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第9章「淫らな風紀委員長?」
第12話「風見乱子」
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「私は今期から風紀委員長に任命された風見 乱子です! 私は風紀を乱す生徒を指導するため、今日から登校時間の間、ここでチェックさせていただきます!」
「は、はあ」
声をかけてきた彼女は自ら自己紹介を始めてきた。そういえば、1学期の終わりぐらいにそれぞれの委員会の引き継ぎ式的なものをやっていたような気がする。あんまりよく覚えてはいないが。
っていうことは、そこにいる風見乱子という女子生徒は2年生になるというわけだ。
短髪黒髪で身長は俺とほとんど変わらないぐらいだろうか? そして、みのりに負けないぐらい美人なうえ、豊満なものが付いていた。
それにしても、なぜ俺とみのりは風見先輩に呼び止められたのだろうか? 別に風紀を乱すようなことなどした覚えがないのだが。
「あ、あなた達! ちょっと距離が近すぎるんじゃないかしら?!」
「えっ?」
すると、風見先輩は俺達にそう指摘してきた。指摘されて気づいたのだが、たしかに俺とみのりの距離が肩がぶつかってしまいそうなほど近かった。
なんだろう。そう言われるとドキドキしてきたのだが。けど、風紀を乱しているほどのことではないと思うのだけれど。
「一緒に歩くのなら横幅の間隔をもう少し開けてから歩きなさい! なにかあったら大変でしょ?!」
「あの、『なにかあったら』って、その『なにか』ってなんですか?」
「っ!? そ、それは…」
風見先輩がそう指摘してきたが、俺にはなぜだか理解ができず、理由を聞いてみることにした。
だが、風見先輩は急にしどろもどろになった。なんか俺、マズイことでも言ったかな?
「と、とにかく2人は放課後、指導室に来ること! 私がみっちり指導してあげるから!」
「いや、俺達そんなに悪いことしてないと思うんですけど」
「さっきも言ったでしょ。みだりに異性との身体の接触は、立派な不純性交友よ!!」
「……」
話をそらされた挙句、指導室行きを命じられた俺はいちおう反論してみたが、風見先輩のあまりにも理不尽な言い分に呆れてなにも言い返せなくなった。あと、身体は接触していないのだが。
「あっ、そこの2人! 待ちなさい!!」
「えっ!?」
そんなことを思っていると、風見先輩は他の登校中の生徒にも声をかけていた。どうやら2人組のカップルのようで、手を繋ぎながら登校していたようだ。くそ、リア充め。
「手を繋いで登校するなんて不純性交友よ! あなた達も指導よ!!」
「ええっ!?」
風見先輩に注意されたカップルは俺達と同じような反応をしていた。ざまあみろ!
「すいません、風紀委員長さん」
「? なによ?」
「み、みのり?」
そんなときだった。注意する風見先輩に物申すようにみのりが割って入ってくるのだった。
「は、はあ」
声をかけてきた彼女は自ら自己紹介を始めてきた。そういえば、1学期の終わりぐらいにそれぞれの委員会の引き継ぎ式的なものをやっていたような気がする。あんまりよく覚えてはいないが。
っていうことは、そこにいる風見乱子という女子生徒は2年生になるというわけだ。
短髪黒髪で身長は俺とほとんど変わらないぐらいだろうか? そして、みのりに負けないぐらい美人なうえ、豊満なものが付いていた。
それにしても、なぜ俺とみのりは風見先輩に呼び止められたのだろうか? 別に風紀を乱すようなことなどした覚えがないのだが。
「あ、あなた達! ちょっと距離が近すぎるんじゃないかしら?!」
「えっ?」
すると、風見先輩は俺達にそう指摘してきた。指摘されて気づいたのだが、たしかに俺とみのりの距離が肩がぶつかってしまいそうなほど近かった。
なんだろう。そう言われるとドキドキしてきたのだが。けど、風紀を乱しているほどのことではないと思うのだけれど。
「一緒に歩くのなら横幅の間隔をもう少し開けてから歩きなさい! なにかあったら大変でしょ?!」
「あの、『なにかあったら』って、その『なにか』ってなんですか?」
「っ!? そ、それは…」
風見先輩がそう指摘してきたが、俺にはなぜだか理解ができず、理由を聞いてみることにした。
だが、風見先輩は急にしどろもどろになった。なんか俺、マズイことでも言ったかな?
「と、とにかく2人は放課後、指導室に来ること! 私がみっちり指導してあげるから!」
「いや、俺達そんなに悪いことしてないと思うんですけど」
「さっきも言ったでしょ。みだりに異性との身体の接触は、立派な不純性交友よ!!」
「……」
話をそらされた挙句、指導室行きを命じられた俺はいちおう反論してみたが、風見先輩のあまりにも理不尽な言い分に呆れてなにも言い返せなくなった。あと、身体は接触していないのだが。
「あっ、そこの2人! 待ちなさい!!」
「えっ!?」
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「ええっ!?」
風見先輩に注意されたカップルは俺達と同じような反応をしていた。ざまあみろ!
「すいません、風紀委員長さん」
「? なによ?」
「み、みのり?」
そんなときだった。注意する風見先輩に物申すようにみのりが割って入ってくるのだった。
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