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第二章 リータ魔王国復興編
第40話 「レイアの願い」
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「タクト、わらわの話をよく聞いておくれ」
レイアは私を引っ張ってくると、席に座らせ、テーブルに身を乗り出して話し始める。
「タクトよ、実はの!」
レイアの気迫に圧倒されつつ、私は次の言葉を待つ。
「わらわの世話をしておるメイド達が、そなたの事を気に入っておっての、可愛がってやってほしいのじゃ!」
「は? どういう事?」
レイアの言っている意味が全く理解できずに固まる私をよそに、レイアは淡々と話を進める。
「入ってまいれ」
レイアが合図すると、十人のメイド達が部屋に入ってくる。いつも私とレイアの世話をしているサキュバスのメイドだ。
「この者達とまぐわってやってほしいのじゃ。皆そなたの事をひどく気に入ったようでの、せがまれてしもうた。わらわも主として、こやつらの願いを叶えてやりたいのじゃ」
「何言ってるんだレイア、そんなの無理に決まってるだろ?」
私の反応にレイアが困った顔をする。だが、呆れ果てて困っているのはこっちの方だ。
「何じゃ? 嫌なのか?」
「嫌というか、それ以前に私とレイアは結婚してるじゃないか」
「結婚したらダメなのか?」
レイアの反応に私は愕然とする。一から説明しないといけないのか。
「結婚っていうのは、『二人が愛し合ってまぐわいますよ。他の人とはしませんから、みんなも手を出さないでね』という宣言みたいなものだろ?」
「そうなのか? まったくそんな事はないぞ」
いやいや、それは違うだろう。私は毅然としてレイアに反論する。
「それでは結婚する意味が無いじゃないか。お互いの事を誰からも邪魔されず、お互い裏切らないと誓い合って愛し合うからするもんだろう」
「そうか。なるほどのう。タクトの言う事も一理あるかもしれぬの」
レイアの言葉に私はホッとする。レイアの行為はどう考えても無茶すぎる。
「やっとわかってくれたか」
「じゃが、タクトは勘違いしておるな。わらわと結婚するという事は、そなたの子孫を多く残さねばならぬのじゃ」
レイアが意味不明な事を言い出す。全然勘違いじゃないと思うが?
「え? そうなの? じゃあレイアとの子を多く残せばいいだけじゃないか!?」
「それは魔王が男ならという事じゃ」
「男?」
「そうじゃ。男なら、多くの女と契りを結び、子孫を残す事ができるじゃろ?」
多重婚とか一夫多妻の事を言っているのか?
「そうだな。まあ私的にはあまりいいとは思わないが」
「じゃが、わらわは女だ。そうすると、子孫を残すにも限りがある」
「そうだな。多くの男と交わっても生むのはレイアだし、一緒だからな」
「そうじゃ。だから夫であるタクトには、多くの女と交わって子孫を残すことが必要なのじゃ」
理由になってない! 論理破綻しているだろ、レイア。
「そこおかしいだろ!?」
「なぜじゃ?」
「だって魔王なのはレイアであって、私じゃない。私が子孫を残しても、魔王の子孫にはならないだろ?」
「違うのじゃ。女が魔王の場合、夫となるのは一人だけなのじゃ」
「え?」
何か論点が微妙にズレた事を言ってる気がするが……。とりあえず聞こう。
「それが魔界での掟なのじゃ。当然その一人と交わり、子孫を残す。そして魔王の夫となった者の子供もまた、魔王の子孫と認められるのじゃ」
「本当か……」
何か一部の男にとっては天国のような話ではあるが、レイアとだけいたい今の私としては、厄介な掟でしかない。一体誰が決めたんだ? そいつを殴ってやりたい気分だ。
「わかったか。じゃから、結婚したら他の女と交われないとか、魔界では無いのじゃ。むしろ多くの者と交わるのがよいのじゃ」
もう滅茶苦茶だな。人間の私には理解不能な論理だ。
「そうなのか…… けど、そうだとしても!」
私の回答は一つだ!
