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100.『銀冠を約束するなかれ』(1)
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「まだ目が覚めないの?」
ミコトが襖を開けるのにレシンは振り返る。
「ああ、まだ」
その後をレシンは呑み込んだ。
懐かしい苦い後悔が蘇る。
一体俺は何度こんな想いを味わえばいいんだ?
闇に尋ねる問いの答えを持っていた相手は、当の昔に彼岸に渡った。
「俺ぁ」
「レシン」
言っちゃ駄目よ、それは駄目。
襖にもたれたミコトの着物は薄紫に胡蝶柄、締めた黒い繻子の帯に蒼銀の帯止めが鈍く光る。さらりと頬を掠める黒髪、桜色の唇に笑みを満たして繰り返す。
「あたし達は卑怯なのよ、代わりに闘う人を探したんだもの、傷むのは代償」
ぽんぽんと胸元を叩く白い指先が、かつて爪を剥がすほど傷ついて血に塗れていたと誰が想像しよう。
するすると柔らかな衣擦れの音を響かせて懇々と眠るオウライカの枕元に近寄り、膝を落とした。
「一体どこまで行ってるのかしら、このおたんちんは」
そっと顔を覗き込み、小さな掌で両頬を包むのに、レシンは場所を譲った。
「どんなに止めても『塔京』に潜って、あたし達のことばなんて届きやしない」
さらさらと髪がオウライカの左目の眼帯にかかる。
「そうよね、あんたにはずっとあたし達のことばは聞こえてやしないのよね。目にもきっと入ってないのよね、心配しているのは、あの破滅に突っ走る馬鹿な都市のことだけなのね」
「ミコトさん…」
「けど、だからこそ、あの子を連れ帰ってきたんでしょう?」
囁くようにミコトが続けて、レシンははっとした。
「オウライカ、あんたも多少はあたし達のことを心配してくれたって思っていいわよね?」
ぽろりと平然と微笑むミコトの瞳から涙が零れ落ちた。
「自分が『塔京』だけではなくて、『斎京』も愛し始めたからこそ、あの子を連れ帰ってくれたんでしょう、戻れなくなった時のアンカーに」
「あ…」
レシンの脳裏ににっこり笑って蒼銀の暗器を掲げるカザルの顔が蘇った。
『何作ってるんだ』
『ん? 武器』
『武器? 物騒だな』
『うん、でも、俺さ、こう言う守り方しか知らないから』
磨いては差し上げ、輝きを確かめては磨き直す一途な視線。
『包んだり、抱えたり、身代わりになったり、盾になったり、そう言うことも苦手だし?』
へへ、とどこか悲しそうに笑った。
『俺ができんのは、突っ込んだり走ったり飛び込んだり、つまりは、誰かを傷つけることしかできないんだよね』
よいしょ、どうかな、これで。
陽の光にかざしながら、切なげに愛しげに見つめる。
『で、その間に、大事な人とか物とか場所とか、もう滅茶苦茶にされちゃうわけ』
生き残っても何も残らない。勝っても何も得られない。
『何のためにやってんのかなって、いつも思ってたけれど』
すごいんだよね、『斎京』。
『こう言うものに気持ちを入れ込んで力を発生させるなんて、すごい技術だよ』
『おいおい』
魔法じゃねえんだよ、とレシンが咎めると、静かに首を振った。
『魔法だ、命の魔法、この体がなくなっても続いてくれる、時間を超える魔法』
俺が生き延びてきたのは、こう言うものがあるって知るためだったのかも知んない。
その一瞬、同じ言葉を発した自分が蘇って、レシンは言葉を失った。
俺が今日まで生きてきたのは、こう言うものを作りたかったからかも知れないです。
興奮して語ったレシンのことばを、相手はなぜ悲しげにみつめたのか。
