34 / 67
【急募】亜人を監視してくれる人材
しおりを挟む
3人の女性が立体映像とはいえ、こうして集まるのは久しぶりだ。
1人は青い髪の美しい美女。
1人は紅い髪の美しい美女。
2人とも目鼻立ちが整っており、人間離れした美貌の持ち主ではあったが、残る1人は彼女たちすら霞んで見える美を備えていた。
彼女がいれば、真っ白な空間でさえ一瞬で華やかな色に染まる――そう誰もが幻視してしまうほどである。
白金の髪を持つ美女。
その彼女が、他の2人の美女から鋭い眼差しを向けられていた。
『邪神の方に力を割いとるせいでウチらは勇者に自由に干渉できん。そのせいで勇者が好き勝手に動く、これ自体はええ。問題なんは召喚した勇者が魔王討伐に行かんどころか、邪神を崇める亜人どもと手を組もうとしたっちゅうことや』
紅い髪の美女が言った。
『そうですね。今回は私の勇者ヨシトやベルガストに住む人間の頑張りもあって事なきを得ましたが、一歩間違えば人間の国が滅んでしまうところでした』
続けて青い髪の美女が言った。
2人の言葉には非難が込められていたが、当の本人は意に介していない。
召喚したことは紛れもない事実だが、暴挙に出たのは召喚された側である。
どちらの非が大きいかは明白だ。
しかしながら、まったく非がないとは彼女も思っていなかった。
『迷惑をかけてしまってごめんなさいね』
だからこそ白金の髪の美女は、その黄金の瞳を細め、わずかに頭を下げた。
その行動に2人の美女は少なくない驚きを覚えていた。
彼女たちの記憶の中で、白金の髪の美女が頭を下げて謝る姿を見たことは一度も無い。
紅い髪の美女は頭を掻きながら軽くため息を吐く。
『……別にええよ。もともとお前を責めようと思って集まったわけやないしな。アシュタルテもやろ?』
青い髪の美女――女神アシュタルテが頷く。
『ええ。勇者は人形ではありません。意思を持った人間です。こちらの思い通りに動いていただけないのは当然のことですから』
勇者に自由に干渉できない以上、勇者を使って魔王を討伐するという計画は最初から綻んでいるのだ。
うまくいけばそれでよし、ダメならうまくいくまで何度でも新たな勇者を召喚しよう。
彼女たちは最初からそう決めていたのだ。
ただ、まさか敵対している亜人たちに寝返るとは想定していなかった。
これは3人の落ち度である。
『そう言ってもらえると助かるわ』
白金の髪の美女がにっこり笑う。
『シュンについては、与えた恩恵の一部を返してもらったから安心してちょうだい。まあ、そんなことをしなくてもアシュタルテの勇者がいれば大丈夫なんでしょうけど』
『ま、まあ私の勇者は優秀ですからね! でも、フローヴァ。恩恵の一部って獲得経験値3倍ですか? それとも属性耐性?』
アシュタルテは白金の髪の美女――女神フローヴァに問いかけるも、彼女は微笑を湛えるだけだった。
『どの恩恵を返してもらったとか、どうでもええやんか。大事なんはこれからの話や』
『それもそうですね、イシュベル』
紅い髪の美女――イシュベルはホッとした。
実際のところ、イシュベルも気になっていたが、自身も2人には内緒で3つ目の恩恵をコウタロウに与えていたので、話の流れを変えたかったのだ。
『今までは魔王さえ倒してしまえばいい、そう思うとった。せやけど今回のことで亜人たちにも注意しとかなあかんと思うんやけど、どないや』
イシュベルの言葉に、アシュタルテが頷く。
『私たち女神を崇める人間と違い、亜人は邪神を崇めていますからね。ですが、私たちが干渉すると、その間は邪神の封印が弱まってしまいます』
重い空気が漂う。
アシュタルテをはじめとした女神3人は、人間や亜人を凌駕する力を持っているが、その力の大部分を邪神の封印に割いている。
彼女たちが直接干渉することでもしも邪神が復活したら、再び封印を施すことは難しいだろう。
何故なら、邪神は封印され眠りについた状態ながら、少しずつ力を増しているのだ。
前回は3人の力でなんとか封印できた。
だけど、力を増した状態ではどうか。
きっと分が悪い。
3人はそう考えていた。
干渉するというのは、どうにもならなくなったときのための最終手段だ。
『私に良い考えがあるわ』
そう切り出したのはフローヴァだった。
『なんや、ホンマか?』
『ええ、そのためにはアシュタルテ。貴女にお願いがあるのだけれど』
『わ、私にですか?』
『そう、貴女にしかできないことよ』
そんなことがあったっけ、とアシュタルテは首を傾げる。
