8 / 39
第七話『束の間の休息?』
しおりを挟む 翌日、朝食を摂った後に俺達三人が向かった場所は、冒険者ギルドではなく王都で一番の武器防具屋『ヴィシャス』の前に来ていた。
王都で一番というだけあり、店は大きく、看板も豪華だ。
ヴィシャスに来た理由は簡単だ。昨日の戦闘で俺とエルリックのロングソードが刃こぼれをおこしてしまったのだ。
最弱のゴブリンとはいえ、あれだけの数を倒せば、安物のロングソードでは直ぐにガタがきてしまうのも、当然といえば当然である。
というわけで新たな武器を求めてやってきたというわけだ。
予算次第では防具も新調するつもりでいる。レザーだとどうしても防御力に不安が残るからだ。
エルザにも武器はともかく防具を買おうかと提案したのだが、「必要ないわ」と断られたので、今回は俺とエルリックだけの装備の新調にさせてもらうことにした。
「まいど! 信用第一! 武器と防具の店『ヴィシャス』においでやすー!」
店に入った瞬間、聞き慣れない言葉で出迎えてきたのは店員と思われる、二十歳前後の眼鏡をかけた綺麗な人族の女性だった。
髪の色は、やや紫みを帯びた鮮やかな青でラピスラズリのように美しいが、髪は短くボーイッシュな印象を与える。
だがそれ以上に目を引くものが彼女にはあった。
「わ、私より大きい……」
話をかけられてからずっと、エルザが食い入るように見つめるその視線の先には、エルザ以上に豊かな双丘があった。
少なくともエルザよりも二カップ、いや、あれは三カップは上ではないだろうか?
エルザが釘付けになるのも分からなくはないが……。
「今日は何をお探しやろか、お客はん?」
そう言いながら歩いて近づく度に形を変えては戻る双丘。
エルザ、エルリック、気持ちは分かるが凝視するのは止めなさい。彼女は気づいているぞ?
「んんっ! あー、すまない。
聞き慣れない言葉なんだが、どこの国の言葉かな?」
「ああ、えらいすんまへんな。
バルフレア大陸の東の端にあるウェーレストっちゅう国の言葉ですねん。
聞き取りにくいっちゅうんなら普通に話せんこともないんですけど……」
「そうだったのか。
いや、そのままの話し方で大丈夫だから気にしなくていい。
っと、今日は剣士用の武器を探しに来たんだが、見せてもらえないかな?」
「予算はどれくらいのものをお探しでっか?」
「そうだな。二本で金貨二枚くらいのものがあればいいんだが、あるかな?」
「そうやなあ。ほな、これとかどうでっか?
ミスリル製の剣で一本金貨一枚と銀貨十枚なんやけど、二本とも買うてくれるんなら金貨二枚に勉強させてもらいますわ」
店員の女性に渡されたミスリル製の剣を鞘から抜いてみると、刀身は美しく輝いている。
ミスリルは『魔法金属』、即ち魔力を帯びた特殊な金属で、通常の鍛冶では加工することが出来ない。
重量も他の金属に比べ軽く、しかも丈夫な為、武器や防具の素材として最適で、通常の武器が効かない魔物にも有効だ。
そんな貴重な素材で出来た剣が二本で金貨二枚とは、お買い得には違いないが、何だか気になるな。
「素晴らしい一品だ。これが二本で金貨二枚とは。
だが、本来であればこの倍はしてもおかしくないと思うんだが、何故こんなに安いんだ?」
店員の女性が恥ずかしそうに頬を掻く。
「あー、ここだけの話にしとって欲しいんやけど。
その武器な? ウチが作ったやつですねん」
「へえ、これを貴女が?」
「こう見えて鍛冶の能力を持ってるもんで。
たまに作ったやつを店に並ばせてもらってますねん。まあ、下手の横好きっちゅうやつですわ」
「いやいや、これは良い品だよ。
作り手の気持ちが込められているのがよく分かるよ」
「へっ!? そ、そうでっか……ありがとう」
店員の女性が顔を真っ赤にして、モジモジしながら礼を言ってきた。
不意に俺の脇腹をエルザが小突いてくる。その後ろではエルリックが「フラグが立ったな」と呟いているが……何なんだ一体。剣のことを褒めただけなんだが。
「んん。じゃあ、せっかく勧めてもらったんだ。
このミスリル製の剣を二本もらうよ。
後は、金貨二枚以内で鎧と小手も欲しいんだけど、お勧めはあるかな?
