猫をかぶるにも程がある

如月自由

文字の大きさ
上 下
26 / 35
本編

26 分かんない

しおりを挟む

 澄んだ色のクリームソーダから、涼しげな泡がぷつぷつと出ている。俺もそっちにしとけばよかったかな、と呟くと、目の前に座る祐介は「他人の選んだものってなぜか良さげに見えるよなー」と笑ってスプーンを突っ込んだ。
 自分の頼んだアイスコーヒーをストローでかき混ぜながら、俺は何となく祐介を見つめた。
「冷てー! うま!」なんて楽しげにアイスをすくって頬張る祐介を見ていると、脳死でアイスコーヒーを選んだ自分が何だか、重大なミスを犯したような気分になってくる。

「クリームソーダって綺麗な色してるよな。俺、この緑色割と好き」
「綺麗なのって最初だけじゃね? こうやって、アイスかき混ぜたら……ほら。なんか濁った微妙な色に――ってうわっ、アイスかき混ぜたらめっちゃ泡溢れてきた!」
「あはは! やばいやばい飲まなきゃじゃん」

 慌ててストローで吸い上げた後「今ので結構減っちゃった……」とどこか悲しげに呟く祐介。「どんまい」と軽く慰めるが、祐介はしばらく名残惜しそうにクリームソーダを見つめていた。

「まあ、今日は俺の奢りだしいいじゃん。なんならもう一杯飲む?」
「え、マジ? やったぁホントに頼んじゃおっかな」
「マジかよ。いや全然いいけどさ、二杯も飲んでお腹壊さない?」
「……やめとく」
「あはは!」

 そんなとりとめもない話をしつつ、祐介はクリームソーダのアイスをあらかた食べ終わり、スプーンを置いて「で?」と俺に向き直った。

「本題に入るんだけど、俺に相談したいことって何? 一樹と何かあった?」
「それが……」

 俺は飲むでもなく、無意味にアイスコーヒーをかき混ぜた。黒い水がぐるぐると渦を巻いている。

 二日前――もう二日前のことだ。バイト帰りに直川さんに誘われてご飯に行って、そこで一樹の話を聞いて、嘘だろと思って一樹へ会いに行ったら、直川さんの話を裏付けるような一樹の言葉を聞いてしまったのは。
 あんなことを言うやつだとは思わなかった。直川さんに「んなもん適当におだてて気持ちよくヤるためのリップサービスに決まってんだろうが。なに真に受けちゃってんの? お前ずっと勘違いしすぎなんだよ」と言い放った、一樹の冷え切った声色が耳の奥にずっと残っている。

「最初だけは優しいんだよ、こいつ」と直川さんは言っていた。俺に対してもそうだったんだろうか。……俺が今まで見てきた一樹は、全部偽りだったのかな。
 あの日は風呂にも入らずベッドに潜り込んで、その次の日は何一つ手につかないままぼんやりと過ごした。
 けれどこのままじゃ駄目だと思って、勢いで祐介を誘って、今日二人で来たのがこの喫茶店だ。

「……祐介から見た一樹って、どんなやつ?」
「どんなやつ? 超難しい質問じゃん。うーん……逆に陽キャくんから見た一樹はどんなやつ?」
「……分かんない」

 俺は手元のアイスコーヒーを見つめたまま呟く。氷が溶けてどんどん薄くなっていくが、何だか飲む気になれなかった。
 分かんないってどういうこと、と聞く祐介に、俺は二日前のことを手短に話した。話せば話すほど祐介の表情は曇っていき、話し終えた時には苦虫を噛み潰したような顔になっていた。

「……実際さ、一樹って本当にそういうやつなの?」
「う、うーん……俺の口からは何とも……」
「……それ、ほぼイエスって言ってんのとおんなじじゃん」
「確かに。うわやらかした」

 重いため息が漏れる。一縷の望みをかけて聞いたが、一樹の友達にも肯定されてはどうしようもない。
 千夏の言う通り、やっぱり俺の見る目はまるでなかったらしい。……俺、一樹のこと何にも知らなかったんだな。