「私は嫌だ!!!」
「タクト、何を言っておる?」
「私はレイアの事が好きなんだ! レイアだけを愛し、レイアとだけ子供を作りたい!」
私は心に渦巻く感情をここぞとばかりにレイアにぶつける。
「確かに、フィナーンとの事は今でもレイアには申し訳ないと思ってる。だけどもう、他の女性となんて考えられないんだ!!」
「タクト、そなたのわらわを思う気持ち、すごく嬉しいぞ」
「レイア……」
「じゃがの、そなた、わらわの事を本当に好きか?」
何を言っているんだレイア!? 私の気持ちは十分届いているだろう?
「え?」
「わらわのどこが好きなのじゃ? 何を愛してるのじゃ?」
何が言いたいんだ、レイア。私の心は決まっている!
「私は…… レイアのすべてが好きだ!! レイアは私にとってすべて完璧な女性なんだ!」
「それはまこと偽りない気持ちか?」
「そうだ」
「ではそなたが好きと言うわらわの願いをなぜ聞き入れぬと言うのか?」
「!」
私は一瞬固まる。彼女達と交わる事をレイアが望んでいるのか?
「わらわの想いを嫌だと突き放すのか?」
レイアの言葉に返す言葉が見つからない。これがレイアの本当の想いなのか?
「そ、それは……」
「そなたが愛するというわらわと、そなたの目の前にいるわらわは、同じ者なのか? それとも別人か?」
レイアは涙を流しながら私に言った。私の知らないレイアがそこにいるようだ……。だが――。
「レイア……」
レイアの言葉が私に刺さる。おまけに泣かせてしまった。そう、私の前にいるレイアは――。
「どうなのじゃ? 答えよタクト」
紛れもない、本物だ。
「私の……」
私は言葉を必死に探しながら、答えの続きを口にする。
「私の目の前にいるレイアは、私が愛するレイアだ!」
「タクト……」
降参だ。ここまで言われたらもう、聞き入れるしかない。私は覚悟を決める。
「ごめんなレイア。私はバカな男だ。愛する君の望みも叶えてやれない愚かな奴だった……」
私はレイアの目を見つめながら答え、メイド達の前で涙する。そしてレイアを抱きしめる。
「それがレイアの願いだって言うなら、受け入れるのが夫としての筋だよな」
「ああ、そうじゃ」
「わかった。私はレイアの願いを受け入れる。その上で言わせてくれ。これからもずっと、レイアを愛してると……」
私の返答にレイアが微笑みながら口にする。
「ああ。ずっとわらわを愛せよ。タクト」
メイド達が涙を流し、拭いながら見守る中、私とレイアはさらに互いの絆を深める。私は抱いた手をを緩め、レイアを見つめる。
「レイア、一つだけお願いがある」
「何じゃ? 申せ」
「その…… 一人ずつでもいいかな? 相手にするの」
「どういう事じゃ?」
「メイド達、十人いるだろ? 一度に何人もは無理なんだ」
レイアは私の返答に笑い、答える。
「そういう事か? やはりそなたは面白きやつじゃな。よいぞ、好きにしろ」
「ありがとうレイア、助かるよ」
私の発言にメイド達もクスクス笑いを堪えている。
「タクト、聞き入れてくれたお礼に、わらわからこれを授ける」
レイアは私に魔法をかける。特に変わった様子はない。
「これで今日一日、何度まぐわっても平気な状態にしておいた。皆を存分に愉しませてやってくれ」
どうやらレイアがしてくれたのは、精力が尽きないものらしい。魔王恐るべしだ。その後レイアは、メイド達を一人ずつ紹介してくれた。
「ではアンから行くがよい。その後の順は向こうでわらわが決めてやろう」
え? みんな部屋にいるの? ちょっと待ってくれ!