あ、どっちも二つね」
「おおきに! それやったら今ならこれやな」
と言って見せてくれたのが、シルバーチェイルと銀の小手である。
ミスリルと比べると耐久性と重量で劣るが、それでもレザーアーマーとレザーガントレットに比べると段違いの性能であることは違いない。
「もしかして、これも貴女が作ったのかい?」
「えへへ、分かりまっか? 買うてくれるなら今してはる装備の処分も加味して、金貨二枚にさせてもらいますわ」
正直これだけの装備を全部買って金貨四枚なら買い一択しかない。
ミスリル製と銀製の装備なら当分の間は使用できるし使い勝手もいい。
俺は後ろを振り返る。
「兄さん、全部買おうと思うんだけどいいかな?」
「ああ、むしろ買わない方がもったいないぞ」
「だよね。じゃあ店員さん、今見せてもらったのを全部もらうよ。
装備はここで出来るかな?」
「ホンマおおきに! 奥の部屋で着替えれますよって。後、ウチの名前はトウカ言います。
トウカって呼んだって下さい」
店員さんはトウカと言うらしい。だから俺の脇腹を小突くんじゃない、エルザ。
そしてそれを見て笑うな、兄よ。
トウカに金貨四枚を支払い、俺とエルリックはミスリル製の剣とシルバーチェイン、銀の小手を装備する。
特に違和感もないし、戦闘に支障はなさそうだ。
「良い買い物をさせてもらったよ。有難う、トウカさん」
「こちらこそおおきに! 冷やかしでもええんでまた来たって下さい」
トウカは花を咲かせたような笑みを浮かべている。
「あはは、流石に買い物もしないのに来れないよ」
最後まで押しの強い人だと思いながら三人で店を後にする。
◇
『ヴィシャス』を出て、三人で昼食を取ったところで次の依頼を受けるべく、冒険者ギルドへ向かう。
中に入ると、いつもと変わらず冒険者で賑わっており、受付は混雑している。
どの依頼を受けるかなとボードを見ていると、何やら俺を呼ぶ声が聞こえる。
どこから声がするのかと周りを見ると、最初に対応してくれた受付の女性がこちらを手招きしているが、何だろう?
「いらっしゃい、あら? 装備を変えたのね。良く似合ってるわ」
「あはは、有難うございます。それで何か御用ですか?」
「なあに? 用事が無かったら呼んじゃダメかしら、ふふ」
受付の女性が、手で押し上げるように胸を強調しながらこちらを見る。と、エルザがいきなり口を開いた。
「そうね、用事がないなら呼ばないでくれるかしら」
「あら? 貴女は彼の彼女なの?」
「か、か、かか彼女ですって!? ち、ち、ちちち違うわよっ」
エルザが顔を真っ赤にして否定する。確かに事実だけどそこまで否定されると少しグサッとくるな……。
「そうなの? じゃあ私がカーマインくんの彼女に立候補しようかしら」
そう言って受付の女性は俺にウィンクしてくる。
「な、な、な、なななななな!?」
な、しか言ってないぞエルザ。横ではエルリックが笑いを堪えているが、何を面白がっているんだ……。
「すいません、俺は貴女の名前も知らないんですが……」
「あら? そういえばそうだったかしら? じゃあ自己紹介するわね。
私の名前はジーナ。二十歳で胸のサイズはGよ。彼氏は募集中だから、いつでもOKよ、カーマインくん」
「な、な、な、なななななな!?」
同じことしか言ってないぞエルザ。だから笑うんじゃない兄よ。って、さっきも似たようなことをした記憶が……。
後、ジーナさん。一体何がOKなんですか?