「……幻滅しちゃった? 一樹に」

 顔を上げると、祐介はどこか寂しげな表情をしていた。「え?」と聞き返すと、祐介は「まあ仕方ないよなぁ」と呟いた。

「陽キャくん、たぶん浮気するようなクズ嫌いじゃん? あいつはまあ、どう贔屓目に見ても性格悪いし、冷めちゃって当然だよな」
「まあ……うん。確かに、浮気するやつは嫌いかな。今まで何度も浮気されてきてるから……」
「え、マジ!? 陽キャくんと付き合っておきながら浮気するようなやつ、この世に存在すんの!?」
「何だよそれ。俺はそんなのばっかだよ。元カノはサークルの先輩と浮気してたし、高校の時の元カノは俺のこと散々振り回した挙句『つまんない男好きじゃないんだよね』とか言って浮気相手の方行っちゃったし、中学の時好きになったお姉さんはそもそも俺が浮気相手だったし」
「待って待って、マジで? 何でその顔とスペックがあって何度も浮気されんの? ……もしかして陽キャくん、相当見る目ない?」
「あはは、たぶんそう。友達にも家族にも散々そう言われてるし」
「うわー……」

 祐介は途端に哀れむような表情になった。何だかいたたまれない。

「じゃあ陽キャくんはさ――今ふと思ったけど、ずっと陽キャくんって呼んでんの、もしかして失礼?」
「別に俺は気にしないけど、名前で呼んでくれる方が嬉しいかな」
「だよな。じゃあえっと……千冬?」
「あはは! 何で疑問形なんだよ」
「や、だって何か照れんじゃん……ま、まあそれはそれとして」

 咳払いをして、祐介は真剣な表情になって訊いた。

「千冬は一樹のこと知ってどう思った? うっわそんなクズこっちから願い下げだわ、とか?」
「それは……」

 分からない。確かに、一樹の知らなかった一面を見てショックは受けた。怖くなったし、心が冷えた。裏切られたような気分にもなった。
 だけど……それ以上に「じゃあ俺への態度は嘘だったのか」「本当は俺のことを好きじゃなかったのか」と、一樹の思いばかりが気になって、その度に泣きそうになっていた。というか実際泣いた。
 頭の中がぐちゃぐちゃで、正直自分が何を考えていて、どうしたいのか、全く分からない。

「一樹は……何で、そんなことしてたんだろう。何か訳があったんじゃないか……って思っちゃうのは、ちょっと都合良すぎかな」

 祐介は沈黙した。クリームソーダを黙って飲み込んで、ややあって「俺はさ」と呟く。

「一樹の遊び方、マジでやばいだろってずっと思ってて。相手のこと蔑ろにしてんのもそうなんだけど……それ以上に、あいつずっと苦しそうだったから」
「苦しそう?」
「おー。俺は一樹の過去とか全然知らないし、別に知ろうとも思わないけど……八つ当たりとか自傷とか、そんな感じしてたんだよね。ちっとも楽しそうじゃねーし、このまま行ったら死ぬんじゃね? とも思ってた。割と冗談抜きで」
「ああ……」
「分かるだろ? あいつ、ちょっと目離したらいつの間にか破滅してそうな危うさあるよな」

 その危うさはよく分かる。一樹は放っておくと人間らしい生活を営まなくなるし、ただ自分を痛めつけるためだけに酒やタバコをやっている感じがするし、すぐ自分を卑下するし。
 だからこそ、一樹が笑うと俺まですごく嬉しくなるのだ。どこか物憂げな雰囲気が晴れて、小さな花が綻ぶように明るくなるあの瞬間が好きだ。もっと笑わせたい、と自然に思う。

 不意に、あの夜が脳裏に蘇った。自分の気持ちを整理できずに背を向けた時、後ろから聞こえてきた直川さんの声。「クズなお前も受け止められるのは、俺しかいないよ。だろ?」という言葉。
 俺はあの時、受け止められずに逃げ出した。俺じゃ、駄目だったのかな。俺は一樹のことを全然知らない。

「俺、一樹のこと分かんなくなっちゃって」
「うん」
「俺の思ってた一樹ってさ、優しくて、一途で、どっちかっていうと控えめってか弱々しいイメージなんだよ。すぐ自虐するし、何か色んなもん怖がってる気がするし。でもそれだけじゃなくて、癖強めで妙なこだわりがある変なやつっていうか」

