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悪役ヒロインに転生したのでヒーローたちに会いに行ってくる

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 ラシェルはメイドたちに白濁を拭かれて綺麗になったので、一緒のベットに眠ることになった。季節は秋で肌寒いので丁度いい。夕食を食べた後まだ眠っているラシェルの隣で眠りかけていた時だった。

 下半身のところがツンツンされてなぞられている。指も下着越しに少し入れられて耳を舐められている。体温が上昇して身体が熱くなる。
 キスをしながら愛撫されると気持ちが良くて身体が動いてしまう。揺れに合わせて指が動いている。厚みのある唇が下唇を食み舌でなぞられる。

(あ、どうしよう達してしまいそう。)

 声を我慢して太ももを擦ると足を挟んできて太ももで筋を刺激される。キスをしながら胸に触れられて達してしまった。身体の力が抜けると啄むように唇をキスされて、抱きしめられた。無意識に抱きしめ返すと

「キャルルに相応しい男になるからね。キャルルを絶対に世界中で一番美しい花嫁にするからね」
「どんな敵でもやっつけられる男になったら可愛い赤ちゃん産む」

 子供のつまらない夢だろうと思って寝ているフリをして聞いていた。
 今まで告白なんてされたことがないから心から嬉しかった。

 ラシェルはこの時本気の告白をしていたとは知らなかった。ラシェルはこの時からキャルルの婿になるために陰ながら努力をしていた。

 ♢

 私はオタクなので異世界転生の小説をたくさん読んでいた。オタクの嗜みってやつでジャンル問わず読んでいたわけだが、今の状況はこういわざつえない。

「この世界にも転生者がいる」

 なんちゃって中世ヨーロッパを舞台にしたゲームなのだが、細かいところは日本にあったけれど何となくで再現しましたというものばかり。パチモンでいっぱいなので正直物足りない。
 そんな時に公爵家の令嬢アナベル・アズトレンが考えた商品が市場に出てきたのだ。バックにいるのは皇室で、アナベルの小さい時からの婚約者第一王子ジルベルド・ヒディエス。
 彼女の周りにいるのは、義理の弟ルージェスや騎士団長の息子サイモン。本来彼女の人生で仲良くならない人物ばっかりだ。悪役令嬢のゲームは基本的にハーレムルートなのだが、誰か悪役令息にするシステムがあるので3人と仲良くなることはないのだ。

「キャルル、僕が知っているのはこのくらいです。ご褒美をください」
「頭を撫でてあげる。ラシェルお兄様」
「しあわせだ~」

 ラシェルは学生の身分を利用して10歳の時から入学できる貴族学校の後輩の攻略者たちを監視してもらっている。変な動きをしていないのか確認して見ると子供の癖に大人のような行動をするアナベル。それを褒め称えている
権力者たち。異世界の商品って珍しいからね。でも見よう見まねで企業努力を上回ることは出来るのかな。

 どの商品もいい商品だ。
 でも買わない。
 心の中で応援することにした。

「キャルルお嬢様は昔ながらの商品しか買わないのですね」
「だって今まで何万人の人が使って何も起こらない商品を選んで当然でしょう」

 ラシェルが腕立て伏せをしている。私は背中に乗っているけれど、我が家では見慣れた光景なので何も言わない。上半身裸の彼は私の部屋にいる。

「ラシェルお兄様。今日は下着を履いてませんからね。もっと腰を落として腕立て伏せをしてください」
「はい、勿論です」

 ラシェルは私の部屋に来る前に必ず3回射精してから来ている。
 手で扱いたら跡が付くと言って脱ぎたての私の下着を嗅いで射精する。
 ご褒美を受けているときに大きくなってはいけないからだ。でもすぐに大きくなっている。ラシェルは襲ってこない。私は彼に安心して身をゆだねることが出来る。

 腕立て伏せが終わるとキスをしてこようとしたので止めた。

「ラシェルお兄様いつものしてくれませんか?」
「勿論です、お嬢様の穢れなき身体に触れさせていただきます。」

 今日もいつものようにベットの上でお互いの弱いところを舐め合うはずだった、が――。

「血が出ていますね、何処かケガをしたのでしょうか?」
「?!」

 筋を指で優しく触れられるとじっくり中を見られている。息がかかるんじゃないかという距離で見られているとこそばゆい感じになってくる。

「舐めてもいいですか?いえ舐めさせていただきます」

 私の意見を無視して拒否権なしでチュッと敏感な蕾が吸われるとマシュマロのように柔らかい舌が伸びて中の液体を吸われてしまう。ラシェルとキスをしたことはない。寝ている時のはノーカンだ。結局一回しかしてないし。その代わり下の口では何度もキスをしたことはある。
 ラシェルは乙女ゲームではおちゃらけたキャラクターで、私たちの腹筋を崩壊させてくれる行動をしてくれた。
 でも今の彼はどうだろうか。

 今まで出会った中でそんなことをしたことはない。真面目でエッチな事が大好きな彼も公爵令嬢に出会ったら変わっちゃうのかな。

(ラシェルの事好きなのに変わっちゃうの嫌だなあ。ラシェルが変わったらほぐしてくれた蜜壺は違う人に入れてもらおう。誰がいいかな、英雄とか騎士団長がいいな。屈強な身体の騎士団長が奥のところにキスするように突いてくれたら気持ちがいいだろうな。)

 ラシェルの肉厚な舌が一番奥を撫でまわす。身体は小さいので彼の舌に届いてしまう。ツンツン突かれて舐めまわされると身体がぶるっと震えて達してしまった。口の中に入ったモノを嫌がらずに飲み込むラシェルを見て気怠い身体で目を伏せる。

 この世界には生理がない。子宮はあるのだが、お互いの魔力をお腹に注いで子供を作るものだ。
 彼が飲み込んだのは何なのだろうか。血なんて出ていないのかもしれない。

 ラシェルが貴族学校の宿舎に戻る時は寂しいので、休み明けまで屋敷に泊って貰い直接学校に向かって貰う。

 最近、第一王子に会うためにアナベルが校門前で待っている。
 ラシェルが屋敷に来なくなる日は近いのかもしれない。
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