上 下
7 / 9

7.この世界を知る

しおりを挟む
「ふむふむ、なるほどそういう事か」

 本を読んでこの世界の事は大体のことを理解した。重なった本をヴィオが片付けて新しい本を追加する。久しぶりの母娘の対面のために勉強をしている。中の人が違う事も報告したいけれど、今から会う人がどんな人物なのか確認する必要がある。

 口が寂しくなったので、ヴィオのおちんちんをしゃぶって先走りを口に含める。牛人族は全身甘く、先走りも精子も美味しい。口を窄めて舌先を動かす。腰を動かしたい、もどかしい気持ちのヴィオは歯を食いしばって我慢をする。中出しセックスのおかげで160センチまで成長できたが、成長痛で痛かったから罰として中出しは禁止にしている。痛がっている時に、

「孕んですぐに産めるなんて聖女様と相性がいいんだな」

 と興奮していた。ヴィオの話すことは間違っていない。私はラブラブセックスで妊娠したのだが、その胎児は栄養源になり、成長が促された。要するに、中出しから妊娠、成長するのルーティンだ。口で精子を受け入れても成長しない。小さくなった時にヴィオは食事に混ぜていたが効果がないと正直に話してくれた。

 ほっぺにキスをして疼く身体が我慢できずに元気よくセックスをした。

「そういえば、他のペットとセックスしなくていいの?」

「いいんですよ、俺だけで」

 沢山中出しされてクタクタになった後、綺麗なドレスを着て晩餐室に向かう。

 自信たっぷりに母親のニチカと食事を取った。母親は豊満な身体をゆさゆさ揺らし、女神様にありがちな白い布切れのドレスを着ていた。黒髪の腰まで届く手入れのされた髪の毛と黒い瞳。最も尊いと大切にされている大聖女。食事を用意された席に着くと母親は当たり前のように話し出した。

「あら、ミルティナもセックスをしてきたのね。そういえば前世を思い出したの?」

「ええ、まあ。お母様も老人を助けたのですか?」

「わたしも神様とセックスしたのよね」

 ――え、まさかあの汚い老人とセックスしたの?

 思わず顔に出たわたしの表情を見ると呑気に肯定の返事をした。美味しい食事を口に運びながら、ながら作業で話を聞く。

「道端に倒れていたから、ムラムラしてやっちゃった。そうしたら異世界の神の子として招待されたのよ。最初は王国の男とセックスしまくって終わろうとしたんだけれど、一夫一妻制って言われて振られたの。もうどうでもよくなって、世界中に力を示そうと思って戦争したわ。生存本能に目覚めた人間たちはセックスを沢山見せてくれたわ。思い出しても笑っちゃう」

 人によっては気が狂ってしまう内容だが、この世界に馴染んでいるわたしは全く何も思わない。わたしも神の血が流れているせいで、人間の事が家畜に思ってしまっているのかも。

「この国には国王陛下はいないのですか?」

「あれねぇ…………真っ先に殺したわ。税金を高くして国民を苦しめた罰よ。一応、貴族制度は残しているけれど、あれはプレイの一種ね。無駄な殺生をしたくないの。わたしたちは、神から優秀な人間の数を増やすように命令されているからね。それにしても前のミルティナはダメだったわ。処女を大切にして、国民の前でセックスをしない。おまけにシウルに襲われたショックで小さくなってしまって。次は期待外れの行動はしないで。転生者は玩具にするくらいがちょうどいいのだから」

 大聖女ニチカは、このあと食事も地球の知識の物をそのまま生産したことや沢山のお勉強について教えてくれた。

「ミルクペットは日替わりだけれど、セックスは平等にしなさい」

「え、ヴィオはおちんちんに慣れるまで一人だけにしなさいと言っていたけれど」

「牛人族は一夫一妻だから嘘をつくのよね。でもいいんじゃない、わたしたちは子宮が二つあるから産み続けてもいいし、男たちにとって次も自分の子供を妊娠してくれる雌なんて堪らないから。それじゃ、セックス外交してくるわ。この国は好きにしなさい。試しに潰してもいいし、ゲーム感覚で遊んでもいいから」

 エロい身体を揺らしてニチカは目の前で消えてしまった。


 ***


 ヴィオは嘘をついた罰で挿入禁止のマッサージをしてもらっている。皮膚に沢山触れたいからと言われて、極小ゴールドビキニを着せられて、丹念に揉み解される。濡れそうなところに一切触れさせていない。

「今日はセックスしないからね。お休みの日」

 昨日のセックスを思い出して濡れてしまう。感じていない振りをしてベッドに俯せになっている。香油がいい匂いがして、とても気持ちがいい。ヴィオの希望で長い髪の毛をツインテールで結っている。

「そういえば子宮が2個あるんですね」

「ええ、昨日たくさん注がせていただきました」

「妊娠しないの?精子が中にあると妊娠しちゃうから出して欲しいなぁ」

 振り返ると眉を顰めて疑問に思っている顔をされている。仰向けにされてお腹を優しく撫でられながら呪文を唱えられる。中から精液が漏れてきてタオルを汚す。

「お、お、にゃめ、」

「ミルティナ様の達している顔可愛らしいです。ご命令ですので中の精液を出し切るまでやめません」

 クリトリスを摘ままれて変な声が出て身を捩る。逃げようとしても手を掴まれて、

「乳首も勃起して、こっちも大きくして誘っていますね。責任を取って綺麗にしますからね」

 この日は挿入なしで身体中舐められて気持ちよくなった。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

誘拐された令嬢は英雄公爵に盲愛される【完結】

Lynx🐈‍⬛
恋愛
 グランゾート侯爵令嬢、ミリアーナは領地視察中に誘拐されて行方不明になって3ヶ月。そのミリアーナは助けに等来てくれない、父や侯爵領の侍従達に見切りをつけ始めた頃、助けに来た人物に求婚された。 「ミリアーナ嬢、助けに来た。やっと会えた」とミリアーナを抱き締めると、ミリアーナは悲鳴と共に気を失った。 何故なら、ミリアーナは行方不明になっていた間、誘拐犯達に陵辱され続け、男への恐怖心を植え付けられていたからだった………。 *Hシーンには♡が付きます

華麗なる転生を遂げたのに、いきなり婚約破棄とか。

くわっと
恋愛
醜い見た目、醜い性格がコンプレックスだった私は身を投げた。 幸か不幸か、綺麗な生き物ーーもといアリシア=ラインバルトというご令嬢へと転生を果たした。 念願の第2の生を手に入れたのに、待ち構えるは幾多の苦難。 婚約破棄、婚約破棄、婚約破棄。まるで婚約破棄のバーゲンセールだ。 一体、いくら破棄すれば気が済むのか。今の私はこんなに美しいのに。 転生令嬢、アリシアがばったばったと元婚約者を物理的精神的になぎ倒す。 痛快爽快婚約破棄ラブコメ。

悲劇の公爵令嬢に転生したはずなのですが…なぜかヒーローでもある王太子殿下に溺愛されています

Karamimi
恋愛
公爵令嬢のリリアナは、ある日前世の記憶を取り戻すとともに、死ぬ寸前まで読んでいた漫画の世界に転生している事に気が付いた。 自分が転生したリリアナは、ヒロインでもある悪女に陥れられ、絶望の中死んでいく悲劇の公爵令嬢だった。 本来なら生きるために、漫画の世界の人間と関りを絶つ方向で動くべきなのだが、彼女は違った。絶望の中死んでいったリリアナの無念を晴らすため、リリアナに濡れ衣を着せた悪女、イザベルとその協力者たちを断罪し、今度こそヒーローでもある王太子殿下、クリスとの幸せを目指すことにしたのだ。 一方クリスは、ある事情から今度こそ元婚約者だったリリアナを幸せにするため、動き出していた。 そして運命のお茶会で、2人は再開するはずだったのだが… 悲劇の公爵令嬢に転生したリリアナと、2度目の生を生きるクリスの恋のお話しです。 カクヨム、小説家になろうでも同時投稿しています。 どうぞよろしくお願いします。

【完結】私の婚約者は、親友の婚約者に恋してる。

山葵
恋愛
私の婚約者のグリード様には好きな人がいる。 その方は、グリード様の親友、ギルス様の婚約者のナリーシャ様。 2人を見詰め辛そうな顔をするグリード様を私は見ていた。

異世界でも料理人してます〜夢を叶えるまでは絶対に諦めない。目指せ夢の古民家レストラン!〜

ゆりぞう
ファンタジー
料理人の主人公”東雲 信(33)は都内のレストランに勤めていた。 自分の夢である田舎の古民家を改装して、古民家レストランを開店させる為に不動産屋で古民家を探していた。 しかし、中々自分の条件に合った古民家が見つからず、友人に紹介してもった不動産に行ってみると自分好みの古民家を見つけた。 早速古民家の内見をし、購入した主人公。 購入した古民家の掃除中に不可思議な部屋を発見し、その扉を開くと気付いたら無人島にいた。 無事に無人島から脱出して主人公は無事にレストランを開業する事が出来るのだろうか。 料理系ファンタジーとなっています! 基本的には私が作った料理なんかを書いていくので庶民的な料理が多くなりそうです。

忠犬ポチは、異世界でもお手伝いを頑張ります!

藤なごみ
ファンタジー
私はポチ。前世は豆柴の女の子。 前世でご主人様のりっちゃんを悪い大きな犬から守ったんだけど、その時に犬に噛まれて死んじゃったんだ。 でもとってもいい事をしたって言うから、神様が新しい世界で生まれ変わらせてくれるんだって。 新しい世界では、ポチは犬人間になっちゃって孤児院って所でみんなと一緒に暮らすんだけど、孤児院は将来の為にみんな色々なお手伝いをするんだって。 ポチ、色々な人のお手伝いをするのが大好きだから、頑張ってお手伝いをしてみんなの役に立つんだ。 りっちゃんに会えないのは寂しいけど、頑張って新しい世界でご主人様を見つけるよ。 ……でも、いつかはりっちゃんに会いたいなあ。 ※カクヨム様、アルファポリス様にも投稿しています

称号チートで異世界ハッピーライフ!~お願いしたスキルよりも女神様からもらった称号がチートすぎて無双状態です~

しらかめこう
ファンタジー
「これ、スキルよりも称号の方がチートじゃね?」 病により急死した主人公、突然現れた女神によって異世界へと転生することに?! 女神から様々なスキルを授かったが、それよりも想像以上の効果があったチート称号によって超ハイスピードで強くなっていく。 そして気づいた時にはすでに世界最強になっていた!? そんな主人公の新しい人生が平穏であるはずもなく、行く先々で様々な面倒ごとに巻き込まれてしまう...?! しかし、この世界で出会った友や愛するヒロインたちとの幸せで平穏な生活を手に入れるためにどんな無理難題がやってこようと最強の力で無双する!主人公たちが平穏なハッピーエンドに辿り着くまでの壮大な物語。 異世界転生の王道を行く最強無双劇!!! ときにのんびり!そしてシリアス。楽しい異世界ライフのスタートだ!! 小説家になろう、カクヨム等、各種投稿サイトにて連載中。毎週金・土・日の18時ごろに最新話を投稿予定!!

ほんわりゲームしてます Ⅱ

仲村 嘉高
ファンタジー
※本作は、長編の為に分割された続編側になります。(許可済)  1話から読みたい方は、アプリなら作者名から登録作品へ、Webの場合は画面下へスクロールするとある……はず? ─────────────── 友人達に誘われて最先端のVRMMOの世界へ! 「好きな事して良いよ」 友人からの説明はそれだけ。 じゃあ、お言葉に甘えて好きな事して過ごしますか! そんなお話。 倒さなきゃいけない魔王もいないし、勿論デスゲームでもない。 恋愛シミュレーションでもないからフラグも立たない。 のんびりまったりと、ゲームしているだけのお話です。 R15は保険です。 下ネタがたまに入ります。 BLではありません。 ※作者が「こんなのやりたいな〜」位の軽い気持ちで書いてます。 着地点(最終回)とか、全然決めてません。 ☆応援・評価、ありがとうございます! ◎週1回更新出来たら良いなぁという、緩さです。

処理中です...