 俺はアイスコーヒーをちょっとだけ飲み込んだ。きつい苦味だけが口の中に広がる。コーヒーって、こんなに不味かったっけ。

「だから、あんな風にキレるやつなんだ、あんな冷たい声色出せるやつなんだ、って思ったら……なんか俺、実は一樹のこと全然知らなかったんじゃね? って思っちゃって、なら俺が好きになった一樹って何だったんだろう……って」
「そっかぁ……なるほどな」

 祐介はクリームソーダのアイスをストローで溶かしながら「俺が思うに」と呟いた。

「別にどっちの一樹も嘘じゃねーと思うんだよ。つか、どっちかというと千冬に見せてる方が素に近い気がしなくもない」
「マジ?」
「うん。俺も思うもん。すげー自分のこと嫌ってそうだなーとか、変なとこで怖がって遠慮してんなーとか。俺らとかその……ナオカワさん? とかに刺々しい対応なのは、こう、小動物が周り警戒して威嚇してるのに近いんじゃね? って密かに思ってる。伝わる? この感じ」
「うん……うん、何となく分かる」
「よかった。だからさ、一樹は千冬に対して偽ってるとかそんなんじゃなくてさ。ただ単に」

 祐介はクリームソーダから目線を外して、じっと俺を見つめて言った。

「あいつ、マジで千冬のこと大好きなんだよ。好きな相手に対してはさ、別に意識してなくてもつい優しくなったり、心開いたりするもんなんだろ? それだと思うんだよ俺は」
「……一樹は本当に、俺のこと好きなのかな」
「それだけは疑わないでやってよ~! たぶん一樹は、千冬に見せてる以上に千冬のこと好きだぜ? 俺はたから見てて思うもん、人間ってこんなに誰かのこと好きになれるもんなんだ!? って」

 祐介の顔は、嘘をついているようには到底思えない。俺は一樹のことを思い返した。……確かに俺も、好きだと言ったら泣き出した一樹が、今が一番幸せと笑う一樹が、嘘偽りだったとはどうしても信じられなかった。

「まあね、分かるよ。知らなかった顔を見ちゃったら、今までのことが何もかも疑わしくなっちゃう気持ちは」
「……うん」
「でも、『じゃあ今までのこと全部嘘だったのかよ!?』って考える必要は全然なくね? って俺は思う訳よ。別にどっちも本当。ただ、好きな相手とどうでもいい相手に対しての態度が全く違うだけでさ」
「そ、っか」
「おー。だから、一樹のこと何も知らなかったってショック受けるのは違うんじゃね? 接する相手によって見せる顔が違うって割と当たり前の話じゃん。で、他人が見せる顔のパターン全部知るとか、ほぼ不可能な訳でさ。千冬もさ、家族に対して見せる顔と赤の他人に対して見せる顔は違うだろ?」
「いや……割と一緒かも」
「マジかよ。裏表なさすぎじゃね? 天然記念物?」

 何だよそれ、と笑いながら俺はアイスコーヒーに口をつけた。相変わらず苦いが、まあこんなもんか、って味がする。取り立てて言うほど不味くもない。
「なんか、話聞いてるとさ」と、残り少なくなったクリームソーダを吸い込みながら祐介は言う。

「千冬は、一樹のクズな一面を知って軽蔑したとか幻滅したっていうより、じゃあ俺に好きって言ってた一樹は嘘だったのかよって方にショック受けた、って感じだよな」
「まあ、そうかも」
「じゃあまだ、一樹のことちゃんと好きなんだ」

 祐介は真剣な目で俺をまっすぐ見ている。俺は何となく気恥ずかしくなって視線を逸らして、手元のアイスコーヒーを見て、もう一度目を合わせて答えた。

「……好きだよ。うん、好き」
「あいつ割とクズだしメンヘラだぜ? 付き合うの面倒くさくね?」
「まあ、性格良くはないよな。精神的に不安定な部分があるのも分かる」
「だろ?」
「でも……好きになっちゃったんだよなぁ」

