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第一章 クズ聖王家から逃げるぞ!
防衛都市に行く前に
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オーク討伐の後、怪我人の治療をしたので、かなり懐事情が改善した。
そろそろ、レッドウルフ達の奴隷落ちの賞金も貰えるみたいだし、ジャスは防衛都市に帰りたいと毎日喚いている。
ルシウスも防衛都市に出発したいから、良い条件の護衛依頼を探しているみたいだ。
「防具を買いたいと思っているのだけど、交易都市と防衛都市のどちらが良いのだろう?」
海亀亭の朝食の席で質問する。
チラリとジャスが私のお粗末な装備を見て笑う。
「そんなレベルじゃないな! 基本的な装備もないじゃないか」
まぁ、兵士の服と修道女見習いの革のサンダルだからね。
「防衛都市の気候はどんな感じなんだ?」
北の大陸、南の大陸と呼んでいるけど、交易都市があるのは、実はまだ北半球だ。女神様の知識でわかったよ。
それより南下した防衛都市は、南半球になるけど、かなり暑そう!
「年中暑いな! 森というよりジャングルになるし、魔物もデカいし強い! 雨季は、ダンジョンが人気だ」
サーシャが住んでいた聖王国の冬は厳しかった。今度は、熱帯なのか? 気候的には、エンボス島とか交易都市が住みやすいのかもね。
「そうだ、二人に聞いておきたかったんだ。何故、冒険者ギルドで俺に絡んだんだ?」
前から気になっていたんだよね。知り合ってみたら、ジャスもルシウスも悪い奴じゃない。新人に絡むような真似を何故したんだろう?
「お前なぁ、北の大陸から家出して来ました! ってのが丸見えだったんだよ! それに、オドオドしていたから、他の奴に絡まれないうちに声を掛けたのに、指を切られた!」
ジャスが「最悪の出会いだ!」と喚くから、こちらも「最悪の第一印象だった」と言い返したら、ショゲた。
「まぁ、今はパーティを組んでいるんだから、良いじゃないか!」
ルシウスが綺麗に纏めようとするけど、お前も絡んできたじゃん!
「あっ、パーティ名は何だ?」
聞いてなかったよね? 二人が顔を見合わせる。
「そういやぁ、パーティ名って決めて無かったかもな? ギルドの登録名は、ルシウス&ジャスだったかな」
ルシウス、パーティリーダーなのに、酷い。
「ゲッ、名前を繋げただけじゃん!」
「パーティ名を決めようぜ! ルシウス&ジャス&アレクじゃあ、流石に馬鹿にされるぞ」
ジャスが大声で言うから、お茶を持ってきたリリーに笑われた。
「そんな名前のパーティなんか聞いた事がないわ」
だよね! それは避けたい。
「おっ、リリーちゃんが名付けてくれても良いんだぜ!」
ジャス、考えるのが面倒になったのが丸わかりだよ。
「ううんと、三人だから、空に光る三つ星の『シュテルンメーア』はどう?」
シュテルンメーア、星の海という意味もあるみたい。サーシャも私も知らなかったから、女神様の知識で調べたんだ。
「おっ、良い名前じゃん! 交易都市の商人に聞いた事があるぞ! 海で航海する時に、よく見えるから目印にするそうだ」
「三つ星では、あまりにそのままだから、星の海にしようぜ!」
ルシウスも考えるのが面倒臭いみたい。
「良いんじゃない! リリーがつけてくれた名前だし!」
私も面倒になっていたから、賛成する。少し気取った名前だけど、妙に強そうな名前じゃ無いのが良い。レッドウルフとかさ、嫌だからね。
今日は、ルシウスとジャスと一緒に依頼を受ける。ついでに、星の海のパーティ登録をする。
「アレクなら銀級に上がっても良さそうなのになぁ!」
ジャスが文句を言ってくれるけど、まだ精神的に弱いんだよね。自覚があるんだ。
「それより、連携の練習になりそうな近場の依頼を受けよう!」
ルシウスは、真剣に依頼票を眺めている。私は、常設依頼をチェック。
「アレク、また薬草採取か?」
ジャスに揶揄われたけど、上級でもあるんだよね。初心者のは下級薬草だったけど、中級では、中級薬草。上級は、上級薬草なんだね。
「ジャス、アレク! コカトリスで良いか?」
「コカトリス? 北の大陸では見た事がないな」と言ったら、依頼を受けている間に資料室で調べておけと言われた。
私は、一人で資料室に行ってコカトリスについて調べる。依頼を受けるのは、一人でも良いのだけど、ジャスはミネルバが目当てなのかルシウスと残ったからね。
「コカトリス! ゲー、気色悪い鳥だな? 蛇なのか、鳥なのかよく分からないぞ」
それに石化攻撃とかヤバくない? 依頼部位は、肉と魔石と毒袋? 毒があるなら肉は食べられないのでは?
わからない時は女神様の知恵に頼る。内臓の中に毒袋があり、それを傷つけないように解体しないといけないみたい。
その毒袋は、石化解除の特効薬になるそうだ。
コカトリスは、上級としては討伐しやすいが、防衛都市にはより厄介な石化攻撃してくるバジリスクの為に毒袋がいるんだね。
ついでにバジリスクも調べたら、もう鳥というより爬虫類に脚と羽が付いている感じだ。
前任の神様って、オークといい悪趣味だよ!
