夏凛の大冒険

ヒカリと影

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2度目の再会

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………?
「ここは、どこ?…あっ、城だ。城に帰ってきたんだ」
この通り、夏凛は、光に包まれて、城に帰ってきたのだ。
「夏凛様。お稽古、そろそろ始めますよ。」
「…わかった!」
あっちの国で過ごしていたことは、こっちでは知らないみたいだ。時が止まっていたのかもしれない。私、別れ際になんて変なこと思っちゃったのかな。絶対そんなことないのに!そう思っとこう。それじゃないと身体がもたない。穴があったら入りたい。

「夏凛様。そのような髪飾り前からありましたか?」
「あっ、う、うん。そうなんだ、可愛いよね!」
「はい、とてもお似合いですよ。」
この髪飾りがあるから、私は頑張れる。さあ、どこの国の文化でも習いごとでもやってやる。




ー3週間後ー
朝食の時間が始まる。
「おはようございます、お父様。」
「おはよう。今日は夏凛に知らせがある」
「知らせ?何のことでしょうか」
「今日から、新しい側近を雇うことにした。そいつは、今日からお前の護衛であり、世話係でもある。なかなかのイケメンだぞ。ははは」
護衛?世話係?イケメン?
……まさか。
「入ってくるが良い」
「失礼致します。今日から夏凛様の護衛兼世話係を務めさせていただきますタクと申します。」
私が会いたかった人がそこにいた。
「では今日からタクは夏凛の部屋に住み込みだ、夏凛を頼むぞ」
「もちろんです」

私の部屋に入った瞬間、私はタクに抱きついた。
「タク!来てくれたんだね!」
「嘘はつかないって言っただろ?実は、俺も夏凛と同じで、この国に住んでたんだ。でも、俺も光であの国に住んでたんだ。夏凛が帰ってから、俺も帰ってきた」
「え!?そうだったんだ!びっくりしたよ。でも会えて本当に良かった。今日から住み込みなんだってね」
「あぁ。今日からまた、よろしくお願いします」
「こちらこそよろしくお願いします!」
そう言い合い、2人は笑い合った。


                    ーーーおわりーーー
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みんなの感想(2件)

シンシン
2016.12.27 シンシン

意外な展開につい、(゜ロ゜)!?となってしまいます。続き待ってます・

ヒカリと影
2016.12.27 ヒカリと影

毎回ありがとうございます。
これからも意外な展開を期待していてください!できるかわかりませんが…
私も早めに投稿できるよう頑張ります。

解除
シンシン
2016.12.22 シンシン

先が気になる・
強気王女良いですね(о´∀`о)

ヒカリと影
2016.12.22 ヒカリと影

ありがとうございます(’-’*)♪

解除

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