 明確に「ここが好き」と言える訳じゃないが、隣にいると心が温かくなって、もっと笑わせたい、幸せにしたいと思う。今でもその気持ちは変わらない。それって、相当好きってことだと思うのだ。
 祐介は「そっか」と笑った。柔らかい笑顔だった。

「じゃあ、今回色々あったけど、それでも好きだしこれからもよろしくお願いします! って千冬が言いにいったら一件落着じゃん。いやぁよかった、何とか丸く収まりそうで」

 言いながら祐介はスマホを操作して、テーブルの上に置いた。画面は一樹との通話画面を表示している。
「え?」と目を瞬くと、「一樹が今どうしてるか気になんね? 千冬の話聞いてから俺ずっと心配でさ。大丈夫かなあいつ、死んでねーかな」と祐介は画面を見つめた。

「お、繋がった。もしもーし」
「……あ゛?」
「うわ声やっば。殺気出してる?」
「うるせー……何の用だよ」

 聞いただけで分かる明らかに不機嫌な声だ。「相変わらず口悪りー」と祐介はケラケラ笑っているから、これがきっと通常運転なんだろうな。
 俺は一樹のことを何も知らない、素を見せてもらえない。そうじゃなくて、ただ見せている顔が違うだけ、か。そう思うと、俺といる時と全く違う声色も、そこまで気にならなくなる。

「いや、一樹今何してんのかなーって」
「……切る」
「わー待て待て待て! お前今どこいんの? それだけ教えて!」
「……別に」

 しばらく電話の向こうで一樹は沈黙した。辛抱強く待っていると、やがて一樹はぼそりと答えた。

「……家」
「家? 分かった、じゃあお前家でちょっと待ってろ」
「来んじゃねーよ死ね」

 一樹はそれだけ吐き捨てて、一方的に通話を切った。さすがに俺も祐介も、苦笑いを浮かべて顔を見合わせた。

「……これでもまだ好き? 大丈夫?」
「はー……これ聞いても幻滅しないあたり、相当やばいんだろうな、俺」
「だな、だいぶ趣味イカれてる。まあ幸せならいんじゃね?」

 祐介はそう言って笑うと、クリームソーダの残りを全てストローで吸い上げた。つられて俺もアイスコーヒーを飲み干していく。やっぱり苦味しかないアイスコーヒーだ。でも、これはこれで悪くない。

 不意に、俺はさ、と祐介がひとりごとのように呟いた。心なしか重い口調で。

「恋愛ってマジで分かんないんだよね。セックスは好きだけど、単なる趣味の一つって感じ。誰かに恋するって未知の感覚だし、たぶん一生分かんねーんだろうなって気がしてる」
「今まで一度も恋したことないし、できる気もしないってこと?」
「そー。だから逆に、恋愛してる人見るのめちゃくちゃ好きなんだよ。テレビのアスリートとか見るのと同じでさ、素直にすげーって感動しちゃうし応援したくなっちゃう」

 祐介は一瞬目を伏せて、その後笑った。

「だから俺、一樹と千冬のことマジで応援してるんだよ。こうやって話聞くのもすげー面白いし。で、何かあったらまた相談して。俺めちゃくちゃ喜んで話聞くから」
「ありがと。今日話聞いてもらえてマジ助かった!」
「ならよかった。じゃ、そろそろ行くか」
「だな。あーじゃあ俺、お金払ってくるわ」
「おー。奢ってくれてあざす!」
「こっちこそ、相談乗ってくれてありがと」

 俺たちは荷物を持って、レジで会計を済ませ、店の前で別れた。祐介が「俺この後買わなきゃいけないもんあるんだよ。店こっちだから、じゃあな!」と駅とは違う方向へ行ったため。もしかしたら気を遣ってくれたのかもしれない。
 俺はスマホの電源を入れて、一樹へメッセージを送るかしばらくの間迷った。が、結局既読すらつけずにスマホをポケットに入れ、駅の方向へと歩き出した。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