「わ、私だって負けないんだからああああああ!」
城を出てからというもの、胸の大きな女性と知り合う率が高いような気がするのは気のせいだろうか……ウィンクするジーナとエルザの叫びを聞きつつ、俺は現実逃避をするのだった。
王都で一番というだけあり、店は大きく、看板も豪華だ。
ヴィシャスに来た理由は簡単だ。昨日の戦闘で俺とエルリックのロングソードが刃こぼれをおこしてしまったのだ。
最弱のゴブリンとはいえ、あれだけの数を倒せば、安物のロングソードでは直ぐにガタがきてしまうのも、当然といえば当然である。
というわけで新たな武器を求めてやってきたというわけだ。
予算次第では防具も新調するつもりでいる。レザーだとどうしても防御力に不安が残るからだ。
エルザにも武器はともかく防具を買おうかと提案したのだが、「必要ないわ」と断られたので、今回は俺とエルリックだけの装備の新調にさせてもらうことにした。
「まいど! 信用第一! 武器と防具の店『ヴィシャス』においでやすー!」
店に入った瞬間、聞き慣れない言葉で出迎えてきたのは店員と思われる、二十歳前後の眼鏡をかけた綺麗な人族の女性だった。
髪の色は、やや紫みを帯びた鮮やかな青でラピスラズリのように美しいが、髪は短くボーイッシュな印象を与える。
だがそれ以上に目を引くものが彼女にはあった。
「わ、私より大きい……」
話をかけられてからずっと、エルザが食い入るように見つめるその視線の先には、エルザ以上に豊かな双丘があった。
少なくともエルザよりも二カップ、いや、あれは三カップは上ではないだろうか?
エルザが釘付けになるのも分からなくはないが……。
「今日は何をお探しやろか、お客はん?」
そう言いながら歩いて近づく度に形を変えては戻る双丘。
エルザ、エルリック、気持ちは分かるが凝視するのは止めなさい。彼女は気づいているぞ?
「んんっ! あー、すまない。
聞き慣れない言葉なんだが、どこの国の言葉かな?」
「ああ、えらいすんまへんな。
バルフレア大陸の東の端にあるウェーレストっちゅう国の言葉ですねん。
聞き取りにくいっちゅうんなら普通に話せんこともないんですけど……」
「そうだったのか。
いや、そのままの話し方で大丈夫だから気にしなくていい。
っと、今日は剣士用の武器を探しに来たんだが、見せてもらえないかな?」
「予算はどれくらいのものをお探しでっか?」
「そうだな。二本で金貨二枚くらいのものがあればいいんだが、あるかな?」
「そうやなあ。ほな、これとかどうでっか?
ミスリル製の剣で一本金貨一枚と銀貨十枚なんやけど、二本とも買うてくれるんなら金貨二枚に勉強させてもらいますわ」
店員の女性に渡されたミスリル製の剣を鞘から抜いてみると、刀身は美しく輝いている。
ミスリルは『魔法金属』、即ち魔力を帯びた特殊な金属で、通常の鍛冶では加工することが出来ない。
重量も他の金属に比べ軽く、しかも丈夫な為、武器や防具の素材として最適で、通常の武器が効かない魔物にも有効だ。
そんな貴重な素材で出来た剣が二本で金貨二枚とは、お買い得には違いないが、何だか気になるな。
「素晴らしい一品だ。これが二本で金貨二枚とは。
だが、本来であればこの倍はしてもおかしくないと思うんだが、何故こんなに安いんだ?」
店員の女性が恥ずかしそうに頬を掻く。
「あー、ここだけの話にしとって欲しいんやけど。
その武器な? ウチが作ったやつですねん」
「へえ、これを貴女が?」
「こう見えて鍛冶の能力を持ってるもんで。
たまに作ったやつを店に並ばせてもらってますねん。まあ、下手の横好きっちゅうやつですわ」
「いやいや、これは良い品だよ。
作り手の気持ちが込められているのがよく分かるよ」
「へっ!? そ、そうでっか……ありがとう」
店員の女性が顔を真っ赤にして、モジモジしながら礼を言ってきた。
不意に俺の脇腹をエルザが小突いてくる。その後ろではエルリックが「フラグが立ったな」と呟いているが……何なんだ一体。剣のことを褒めただけなんだが。
「んん。じゃあ、せっかく勧めてもらったんだ。
このミスリル製の剣を二本もらうよ。
後は、金貨二枚以内で鎧と小手も欲しいんだけど、お勧めはあるかな?