『貴女のもとに現れた――エリカ、だったかしら。彼女を呼んで欲しいの』
『エリカさん、ですか』
『ええ。自力でベルガストにやってくるくらいだもの。呼びかければ反応してくれるんじゃないかしら』
『そうか! そいつに亜人どもを監視してもらおうっちゅうわけやな?』
フローヴァの考えを理解したイシュベルは目を輝かせている。
確かにエリカならば、亜人の監視など容易いだろう。
それどころか、亜人を殲滅することもできるかもしれない。
しかし、である。
『うぅん……』
アシュタルテは整った表情を歪め、小さく唸り声をあげた。
『何か問題でも?』
『良い考えだとは思います。ですが、彼女が私たちのお願いを素直に聞き届けてくれるかどうか心配で……』
『言うこときかんのやったら、一発どついたらええんちゃうか?』
イシュベルが女神らしからぬ発言をする。
『無理ですよ! 私じゃ返り討ちにあっちゃいますって!』
『そういえば、とんでもなく強いって言ってたわね』
アシュタルテが神妙な顔をして頷く。
『いいですか? 呼びかけてみますし、亜人を監視してくれないか頼んでみますけど絶対に刺激しないでくださいよ、絶対!』
アシュタルテの鬼気迫る表情に、2人は反射的に頷いていた。
『本当にお願いしますよ。じゃあ呼んでみますね』
アシュタルテはエリカに呼び掛けようと意識を集中させる。
不意に、トントンと後ろから肩を叩かれた。
せっかく集中していたのに邪魔をされた気分だ。
なんなのよ、と憤ったところでアシュタルテは気付く。
ここには私しかいないではないか。
なら、私の肩を叩いたのはいったい誰なの。
ゆっくりと振り返ると、そこにいたのは――。
「ごきげんよう、アシュタルテ様」
今まさに呼び掛けようとしていたエリカ本人だった。
1人は青い髪の美しい美女。
1人は紅い髪の美しい美女。
2人とも目鼻立ちが整っており、人間離れした美貌の持ち主ではあったが、残る1人は彼女たちすら霞んで見える美を備えていた。
彼女がいれば、真っ白な空間でさえ一瞬で華やかな色に染まる――そう誰もが幻視してしまうほどである。
白金の髪を持つ美女。
その彼女が、他の2人の美女から鋭い眼差しを向けられていた。
『邪神の方に力を割いとるせいでウチらは勇者に自由に干渉できん。そのせいで勇者が好き勝手に動く、これ自体はええ。問題なんは召喚した勇者が魔王討伐に行かんどころか、邪神を崇める亜人どもと手を組もうとしたっちゅうことや』
紅い髪の美女が言った。
『そうですね。今回は私の勇者ヨシトやベルガストに住む人間の頑張りもあって事なきを得ましたが、一歩間違えば人間の国が滅んでしまうところでした』
続けて青い髪の美女が言った。
2人の言葉には非難が込められていたが、当の本人は意に介していない。
召喚したことは紛れもない事実だが、暴挙に出たのは召喚された側である。
どちらの非が大きいかは明白だ。
しかしながら、まったく非がないとは彼女も思っていなかった。
『迷惑をかけてしまってごめんなさいね』
だからこそ白金の髪の美女は、その黄金の瞳を細め、わずかに頭を下げた。
その行動に2人の美女は少なくない驚きを覚えていた。
彼女たちの記憶の中で、白金の髪の美女が頭を下げて謝る姿を見たことは一度も無い。
紅い髪の美女は頭を掻きながら軽くため息を吐く。
『……別にええよ。もともとお前を責めようと思って集まったわけやないしな。アシュタルテもやろ?』
青い髪の美女――女神アシュタルテが頷く。
『ええ。勇者は人形ではありません。意思を持った人間です。こちらの思い通りに動いていただけないのは当然のことですから』
勇者に自由に干渉できない以上、勇者を使って魔王を討伐するという計画は最初から綻んでいるのだ。
うまくいけばそれでよし、ダメならうまくいくまで何度でも新たな勇者を召喚しよう。
彼女たちは最初からそう決めていたのだ。
ただ、まさか敵対している亜人たちに寝返るとは想定していなかった。
これは3人の落ち度である。
『そう言ってもらえると助かるわ』
白金の髪の美女がにっこり笑う。
『シュンについては、与えた恩恵の一部を返してもらったから安心してちょうだい。まあ、そんなことをしなくてもアシュタルテの勇者がいれば大丈夫なんでしょうけど』
『ま、まあ私の勇者は優秀ですからね! でも、フローヴァ。恩恵の一部って獲得経験値3倍ですか? それとも属性耐性?』
