15 / 15
番外編
風紀委員長の話
しおりを挟む
あんな奴を友人だと思っていたのが、俺の人生最大の汚点だ。
思えば出会った頃から気に入らない奴だと思っていた。
人なんか信じていない、お前らに頼らずとも俺一人で出来る。そうやって人を寄せつけないようにしているのがすぐに分かる。
周囲から媚びを売られ続け、何が本音で何が偽りなのか分からない。そんな姿が、どこか俺と重なって見えた。
役柄もあってか、春とは嫌でも会話する機会があった。
そんな時、春は何とか話す話題を必死に考え、結局何も思い浮かばないままぎこちなく話しかけてくる。その様子があまりにも可笑しくて、気が緩んだ。
なんだ、可愛いところもあるじゃないか。
そう口に出すとコイツは茹で蛸のように真っ赤に顔を染めて目を見開いた。
それも面白くて面白くて。自然と話す機会が増える。
かなり打ち解けていった頃、会わなくとも話せるようにと俺から連絡先を交換しようと持ちかけた。
春は嬉しそうにスマホを両手で握りしめながら、「家族以外にスマホの電話番号を交換したのなんて、はじめてだ…」と浮かれた様子だ。まさかそこまで喜ばれるとは思っておらず、こちらまで照れてくる。
春と話す時間は楽しかった、立場を気にせず対等に言い合える相手が出来るなんて思ってもみなかったからだ。
仕事の終わりや休憩時間に、嬉しそうに訪ねてきたり、電話をかけてくる春に対して可愛らしいとすら感じていた。
しかし、最近はそんな春が不快で仕方なかった。
媚びを売ってくる奴等の中には、俺に好意を向けてくる奴も多く居た。
気持ち悪いあの媚びた目で見つめてくる奴等と似たような目を、時折春が向けてきたのだ。
お前まで俺にそんな感情を向けるのか、お前まで俺に…。
きっと春は何も悪くないなんてことは分かっている。分かっているけれど、その目がどうにもあの媚びた目と重なる。
気分が悪い。そう思い始めると止まらなかった。
ーーー
それから少し経ち、季節外れの転校生が学園にやって来た。
ソイツは俺に臆さずに面と向かって堂々と話しかけてきた。
その目に恋愛感情は無い。あわよくば懐に入ろうとする奴等の目もしていない。
やましい感情一つ無く、俺に向かってきた。
俺が転校生を気に入るのに時間はかからなかった。
そうなれば必然的に春に会わなくなる。春自身も俺に会いに来ることがぱったりと無くなった。
副会長達も仕事をせずに転校生に構い倒しているようだ。
俺も同様に、与えられた書類は放ったらかしにしてしまっている。
しかし何故だ、廊下を歩けば大抵すれ違う筈の春と全く出会わない。
転校生を気にかけていても、やはり気になってしまった。
まぁ、今はあまり会いたくもないが。
ーーー
生徒会室で会長がよからぬ事をしているという話を耳にした時、俺は視界が真っ赤に染まる程の怒りを感じた。
生徒会室に閉じこもって、親衛隊や生徒達と淫らな行為を行っているとは。
貞操観念の低いような、俺が最も嫌っている人間に成り下がったのか。
俺にあんな目を向けていた癖に、誰彼構わないとでも言うのか。
信じられない、あぁ、すっかり騙された。
いかにも俺が好きだと全身で伝えてきたようなお前が、実は最悪の下衆同然だったなんて。
生徒会の役員共が仕事をしてないのは、転校生だけでなくそれも原因なのか。
なら、丁度いい。転校生を生徒会長に推薦すれば、必然的に春は生徒会室から消え、生徒会の奴らも仕事をするようになるだろう。俺もその方が断然捗る。もうあんなクズと顔を合わせずに済む。
…悪いのは全て春だ。俺を騙し、仕事を滞らせ学園の癌となったんだ。
排除するのは風紀の務め。何も間違っちゃいない。俺は、何も間違ってないんだ。真実を確かめようともせず、そう思い込んでいた。
ーーー
計画は驚くほど順調で、式を終えた俺はあまりの呆気なさに拍子抜けする。
釈然としない。断罪したにも関わらず苛立ちはまだ胸に残っていた。
春に直接手を下し、どん底に落としやりたい、絶望させてやりたい。
そして後悔すればいい。俺の心をかき乱して弄んだ当然の罰だ。