あ、どっちも二つね」
「おおきに! それやったら今ならこれやな」
と言って見せてくれたのが、シルバーチェイルと銀の小手である。
ミスリルと比べると耐久性と重量で劣るが、それでもレザーアーマーとレザーガントレットに比べると段違いの性能であることは違いない。
「もしかして、これも貴女が作ったのかい?」
「えへへ、分かりまっか? 買うてくれるなら今してはる装備の処分も加味して、金貨二枚にさせてもらいますわ」
正直これだけの装備を全部買って金貨四枚なら買い一択しかない。
ミスリル製と銀製の装備なら当分の間は使用できるし使い勝手もいい。
俺は後ろを振り返る。
「兄さん、全部買おうと思うんだけどいいかな?」
「ああ、むしろ買わない方がもったいないぞ」
「だよね。じゃあ店員さん、今見せてもらったのを全部もらうよ。
装備はここで出来るかな?」
「ホンマおおきに! 奥の部屋で着替えれますよって。後、ウチの名前はトウカ言います。
トウカって呼んだって下さい」
店員さんはトウカと言うらしい。だから俺の脇腹を小突くんじゃない、エルザ。
そしてそれを見て笑うな、兄よ。
トウカに金貨四枚を支払い、俺とエルリックはミスリル製の剣とシルバーチェイン、銀の小手を装備する。
特に違和感もないし、戦闘に支障はなさそうだ。
「良い買い物をさせてもらったよ。有難う、トウカさん」
「こちらこそおおきに! 冷やかしでもええんでまた来たって下さい」
トウカは花を咲かせたような笑みを浮かべている。
「あはは、流石に買い物もしないのに来れないよ」
最後まで押しの強い人だと思いながら三人で店を後にする。
◇
『ヴィシャス』を出て、三人で昼食を取ったところで次の依頼を受けるべく、冒険者ギルドへ向かう。
中に入ると、いつもと変わらず冒険者で賑わっており、受付は混雑している。
どの依頼を受けるかなとボードを見ていると、何やら俺を呼ぶ声が聞こえる。
どこから声がするのかと周りを見ると、最初に対応してくれた受付の女性がこちらを手招きしているが、何だろう?
「いらっしゃい、あら? 装備を変えたのね。良く似合ってるわ」
「あはは、有難うございます。それで何か御用ですか?」
「なあに? 用事が無かったら呼んじゃダメかしら、ふふ」
受付の女性が、手で押し上げるように胸を強調しながらこちらを見る。と、エルザがいきなり口を開いた。
「そうね、用事がないなら呼ばないでくれるかしら」
「あら? 貴女は彼の彼女なの?」
「か、か、かか彼女ですって!? ち、ち、ちちち違うわよっ」
エルザが顔を真っ赤にして否定する。確かに事実だけどそこまで否定されると少しグサッとくるな……。
「そうなの? じゃあ私がカーマインくんの彼女に立候補しようかしら」
そう言って受付の女性は俺にウィンクしてくる。
「な、な、な、なななななな!?」
な、しか言ってないぞエルザ。横ではエルリックが笑いを堪えているが、何を面白がっているんだ……。
「すいません、俺は貴女の名前も知らないんですが……」
「あら? そういえばそうだったかしら? じゃあ自己紹介するわね。
私の名前はジーナ。二十歳で胸のサイズはGよ。彼氏は募集中だから、いつでもOKよ、カーマインくん」
「な、な、な、なななななな!?」
同じことしか言ってないぞエルザ。だから笑うんじゃない兄よ。って、さっきも似たようなことをした記憶が……。
後、ジーナさん。一体何がOKなんですか?