『おめぇ…』
痛いほどわかる。
作る気持ちも、見せられた気持ちも。
『……頑張って作んな』
まだ磨きが足りねえよ。
差し出した布を、カザルがどれほど嬉しそうに受け取ったかを思い出して、レシンの喉が詰まる。
「…死ぬなんて、思っちゃなかったよ」
「…」
ミコトがそろそろと振り仰ぐ。レシンの顔を伝う、幼児のような涙を凝視する。
「あんなに早く、あっさり逝くなんざ、思っても見なかったんだよ」
なんで俺は毎度毎度、見送るばっかの側なんだ。
なんで俺は毎度毎度、引き止めることもできずに立ち竦んでなきゃなんねえんだ。
「わかってんだ、わかってたんだ、そんなことは、できやしねえ」
どれほど共に生きようと願ったところで、共白髪なんて言うのは奇跡の物語だ。
「どっちかが置き去りにされるのは、とうにわかってたんだってよ」
けど、わからねえのは。
しゃくりあげながら訴える。
「それが…どうして……いつも……俺なのか……ってことだ……ろ…」
「聞こえた、オウライカ」
ミコトが顔を戻した。
「『塔京』は元より、『斎京』の未来ももうどうだっていいのよ、あたし達」
あんたを待ってるの。
「あんたが戻ってくるのを、待ってるの」
額をそっとオウライカの額に押し当てる。
ミコトには人の心に降りる術はない。
けれど、冷えた体の熱がこれほど戻ってこないことがどう言う意味なのか、十分に知っている。
ふいにミコトは体を起こした。
ぎゅむっとオウライカの両頬を抓り上げる。
「ログ・オウライカ!」
切り裂くように叫んだ。
「あの子をまた放り出す気? あんたには責任があるの、あの子にも、あたし達にも!」
叱りつけ叩きつける声は悲鳴になっている。
「一旦助けたんなら、最後まで助けなさいよ、それでもあんた、オウライカなの!」
レシンはよろめくように立ち上がり、部屋の外へ逃れる。
「助けて…くれ…」
呻いて口を覆った。
「誰か……あの人を…助けて…」
「オウライカ!」
ミコトの叫びが耳を穿つのを聞きながら、その力が虚空に吸い込まれるしかないのを感じながら、
「助け…」
誰が、助ける?
レシンは響いた声に体を震わせて目を閉じた。
視界に満ちる荒れ狂う白波の海に息を呑む。
この『紋章』は。
レシン。
呼びかけてくる声に総毛立つ。
「そんな…馬鹿な…」
死んだとでも思ったのか。
薄曇りの空の下、海は真っ白な波が牙を剥いて猛っている。
いつの間にこんなところへ来てしまったのだろう。緑豊かな峡谷から彷徨い出た小舟は、暴れる海流に呑み込まれて、今にも砕かれてしまいそうだ。
こんな小舟で来ちゃいけない場所だった。
こんなちっぽけな覚悟で踏み込んではいけない場所だった。
「ここは…どこだ…」
レシン。
「一体、何が」
レシン。
「俺は、どこに」
白波が躍り上った。流れ落ちる膨大な水の奥に、とてつもなく大きな影が立ち上がっている。
「これは…」
もう一度、海は猛った。
咆哮が耳を劈く。
顎を掴まれ引き上げられるように振り仰ぐ空は、いつしか深遠の青に染まり、その彼方に白く大きな月が昇っていた。
引き離された。
胸をかきむしる痛みが体を走る。
一対の体であったのに、此方と彼方に引き剥がされて張り付けられた。
溢れる涙とともに激情に吠える。
「返してくれ!」
叫びが届かない。
「俺のもんだ!」
連れ去ったあいつを戻してくれ。
「俺の、生涯ただ一人の『番』を返してくれ!」
平穏も安寧も意味がない。繁栄も滅亡も同じことだ。
月の彼方に明るい笑顔が浮かび上がる。
ねえ、これ見てよ、うまく磨き上げられたと思わない?
