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かかった魚はとても大きい
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セバスに指示を出してから10日経った。
店への侵入は止むどころか日増しに増えている。
まあ、セバスがそのたびに撃退しているのだけれど。
白ポーションの販売はすこぶる順調だった。
冒険者は魔物を倒して素材や魔石を得ることで生計を立てている。
魔物と怪我は切っても切れないため需要が無くなることはない。
作ったら作っただけ売れるので資金稼ぎとしては優秀な手段だ。
流通量を増やしたこと、白ポーションを使用したパーティの口コミもあり、今では冒険者以外の人間も白ポーションを求めて並ぶという。
ギルドや他の店からもポーションを卸してくれないかという依頼がきているほどだ。
ただし、セバスには丁重にお断りするようにと告げている。
卸すこと自体が嫌なわけではない。
別にギルドに卸そうが、他の店に卸そうが構わない。
ただ、そうしたところで侵入は続くだろう。
ギルドや他の店では後ろ盾としては弱いのだ。
今、侵入を仕掛けてきている貴族を脅して後ろ盾になってもらう、という手も一応考えてはした。
けど、その考えは直ぐ破棄した。
裏で賊をけしかけて利権をかすめ取ろうとするような考えしかできない貴族の力など、たかが知れている。
どうせなら誰もちょっかいをだせない、強力な後ろ盾が必要だ。
表立って行動したくないがゆえの選択だった。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
それから更に数日後。
セバスから連絡が入る。
店を開けている時に、王宮の使者を名乗る人物が訪れ、登城するようにとの命が届いたそうだ。
白ポーションのことが王宮関係の誰かの耳に入り、それから国王の耳に届いたのだろう。
予想よりは時間が掛かったけど、こんなものかしら。
「どうなさいますか?」
「もちろん、会いに行くわ。日時の指定はあった?」
「明日の朝、謁見の間にて、とだけ。登城の際にはこの謁見証を見せるようにと渡されました」
セバスの手には四角い銀板があった。
真ん中には何かの鳥をモチーフにした印が刻まれている。
恐らくこの国の印なのだろう。
「分かったわ。セバス、貴方も一緒にきてちょうだい」
「承知いたしました」
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
翌朝。
私はセバスを連れて王城の正門前まで来ていた。
セバスの服装はいつもと変わらず執事服だが、私は違う。
私は学校の帰りにこの世界へやって来たのだ。
つまり制服である。
見る者が見れば、直ぐに異世界からやって来たのだと分かるだろう。
というわけで、私はアイテムボックスから貴族の令嬢らしく見える服装を選び、身に着けている。
後は、髪の色を魔法で金から銀に変え、仮面をつけた。
この仮面には認識阻害と声色を変える魔法をかけてある。
周りには、元の顔とはまるで違う別人に見えているだろう。
善人を含めた勇者たちが、街の外で魔物を倒しレベル上げに勤しんでいることは、セバスが調査済みだ。
ただ、定期的に国王に状況を報告しているとも聞いているので、万が一出くわしてしまったときのことを考えたのだ。
私はこの世界に来ていないことになっているのだから。
「失礼いたします。通ってもよろしいでしょうか」
セバスが門番の男に話しかける。
「ああ、何か許可証はあるか?」
「ええ、こちらです」
セバスが渡された謁見証を見せると、「うむ、間違いないな」と言って、門番の男が城門を開けてくれた。
門番に礼を言って、城門をくぐり城の中へ入る。
中に立っていた人に命を受けてやってきたことを告げると、直ぐに謁見の間まで案内された。
通された謁見の間には既に人が集まっていた。
一番奥にある、高そうな玉座に座っているのがこの国の王様だろう。
両サイドの壁にはずらりと椅子が並べられてあり、重臣や貴族と思わしき者たちが腰かけていた。
ステータスを覗き見るが皆レベルは低く、大したことはなさそうだ。
ただ、面識はまったくないのに、負の感情を向けてきている者が数名いた。
店に賊を送り込んできた貴族かしら?
