絆と友情を深めていく優馬たちは、過酷な試練を乗り越え、少しずつ成長していく。
彼らの日々は、精霊と対話し、魔物と戦う激しい冒険ばかりではない。旅の合間には、仲間と共に料理を楽しんだり、王都の市場を散策して珍しい食材を見つけたりと、ほのぼのとした時間も大切にしている。美味しいご飯を囲むひととき、精霊たちと心を通わせる瞬間――その一つ一つが、彼らの力の源になる。
錬金術と精霊魔法が織りなす異世界冒険ファンタジー。戦いと日常が交錯する物語の中で、優馬たちはどんな未来を掴むのか。
他作品の詳細はこちら:
『テイマーのんびり生活!スライムと始めるVRMMOスローライフ』 【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/515916186】
『ゆるり冒険VR日和 ~のんびり異世界と現実のあいだで~』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/166917524】
異世界転生した俺は平和に暮らしたいと願ったのだが
倉田 フラト
ファンタジー
「異世界に転生か再び地球に転生、
どちらが良い?……ですか。」
「異世界転生で。」
即答。
転生の際に何か能力を上げると提案された彼。強大な力を手に入れ英雄になるのも可能、勇者や英雄、ハーレムなんだって可能だったが、彼は「平和に暮らしたい」と言った。何の力も欲しない彼に神様は『コール』と言った念話の様な能力を授け、彼の願いの通り平和に生活が出来る様に転生をしたのだが……そんな彼の願いとは裏腹に家庭の事情で知らぬ間に最強になり……そんなファンタジー大好きな少年が異世界で平和に暮らして――行けたらいいな。ブラコンの姉をもったり、神様に気に入られたりして今日も一日頑張って生きていく物語です。基本的に主人公は強いです、それよりも姉の方が強いです。難しい話は書けないので書きません。軽い気持ちで呼んでくれたら幸いです。
なろうにも数話遅れてますが投稿しております。
誤字脱字など多いと思うので指摘してくれれば即直します。
自分でも見直しますが、ご協力お願いします。
感想の返信はあまりできませんが、しっかりと目を通してます。
吸血少女ののんびり気ままなゲームライフ
月輪林檎
SF
VRMMORPG『One and only world』。通称ワンオン。唯一無二の世界と称されたこのゲームは、ステータスが隠れた完全スキル制となっている。発表当時から期待が寄せられ、βテストを経て、さらに熱が高まっていた。
βテストの応募に落ち、販売当日にも買えず、お預けを食らっていた結城白(ゆうきしろ)は、姉の結城火蓮(ゆうきかれん)からソフトを貰い、一ヶ月遅れでログインした。ハクと名付けたアバターを設定し、初期武器を剣にして、ランダムで一つ貰えるスキルを楽しみにしていた。
そんなハクが手に入れたのは、不人気スキルの【吸血】だった。有用な一面もあるが、通常のプレイヤーには我慢出来なかったデメリットがあった。だが、ハクは、そのデメリットを受け止めた上で、このスキルを使う事を選ぶ。
吸血少女が織りなすのんびり気ままなVRMMOライフ。
ちょっとエッチな執事の体調管理
mm
ファンタジー
私は小川優。大学生になり上京して来て1ヶ月。今はバイトをしながら一人暮らしをしている。
住んでいるのはそこらへんのマンション。
変わりばえない生活に飽き飽きしている今日この頃である。
「はぁ…疲れた」
連勤のバイトを終え、独り言を呟きながらいつものようにマンションへ向かった。
(エレベーターのあるマンションに引っ越したい)
そう思いながらやっとの思いで階段を上りきり、自分の部屋の方へ目を向けると、そこには見知らぬ男がいた。
「優様、おかえりなさいませ。本日付けで雇われた、優様の執事でございます。」
「はい?どちら様で…?」
「私、優様の執事の佐川と申します。この度はお嬢様体験プランご当選おめでとうございます」
(あぁ…!)
今の今まで忘れていたが、2ヶ月ほど前に「お嬢様体験プラン」というのに応募していた。それは無料で自分だけの執事がつき、身の回りの世話をしてくれるという画期的なプランだった。執事を雇用する会社はまだ新米の執事に実際にお嬢様をつけ、3ヶ月無料でご奉仕しながら執事業を学ばせるのが目的のようだった。
「え、私当たったの?この私が?」
「さようでございます。本日から3ヶ月間よろしくお願い致します。」
尿・便表現あり
アダルトな表現あり
異世界に転生した俺は農業指導員だった知識と魔法を使い弱小貴族から気が付けば大陸1の農業王国を興していた。
黒ハット
ファンタジー
前世では日本で農業指導員として暮らしていたが国際協力員として後進国で農業の指導をしている時に、反政府の武装組織に拳銃で撃たれて35歳で殺されたが、魔法のある異世界に転生し、15歳の時に記憶がよみがえり、前世の農業指導員の知識と魔法を使い弱小貴族から成りあがり、乱世の世を戦い抜き大陸1の農業王国を興す。
元勇者パーティーの雑用係だけど、実は最強だった〜無能と罵られ追放されたので、真の実力を隠してスローライフします〜
一ノ瀬 彩音
ファンタジー
元勇者パーティーで雑用係をしていたが、追放されてしまった。
しかし彼は本当は最強でしかも、真の実力を隠していた!
今は辺境の小さな村でひっそりと暮らしている。
そうしていると……?
※第3回HJ小説大賞一次通過作品です!
【完結】無自覚最強の僕は異世界でテンプレに憧れる
いな@
ファンタジー
前世では生まれてからずっと死ぬまで病室から出れなかった少年は、神様の目に留まりました。
神様に、【健康】 のスキルを貰い、男爵家の三男として生まれます。
主人公のライは、赤ちゃんですから何もする事、出来る事が無かったのですが、魔法が使いたくて、イメージだけで魔力をぐるぐる回して数か月、魔力が見える様になり、ついには攻撃?魔法が使える様になりました。
でもまあ動けませんから、暇があったらぐるぐるしていたのですが、知らない内に凄い『古代魔法使い』になったようです。
若くして、家を出て冒険者になり、特にやることもなく、勝手気儘に旅をするそうですが、どこに行ってもトラブル発生。
ごたごたしますが、可愛い女の子とも婚約できましたので順風満帆、仲間になったテラとムルムルを肩に乗せて、今日も健康だけを頼りにほのぼの旅を続けます。
注)『無自覚』トラブルメーカーでもあります。
【★表紙イラストはnovelAIで作成しており、著作権は作者に帰属しています★】
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる