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第二章
第三話 初めての学校です。
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あれからも僕はすくすくと成長し、いよいよ五歳になった。
お兄様は十二歳だ。この2年間で、恥ずかしい黒歴史が増えすぎてしまった。
とても恥ずかしい。穴があったら入りたいとはこのことか。なんで僕はこの子の体に転生してしまったんだっ...!!
いや、言えないことは何もしてない。え、それなら言えるだろって?無理。
言葉にするだけでも○にたくなります。
まあ、えっと......そんなこんなで、来年は初等部試験に挑みます。
......まさか、小学校に試験があるなんて。
この国、ハレーリアル王国は貴族様は初等部試験は強制なのだと言う。
各家系に合った学園や学院もあって、王国法によって定められた学校に入る。
恐らく、平民や庶民との格を広げたいのだろう。ただ施設や制度は充実していて、首位は学費を全額免除、五位以内は半分未満...など、細かく費用について定められている。語弊のないように言っておくと、一般人も入れない訳では無い。
...が、ハードルがめっっっっちゃくちゃ高いのだ。まぁそうだよな、とは思った。
言語が話せるようになった三歳から、みっちり家庭教師を入れられてしまった。
魔法はまだ発現していないので、そこは免除となるらしい。魔法値ランク?とか言うもので審査をされるらしい。
まああれからというもの、家庭教師兼執事であるバトラーさん(25歳)を迎え入れるわ、新しい世界なので泣きながらまさに0から勉強するわで、かなりストレスが溜まってしまっている状態だ。まぁ、お兄様が(家庭教師中に)みんなに内緒で甘やかしてくれたからなんとか乗り越えられた。お父様とお母様の溺愛ぶりは相変わらずで、人肌を覚えてしまった僕は子供であるのをいいことに家庭教師時間以外で甘えまくっている。
とりあえず、色々ありました。(雑)
この世界の歴史や地理はある程度覚えられたし、数学っぽい教科も試験を突破できる程度にはランクは取れているとのこと。ひとまず安心です。
地理は前世でも得意だったので直ぐに覚えられたのが良かった。
ちなみに数学はてんでだめで、あの涼太さんに何度溜息をつかれたことか...トホホ。
まぁ世界が違うとはいえ物理系はある程度似通ってくるものなので、問題はなし。
......ふぅ、とりあえずなんとかなりそうだ。いよいよ試験は来年。
ちなみに、僕が入るのは初等部・中等部・高等部一貫だ。まさに、エリート学校。なんと、付属ではないが直轄の魔法学院(日本で言う大学みたいなもの)もあるらしい。
ちなみにお兄様は中等部にそのまま付属進学した。なので、試験に合格出来ればいつでもお兄様に会える...!!
あ、そうそう。前世の記憶はお兄様にだけは話してしまった。
異常に怯える僕の事をよく見ていたらしい。2人きりになった時に、うたた寝していたときに、破壊力満点の成長したバチショタイケメンが目前にいて卒倒しそうになったがなんとか耐えた。
まぁ、それで目に普通に怯えてしまって質問された。
話すと出てくる涙涙。僕は大号泣、お兄様ももらい泣き。それからというもの、余計にベッタリの甘やかし過保護お兄様になってしまった。(情報過多である。)
果たして僕は、無事に学園生活を送れるだろうか......
お兄様は十二歳だ。この2年間で、恥ずかしい黒歴史が増えすぎてしまった。
とても恥ずかしい。穴があったら入りたいとはこのことか。なんで僕はこの子の体に転生してしまったんだっ...!!
いや、言えないことは何もしてない。え、それなら言えるだろって?無理。
言葉にするだけでも○にたくなります。
まあ、えっと......そんなこんなで、来年は初等部試験に挑みます。
......まさか、小学校に試験があるなんて。
この国、ハレーリアル王国は貴族様は初等部試験は強制なのだと言う。
各家系に合った学園や学院もあって、王国法によって定められた学校に入る。
恐らく、平民や庶民との格を広げたいのだろう。ただ施設や制度は充実していて、首位は学費を全額免除、五位以内は半分未満...など、細かく費用について定められている。語弊のないように言っておくと、一般人も入れない訳では無い。
...が、ハードルがめっっっっちゃくちゃ高いのだ。まぁそうだよな、とは思った。
言語が話せるようになった三歳から、みっちり家庭教師を入れられてしまった。
魔法はまだ発現していないので、そこは免除となるらしい。魔法値ランク?とか言うもので審査をされるらしい。
まああれからというもの、家庭教師兼執事であるバトラーさん(25歳)を迎え入れるわ、新しい世界なので泣きながらまさに0から勉強するわで、かなりストレスが溜まってしまっている状態だ。まぁ、お兄様が(家庭教師中に)みんなに内緒で甘やかしてくれたからなんとか乗り越えられた。お父様とお母様の溺愛ぶりは相変わらずで、人肌を覚えてしまった僕は子供であるのをいいことに家庭教師時間以外で甘えまくっている。
とりあえず、色々ありました。(雑)
この世界の歴史や地理はある程度覚えられたし、数学っぽい教科も試験を突破できる程度にはランクは取れているとのこと。ひとまず安心です。
地理は前世でも得意だったので直ぐに覚えられたのが良かった。
ちなみに数学はてんでだめで、あの涼太さんに何度溜息をつかれたことか...トホホ。
まぁ世界が違うとはいえ物理系はある程度似通ってくるものなので、問題はなし。
......ふぅ、とりあえずなんとかなりそうだ。いよいよ試験は来年。
ちなみに、僕が入るのは初等部・中等部・高等部一貫だ。まさに、エリート学校。なんと、付属ではないが直轄の魔法学院(日本で言う大学みたいなもの)もあるらしい。
ちなみにお兄様は中等部にそのまま付属進学した。なので、試験に合格出来ればいつでもお兄様に会える...!!
あ、そうそう。前世の記憶はお兄様にだけは話してしまった。
異常に怯える僕の事をよく見ていたらしい。2人きりになった時に、うたた寝していたときに、破壊力満点の成長したバチショタイケメンが目前にいて卒倒しそうになったがなんとか耐えた。
まぁ、それで目に普通に怯えてしまって質問された。
話すと出てくる涙涙。僕は大号泣、お兄様ももらい泣き。それからというもの、余計にベッタリの甘やかし過保護お兄様になってしまった。(情報過多である。)
果たして僕は、無事に学園生活を送れるだろうか......
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