国王の耳に入る前に自分のものにしたかったのでしょうけど、残念だったわね。
この国の礼儀作法というものまでは理解していなかったけど、とりあえず国王から少し離れた場所で膝をつき、首を垂れる。
セバスも私に倣った。
「面を上げよ」
国王の言葉で私は顔を上げて一度立ち上がると、両手でスカートの裾をつまみ、軽くスカートを持ち上げ、腰を曲げて頭を深々と下げる。
「初めまして、国王陛下。私はエリーと申します」
名前は偽名だ。
エリカを名乗ろうものなら、姿を変えていてもどこかでバレるかもしれない。
「よく来てくれた。今日呼んだのはほかでもない。そなたの店で販売している白ポーションのことを耳にしてな。回復魔法に匹敵、いやそれ以上の効果があるそうではないか」
国王の感情は興味津々といった感じだ。
「登城するようにとの命を頂戴した際に、そうではないかと思いまして、本日はお持ちいたしました。――セバス」
「はっ」
セバスが持っていた木箱を開ける。
中には白ポーションが10本入っていた。
「こちらを国王陛下に献上いたします」
「そうかそうか」
国王の傍にいたお付きの者が近づいてきたので、木箱ごと渡す。
「これが、白ポーションか?」
「はい。怪我や病気も瞬く間に癒す薬でございます」
「ふむ……」
興味はあるけど、すぐには信じられないといったところかしらね。
なら――。
「国王陛下のお傍に、怪我をして手や足が動かなくなった者はいらっしゃいませんか?」
「いるにはいるが……」
「でしたら、その方で試してみてはいかがでしょう? 実際に見ていただいたほうがよろしいかと思います」
国王の近衛騎士の1人がつい最近怪我をして左手が動かなくなっていることは、セバスの調べで分かっていた。
この世界の回復魔法は怪我を治すことはできても、神経を治すことまではできないことも。
「エルヴィンを呼べ」
国王の指示により姿を現した騎士は、左手をだらりと下げた状態だ。
「エルヴィンよ、これを飲んでみるのだ」
「これを……ですか? 承知いたしました」
お付きの者から受け取った白ポーションを、エルヴィンと呼ばれた騎士は右手でぐいっと飲み干した。
すぐに効果は表れた。
「動く……動くぞ……」
左手で拳を作ったり開いたりを繰り返すエルヴィン。
そして、左腕をぐるぐると回し始めた。
「陛下、動きます。これでまた陛下のお傍に立ち、お守りすることができます!」
エルヴィンは笑顔のまま、謁見の間を後にした。
「いかがでしょうか」
「素晴らしい! これがあれば魔王討伐も夢ではない!」
国王はかなり興奮しているようだ。
周りの貴族たちも騒いでいる。
さて、ここからが本題だ。
「国王陛下、実はお願いがあるのですがお聞きいただけますでしょうか? 国王陛下にとっても良いお話だと思います」
「うん? なんだ、申してみよ」
「ありがとうございます。私の店で販売する白ポーション。こちらを王宮御用達の品に認定いただけないでしょうか?」
「王宮御用達か……」
「はい。認めていただけるのであれば売り上げの3割と毎月100本の白ポーションを納めさせていただきます」
「なんと! それはまことか?」
「もちろんです。いかがでしょうか?」
国王は驚いているけれど、私としては痛くもかゆくもない。
王宮御用達と認定されれば、今までのように愚かな真似をする者もいなくなる。
私の店に手を出すということは、国王に手を出すと同じことなのだから。
「相分かった。エリーよ。そなたの店を王宮御用達と認定しよう。証となる証文も準備させる」
「ありがとうございます」
「皆も聞いての通りだ。よいな」
「「「ははっ」」」
その場にいた重臣たちが頭を下げた。
ふふ、これでもうどの貴族も手は出せなくなったわね。
さあ、次は善人のレベル上げを手伝いましょうか。
店への侵入は止むどころか日増しに増えている。
まあ、セバスがそのたびに撃退しているのだけれど。
