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1.行き倒れの老人は神様だった
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――異世界に来たいと思っていたけれど、夢が叶うとは思わなかった。理想の世界で快適なセックスライフの始まりだ。
あの日、わたしはとても気分が良かった。
社畜OLのわたしは黒髪の一本結いのスーツ姿。中小企業の会社に勤めており、都内で仕事をしている。仕事を断らず社会の歯車として働いている。仕事は出来るようになったけれど、都合がいいと思われれ何でも仕事を触られる。都合のいい人間は何処に行っても舐められる。学生の時の部活も副部長で下から舐められて上から見下された。
それでもいいやと思えるのは、目の前の仕事に夢中になっているからだろう。
悪口を聞くよりもやらないといけない事が多すぎて考える暇もないのだから。
最近、仕事を押し付けてくる人たちが一気に部署移動し働きやすくなった。そのおかげで残業がなくなり自由な時間が増えた。人件費削減が成功して、頑張っている人はボーナスを貰った。予想以上に多い金額。驚いて同僚に聞くと業務管理アプリで誰が何をしているのか確認したところキチンとした給料を支払うことにしたのだとか。同僚の方が多い金額でもっと驚いた。そういえば3年ぶりに会話したかもしれない。
次の月に給料が上がりもっと快適な日々を過ごしていた。
ボーナスはエロに還元する。エロは心を豊かにしてくれる。
たまたま見つけた18禁動画の新人配信者。…………自慰行為が滅茶苦茶最高だった。
70型テレビで動画を再生してしまう程感動してしまった。両手で口を抑えて感動して、射精するところを何度もリプレイする。
最近、社会構造が変わってモザイクが禁止になった。でもまだ抵抗している団体がいるが、以前よりも見えやすい生の部分は丸見え。
配信者はマスクをしているが筋肉質でイケメンだ。目の泣き黒子がエロい。
課金してリクエストをして生きる糧を製造する。来週の配信に期待してベッドに仰向けになった。
――そういえばセックスしたことがないな。
中流家庭に生まれ育って、就職したころに両親が交通事故で亡くなった。学生時代は女子学園ばっかり選択したせいで彼氏はいたことがない。
セックスしたくて女性用風俗を探していたのだが時間がない。
両親は社宅に住んでいたため、帰る家がなくなった。
彼氏もいないし一生独身確定だから一軒家を購入するか悩んでいる。
そんな感じで30代突入。
今日も女性専用デリヘルのホームページを眺めてはブラウザバックを繰り返す。セックスはしたい。しかし、きっかけがないためクリックが押せない。
セックスは勿論だが、クンニされたい。
腕枕をされておっぱいを吸いたい。
されることばかり考えているうちに空腹になり外に出た。ふと、近くにいた女子高生がスマホを持って一人の人間を撮影していた。
――行き倒れの老人が目の前にいるのに、どうしてみんな無視しているの?