【R18】溺愛される公爵令嬢は鈍すぎて王子の腹黒に気づかない

かぐや
恋愛
公爵令嬢シャルロットは、まだデビューしていないにも関わらず社交界で噂になる程美しいと評判の娘であった。それは子供の頃からで、本人にはその自覚は全く無いうえ、純真過ぎて幾度も簡単に拐われかけていた。幼少期からの婚約者である幼なじみのマリウス王子を始め、周りの者が シャルロットを護る為いろいろと奮闘する。そんなお話になる予定です。溺愛系えろラブコメです。 女性が少なく子を増やす為、性に寛容で一妻多夫など婚姻の形は多様。女性大事の世界で、体も中身もかなり早熟の為13歳でも16.7歳くらいの感じで、主人公以外の女子がイケイケです。全くもってえっちでけしからん世界です。 設定ゆるいです。 出来るだけ深く考えず気軽〜に読んで頂けたら助かります。コメディなんです。 ちょいR18には※を付けます。 本番R18には☆つけます。 ※直接的な表現や、ちょこっとお下品な時もあります。あとガッツリ近親相姦や、複数プレイがあります。この世界では家族でも親以外は結婚も何でもありなのです。ツッコミ禁止でお願いします。 苦手な方はお戻りください。 基本、溺愛えろコメディなので主人公が辛い事はしません。

【R18】ショタが無表情オートマタに結婚強要逆レイプされてお婿さんになっちゃう話

みやび
恋愛
タイトル通りのエロ小説です。 ほかのエロ小説は「タイトル通りのエロ小説シリーズ」まで

室長サマの憂鬱なる日常と怠惰な日々

BL
SECRET OF THE WORLD シリーズ《僕の名前はクリフェイド・シュバルク。僕は今、憂鬱すぎて溜め息ついている。なぜ、こうなったのか…。 ※シリーズごとに章で分けています。 ※タイトル変えました。 トラブル体質の主人公が巻き込み巻き込まれ…の問題ばかりを起こし、周囲を振り回す物語です。シリアスとコメディと半々くらいです。 ファンタジー含みます。

鬱陶しい男との付き合い方

チョロケロ
BL
白山蓮司は鬱陶しい。いつも俺にまとわりついている。このままじゃ彼女も出来ねー。いつか蓮司から逃げてやる。

ドン引きするくらいエッチなわたしに年下の彼ができました

中七七三
恋愛
わたしっておかしいの? 小さいころからエッチなことが大好きだった。 そして、小学校のときに起こしてしまった事件。 「アナタ! 女の子なのになにしてるの!」 その母親の言葉が大人になっても頭から離れない。 エッチじゃいけないの? でも、エッチは大好きなのに。 それでも…… わたしは、男の人と付き合えない―― だって、男の人がドン引きするぐらい エッチだったから。 嫌われるのが怖いから。

身代わりβの密やかなる恋

朏猫(ミカヅキネコ)
BL
旧家に生まれた僕はαでもΩでもなかった。いくら美しい容姿だと言われても、βの僕は何の役にも立たない。ところがΩの姉が病死したことで、姉の許嫁だったαの元へ行くことになった。※他サイトにも掲載 [名家次男のα × 落ちぶれた旧家のβ(→Ω) / BL / R18]

モブだった私、今日からヒロインです!

まぁ
恋愛
かもなく不可もない人生を歩んで二十八年。周りが次々と結婚していく中、彼氏いない歴が長い陽菜は焦って……はいなかった。 このまま人生静かに流れるならそれでもいいかな。 そう思っていた時、突然目の前に金髪碧眼のイケメン外国人アレンが…… アレンは陽菜を気に入り迫る。 だがイケメンなだけのアレンには金持ち、有名会社CEOなど、とんでもないセレブ様。まるで少女漫画のような付属品がいっぱいのアレン…… モブ人生街道まっしぐらな自分がどうして? ※モブ止まりの私がヒロインになる?の完全R指定付きの姉妹ものですが、単品で全然お召し上がりになれます。 ※印はR部分になります。

【R18】お嫁さんスライム娘が、ショタお婿さんといちゃらぶ子作りする話

みやび
恋愛
タイトル通りのエロ小説です。 前話 【R18】通りかかったショタ冒険者に襲い掛かったスライム娘が、敗北して繁殖させられる話 https://www.alphapolis.co.jp/novel/902071521/384412801 ほかのエロ小説は「タイトル通りのエロ小説シリーズ」まで

処理中です...