奇妙丸

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第1章甲州征伐

某日

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 死に果てたと思っていたが感覚があるので起き上がるとそこは岐阜城の寝床であった。先程までの事は夢だったのかと思ったがどうも今日の予定が思い出せなかった。小姓に聞くのも無闇なことだと考えていると「信忠様、信長様より安土城に登城するようにどのことです。」と知らされた。何用かは分からないが父上がお呼びになっているので向かった。
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