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第9章番外編「私ってエッチな子?」
第4話「なんでこんなことに」
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---「…ハア」
シャワーの音が響く中、私はバスタオル姿でベットに腰かけた状態でため息をついていた。ここ数日、ため息ばかりついている気がする。
「…なんでこんなことに」
しかし、今回はため息と同時に本音までこぼれてしまっていた。
だが、考えれば考えるほどわからなくなってしまう。なぜ自分がここに居るのか? なぜバスタオル姿で待機しなければならないのか?
そして、なぜ『彼』もここに居るのか? 偶然なのだろうが、これは神様が私に与えた試練のような気もしている。だとすると、なんでこんなタイミングで神様は私に試練なんか与えてくるのだろうか?
「……」
それにしても彼がシャワーを浴びてけっこうな時間が経っている気がする。男の子ってこんなに長い時間、シャワーを浴びるのだろうか?
「っ!? ひょっとして…」
そう思った瞬間、私はなにかを悟ってしまい変な想像を膨らませていた。
彼のシャワーの時間が長い理由、きっと念入りに身体を洗っているからだ。このあとのことに備えて大事な部分をしっかり洗っているのだろう。
つまり、私はこのあと、彼に抱かれてしまう。欲望のままに私の身体を貪りつくされるのだ。
そんなことを考えていると、私の身体の中がジンジンと熱くなっていくのを感じた。私、ひょっとして興奮してる?
いや、そんなわけがない。なぜなら私は本能を抑えるために存在する理性なのだから。理性が本能に目覚めるなんて絶対にありえない。
だとすると、この身体の中が熱くなってくる感じは一体なに?
「…お、おまたせしました」
「ッ!?」
そんなことを考えていると、いつのまにかシャワーの音が消え、彼はシャワールームを出て私のところまで近寄ってきた。別に待っていたつもりはないのだが、なぜかこのあとのことに期待を膨らませている自分がいた。やだ、私ったらなにを期待しているというの?
「こ、これからどうしましょうか?」
それを知ってか知らずか、彼は緊張した面持ちで私にそんなことを問いかけてきた。一体彼はどういうつもりで言っているのだろうか?
「と、とりあえず座ったら?」
「は、はい! そそそうですね!」
そんな彼の緊張をほぐしてあげようと、私は自分の座っているベットを軽く叩いて座るように促した。彼はさらにガチガチになりながらも私の隣に座った。そんな彼を見てちょっとだけかわいらしく見えた。
---そう。薄々気づいているかもしれないが、私は今、佐藤君と某所にあるラブホテルにいた。
シャワーの音が響く中、私はバスタオル姿でベットに腰かけた状態でため息をついていた。ここ数日、ため息ばかりついている気がする。
「…なんでこんなことに」
しかし、今回はため息と同時に本音までこぼれてしまっていた。
だが、考えれば考えるほどわからなくなってしまう。なぜ自分がここに居るのか? なぜバスタオル姿で待機しなければならないのか?
そして、なぜ『彼』もここに居るのか? 偶然なのだろうが、これは神様が私に与えた試練のような気もしている。だとすると、なんでこんなタイミングで神様は私に試練なんか与えてくるのだろうか?
「……」
それにしても彼がシャワーを浴びてけっこうな時間が経っている気がする。男の子ってこんなに長い時間、シャワーを浴びるのだろうか?
「っ!? ひょっとして…」
そう思った瞬間、私はなにかを悟ってしまい変な想像を膨らませていた。
彼のシャワーの時間が長い理由、きっと念入りに身体を洗っているからだ。このあとのことに備えて大事な部分をしっかり洗っているのだろう。
つまり、私はこのあと、彼に抱かれてしまう。欲望のままに私の身体を貪りつくされるのだ。
そんなことを考えていると、私の身体の中がジンジンと熱くなっていくのを感じた。私、ひょっとして興奮してる?
いや、そんなわけがない。なぜなら私は本能を抑えるために存在する理性なのだから。理性が本能に目覚めるなんて絶対にありえない。
だとすると、この身体の中が熱くなってくる感じは一体なに?
「…お、おまたせしました」
「ッ!?」
そんなことを考えていると、いつのまにかシャワーの音が消え、彼はシャワールームを出て私のところまで近寄ってきた。別に待っていたつもりはないのだが、なぜかこのあとのことに期待を膨らませている自分がいた。やだ、私ったらなにを期待しているというの?
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そんな彼の緊張をほぐしてあげようと、私は自分の座っているベットを軽く叩いて座るように促した。彼はさらにガチガチになりながらも私の隣に座った。そんな彼を見てちょっとだけかわいらしく見えた。
---そう。薄々気づいているかもしれないが、私は今、佐藤君と某所にあるラブホテルにいた。
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