白ポーションの販売はすこぶる順調だった。
冒険者は魔物を倒して素材や魔石を得ることで生計を立てている。
魔物と怪我は切っても切れないため需要が無くなることはない。
作ったら作っただけ売れるので資金稼ぎとしては優秀な手段だ。
流通量を増やしたこと、白ポーションを使用したパーティの口コミもあり、今では冒険者以外の人間も白ポーションを求めて並ぶという。
ギルドや他の店からもポーションを卸してくれないかという依頼がきているほどだ。
ただし、セバスには丁重にお断りするようにと告げている。
卸すこと自体が嫌なわけではない。
別にギルドに卸そうが、他の店に卸そうが構わない。
ただ、そうしたところで侵入は続くだろう。
ギルドや他の店では後ろ盾としては弱いのだ。
今、侵入を仕掛けてきている貴族を脅して後ろ盾になってもらう、という手も一応考えてはした。
けど、その考えは直ぐ破棄した。
裏で賊をけしかけて利権をかすめ取ろうとするような考えしかできない貴族の力など、たかが知れている。
どうせなら誰もちょっかいをだせない、強力な後ろ盾が必要だ。
表立って行動したくないがゆえの選択だった。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
それから更に数日後。
セバスから連絡が入る。
店を開けている時に、王宮の使者を名乗る人物が訪れ、登城するようにとの命が届いたそうだ。
白ポーションのことが王宮関係の誰かの耳に入り、それから国王の耳に届いたのだろう。
予想よりは時間が掛かったけど、こんなものかしら。
「どうなさいますか?」
「もちろん、会いに行くわ。日時の指定はあった?」
「明日の朝、謁見の間にて、とだけ。登城の際にはこの謁見証を見せるようにと渡されました」
セバスの手には四角い銀板があった。
真ん中には何かの鳥をモチーフにした印が刻まれている。
恐らくこの国の印なのだろう。
「分かったわ。セバス、貴方も一緒にきてちょうだい」
「承知いたしました」
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
翌朝。
私はセバスを連れて王城の正門前まで来ていた。
セバスの服装はいつもと変わらず執事服だが、私は違う。
私は学校の帰りにこの世界へやって来たのだ。
つまり制服である。
見る者が見れば、直ぐに異世界からやって来たのだと分かるだろう。
というわけで、私はアイテムボックスから貴族の令嬢らしく見える服装を選び、身に着けている。
後は、髪の色を魔法で金から銀に変え、仮面をつけた。
この仮面には認識阻害と声色を変える魔法をかけてある。
周りには、元の顔とはまるで違う別人に見えているだろう。
善人を含めた勇者たちが、街の外で魔物を倒しレベル上げに勤しんでいることは、セバスが調査済みだ。
ただ、定期的に国王に状況を報告しているとも聞いているので、万が一出くわしてしまったときのことを考えたのだ。
私はこの世界に来ていないことになっているのだから。
「失礼いたします。通ってもよろしいでしょうか」
セバスが門番の男に話しかける。
「ああ、何か許可証はあるか?」
「ええ、こちらです」
セバスが渡された謁見証を見せると、「うむ、間違いないな」と言って、門番の男が城門を開けてくれた。
門番に礼を言って、城門をくぐり城の中へ入る。
中に立っていた人に命を受けてやってきたことを告げると、直ぐに謁見の間まで案内された。
通された謁見の間には既に人が集まっていた。
一番奥にある、高そうな玉座に座っているのがこの国の王様だろう。
両サイドの壁にはずらりと椅子が並べられてあり、重臣や貴族と思わしき者たちが腰かけていた。
ステータスを覗き見るが皆レベルは低く、大したことはなさそうだ。
ただ、面識はまったくないのに、負の感情を向けてきている者が数名いた。
店に賊を送り込んできた貴族かしら?
