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サラは悪戯好き

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 サラは女神だったが追放されてしまった元女神だ。何の女神というと虫の女神だった。虫に神様なので虫を使ったことが得意で、ミツバチを使って受粉させたり蚕を育てることも得意だ。

 ユリウスとサラが結婚した後に大喧嘩をしたことがある。ミツバチの育て方と蜂蜜の作り方を意見交換いていたのだがユリウスはミツバチ農家の男性に喧嘩を売ったのである。サラはそのことに大激怒した。
 今まで監視されてきて我慢を強いられてきた生活を送ってきたのでストレスも溜まっていた。

 だからユリウスに攻撃をしたのだった。

「サラすまない、謝るから何とかしてほしい」

 ユリウスはサラを怒らせてから様々な虫がいる日々を過ごすことになった。ベットに大量のムカデが入っていた時はユリウスは叫んで更に縋りついた。しかしサラはそれを無視して(虫だけに)別室のベットで眠った。

「今日は何にしようかな。ふふふ」

 ユリウスの愛馬も虫が襲ってはこないが近くにいる日々を過ごしているうちに主人に訴えるようになった。虫対策をしているうちにサラは監視されなくなったので自由に動くことが出来た。監視されない生活を送るうちに心に余裕が出来たので虫の悪戯はやめることにした。

「虫の使い方も分かったから、次は生き物の使い方も学ぼう。ずっと見ているからねサラ」

 ユリウスの土地は豊作な理由は虫の女神のおかげだった。ユリウスはサラを監視することをやめない。
 今度サラが作った蜂蜜とユリウスが作った蜂蜜の食べ比べをする。

 花から育てて品種にもこだわった。
 ミツバチ農家の人も楽しみにしている。
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