お前のその好意の含んだ目は、不特定多数の奴等にも同じように向けていたものだったのだから。
だからこちらからも思い知らせてやる、俺はお前なんてもう求めていないんだと。
春の部屋の扉を乱暴に叩けば、アイツはドアチェーンをかけたままほんの少し扉を開きこちらを覗き見てくる。
「り、涼介…?何か用か?」
声が震えている。上手く隠しているつもりなのだろうか。しかし、どうしてだか声色がほんのりと喜びをはらんでいた。
お前なんかに心を許していたのが俺の中の最大の汚点だ。そう言ってやれば春の声は驚く程に震え、涙を堪えながら必死に言い返してくる。
気に食わない。もっと無様に泣き喚いて、絶望すればいい。
「もう、俺に近づくな。それだけだ。」
そう言い立ち去ろうとした瞬間、春はドアチェーンを外し乱暴に扉を開き俺の腕を掴んできた。
「い、やだ……ッッいやだ!涼介!!涼介待ってくれ、待って!!」
面白いぐらいに涙を溢れさせ、必死に身の潔白を訴えてくる。
この男はこの期に及んで、俺を懐柔しようとしてきている。
冷めかけていた怒りが再び膨れ上がり、春を振りほどき腹部を蹴り飛ばした。
その後の記憶は曖昧だ。壁にぐったりともたれかかったままの春に背を向け自室へと戻った。
ーーー
それから数日で転校生が生徒会長の後を本格的に継いだ。
その後騒動から一月程経てば学園は落ち着きを取り戻し、春がいなくなったことで通常通り使用できるようになった生徒会室で副会長達は何処か生気が抜けた様子だが黙々と仕事に取り組んでいる。
特に副会長は今までのことが嘘だったかのように転校生に構いきりにはならなくなり、Fクラスの校舎へよく足を運んでは意気消沈とした様子で帰ってくる。
「わ、私の、私のせいで…は、…春さんは、…?どこに…、校舎外に…いや、ありえない、まさか、Fクラスの寮に、いや、教室に…?
閉じ込められているんじゃ、まさか、まさか…、でも、淫乱だって噂を流したのは、私で…今の春さんは、なにをされても、助けなんて……。」
「………は、?」
顔をここ最近ずっと青褪めさせている副会長の呟きに思わず耳を疑う。
思わず肩に掴みかかり強く揺さぶった。
「オイ、噂を流したってどういうことだ!?」
「は、はぁ…!?貴方まさか、信じてたんです!?、わ、私が、元会長を、孤立させる為に、流した…う、噂のことですよ…」
それを聞いた瞬間、頭から血の気がサッと引いていく。
噂…?何を言っているんだ?事実だろう。
春は下衆で生徒会室を私物化してヤリ部屋にするような、貞操観念もクソもない奴なんだろう。
でないと俺は、根も葉もない嘘にまんまと騙されたことになる。違う、違う、全て春が悪いはずだ、春が…。
「そ、そうだ、元からこんな計画じゃ…傷ついた春さんが私を頼ってくるはずだったのに、も、元はと言えば、あぁあ貴方がっ、春さんを奪ったせいで…、」
「奪ったぁ!??てめぇさっきからワケわかんねえこと言ってんじゃねえぞ!」
苛立ちのあまり胸ぐらを掴み突き飛ばせば、副会長は地面に叩きつけられ咳き込む。
「は、春さんが乱行なんて、してるはずないでしょう!?は、はははっ、なんなら私達の分まで、ずっと仕事してましたよ…、生徒会室にこもりっきりで、だから噂を流すには本当に都合が良かった…。」
「こ、孤立した春さんはね、私にこう言うはずだったんです…!『慎也、助けてくれ…』って!可哀想なくらい弱った彼に私だけが手を差し伸べて、そのまま卒業まで私が大切に大切に守って差し上げるんです…!なのに、なのになのに、何も言わないまま消えてしまったなんて!!」
ーーー
終わりです。既に投稿した気になって放置していたブツです。
しつこく春に電話してるのは勿論風紀委員長さんですが、最終話にもある通りそのうち電源を切られますし、もう春にはスマホなんて必要ないと思うので、天野さんに勝手に解約されちゃうんじゃないですかね…という。
思えば出会った頃から気に入らない奴だと思っていた。
人なんか信じていない、お前らに頼らずとも俺一人で出来る。そうやって人を寄せつけないようにしているのがすぐに分かる。
周囲から媚びを売られ続け、何が本音で何が偽りなのか分からない。そんな姿が、どこか俺と重なって見えた。