「レイア、できれば魔王の間でやってくれないか。恥ずかしいから……」
「そうなのか? わらわが一緒ではダメなのか?」
それだけは御免こうむりたい。私はレイアが傷つかない言葉を探す。
「ああ。外でお願いします……」
レイア済まない。一番見られたくないのだ。それは譲れない。
「あいわかった。皆の者、一旦魔王の間へゆくぞ」
レイア達は私の意向を汲み、魔王の間へ移動する。扉が閉まると、私はアンと二人きりになる。少しの間、静寂が二人を包む。私はアンを寝室へと案内し、ベッドに腰掛ける。
「その…… 嫌じゃなかった?」
私が話を切り出す。アンは私の目を見て答える。
「嫌だなんて…… 私は嬉しゅうございます。私達の願いを聞いてくれて、感謝しています」
目の前にいるメイド服を着た女性は、私がこれまで出会ったどの人間の女性よりも綺麗な顔立ちだ。もちろんレイアは例外だが。
はち切れんばかりの胸にくびれた腰、突き出た尻。背中の羽根が無ければ人間の美女と見間違うだろう。それがサキュバスの特徴だとしても、こんな女性に誘われたらどんな男でもついて行ってしまうだろう。
「タクト様、失礼します」
アンはメイド服を脱ぎ、一糸まとわぬ姿となる。その瞬間から彼女の美脚が露わになる。私は思わず目を奪われ、股間がいきりた勃ってしまう。私のどこが好きになったとか、相手の事を聞いたりする予定だったが、こうなってはもう相手に対して失礼だ。私も服をすべて脱ぎ、アンに答える。
「ああ。おいで」
私はアンを迎え入れ、肩を抱き寄せて口づけする。彼女を喜ばせるため、私は時間をかけてピンク色の柔肌に触れ、余すことなく堪能する。レイアの魔法のお陰で、彼女が失望する事はないだろう。
唇を離し、彼女のすべてを愛すがごとく、肌に口づけし舐め回す。愉悦に喘ぐアンの声と表情が私への答えだ。刹那さえ隙を見せぬ気概で臨む私とアンとの時間は、時に優しく、時に激しく溶け合っていくのであった――。
レイアは私を引っ張ってくると、席に座らせ、テーブルに身を乗り出して話し始める。
「タクトよ、実はの!」
レイアの気迫に圧倒されつつ、私は次の言葉を待つ。
「わらわの世話をしておるメイド達が、そなたの事を気に入っておっての、可愛がってやってほしいのじゃ!」
「は? どういう事?」
レイアの言っている意味が全く理解できずに固まる私をよそに、レイアは淡々と話を進める。
「入ってまいれ」
レイアが合図すると、十人のメイド達が部屋に入ってくる。いつも私とレイアの世話をしているサキュバスのメイドだ。
「この者達とまぐわってやってほしいのじゃ。皆そなたの事をひどく気に入ったようでの、せがまれてしもうた。わらわも主として、こやつらの願いを叶えてやりたいのじゃ」
「何言ってるんだレイア、そんなの無理に決まってるだろ?」
私の反応にレイアが困った顔をする。だが、呆れ果てて困っているのはこっちの方だ。
「何じゃ? 嫌なのか?」
「嫌というか、それ以前に私とレイアは結婚してるじゃないか」
「結婚したらダメなのか?」
レイアの反応に私は愕然とする。一から説明しないといけないのか。
「結婚っていうのは、『二人が愛し合ってまぐわいますよ。他の人とはしませんから、みんなも手を出さないでね』という宣言みたいなものだろ?」
「そうなのか? まったくそんな事はないぞ」
いやいや、それは違うだろう。私は毅然としてレイアに反論する。
「それでは結婚する意味が無いじゃないか。お互いの事を誰からも邪魔されず、お互い裏切らないと誓い合って愛し合うからするもんだろう」
「そうか。なるほどのう。タクトの言う事も一理あるかもしれぬの」
レイアの言葉に私はホッとする。レイアの行為はどう考えても無茶すぎる。
「やっとわかってくれたか」
「じゃが、タクトは勘違いしておるな。わらわと結婚するという事は、そなたの子孫を多く残さねばならぬのじゃ」
レイアが意味不明な事を言い出す。全然勘違いじゃないと思うが?