「わ、私だって負けないんだからああああああ!」
城を出てからというもの、胸の大きな女性と知り合う率が高いような気がするのは気のせいだろうか……ウィンクするジーナとエルザの叫びを聞きつつ、俺は現実逃避をするのだった。
0
お気に入りに追加
739
あなたにおすすめの小説
異世界でのキャンピングカー生活【車両召喚】は有用でした
そう
ファンタジー
ブラック企業に務める霧島透は二十七歳にして念願のキャンピングカーを手に入れた。
早速、キャンピングカーでキャンプをするが、突如として異世界のオセロニア王国に召喚されてしまう。
王国が求めているのは魔王軍に対抗できる勇者であったが霧島は勇者ではなかったので放逐される。しかし、霧島には【車両召喚】という固有スキルがあり、キャンピングカーを召喚することができた。
早速、霧島はキャンピングカーで王国を脱出。さらにキャンピングカーに付随していた【ショップ】機能により前世の品物を購入できることが発覚した。
DNAにセーブ&ロード 【前世は散々でしたが、他人のDNAからスキルを集めて、今度こそ女の子を幸せにしてみせます】
緋色優希
ファンタジー
その幼児は天使の微笑みを浮かべながら大人の足に抱き着いていた。だが、油断してはいけない。そいつは【生体情報電磁交換】のスキルを駆使して、相手のDNAに記録された能力をコピーして盗んでいるのだから。
かつては日本で暮らしていた藤原隆。四股をかけていたため、24歳にして女に刺されるという無様な死に方をして、この異世界へ迷える魂【渡り人】として、異世界転生を果たした。女泣かせの前世を悔い、今度の人生は、ちゃんと女の子を幸せにしようと誓ったのであったが、田舎の農家に生まれたため、その前途は多難だった。かつて地球で集めた様々なスキル、そして異世界でもスキルや魔法集めに奔走し、新しい人生を切り開くのだった。
調律協定~王女、司書になる~
四季の二乗
ファンタジー
蝶を愛する残念王女、カフカ・ダフニー。
社会学に通ずる彼女は、異世界からの来訪者”渡来人”達により設立された魔術書を管理する団体、”調律協定”で仕事をしていた。
現地に飛び、様々な食事に舌を楽しませ。
旅行という名で貸し出し期限切れの書物を回収する。
国を捨てた王女と魔術書の、破天荒返却ライフ。
新約・精霊眼の少女
みつまめ つぼみ
ファンタジー
孤児院で育った14歳の少女ヒルデガルトは、豊穣の神の思惑で『精霊眼』を授けられてしまう。
力を与えられた彼女の人生は、それを転機に運命の歯車が回り始める。
孤児から貴族へ転身し、貴族として強く生きる彼女を『神の試練』が待ち受ける。
可憐で凛々しい少女ヒルデガルトが、自分の運命を乗り越え『可愛いお嫁さん』という夢を叶える為に奮闘する。
頼もしい仲間たちと共に、彼女は国家を救うために動き出す。
これは、運命に導かれながらも自分の道を切り開いていく少女の物語。
----
本作は「精霊眼の少女」を再構成しリライトした作品です。
平凡なサラリーマンが異世界に行ったら魔術師になりました~科学者に投資したら異世界への扉が開発されたので、スローライフを満喫しようと思います~
金色のクレヨン@釣りするWeb作家
ファンタジー
夏井カナタはどこにでもいるような平凡なサラリーマン。
そんな彼が資金援助した研究者が異世界に通じる装置=扉の開発に成功して、援助の見返りとして異世界に行けることになった。
カナタは準備のために会社を辞めて、異世界の言語を学んだりして準備を進める。
やがて、扉を通過して異世界に着いたカナタは魔術学校に興味をもって入学する。
魔術の適性があったカナタはエルフに弟子入りして、魔術師として成長を遂げる。
これは文化も風習も違う異世界で戦ったり、旅をしたりする男の物語。
エルフやドワーフが出てきたり、国同士の争いやモンスターとの戦いがあったりします。
第二章からシリアスな展開、やや残酷な描写が増えていきます。
旅と冒険、バトル、成長などの要素がメインです。