気持ち悪さを感じて話しかけたところ空腹で倒れてしまっている。近くの自販機で水を購入し渡すと少しずつ飲み始めた。お礼を言って立ち去ろうとする老人は着ている物もボロボロでお腹が鳴っている。
――ここまで来たら、面倒を見てあげようじゃないか。
お金を持っていると気持ちが豊かになる。中学生の時に貧乏だった時期があったため、お腹を空かしている人に弱かった。老人に声をかけ、わたしたちは服を買いに出かけ部屋に招待した。
危険な事は分かっていても、ここで突き放してはいけない。
テレビで大声でアンアン叫んでいたが無視をして老人をきれいさっぱりにした。居酒屋に連れて行き好きな物を食べさせた。好き嫌いはないらしく、注文するとぺろりと食べていく。
食べ終えたところで、次にどうしようかなと会計をして外に出た時に景色が変わった。
一面お花畑の空間で向こう側に川が流れている。
惹かれてしまう匂いに惹かれて行きそうな足が急に止まった。
――そうだ、わたしはまだセックスしていない。
「セックス! セックス! セックスしてないよおおおおおおお」
『そうか、そこまでセックスしたいのか』
「はっ、さっきのおじいちゃん」
振り返るとそこには光り輝く助けた老人が石の上に座っていた。あまりの神々しい存在に遷座をして対面した。
『誰一人救おうとしない小汚い老人を良く助けてくれた。お礼をあの場で言えずに申し訳ない。環境に馴染めず声が出なかった。それなのに助けてくれた。わしは嬉しかった。あなたは向こうの世界で亡くなる予定で、来世はラクダの予定だった。わしは異世界を管理している。女性が貴重な世界で男性たちが子供を欲しがっていてハーレムを築ける素晴らしい世界です。お礼に来ていただけませんか、勿論こちらの世界に来ていただければ前世知識を引き継いだ、美少女に毎回転生できます』
なんと素晴らしい提案何だろうか。
しかし、上手い話には裏がある。
「わたしは異世界に行きたいのですが、最初に向こうに行ったら何回でも中出ししても疲れない身体で美少女な事は確定していますか?後、後腐れなくセックスはできますか?」
『どちらも可能だ。面倒な人がいたら距離を取れるようにしている。邪悪なものは排除しているのだ』
「美少女なだけで生きていくのは辛いと思います。言語能力と健康と特別な力を何か頂きたいです。例えば、セックス関係がいいです。」
『なんと素晴らしい考え。あの世界で生きていくには辛かっただろう。コンドームがない世界で、本気で好きになった相手と子供を作れるようにしてあげよう。勿論、子供に上限を付けてもいい』
「ど、どうしましょう。一重切れ長系筋肉男子がいたら…………おっぱいから母乳が出たら最高。まって、もし他に転生者がいて、おっぱいとおちんちんの取り合いになったらどうしよう」
一人でブツブツ言葉を言っていると神様は頭を撫でてくれた。
両親が亡くなって初めて触れられて涙がぽろぽろ出て止まらない。
お花畑に倒れて目が閉じて意識を失ってしまった。
あの日、わたしはとても気分が良かった。
社畜OLのわたしは黒髪の一本結いのスーツ姿。中小企業の会社に勤めており、都内で仕事をしている。仕事を断らず社会の歯車として働いている。仕事は出来るようになったけれど、都合がいいと思われれ何でも仕事を触られる。都合のいい人間は何処に行っても舐められる。学生の時の部活も副部長で下から舐められて上から見下された。
それでもいいやと思えるのは、目の前の仕事に夢中になっているからだろう。
悪口を聞くよりもやらないといけない事が多すぎて考える暇もないのだから。
最近、仕事を押し付けてくる人たちが一気に部署移動し働きやすくなった。そのおかげで残業がなくなり自由な時間が増えた。人件費削減が成功して、頑張っている人はボーナスを貰った。予想以上に多い金額。驚いて同僚に聞くと業務管理アプリで誰が何をしているのか確認したところキチンとした給料を支払うことにしたのだとか。同僚の方が多い金額でもっと驚いた。そういえば3年ぶりに会話したかもしれない。
次の月に給料が上がりもっと快適な日々を過ごしていた。
ボーナスはエロに還元する。エロは心を豊かにしてくれる。
たまたま見つけた18禁動画の新人配信者。…………自慰行為が滅茶苦茶最高だった。
70型テレビで動画を再生してしまう程感動してしまった。両手で口を抑えて感動して、射精するところを何度もリプレイする。
最近、社会構造が変わってモザイクが禁止になった。でもまだ抵抗している団体がいるが、以前よりも見えやすい生の部分は丸見え。
配信者はマスクをしているが筋肉質でイケメンだ。目の泣き黒子がエロい。
課金してリクエストをして生きる糧を製造する。来週の配信に期待してベッドに仰向けになった。
――そういえばセックスしたことがないな。
中流家庭に生まれ育って、就職したころに両親が交通事故で亡くなった。学生時代は女子学園ばっかり選択したせいで彼氏はいたことがない。
セックスしたくて女性用風俗を探していたのだが時間がない。
両親は社宅に住んでいたため、帰る家がなくなった。
彼氏もいないし一生独身確定だから一軒家を購入するか悩んでいる。
そんな感じで30代突入。
今日も女性専用デリヘルのホームページを眺めてはブラウザバックを繰り返す。セックスはしたい。しかし、きっかけがないためクリックが押せない。
セックスは勿論だが、クンニされたい。
腕枕をされておっぱいを吸いたい。
されることばかり考えているうちに空腹になり外に出た。ふと、近くにいた女子高生がスマホを持って一人の人間を撮影していた。
――行き倒れの老人が目の前にいるのに、どうしてみんな無視しているの?