「え? そうなの? じゃあレイアとの子を多く残せばいいだけじゃないか!?」
「それは魔王が男ならという事じゃ」
「男?」
「そうじゃ。男なら、多くの女と契りを結び、子孫を残す事ができるじゃろ?」
多重婚とか一夫多妻の事を言っているのか?
「そうだな。まあ私的にはあまりいいとは思わないが」
「じゃが、わらわは女だ。そうすると、子孫を残すにも限りがある」
「そうだな。多くの男と交わっても生むのはレイアだし、一緒だからな」
「そうじゃ。だから夫であるタクトには、多くの女と交わって子孫を残すことが必要なのじゃ」
理由になってない! 論理破綻しているだろ、レイア。
「そこおかしいだろ!?」
「なぜじゃ?」
「だって魔王なのはレイアであって、私じゃない。私が子孫を残しても、魔王の子孫にはならないだろ?」
「違うのじゃ。女が魔王の場合、夫となるのは一人だけなのじゃ」
「え?」
何か論点が微妙にズレた事を言ってる気がするが……。とりあえず聞こう。
「それが魔界での掟なのじゃ。当然その一人と交わり、子孫を残す。そして魔王の夫となった者の子供もまた、魔王の子孫と認められるのじゃ」
「本当か……」
何か一部の男にとっては天国のような話ではあるが、レイアとだけいたい今の私としては、厄介な掟でしかない。一体誰が決めたんだ? そいつを殴ってやりたい気分だ。
「わかったか。じゃから、結婚したら他の女と交われないとか、魔界では無いのじゃ。むしろ多くの者と交わるのがよいのじゃ」
もう滅茶苦茶だな。人間の私には理解不能な論理だ。
「そうなのか…… けど、そうだとしても!」
私の回答は一つだ!
「私は嫌だ!!!」
「タクト、何を言っておる?」
「私はレイアの事が好きなんだ! レイアだけを愛し、レイアとだけ子供を作りたい!」
私は心に渦巻く感情をここぞとばかりにレイアにぶつける。
「確かに、フィナーンとの事は今でもレイアには申し訳ないと思ってる。だけどもう、他の女性となんて考えられないんだ!!」
「タクト、そなたのわらわを思う気持ち、すごく嬉しいぞ」
「レイア……」
「じゃがの、そなた、わらわの事を本当に好きか?」
何を言っているんだレイア!? 私の気持ちは十分届いているだろう?
「え?」
「わらわのどこが好きなのじゃ? 何を愛してるのじゃ?」
何が言いたいんだ、レイア。私の心は決まっている!
「私は…… レイアのすべてが好きだ!! レイアは私にとってすべて完璧な女性なんだ!」
「それはまこと偽りない気持ちか?」
「そうだ」
「ではそなたが好きと言うわらわの願いをなぜ聞き入れぬと言うのか?」
「!」
私は一瞬固まる。彼女達と交わる事をレイアが望んでいるのか?
「わらわの想いを嫌だと突き放すのか?」
レイアの言葉に返す言葉が見つからない。これがレイアの本当の想いなのか?