「カ…ザル………っ?」
レシン!
ミコトが襖を開けるのにレシンは振り返る。
「ああ、まだ」
その後をレシンは呑み込んだ。
懐かしい苦い後悔が蘇る。
一体俺は何度こんな想いを味わえばいいんだ?
闇に尋ねる問いの答えを持っていた相手は、当の昔に彼岸に渡った。
「俺ぁ」
「レシン」
言っちゃ駄目よ、それは駄目。
襖にもたれたミコトの着物は薄紫に胡蝶柄、締めた黒い繻子の帯に蒼銀の帯止めが鈍く光る。さらりと頬を掠める黒髪、桜色の唇に笑みを満たして繰り返す。
「あたし達は卑怯なのよ、代わりに闘う人を探したんだもの、傷むのは代償」
ぽんぽんと胸元を叩く白い指先が、かつて爪を剥がすほど傷ついて血に塗れていたと誰が想像しよう。
するすると柔らかな衣擦れの音を響かせて懇々と眠るオウライカの枕元に近寄り、膝を落とした。
「一体どこまで行ってるのかしら、このおたんちんは」
そっと顔を覗き込み、小さな掌で両頬を包むのに、レシンは場所を譲った。
「どんなに止めても『塔京』に潜って、あたし達のことばなんて届きやしない」
さらさらと髪がオウライカの左目の眼帯にかかる。
「そうよね、あんたにはずっとあたし達のことばは聞こえてやしないのよね。目にもきっと入ってないのよね、心配しているのは、あの破滅に突っ走る馬鹿な都市のことだけなのね」
「ミコトさん…」
「けど、だからこそ、あの子を連れ帰ってきたんでしょう?」
囁くようにミコトが続けて、レシンははっとした。
「オウライカ、あんたも多少はあたし達のことを心配してくれたって思っていいわよね?」
ぽろりと平然と微笑むミコトの瞳から涙が零れ落ちた。
「自分が『塔京』だけではなくて、『斎京』も愛し始めたからこそ、あの子を連れ帰ってくれたんでしょう、戻れなくなった時のアンカーに」
「あ…」
レシンの脳裏ににっこり笑って蒼銀の暗器を掲げるカザルの顔が蘇った。
『何作ってるんだ』
『ん? 武器』
『武器? 物騒だな』
『うん、でも、俺さ、こう言う守り方しか知らないから』
磨いては差し上げ、輝きを確かめては磨き直す一途な視線。
『包んだり、抱えたり、身代わりになったり、盾になったり、そう言うことも苦手だし?』
へへ、とどこか悲しそうに笑った。
『俺ができんのは、突っ込んだり走ったり飛び込んだり、つまりは、誰かを傷つけることしかできないんだよね』
よいしょ、どうかな、これで。
陽の光にかざしながら、切なげに愛しげに見つめる。
『で、その間に、大事な人とか物とか場所とか、もう滅茶苦茶にされちゃうわけ』
生き残っても何も残らない。勝っても何も得られない。
『何のためにやってんのかなって、いつも思ってたけれど』
すごいんだよね、『斎京』。
『こう言うものに気持ちを入れ込んで力を発生させるなんて、すごい技術だよ』
『おいおい』
魔法じゃねえんだよ、とレシンが咎めると、静かに首を振った。
『魔法だ、命の魔法、この体がなくなっても続いてくれる、時間を超える魔法』
俺が生き延びてきたのは、こう言うものがあるって知るためだったのかも知んない。
その一瞬、同じ言葉を発した自分が蘇って、レシンは言葉を失った。
俺が今日まで生きてきたのは、こう言うものを作りたかったからかも知れないです。
興奮して語ったレシンのことばを、相手はなぜ悲しげにみつめたのか。
『おめぇ…』
痛いほどわかる。
作る気持ちも、見せられた気持ちも。
『……頑張って作んな』
まだ磨きが足りねえよ。
差し出した布を、カザルがどれほど嬉しそうに受け取ったかを思い出して、レシンの喉が詰まる。