役柄もあってか、春とは嫌でも会話する機会があった。
そんな時、春は何とか話す話題を必死に考え、結局何も思い浮かばないままぎこちなく話しかけてくる。その様子があまりにも可笑しくて、気が緩んだ。
なんだ、可愛いところもあるじゃないか。
そう口に出すとコイツは茹で蛸のように真っ赤に顔を染めて目を見開いた。
それも面白くて面白くて。自然と話す機会が増える。
かなり打ち解けていった頃、会わなくとも話せるようにと俺から連絡先を交換しようと持ちかけた。
春は嬉しそうにスマホを両手で握りしめながら、「家族以外にスマホの電話番号を交換したのなんて、はじめてだ…」と浮かれた様子だ。まさかそこまで喜ばれるとは思っておらず、こちらまで照れてくる。
春と話す時間は楽しかった、立場を気にせず対等に言い合える相手が出来るなんて思ってもみなかったからだ。
仕事の終わりや休憩時間に、嬉しそうに訪ねてきたり、電話をかけてくる春に対して可愛らしいとすら感じていた。
しかし、最近はそんな春が不快で仕方なかった。
媚びを売ってくる奴等の中には、俺に好意を向けてくる奴も多く居た。
気持ち悪いあの媚びた目で見つめてくる奴等と似たような目を、時折春が向けてきたのだ。
お前まで俺にそんな感情を向けるのか、お前まで俺に…。
きっと春は何も悪くないなんてことは分かっている。分かっているけれど、その目がどうにもあの媚びた目と重なる。
気分が悪い。そう思い始めると止まらなかった。
ーーー
それから少し経ち、季節外れの転校生が学園にやって来た。
ソイツは俺に臆さずに面と向かって堂々と話しかけてきた。
その目に恋愛感情は無い。あわよくば懐に入ろうとする奴等の目もしていない。
やましい感情一つ無く、俺に向かってきた。
俺が転校生を気に入るのに時間はかからなかった。
そうなれば必然的に春に会わなくなる。春自身も俺に会いに来ることがぱったりと無くなった。
副会長達も仕事をせずに転校生に構い倒しているようだ。
俺も同様に、与えられた書類は放ったらかしにしてしまっている。
しかし何故だ、廊下を歩けば大抵すれ違う筈の春と全く出会わない。
転校生を気にかけていても、やはり気になってしまった。
まぁ、今はあまり会いたくもないが。
ーーー
生徒会室で会長がよからぬ事をしているという話を耳にした時、俺は視界が真っ赤に染まる程の怒りを感じた。
生徒会室に閉じこもって、親衛隊や生徒達と淫らな行為を行っているとは。
貞操観念の低いような、俺が最も嫌っている人間に成り下がったのか。
俺にあんな目を向けていた癖に、誰彼構わないとでも言うのか。
信じられない、あぁ、すっかり騙された。
いかにも俺が好きだと全身で伝えてきたようなお前が、実は最悪の下衆同然だったなんて。
生徒会の役員共が仕事をしてないのは、転校生だけでなくそれも原因なのか。
なら、丁度いい。転校生を生徒会長に推薦すれば、必然的に春は生徒会室から消え、生徒会の奴らも仕事をするようになるだろう。俺もその方が断然捗る。もうあんなクズと顔を合わせずに済む。
…悪いのは全て春だ。俺を騙し、仕事を滞らせ学園の癌となったんだ。
排除するのは風紀の務め。何も間違っちゃいない。俺は、何も間違ってないんだ。真実を確かめようともせず、そう思い込んでいた。
ーーー
計画は驚くほど順調で、式を終えた俺はあまりの呆気なさに拍子抜けする。
釈然としない。断罪したにも関わらず苛立ちはまだ胸に残っていた。
春に直接手を下し、どん底に落としやりたい、絶望させてやりたい。
そして後悔すればいい。俺の心をかき乱して弄んだ当然の罰だ。
お前のその好意の含んだ目は、不特定多数の奴等にも同じように向けていたものだったのだから。
だからこちらからも思い知らせてやる、俺はお前なんてもう求めていないんだと。
春の部屋の扉を乱暴に叩けば、アイツはドアチェーンをかけたままほんの少し扉を開きこちらを覗き見てくる。
「り、涼介…?何か用か?」
声が震えている。上手く隠しているつもりなのだろうか。しかし、どうしてだか声色がほんのりと喜びをはらんでいた。