自分が使える神聖魔法をチェックしておこう! できれば、髪の毛が伸びない魔法で、石化攻撃を防げたら良いな。
「おぃ、行くぞ!」
ジャスが呼びに来たので、資料を棚に戻す。
今日の目標は、コカトリス! それと弓と連携の練習だね。
そろそろ、レッドウルフ達の奴隷落ちの賞金も貰えるみたいだし、ジャスは防衛都市に帰りたいと毎日喚いている。
ルシウスも防衛都市に出発したいから、良い条件の護衛依頼を探しているみたいだ。
「防具を買いたいと思っているのだけど、交易都市と防衛都市のどちらが良いのだろう?」
海亀亭の朝食の席で質問する。
チラリとジャスが私のお粗末な装備を見て笑う。
「そんなレベルじゃないな! 基本的な装備もないじゃないか」
まぁ、兵士の服と修道女見習いの革のサンダルだからね。
「防衛都市の気候はどんな感じなんだ?」
北の大陸、南の大陸と呼んでいるけど、交易都市があるのは、実はまだ北半球だ。女神様の知識でわかったよ。
それより南下した防衛都市は、南半球になるけど、かなり暑そう!
「年中暑いな! 森というよりジャングルになるし、魔物もデカいし強い! 雨季は、ダンジョンが人気だ」
サーシャが住んでいた聖王国の冬は厳しかった。今度は、熱帯なのか? 気候的には、エンボス島とか交易都市が住みやすいのかもね。
「そうだ、二人に聞いておきたかったんだ。何故、冒険者ギルドで俺に絡んだんだ?」
前から気になっていたんだよね。知り合ってみたら、ジャスもルシウスも悪い奴じゃない。新人に絡むような真似を何故したんだろう?
「お前なぁ、北の大陸から家出して来ました! ってのが丸見えだったんだよ! それに、オドオドしていたから、他の奴に絡まれないうちに声を掛けたのに、指を切られた!」
ジャスが「最悪の出会いだ!」と喚くから、こちらも「最悪の第一印象だった」と言い返したら、ショゲた。
「まぁ、今はパーティを組んでいるんだから、良いじゃないか!」
ルシウスが綺麗に纏めようとするけど、お前も絡んできたじゃん!
「あっ、パーティ名は何だ?」
聞いてなかったよね? 二人が顔を見合わせる。
「そういやぁ、パーティ名って決めて無かったかもな? ギルドの登録名は、ルシウス&ジャスだったかな」
ルシウス、パーティリーダーなのに、酷い。
「ゲッ、名前を繋げただけじゃん!」
「パーティ名を決めようぜ! ルシウス&ジャス&アレクじゃあ、流石に馬鹿にされるぞ」
ジャスが大声で言うから、お茶を持ってきたリリーに笑われた。
「そんな名前のパーティなんか聞いた事がないわ」
だよね! それは避けたい。
「おっ、リリーちゃんが名付けてくれても良いんだぜ!」
ジャス、考えるのが面倒になったのが丸わかりだよ。
「ううんと、三人だから、空に光る三つ星の『シュテルンメーア』はどう?」
シュテルンメーア、星の海という意味もあるみたい。サーシャも私も知らなかったから、女神様の知識で調べたんだ。
「おっ、良い名前じゃん! 交易都市の商人に聞いた事があるぞ! 海で航海する時に、よく見えるから目印にするそうだ」
「三つ星では、あまりにそのままだから、星の海にしようぜ!」
ルシウスも考えるのが面倒臭いみたい。
「良いんじゃない! リリーがつけてくれた名前だし!」
私も面倒になっていたから、賛成する。少し気取った名前だけど、妙に強そうな名前じゃ無いのが良い。レッドウルフとかさ、嫌だからね。
今日は、ルシウスとジャスと一緒に依頼を受ける。ついでに、星の海のパーティ登録をする。
「アレクなら銀級に上がっても良さそうなのになぁ!」
ジャスが文句を言ってくれるけど、まだ精神的に弱いんだよね。自覚があるんだ。
「それより、連携の練習になりそうな近場の依頼を受けよう!」
ルシウスは、真剣に依頼票を眺めている。私は、常設依頼をチェック。
「アレク、また薬草採取か?」
ジャスに揶揄われたけど、上級でもあるんだよね。初心者のは下級薬草だったけど、中級では、中級薬草。上級は、上級薬草なんだね。
「ジャス、アレク! コカトリスで良いか?」
「コカトリス? 北の大陸では見た事がないな」と言ったら、依頼を受けている間に資料室で調べておけと言われた。
私は、一人で資料室に行ってコカトリスについて調べる。依頼を受けるのは、一人でも良いのだけど、ジャスはミネルバが目当てなのかルシウスと残ったからね。
「コカトリス! ゲー、気色悪い鳥だな? 蛇なのか、鳥なのかよく分からないぞ」
それに石化攻撃とかヤバくない? 依頼部位は、肉と魔石と毒袋? 毒があるなら肉は食べられないのでは?
わからない時は女神様の知恵に頼る。内臓の中に毒袋があり、それを傷つけないように解体しないといけないみたい。
その毒袋は、石化解除の特効薬になるそうだ。
コカトリスは、上級としては討伐しやすいが、防衛都市にはより厄介な石化攻撃してくるバジリスクの為に毒袋がいるんだね。
ついでにバジリスクも調べたら、もう鳥というより爬虫類に脚と羽が付いている感じだ。
前任の神様って、オークといい悪趣味だよ!
自分が使える神聖魔法をチェックしておこう! できれば、髪の毛が伸びない魔法で、石化攻撃を防げたら良いな。
「おぃ、行くぞ!」
ジャスが呼びに来たので、資料を棚に戻す。
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