「そ、それは……」
「そなたが愛するというわらわと、そなたの目の前にいるわらわは、同じ者なのか? それとも別人か?」
レイアは涙を流しながら私に言った。私の知らないレイアがそこにいるようだ……。だが――。
「レイア……」
レイアの言葉が私に刺さる。おまけに泣かせてしまった。そう、私の前にいるレイアは――。
「どうなのじゃ? 答えよタクト」
紛れもない、本物だ。
「私の……」
私は言葉を必死に探しながら、答えの続きを口にする。
「私の目の前にいるレイアは、私が愛するレイアだ!」
「タクト……」
降参だ。ここまで言われたらもう、聞き入れるしかない。私は覚悟を決める。
「ごめんなレイア。私はバカな男だ。愛する君の望みも叶えてやれない愚かな奴だった……」
私はレイアの目を見つめながら答え、メイド達の前で涙する。そしてレイアを抱きしめる。
「それがレイアの願いだって言うなら、受け入れるのが夫としての筋だよな」
「ああ、そうじゃ」
「わかった。私はレイアの願いを受け入れる。その上で言わせてくれ。これからもずっと、レイアを愛してると……」
私の返答にレイアが微笑みながら口にする。
「ああ。ずっとわらわを愛せよ。タクト」
メイド達が涙を流し、拭いながら見守る中、私とレイアはさらに互いの絆を深める。私は抱いた手をを緩め、レイアを見つめる。
「レイア、一つだけお願いがある」
「何じゃ? 申せ」
「その…… 一人ずつでもいいかな? 相手にするの」
「どういう事じゃ?」
「メイド達、十人いるだろ? 一度に何人もは無理なんだ」
レイアは私の返答に笑い、答える。
「そういう事か? やはりそなたは面白きやつじゃな。よいぞ、好きにしろ」
「ありがとうレイア、助かるよ」
私の発言にメイド達もクスクス笑いを堪えている。
「タクト、聞き入れてくれたお礼に、わらわからこれを授ける」
レイアは私に魔法をかける。特に変わった様子はない。
「これで今日一日、何度まぐわっても平気な状態にしておいた。皆を存分に愉しませてやってくれ」
どうやらレイアがしてくれたのは、精力が尽きないものらしい。魔王恐るべしだ。その後レイアは、メイド達を一人ずつ紹介してくれた。
「ではアンから行くがよい。その後の順は向こうでわらわが決めてやろう」
え? みんな部屋にいるの? ちょっと待ってくれ!
「レイア、できれば魔王の間でやってくれないか。恥ずかしいから……」
「そうなのか? わらわが一緒ではダメなのか?」
それだけは御免こうむりたい。私はレイアが傷つかない言葉を探す。
「ああ。外でお願いします……」
レイア済まない。一番見られたくないのだ。それは譲れない。
「あいわかった。皆の者、一旦魔王の間へゆくぞ」
レイア達は私の意向を汲み、魔王の間へ移動する。扉が閉まると、私はアンと二人きりになる。少しの間、静寂が二人を包む。私はアンを寝室へと案内し、ベッドに腰掛ける。
「その…… 嫌じゃなかった?」
私が話を切り出す。アンは私の目を見て答える。
「嫌だなんて…… 私は嬉しゅうございます。私達の願いを聞いてくれて、感謝しています」
目の前にいるメイド服を着た女性は、私がこれまで出会ったどの人間の女性よりも綺麗な顔立ちだ。もちろんレイアは例外だが。
はち切れんばかりの胸にくびれた腰、突き出た尻。背中の羽根が無ければ人間の美女と見間違うだろう。それがサキュバスの特徴だとしても、こんな女性に誘われたらどんな男でもついて行ってしまうだろう。
「タクト様、失礼します」
アンはメイド服を脱ぎ、一糸まとわぬ姿となる。その瞬間から彼女の美脚が露わになる。私は思わず目を奪われ、股間がいきりた勃ってしまう。私のどこが好きになったとか、相手の事を聞いたりする予定だったが、こうなってはもう相手に対して失礼だ。私も服をすべて脱ぎ、アンに答える。
「ああ。おいで」
私はアンを迎え入れ、肩を抱き寄せて口づけする。彼女を喜ばせるため、私は時間をかけてピンク色の柔肌に触れ、余すことなく堪能する。レイアの魔法のお陰で、彼女が失望する事はないだろう。
唇を離し、彼女のすべてを愛すがごとく、肌に口づけし舐め回す。愉悦に喘ぐアンの声と表情が私への答えだ。刹那さえ隙を見せぬ気概で臨む私とアンとの時間は、時に優しく、時に激しく溶け合っていくのであった――。
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