気持ち悪さを感じて話しかけたところ空腹で倒れてしまっている。近くの自販機で水を購入し渡すと少しずつ飲み始めた。お礼を言って立ち去ろうとする老人は着ている物もボロボロでお腹が鳴っている。
――ここまで来たら、面倒を見てあげようじゃないか。
お金を持っていると気持ちが豊かになる。中学生の時に貧乏だった時期があったため、お腹を空かしている人に弱かった。老人に声をかけ、わたしたちは服を買いに出かけ部屋に招待した。
危険な事は分かっていても、ここで突き放してはいけない。
テレビで大声でアンアン叫んでいたが無視をして老人をきれいさっぱりにした。居酒屋に連れて行き好きな物を食べさせた。好き嫌いはないらしく、注文するとぺろりと食べていく。
食べ終えたところで、次にどうしようかなと会計をして外に出た時に景色が変わった。
一面お花畑の空間で向こう側に川が流れている。
惹かれてしまう匂いに惹かれて行きそうな足が急に止まった。
――そうだ、わたしはまだセックスしていない。
「セックス! セックス! セックスしてないよおおおおおおお」
『そうか、そこまでセックスしたいのか』
「はっ、さっきのおじいちゃん」
振り返るとそこには光り輝く助けた老人が石の上に座っていた。あまりの神々しい存在に遷座をして対面した。
『誰一人救おうとしない小汚い老人を良く助けてくれた。お礼をあの場で言えずに申し訳ない。環境に馴染めず声が出なかった。それなのに助けてくれた。わしは嬉しかった。あなたは向こうの世界で亡くなる予定で、来世はラクダの予定だった。わしは異世界を管理している。女性が貴重な世界で男性たちが子供を欲しがっていてハーレムを築ける素晴らしい世界です。お礼に来ていただけませんか、勿論こちらの世界に来ていただければ前世知識を引き継いだ、美少女に毎回転生できます』
なんと素晴らしい提案何だろうか。
しかし、上手い話には裏がある。
「わたしは異世界に行きたいのですが、最初に向こうに行ったら何回でも中出ししても疲れない身体で美少女な事は確定していますか?後、後腐れなくセックスはできますか?」
『どちらも可能だ。面倒な人がいたら距離を取れるようにしている。邪悪なものは排除しているのだ』
「美少女なだけで生きていくのは辛いと思います。言語能力と健康と特別な力を何か頂きたいです。例えば、セックス関係がいいです。」
『なんと素晴らしい考え。あの世界で生きていくには辛かっただろう。コンドームがない世界で、本気で好きになった相手と子供を作れるようにしてあげよう。勿論、子供に上限を付けてもいい』
「ど、どうしましょう。一重切れ長系筋肉男子がいたら…………おっぱいから母乳が出たら最高。まって、もし他に転生者がいて、おっぱいとおちんちんの取り合いになったらどうしよう」
一人でブツブツ言葉を言っていると神様は頭を撫でてくれた。
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