ノベルピア、カクヨム、小説家になろうにも掲載
【完結】「妹の身代わりに殺戮の王子に嫁がされた王女。離宮の庭で妖精とじゃがいもを育ててたら、殿下の溺愛が始まりました」
まほりろ
恋愛
国王の愛人の娘であるヒロインは、母親の死後、王宮内で放置されていた。
食事は一日に一回、カビたパンや腐った果物、生のじゃがいもなどが届くだけだった。
しかしヒロインはそれでもなんとか暮らしていた。
ヒロインの母親は妖精の村の出身で、彼女には妖精がついていたのだ。
その妖精はヒロインに引き継がれ、彼女に加護の力を与えてくれていた。
ある日、数年ぶりに国王に呼び出されたヒロインは、異母妹の代わりに殺戮の王子と二つ名のある隣国の王太子に嫁ぐことになり……。
※カクヨムにも投稿してます。カクヨム先行投稿。
※無断転載を禁止します。
※朗読動画の無断配信も禁止します。
「Copyright(C)2023-まほりろ/若松咲良」
※2023年9月17日女性向けホットランキング1位まで上がりました。ありがとうございます。
※2023年9月20日恋愛ジャンル1位まで上がりました。ありがとうございます。
※表紙素材はあぐりりんこ様よりお借りしております。
元おっさんの幼馴染育成計画
みずがめ
恋愛
独身貴族のおっさんが逆行転生してしまった。結婚願望がなかったわけじゃない、むしろ強く思っていた。今度こそ人並みのささやかな夢を叶えるために彼女を作るのだ。
だけど結婚どころか彼女すらできたことのないような日陰ものの自分にそんなことができるのだろうか? 軟派なことをできる自信がない。ならば幼馴染の女の子を作ってそのままゴールインすればいい。という考えのもと始まる元おっさんの幼馴染育成計画。
※この作品は小説家になろうにも掲載しています。
※【挿絵あり】の話にはいただいたイラストを載せています。表紙はチャーコさんが依頼して、まるぶち銀河さんに描いていただきました。
最強の魔王が異世界に転移したので冒険者ギルドに所属してみました。
羽海汐遠
ファンタジー
最強の魔王ソフィが支配するアレルバレルの地。
彼はこの地で数千年に渡り統治を続けてきたが、圧政だと言い張る勇者マリスたちが立ち上がり、魔王城に攻め込んでくる。
残すは魔王ソフィのみとなった事で勇者たちは勝利を確信するが、肝心の魔王ソフィに全く歯が立たず、片手であっさりと勇者たちはやられてしまう。そんな中で勇者パーティの一人、賢者リルトマーカが取り出したマジックアイテムで、一度だけ奇跡を起こすと言われる『根源の玉』を使われて、魔王ソフィは異世界へと飛ばされてしまうのだった。
最強の魔王は新たな世界に降り立ち、冒険者ギルドに所属する。
そして最強の魔王は、この新たな世界でかつて諦めた願いを再び抱き始める。
彼の願いとはソフィ自身に敗北を与えられる程の強さを持つ至高の存在と出会い、そして全力で戦った上で可能であれば、その至高の相手に完膚なきまでに叩き潰された後に敵わないと思わせて欲しいという願いである。
人間を愛する優しき魔王は、その強さ故に孤独を感じる。
彼の願望である至高の存在に、果たして巡り合うことが出来るのだろうか。
『カクヨム』
2021.3『第六回カクヨムコンテスト』最終選考作品。
2024.3『MFブックス10周年記念小説コンテスト』最終選考作品。
『小説家になろう』
2024.9『累計PV1800万回』達成作品。
※出来るだけ、毎日投稿を心掛けています。
小説家になろう様 https://ncode.syosetu.com/n4450fx/
カクヨム様 https://kakuyomu.jp/works/1177354054896551796
ノベルバ様 https://novelba.com/indies/works/932709
ノベルアッププラス様 https://novelup.plus/story/998963655
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる