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情報を制する者は世界を制す
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きっかけはユーグからの報告だった。
私の協力者となったユーグには、定期的に連絡を入れてもらうようにしているのだ。
魚やお肉と同じように、情報も鮮度が大切。
常に最新の情報を持つ者が、物事を有利に進めることができるのだ。
私がカイルくんに掛けられた呪いを解くために亜人の国リブルグランツを訪れて以降、これといって目立った動きはないようで、特に気になる内容はなかったのだけれど、今回は違った。
「……勇者が現れた? それは本当なの?」
『アルベルトから聞いていた勇者の一人と特徴が一致しておりますので、間違いございません』
「そう……」
どうやらアルベルト元伯爵は、亜人に勇者の情報を横流ししていたようね。
当然か。
亜人たちは王国を攻めようと画策していたのだ。
戦争を仕掛けるうえで、人間側の戦力を把握しておくことはとても重要だもの。
誰が勇者か知っていれば対策も立てやすいでしょうし。
ユーグの話を聞く限り、現れた勇者は水無瀬鋼太郎で間違いない。
まあ、定森駿は囚われの身だし、善人はここ最近、王宮に出入りしているとセバスから報告を受けていたから、消去法で鋼太郎しかいないのだけれど。
それはいい。
大事なことは、なぜ勇者である鋼太郎が魔王討伐とは関係のない亜人の国にいるのかということに限る。
「現れたのはどこなの?」
『我らが聖地と崇める場所の近くです』
「聖地?」
『はい。女神アマルディアナ様が降り立ち、我らの始祖に力を授けた地と言われております』
私はアマルディアナという言葉で何となく察してしまった。
うん、きっとジヴリール絡みだ。
「その始祖とやらは今も生きているの?」
『いえ、女神から力を授かった始祖たちは、当時リブルグランツに現れた邪悪なるものを討ち滅ぼした後、姿を消したと伝えられています』
邪悪なるもの……魔王とは別の存在かしら?
いえ、魔王はジヴリールによって創り出された存在だから、それを倒すためにアマルディアナが力を貸すとは考えにくいわね。
それにしても聖地ねえ。
つい最近も聖地というフレーズを聞いたばかりなので、どうにも気になってしまう。
「聖地には何かあったりしない?」
『何か、とは何でございましょう?』
「ええと……例えば伝説の剣が突き刺さっていたり、足を踏み入れた者を排除する守護者的な存在がいたり、とか?」
『いえ……そのようなことはございませんが……』
「そう、そうよね。おかしなことを聞いたわね、ごめんなさい」
もしかしたらと思って聞いてみたけれど、同じわけにはいかないようだ。
『ですが、始祖の姿を模した像はございますよ』
「それは聖地に?」
『はい。言い伝えによれば、資格のある者が像の前で祈りを捧げると、『女神の試練』を受けることができるそうです。その試験を無事に越えることができた者は力を得ると言われています』
うーん、『英雄の剣』と話が似ている気がする。
「ちなみに聞くのだけど、ユーグは『女神の試練』とやらを受けることはできたのかしら?」
『いえ……残念ながら私には試練を受ける資格がなかったようです』
「じゃあ、実際に『女神の試練』を受けたことがある者は?」
『……私の知る限り一人もおりませんし、聞いたこともありません』
「そう、いないのね」
『で、ですが、言い伝えでは確かに『女神の試練』はあるのです!』
ユーグの熱い眼差しにちょっと引いてしまう。
女神アマルディアナが関係しているからでしょうけど、あるのです! って言いきられてもね。
私は別に女神信奉者ではないし、誰も受けたことがないのなら本当に『女神の試練』があるのかどうかも怪しい。
まあ、『英雄の剣』の時のことを考えれば、単純に誰も資格とやらがなかったから反応しなかっただけかもしれないけど。
どちらにせよ、鋼太郎が亜人の国に現れたことを考えれば、こちらとしても聖地に行って始祖の像とやらを確認しておいた方がよさそうだ。
「ユーグ、勇者に監視は――」
『私の配下をつけております』
さすがエルフのナンバー2。
仕事が早いし、有能だ。
「そう。ならそのまま監視を続けてちょうだい」
『はっ、承知いたしました』
大鏡に映るユーグが大仰に一礼する。
「それとは別にお願いがあるのだけれど」
『私めにできることであれば、何なりとお申し付けくださいませ』
「そんなに難しいことではないの。ただ、聖地まで案内してほしいだけなのよ」
『聖地まで、でございますか? エリカ様を?』
「ええ。始祖の像を見てみたくて。お願いできるかしら?」
『承知いたしました』
「理由は聞かなくていいの?」
ユーグは小さく頭を振って、苦笑する。
『理由をお聞きしたところでエリカ様のなさることに、私ごときが口を挟むことができようはずがございませんし、ましてや止めることもできますまい。私はエリカ様の忠実な僕にございますれば、主の命にただ従うのみでございます』
契約を交わしてはいるけど、正確には主従関係を結んだわけではないのだが、ユーグがそう思っているのであれば敢えて私から否定することもないでしょう。
というわけで、私は「ありがとう」と言って頷いておいた。
ユーグも柔らかく微笑んで頷き返す。
『すぐに向かわれますか? それでしたら少しお時間を頂戴する必要がございますが』
「いえ、今すぐじゃなくていいわ。そうね……勇者が近くにいないときに知らせてもらえる?」
『かしこまりました。監視の者と密に連絡を取り合うようにして、準備が整い次第、ご連絡いたします』
女神の指示で動いているであろう鋼太郎は私の顔を知らないけど、女神たちには顔がバレている。
いざとなれば記憶を弄ってしまえばいいのだけど、それは最終手段だ。
相手は女神だし、鋼太郎の言動から彼の記憶を探ろうとするかもしれない。
記憶を弄ったことに気づかれでもしたら、そこから私が関係していると気づく可能性は十分考えられるので、なるべくなら鋼太郎がいないときがいいのだ。
それに、今回は他に連れて行きたい子もいるし。
きっとついてきたがるでしょうし、忘れないうちに声をかけておきましょう。
私の協力者となったユーグには、定期的に連絡を入れてもらうようにしているのだ。
魚やお肉と同じように、情報も鮮度が大切。
常に最新の情報を持つ者が、物事を有利に進めることができるのだ。
私がカイルくんに掛けられた呪いを解くために亜人の国リブルグランツを訪れて以降、これといって目立った動きはないようで、特に気になる内容はなかったのだけれど、今回は違った。
「……勇者が現れた? それは本当なの?」
『アルベルトから聞いていた勇者の一人と特徴が一致しておりますので、間違いございません』
「そう……」
どうやらアルベルト元伯爵は、亜人に勇者の情報を横流ししていたようね。
当然か。
亜人たちは王国を攻めようと画策していたのだ。
戦争を仕掛けるうえで、人間側の戦力を把握しておくことはとても重要だもの。
誰が勇者か知っていれば対策も立てやすいでしょうし。
ユーグの話を聞く限り、現れた勇者は水無瀬鋼太郎で間違いない。
まあ、定森駿は囚われの身だし、善人はここ最近、王宮に出入りしているとセバスから報告を受けていたから、消去法で鋼太郎しかいないのだけれど。
それはいい。
大事なことは、なぜ勇者である鋼太郎が魔王討伐とは関係のない亜人の国にいるのかということに限る。
「現れたのはどこなの?」
『我らが聖地と崇める場所の近くです』
「聖地?」
『はい。女神アマルディアナ様が降り立ち、我らの始祖に力を授けた地と言われております』
私はアマルディアナという言葉で何となく察してしまった。
うん、きっとジヴリール絡みだ。
「その始祖とやらは今も生きているの?」
『いえ、女神から力を授かった始祖たちは、当時リブルグランツに現れた邪悪なるものを討ち滅ぼした後、姿を消したと伝えられています』
邪悪なるもの……魔王とは別の存在かしら?
いえ、魔王はジヴリールによって創り出された存在だから、それを倒すためにアマルディアナが力を貸すとは考えにくいわね。
それにしても聖地ねえ。
つい最近も聖地というフレーズを聞いたばかりなので、どうにも気になってしまう。
「聖地には何かあったりしない?」
『何か、とは何でございましょう?』
「ええと……例えば伝説の剣が突き刺さっていたり、足を踏み入れた者を排除する守護者的な存在がいたり、とか?」
『いえ……そのようなことはございませんが……』
「そう、そうよね。おかしなことを聞いたわね、ごめんなさい」
もしかしたらと思って聞いてみたけれど、同じわけにはいかないようだ。
『ですが、始祖の姿を模した像はございますよ』
「それは聖地に?」
『はい。言い伝えによれば、資格のある者が像の前で祈りを捧げると、『女神の試練』を受けることができるそうです。その試験を無事に越えることができた者は力を得ると言われています』
うーん、『英雄の剣』と話が似ている気がする。
「ちなみに聞くのだけど、ユーグは『女神の試練』とやらを受けることはできたのかしら?」
『いえ……残念ながら私には試練を受ける資格がなかったようです』
「じゃあ、実際に『女神の試練』を受けたことがある者は?」
『……私の知る限り一人もおりませんし、聞いたこともありません』
「そう、いないのね」
『で、ですが、言い伝えでは確かに『女神の試練』はあるのです!』
ユーグの熱い眼差しにちょっと引いてしまう。
女神アマルディアナが関係しているからでしょうけど、あるのです! って言いきられてもね。
私は別に女神信奉者ではないし、誰も受けたことがないのなら本当に『女神の試練』があるのかどうかも怪しい。
まあ、『英雄の剣』の時のことを考えれば、単純に誰も資格とやらがなかったから反応しなかっただけかもしれないけど。
どちらにせよ、鋼太郎が亜人の国に現れたことを考えれば、こちらとしても聖地に行って始祖の像とやらを確認しておいた方がよさそうだ。
「ユーグ、勇者に監視は――」
『私の配下をつけております』
さすがエルフのナンバー2。
仕事が早いし、有能だ。
「そう。ならそのまま監視を続けてちょうだい」
『はっ、承知いたしました』
大鏡に映るユーグが大仰に一礼する。
「それとは別にお願いがあるのだけれど」
『私めにできることであれば、何なりとお申し付けくださいませ』
「そんなに難しいことではないの。ただ、聖地まで案内してほしいだけなのよ」
『聖地まで、でございますか? エリカ様を?』
「ええ。始祖の像を見てみたくて。お願いできるかしら?」
『承知いたしました』
「理由は聞かなくていいの?」
ユーグは小さく頭を振って、苦笑する。
『理由をお聞きしたところでエリカ様のなさることに、私ごときが口を挟むことができようはずがございませんし、ましてや止めることもできますまい。私はエリカ様の忠実な僕にございますれば、主の命にただ従うのみでございます』
契約を交わしてはいるけど、正確には主従関係を結んだわけではないのだが、ユーグがそう思っているのであれば敢えて私から否定することもないでしょう。
というわけで、私は「ありがとう」と言って頷いておいた。
ユーグも柔らかく微笑んで頷き返す。
『すぐに向かわれますか? それでしたら少しお時間を頂戴する必要がございますが』
「いえ、今すぐじゃなくていいわ。そうね……勇者が近くにいないときに知らせてもらえる?」
『かしこまりました。監視の者と密に連絡を取り合うようにして、準備が整い次第、ご連絡いたします』
女神の指示で動いているであろう鋼太郎は私の顔を知らないけど、女神たちには顔がバレている。
いざとなれば記憶を弄ってしまえばいいのだけど、それは最終手段だ。
相手は女神だし、鋼太郎の言動から彼の記憶を探ろうとするかもしれない。
記憶を弄ったことに気づかれでもしたら、そこから私が関係していると気づく可能性は十分考えられるので、なるべくなら鋼太郎がいないときがいいのだ。
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きっとついてきたがるでしょうし、忘れないうちに声をかけておきましょう。
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キリン様
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キリン様
感想ありがとうございます!
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キリン様
感想ありがとうございます!
基本私TUEEEなので、気軽にお読みいただけますと幸いです(人''▽`)