お前なんかに心を許していたのが俺の中の最大の汚点だ。そう言ってやれば春の声は驚く程に震え、涙を堪えながら必死に言い返してくる。
気に食わない。もっと無様に泣き喚いて、絶望すればいい。
「もう、俺に近づくな。それだけだ。」
そう言い立ち去ろうとした瞬間、春はドアチェーンを外し乱暴に扉を開き俺の腕を掴んできた。
「い、やだ……ッッいやだ!涼介!!涼介待ってくれ、待って!!」
面白いぐらいに涙を溢れさせ、必死に身の潔白を訴えてくる。
この男はこの期に及んで、俺を懐柔しようとしてきている。
冷めかけていた怒りが再び膨れ上がり、春を振りほどき腹部を蹴り飛ばした。
その後の記憶は曖昧だ。壁にぐったりともたれかかったままの春に背を向け自室へと戻った。
ーーー
それから数日で転校生が生徒会長の後を本格的に継いだ。
その後騒動から一月程経てば学園は落ち着きを取り戻し、春がいなくなったことで通常通り使用できるようになった生徒会室で副会長達は何処か生気が抜けた様子だが黙々と仕事に取り組んでいる。
特に副会長は今までのことが嘘だったかのように転校生に構いきりにはならなくなり、Fクラスの校舎へよく足を運んでは意気消沈とした様子で帰ってくる。
「わ、私の、私のせいで…は、…春さんは、…?どこに…、校舎外に…いや、ありえない、まさか、Fクラスの寮に、いや、教室に…?
閉じ込められているんじゃ、まさか、まさか…、でも、淫乱だって噂を流したのは、私で…今の春さんは、なにをされても、助けなんて……。」
「………は、?」
顔をここ最近ずっと青褪めさせている副会長の呟きに思わず耳を疑う。
思わず肩に掴みかかり強く揺さぶった。
「オイ、噂を流したってどういうことだ!?」
「は、はぁ…!?貴方まさか、信じてたんです!?、わ、私が、元会長を、孤立させる為に、流した…う、噂のことですよ…」
それを聞いた瞬間、頭から血の気がサッと引いていく。
噂…?何を言っているんだ?事実だろう。
春は下衆で生徒会室を私物化してヤリ部屋にするような、貞操観念もクソもない奴なんだろう。
でないと俺は、根も葉もない嘘にまんまと騙されたことになる。違う、違う、全て春が悪いはずだ、春が…。
「そ、そうだ、元からこんな計画じゃ…傷ついた春さんが私を頼ってくるはずだったのに、も、元はと言えば、あぁあ貴方がっ、春さんを奪ったせいで…、」
「奪ったぁ!??てめぇさっきからワケわかんねえこと言ってんじゃねえぞ!」
苛立ちのあまり胸ぐらを掴み突き飛ばせば、副会長は地面に叩きつけられ咳き込む。
「は、春さんが乱行なんて、してるはずないでしょう!?は、はははっ、なんなら私達の分まで、ずっと仕事してましたよ…、生徒会室にこもりっきりで、だから噂を流すには本当に都合が良かった…。」
「こ、孤立した春さんはね、私にこう言うはずだったんです…!『慎也、助けてくれ…』って!可哀想なくらい弱った彼に私だけが手を差し伸べて、そのまま卒業まで私が大切に大切に守って差し上げるんです…!なのに、なのになのに、何も言わないまま消えてしまったなんて!!」
ーーー
終わりです。既に投稿した気になって放置していたブツです。
しつこく春に電話してるのは勿論風紀委員長さんですが、最終話にもある通りそのうち電源を切られますし、もう春にはスマホなんて必要ないと思うので、天野さんに勝手に解約されちゃうんじゃないですかね…という。
43
お気に入りに追加
400
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(10件)
あなたにおすすめの小説
どうやら手懐けてしまったようだ...さて、どうしよう。
彩ノ華
BL
ある日BLゲームの中に転生した俺は義弟と主人公(ヒロイン)をくっつけようと決意する。
だが、義弟からも主人公からも…ましてや攻略対象者たちからも気に入れられる始末…。
どうやら手懐けてしまったようだ…さて、どうしよう。
平凡な男子高校生が、素敵な、ある意味必然的な運命をつかむお話。
しゅ
BL
平凡な男子高校生が、非凡な男子高校生にベタベタで甘々に可愛がられて、ただただ幸せになる話です。
基本主人公目線で進行しますが、1部友人達の目線になることがあります。
一部ファンタジー。基本ありきたりな話です。
それでも宜しければどうぞ。
転生場所は嫌われ所
あぎ
BL
会社員の千鶴(ちずる)は、今日も今日とて残業で、疲れていた
そんな時、男子高校生が、きらりと光る穴へ吸い込まれたのを見た。
※
※
最近かなり頻繁に起こる、これを皆『ホワイトルーム現象』と読んでいた。
とある解析者が、『ホワイトルーム現象が起きた時、その場にいると私たちの住む現実世界から望む仮想世界へ行くことが出来ます。』と、発表したが、それ以降、ホワイトルーム現象は起きなくなった
※
※
そんな中、千鶴が見たのは何年も前に消息したはずのホワイトルーム現象。可愛らしい男の子が吸い込まれていて。
彼を助けたら、解析者の言う通りの異世界で。
16:00更新
婚約破棄が始まる前に、割と早急にざまぁが始まって終わる話(番外編あり)
雷尾
BL
魅了ダメ。ゼッタイ。という小話。
悪役令息もちゃんと悪役らしいところは悪役しています多分。
※番外編追加。前作の悪役があんまりにも気の毒だという人向け
好きになるつもりなんてなかった
いちみやりょう
BL
高校から外部生として入学した学校で石平 龍介は生徒会長の親衛隊長をお願いされてしまう。
龍介はおじさんの教えで“情けは人のためならず”を思い出して引き受けてしまった。
ゲイやバイを嫌っているという噂の生徒会長。
親衛隊もさることながら親衛隊長ともなればさらに嫌われると言われたが、
人を好きになったことがない龍介は、会長のことを好きにならなければ問題ないと思っていた……。
Q.親友のブラコン兄弟から敵意を向けられています。どうすれば助かりますか?
書鈴 夏(ショベルカー)
BL
平々凡々な高校生、茂部正人«もぶまさと»にはひとつの悩みがある。
それは、親友である八乙女楓真«やおとめふうま»の兄と弟から、尋常でない敵意を向けられることであった。ブラコンである彼らは、大切な彼と仲良くしている茂部を警戒しているのだ──そう考える茂部は悩みつつも、楓真と仲を深めていく。
友達関係を続けるため、たまに折れそうにもなるけど圧には負けない!!頑張れ、茂部!!
なお、兄弟は三人とも好意を茂部に向けているものとする。
7/28
一度完結しました。小ネタなど書けたら追加していきたいと思います。
当たって砕けていたら彼氏ができました
ちとせあき
BL
毎月24日は覚悟の日だ。
学校で少し浮いてる三倉莉緒は王子様のような同級生、寺田紘に恋をしている。
教室で意図せず公開告白をしてしまって以来、欠かさずしている月に1度の告白だが、19回目の告白でやっと心が砕けた。
諦めようとする莉緒に突っかかってくるのはあれ程告白を拒否してきた紘で…。
寺田絋
自分と同じくらいモテる莉緒がムカついたのでちょっかいをかけたら好かれた残念男子
×
三倉莉緒
クールイケメン男子と思われているただの陰キャ
そういうシーンはありませんが一応R15にしておきました。
お気に入り登録ありがとうございます。なんだか嬉しいので載せるか迷った紘視点を追加で投稿します。ただ紘は残念な子過ぎるので莉緒視点と印象が変わると思います。ご注意ください。
お気に入り登録100ありがとうございます。お付き合いに浮かれている二人の小話投稿しました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
あ、え、好きです…
こういうのが読みたかったんです✨🙇♀️
ありがとうございます😭
こちらこそご感想ありがとうございます!
そう言っていただけてなによりです、とても嬉しいです!
ここまで読んでくださりありがとうございました!
こういうのが読みたかったんです✨🙇♀️
ありがとうございます😭
こちらこそご感想ありがとうございます!
そう言っていただけてなによりです、とても嬉しいです!
ここまで読んでくださりありがとうございました!