「…死ぬなんて、思っちゃなかったよ」
「…」
ミコトがそろそろと振り仰ぐ。レシンの顔を伝う、幼児のような涙を凝視する。
「あんなに早く、あっさり逝くなんざ、思っても見なかったんだよ」
なんで俺は毎度毎度、見送るばっかの側なんだ。
なんで俺は毎度毎度、引き止めることもできずに立ち竦んでなきゃなんねえんだ。
「わかってんだ、わかってたんだ、そんなことは、できやしねえ」
どれほど共に生きようと願ったところで、共白髪なんて言うのは奇跡の物語だ。
「どっちかが置き去りにされるのは、とうにわかってたんだってよ」
けど、わからねえのは。
しゃくりあげながら訴える。
「それが…どうして……いつも……俺なのか……ってことだ……ろ…」
「聞こえた、オウライカ」
ミコトが顔を戻した。
「『塔京』は元より、『斎京』の未来ももうどうだっていいのよ、あたし達」
あんたを待ってるの。
「あんたが戻ってくるのを、待ってるの」
額をそっとオウライカの額に押し当てる。
ミコトには人の心に降りる術はない。
けれど、冷えた体の熱がこれほど戻ってこないことがどう言う意味なのか、十分に知っている。
ふいにミコトは体を起こした。
ぎゅむっとオウライカの両頬を抓り上げる。
「ログ・オウライカ!」
切り裂くように叫んだ。
「あの子をまた放り出す気? あんたには責任があるの、あの子にも、あたし達にも!」
叱りつけ叩きつける声は悲鳴になっている。
「一旦助けたんなら、最後まで助けなさいよ、それでもあんた、オウライカなの!」
レシンはよろめくように立ち上がり、部屋の外へ逃れる。
「助けて…くれ…」
呻いて口を覆った。
「誰か……あの人を…助けて…」
「オウライカ!」
ミコトの叫びが耳を穿つのを聞きながら、その力が虚空に吸い込まれるしかないのを感じながら、
「助け…」
誰が、助ける?
レシンは響いた声に体を震わせて目を閉じた。
視界に満ちる荒れ狂う白波の海に息を呑む。
この『紋章』は。
レシン。
呼びかけてくる声に総毛立つ。
「そんな…馬鹿な…」
死んだとでも思ったのか。
薄曇りの空の下、海は真っ白な波が牙を剥いて猛っている。
いつの間にこんなところへ来てしまったのだろう。緑豊かな峡谷から彷徨い出た小舟は、暴れる海流に呑み込まれて、今にも砕かれてしまいそうだ。
こんな小舟で来ちゃいけない場所だった。
こんなちっぽけな覚悟で踏み込んではいけない場所だった。
「ここは…どこだ…」
レシン。
「一体、何が」
レシン。
「俺は、どこに」
白波が躍り上った。流れ落ちる膨大な水の奥に、とてつもなく大きな影が立ち上がっている。
「これは…」
もう一度、海は猛った。
咆哮が耳を劈く。
顎を掴まれ引き上げられるように振り仰ぐ空は、いつしか深遠の青に染まり、その彼方に白く大きな月が昇っていた。
引き離された。
胸をかきむしる痛みが体を走る。
一対の体であったのに、此方と彼方に引き剥がされて張り付けられた。
溢れる涙とともに激情に吠える。
「返してくれ!」
叫びが届かない。
「俺のもんだ!」
連れ去ったあいつを戻してくれ。
「俺の、生涯ただ一人の『番』を返してくれ!」
平穏も安寧も意味がない。繁栄も滅亡も同じことだ。
月の彼方に明るい笑顔が浮かび上がる。
ねえ、これ見てよ、うまく磨き上げられたと思わない?
「カ…ザル………っ?」
レシン!
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