国王の耳に入る前に自分のものにしたかったのでしょうけど、残念だったわね。
この国の礼儀作法というものまでは理解していなかったけど、とりあえず国王から少し離れた場所で膝をつき、首を垂れる。
セバスも私に倣った。
「面を上げよ」
国王の言葉で私は顔を上げて一度立ち上がると、両手でスカートの裾をつまみ、軽くスカートを持ち上げ、腰を曲げて頭を深々と下げる。
「初めまして、国王陛下。私はエリーと申します」
名前は偽名だ。
エリカを名乗ろうものなら、姿を変えていてもどこかでバレるかもしれない。
「よく来てくれた。今日呼んだのはほかでもない。そなたの店で販売している白ポーションのことを耳にしてな。回復魔法に匹敵、いやそれ以上の効果があるそうではないか」
国王の感情は興味津々といった感じだ。
「登城するようにとの命を頂戴した際に、そうではないかと思いまして、本日はお持ちいたしました。――セバス」
「はっ」
セバスが持っていた木箱を開ける。
中には白ポーションが10本入っていた。
「こちらを国王陛下に献上いたします」
「そうかそうか」
国王の傍にいたお付きの者が近づいてきたので、木箱ごと渡す。
「これが、白ポーションか?」
「はい。怪我や病気も瞬く間に癒す薬でございます」
「ふむ……」
興味はあるけど、すぐには信じられないといったところかしらね。
なら――。
「国王陛下のお傍に、怪我をして手や足が動かなくなった者はいらっしゃいませんか?」
「いるにはいるが……」
「でしたら、その方で試してみてはいかがでしょう? 実際に見ていただいたほうがよろしいかと思います」
国王の近衛騎士の1人がつい最近怪我をして左手が動かなくなっていることは、セバスの調べで分かっていた。
この世界の回復魔法は怪我を治すことはできても、神経を治すことまではできないことも。
「エルヴィンを呼べ」
国王の指示により姿を現した騎士は、左手をだらりと下げた状態だ。
「エルヴィンよ、これを飲んでみるのだ」
「これを……ですか? 承知いたしました」
お付きの者から受け取った白ポーションを、エルヴィンと呼ばれた騎士は右手でぐいっと飲み干した。
すぐに効果は表れた。
「動く……動くぞ……」
左手で拳を作ったり開いたりを繰り返すエルヴィン。
そして、左腕をぐるぐると回し始めた。
「陛下、動きます。これでまた陛下のお傍に立ち、お守りすることができます!」
エルヴィンは笑顔のまま、謁見の間を後にした。
「いかがでしょうか」
「素晴らしい! これがあれば魔王討伐も夢ではない!」
国王はかなり興奮しているようだ。
周りの貴族たちも騒いでいる。
さて、ここからが本題だ。
「国王陛下、実はお願いがあるのですがお聞きいただけますでしょうか? 国王陛下にとっても良いお話だと思います」
「うん? なんだ、申してみよ」
「ありがとうございます。私の店で販売する白ポーション。こちらを王宮御用達の品に認定いただけないでしょうか?」
「王宮御用達か……」
「はい。認めていただけるのであれば売り上げの3割と毎月100本の白ポーションを納めさせていただきます」
「なんと! それはまことか?」
「もちろんです。いかがでしょうか?」
国王は驚いているけれど、私としては痛くもかゆくもない。
王宮御用達と認定されれば、今までのように愚かな真似をする者もいなくなる。
私の店に手を出すということは、国王に手を出すと同じことなのだから。
「相分かった。エリーよ。そなたの店を王宮御用達と認定しよう。証となる証文も準備させる」
「ありがとうございます」
「皆も聞いての通りだ。よいな」
「「「ははっ」」」
その場にいた重臣たちが頭を下げた。
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