アシュタルテは白金の髪の美女――女神フローヴァに問いかけるも、彼女は微笑を湛えるだけだった。
『どの恩恵を返してもらったとか、どうでもええやんか。大事なんはこれからの話や』
『それもそうですね、イシュベル』
紅い髪の美女――イシュベルはホッとした。
実際のところ、イシュベルも気になっていたが、自身も2人には内緒で3つ目の恩恵をコウタロウに与えていたので、話の流れを変えたかったのだ。
『今までは魔王さえ倒してしまえばいい、そう思うとった。せやけど今回のことで亜人たちにも注意しとかなあかんと思うんやけど、どないや』
イシュベルの言葉に、アシュタルテが頷く。
『私たち女神を崇める人間と違い、亜人は邪神を崇めていますからね。ですが、私たちが干渉すると、その間は邪神の封印が弱まってしまいます』
重い空気が漂う。
アシュタルテをはじめとした女神3人は、人間や亜人を凌駕する力を持っているが、その力の大部分を邪神の封印に割いている。
彼女たちが直接干渉することでもしも邪神が復活したら、再び封印を施すことは難しいだろう。
何故なら、邪神は封印され眠りについた状態ながら、少しずつ力を増しているのだ。
前回は3人の力でなんとか封印できた。
だけど、力を増した状態ではどうか。
きっと分が悪い。
3人はそう考えていた。
干渉するというのは、どうにもならなくなったときのための最終手段だ。
『私に良い考えがあるわ』
そう切り出したのはフローヴァだった。
『なんや、ホンマか?』
『ええ、そのためにはアシュタルテ。貴女にお願いがあるのだけれど』
『わ、私にですか?』
『そう、貴女にしかできないことよ』
そんなことがあったっけ、とアシュタルテは首を傾げる。
『貴女のもとに現れた――エリカ、だったかしら。彼女を呼んで欲しいの』
『エリカさん、ですか』
『ええ。自力でベルガストにやってくるくらいだもの。呼びかければ反応してくれるんじゃないかしら』
『そうか! そいつに亜人どもを監視してもらおうっちゅうわけやな?』
フローヴァの考えを理解したイシュベルは目を輝かせている。
確かにエリカならば、亜人の監視など容易いだろう。
それどころか、亜人を殲滅することもできるかもしれない。
しかし、である。
『うぅん……』
アシュタルテは整った表情を歪め、小さく唸り声をあげた。
『何か問題でも?』
『良い考えだとは思います。ですが、彼女が私たちのお願いを素直に聞き届けてくれるかどうか心配で……』
『言うこときかんのやったら、一発どついたらええんちゃうか?』
イシュベルが女神らしからぬ発言をする。
『無理ですよ! 私じゃ返り討ちにあっちゃいますって!』
『そういえば、とんでもなく強いって言ってたわね』
アシュタルテが神妙な顔をして頷く。
『いいですか? 呼びかけてみますし、亜人を監視してくれないか頼んでみますけど絶対に刺激しないでくださいよ、絶対!』
アシュタルテの鬼気迫る表情に、2人は反射的に頷いていた。
『本当にお願いしますよ。じゃあ呼んでみますね』
アシュタルテはエリカに呼び掛けようと意識を集中させる。
不意に、トントンと後ろから肩を叩かれた。
せっかく集中していたのに邪魔をされた気分だ。
なんなのよ、と憤ったところでアシュタルテは気付く。
ここには私しかいないではないか。
なら、私の肩を叩いたのはいったい誰なの。
ゆっくりと振り返ると、そこにいたのは――。
「ごきげんよう、アシュタルテ様」
今まさに呼び掛けようとしていたエリカ本人だった。
0
お気に入りに追加
455
あなたにおすすめの小説
万分の一の確率でパートナーが見つかるって、そんな事あるのか?
Gai
ファンタジー
鉄柱が頭にぶつかって死んでしまった少年は神様からもう異世界へ転生させて貰う。
貴族の四男として生まれ変わった少年、ライルは属性魔法の適性が全くなかった。
貴族として生まれた子にとっては珍しいケースであり、ラガスは周りから憐みの目で見られる事が多かった。
ただ、ライルには属性魔法なんて比べものにならない魔法を持っていた。
「はぁーー・・・・・・属性魔法を持っている、それってそんなに凄い事なのか?」
基本気だるげなライルは基本目立ちたくはないが、売られた値段は良い値で買う男。
さてさて、プライドをへし折られる犠牲者はどれだけ出るのか・・・・・・
タイトルに書いてあるパートナーは序盤にはあまり出てきません。
【完結】前世の不幸は神様のミスでした?異世界転生、条件通りなうえチート能力で幸せです
yun.
ファンタジー
~タイトル変更しました~
旧タイトルに、もどしました。
日本に生まれ、直後に捨てられた。養護施設に暮らし、中学卒業後働く。
まともな職もなく、日雇いでしのぐ毎日。
劣悪な環境。上司にののしられ、仲のいい友人はいない。
日々の衣食住にも困る。
幸せ?生まれてこのかた一度もない。
ついに、死んだ。現場で鉄パイプの下敷きに・・・
目覚めると、真っ白な世界。
目の前には神々しい人。
地球の神がサボった?だから幸せが1度もなかったと・・・
短編→長編に変更しました。
R4.6.20 完結しました。
長らくお読みいただき、ありがとうございました。
【完結】目覚めたら異世界で国境警備隊の隊員になっていた件。
みやこ嬢
ファンタジー
【2024年9月9日完結、全40話、ブロマンスファンタジー】
才智正哉(さいち・まさちか)は社会人一年生の会社員。ある日、真っ暗な闇の中で嘆く赤髪の青年の夢を見てから目を覚ますと異世界にいた。しかも、夢で見た赤髪の青年ゼノンの体に意識を宿した状態で。
仲間に事情を訴えてもまともに取り合ってもらえず、仕方なく『ゼノン』として過ごすことに。国境警備隊の任務について教わるうちに仲間たちと次第に打ち解けていく。
時折見る闇の夢で少しずつゼノンと交流し、入れ替わる前の記憶が欠落していることに気付く。元の体に戻るためには、まず記憶を取り戻さねばならない。
人情に厚く涙もろい隊長、隊長至上主義の班長、無愛想で油断ならない同僚、重い過去を持つ人懐こい同室の同僚、世話焼きな家政夫、心配性の優しい軍医、ワケあり腹ペコ魔術師に囲まれ、慣れない異世界で悪戦苦闘する青年のお話。
★1話と39話に挿し絵追加
★カクヨム掲載作品を加筆修正
★2024/09/06〜ホトラン入り感謝!
愛されなかった私が転生して公爵家のお父様に愛されました
上野佐栁
ファンタジー
前世では、愛されることなく死を迎える主人公。実の父親、皇帝陛下を殺害未遂の濡れ衣を着せられ死んでしまう。死を迎え、これで人生が終わりかと思ったら公爵家に転生をしてしまった主人公。前世で愛を知らずに育ったために人を信頼する事が出来なくなってしまい。しばらくは距離を置くが、だんだんと愛を受け入れるお話。
落ちこぼれの貴族、現地の人達を味方に付けて頑張ります!
ユーリ
ファンタジー
気が付くと見知らぬ部屋にいた。
最初は、何が起こっているのか、状況を把握する事が出来なかった。
でも、鏡に映った自分の姿を見た時、この世界で生きてきた、リュカとしての記憶を思い出した。
記憶を思い出したはいいが、状況はよくなかった。なぜなら、貴族では失敗した人がいない、召喚の儀を失敗してしまった後だったからだ!
貴族としては、落ちこぼれの烙印を押されても、5歳の子供をいきなり屋敷の外に追い出したりしないだろう。しかも、両親共に、過保護だからそこは大丈夫だと思う……。
でも、両親を独占して甘やかされて、勉強もさぼる事が多かったため、兄様との関係はいいとは言えない!!
このままでは、兄様が家督を継いだ後、屋敷から追い出されるかもしれない!
何とか兄様との関係を改善して、追い出されないよう、追い出されてもいいように勉強して力を付けるしかない!
だけど、勉強さぼっていたせいで、一般常識さえも知らない事が多かった……。
それに、勉強と兄様との関係修復を目指して頑張っても、兄様との距離がなかなか縮まらない!!
それでも、今日も関係修復頑張ります!!
5/9から小説になろうでも掲載中
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
いらないスキル買い取ります!スキル「買取」で異世界最強!
町島航太
ファンタジー
ひょんな事から異世界に召喚された木村哲郎は、救世主として期待されたが、手に入れたスキルはまさかの「買取」。
ハズレと看做され、城を追い出された哲郎だったが、スキル「買取」は他人のスキルを買い取れるという優れ物であった。
異世界召喚に巻き込まれたおばあちゃん
夏本ゆのす(香柚)
ファンタジー
高校生たちの異世界召喚にまきこまれましたが、関係ないので森に引きこもります。
のんびり余生をすごすつもりでしたが、何故か魔法が使えるようなので少しだけ頑張って生きてみようと思います。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる