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第二章『西の都へ』
ミーアとルナル
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酒場の奥まで移動したルナルたち。そして、ルナルがいつものように座ると、それを挟み込むようにセインとルルが椅子に座る。ルルはマスターを怖がって縮こまっている。
「お疲れさん、よく戻ってきたな」
マスターが労いの声を掛けながら、飲み物を用意している。
「なんか見た事ないのが居るが、それはゆっくり聞くとするか」
そして、ルナルたちの前へと飲み物を置いていくと、顎に手を当て首を傾けながらルナルたちを見つめた。
「まったく、ジャグラーって魔族を倒したらしいな。相変わらずすごい事をさらっとやってのけるが、無茶は感心できないな、んん?」
「……なんで知ってるんですか、まったく!」
マスターが告げた言葉に、ルナルがダンッとコップをテーブルに叩きつけながらマスターを睨み付けていた。ところが、マスターはそれに対してまったく動じていないどころか、にやにやと笑っている。
「はっはっはっ、ギルドの情報網を舐めてもらっちゃ困るぜ!」
「あー、はいはい」
マスターが当然だろうという顔をしながら、今度はルナルに酒を差し出す。ルナルは呆れてため息を吐きながらもコップを受け取ると、それをグイッと一気に飲み干していた。
相変わらず読めないマスターの突拍子な発言と、それに対するルナルの冷めたやり取りである。その流れるようなやり取りは、とてもセインに理解できるようなものではなかった。
「うにゃーんっ!」
微妙な雰囲気になっていたルナルたちの後方から、突如として猫なで声が聞こえてくる。そして、勢いよくがばっとルナルへと飛びついていた。
「はいはい、ミーア。なんでここに居るんですかね」
ルナルに抱きついて頬ずりをするそれに、ルナルは淡々と声を掛ける。
「うみゃー、間違いなくルナル様にゃーっ! 本物のルナル様にゃーっ!」
だがしかし、興奮してルナルに抱きついた猫耳メイドはルナルの問い掛けにも答えず、そのまましばらく一心不乱にルナルに頬ずりを続けていた。
「な、なんなんだよ、こいつ!」
セインは突然の事に驚き、猫耳メイドを見つめている。
「……魔族?」
ルルは魔法使いの素質からか、ミーアの正体に気が付いたようだ。
「にゃにゃにゃ?!」
ルルの指摘に驚くミーア。
「そうにゃ、ミーアは魔族にゃ。誇り高き猫人にゃ!」
ミーアはにっこにこの笑顔で答えると、ルナルの隣に居るセインとルルを興味深く見つめている。
「ほらほら、ミーア。私の仲間を睨まないで下さい」
ルナルがそう言いながらミーアの頭を撫でると、
「分かったのにゃ」
と言って目を細めながら、ごろごろとルナルに甘えていた。
「それにしても、どうしてあなたがここに居るのですか?」
「ミーアは、ルナル様に会いに来ただけにゃ」
ルナルの問い掛けに、つぶらな瞳をまるまると開いてミーアは答えていた。
ちゃんと理由を聞こうとしても、自分に会いに来たというだけのミーアに、ルナルは埒が明かないと踏む。なので、ルナルはマスターへ視線を移し、説明を求めた。すると、マスターはやれやれといった表情で、状況の説明を始めた。
その説明によれば、ミーアは本当にルナルに会いに来ただけらしい。
ミーアというのは三姉妹の中でも特にルナルによく懐いていて、さらには元々かなりの甘えん坊である。それがゆえに、ルナルが長い間魔王城を空けていた事で、積もりに積もった寂しさが爆発してしまったようなのである。ちなみにベティスまでは持ち前の嗅覚と勘と身体能力を活かしてやって来たらしい。凄まじいまでの執念である。
「うわあ、ルナル様って魔族をメイドにしちゃえる人なんですね。すごいです」
ルルからとんでも発言が飛び出す。
「ええ、まあ……。それほどでもありませんよ」
それに対してルナルは、苦笑いをしながら反応をしていた。カウンターの中ではマスターが必死に笑いを堪えており、セインは反応に困っていた。
ミーアがルナルに甘えているその光景は、周りから見ると実に微笑ましい光景に映っているようだが。いつまでもこの状況を放置しているわけにはいかなかった。なにせミーアはさっきからルナルにべったりと抱きつきっぱなしで、離れるような気配がまったくないのだから。
というわけで、マスターは咳払いを一つしてミーアに顔を近付ける。
「さて、ミーア。ルナルの事はもう十分に堪能しただろう? そろそろ仕事に戻ってくれないか?」
マスターは優しく諭そうとしたのだが、
「嫌にゃ。ルナル様と一緒に居るにゃ」
ミーアは不機嫌な顔をして力を強めてルナルに抱きついている。
「ほう、そんな事を言うのか」
マスターは顔を上げて腕組みをしながらミーアを見る。
「ミーア、昨日の約束は覚えているか?」
「もちろんにゃ」
質問に即答するミーア。
「だったらすぐに働いてくれ。そうじゃないと、俺はお前を強制送還しなきゃいけなくなるんだがなぁ?」
「にゃにゃっ?!」
にやつくマスターとは対照的に、ミーアの顔がどんどんと青ざめていく。そして、ミーアは首を左右にぶんぶんと振っている。
「嫌にゃ! ミーアはルナル様と一緒に居るのにゃーっ!」
「だったら、これを今すぐ奥のテーブルの筋肉だるまのところまで持って行ってくれ。ずいぶんと待たせちまってるんだ」
「ううう……、分かったのにゃ」
ミーアは渋々、マスターから料理を受け取って、指定されたテーブルまで運んでいった。
「あの人、本当にルナル様の事が好きなんですね。なんか可愛く思えちゃいました」
ルルはミーアの後ろ姿を見ながら呟いていた。
「ええ、本当に。ミーアってば昔っからあんな感じで、放っておけない妹みたいな子だったんですよ」
ルナルはため息を吐きながらも、その表情は笑っていたのだった。
「よし、ミーアを追い払ったところで、ルナル、報告を聞かせてもらおうか」
「そうですね。どれから話しましょうか……」
状況が落ち着いた事もあって、ルナルは依頼に絡んだ事件を、流れを追いながらマスターに報告し始めた。その中で、ルナルの隣に座る少女『ルル』の事も説明しておいたのだった。
「お疲れさん、よく戻ってきたな」
マスターが労いの声を掛けながら、飲み物を用意している。
「なんか見た事ないのが居るが、それはゆっくり聞くとするか」
そして、ルナルたちの前へと飲み物を置いていくと、顎に手を当て首を傾けながらルナルたちを見つめた。
「まったく、ジャグラーって魔族を倒したらしいな。相変わらずすごい事をさらっとやってのけるが、無茶は感心できないな、んん?」
「……なんで知ってるんですか、まったく!」
マスターが告げた言葉に、ルナルがダンッとコップをテーブルに叩きつけながらマスターを睨み付けていた。ところが、マスターはそれに対してまったく動じていないどころか、にやにやと笑っている。
「はっはっはっ、ギルドの情報網を舐めてもらっちゃ困るぜ!」
「あー、はいはい」
マスターが当然だろうという顔をしながら、今度はルナルに酒を差し出す。ルナルは呆れてため息を吐きながらもコップを受け取ると、それをグイッと一気に飲み干していた。
相変わらず読めないマスターの突拍子な発言と、それに対するルナルの冷めたやり取りである。その流れるようなやり取りは、とてもセインに理解できるようなものではなかった。
「うにゃーんっ!」
微妙な雰囲気になっていたルナルたちの後方から、突如として猫なで声が聞こえてくる。そして、勢いよくがばっとルナルへと飛びついていた。
「はいはい、ミーア。なんでここに居るんですかね」
ルナルに抱きついて頬ずりをするそれに、ルナルは淡々と声を掛ける。
「うみゃー、間違いなくルナル様にゃーっ! 本物のルナル様にゃーっ!」
だがしかし、興奮してルナルに抱きついた猫耳メイドはルナルの問い掛けにも答えず、そのまましばらく一心不乱にルナルに頬ずりを続けていた。
「な、なんなんだよ、こいつ!」
セインは突然の事に驚き、猫耳メイドを見つめている。
「……魔族?」
ルルは魔法使いの素質からか、ミーアの正体に気が付いたようだ。
「にゃにゃにゃ?!」
ルルの指摘に驚くミーア。
「そうにゃ、ミーアは魔族にゃ。誇り高き猫人にゃ!」
ミーアはにっこにこの笑顔で答えると、ルナルの隣に居るセインとルルを興味深く見つめている。
「ほらほら、ミーア。私の仲間を睨まないで下さい」
ルナルがそう言いながらミーアの頭を撫でると、
「分かったのにゃ」
と言って目を細めながら、ごろごろとルナルに甘えていた。
「それにしても、どうしてあなたがここに居るのですか?」
「ミーアは、ルナル様に会いに来ただけにゃ」
ルナルの問い掛けに、つぶらな瞳をまるまると開いてミーアは答えていた。
ちゃんと理由を聞こうとしても、自分に会いに来たというだけのミーアに、ルナルは埒が明かないと踏む。なので、ルナルはマスターへ視線を移し、説明を求めた。すると、マスターはやれやれといった表情で、状況の説明を始めた。
その説明によれば、ミーアは本当にルナルに会いに来ただけらしい。
ミーアというのは三姉妹の中でも特にルナルによく懐いていて、さらには元々かなりの甘えん坊である。それがゆえに、ルナルが長い間魔王城を空けていた事で、積もりに積もった寂しさが爆発してしまったようなのである。ちなみにベティスまでは持ち前の嗅覚と勘と身体能力を活かしてやって来たらしい。凄まじいまでの執念である。
「うわあ、ルナル様って魔族をメイドにしちゃえる人なんですね。すごいです」
ルルからとんでも発言が飛び出す。
「ええ、まあ……。それほどでもありませんよ」
それに対してルナルは、苦笑いをしながら反応をしていた。カウンターの中ではマスターが必死に笑いを堪えており、セインは反応に困っていた。
ミーアがルナルに甘えているその光景は、周りから見ると実に微笑ましい光景に映っているようだが。いつまでもこの状況を放置しているわけにはいかなかった。なにせミーアはさっきからルナルにべったりと抱きつきっぱなしで、離れるような気配がまったくないのだから。
というわけで、マスターは咳払いを一つしてミーアに顔を近付ける。
「さて、ミーア。ルナルの事はもう十分に堪能しただろう? そろそろ仕事に戻ってくれないか?」
マスターは優しく諭そうとしたのだが、
「嫌にゃ。ルナル様と一緒に居るにゃ」
ミーアは不機嫌な顔をして力を強めてルナルに抱きついている。
「ほう、そんな事を言うのか」
マスターは顔を上げて腕組みをしながらミーアを見る。
「ミーア、昨日の約束は覚えているか?」
「もちろんにゃ」
質問に即答するミーア。
「だったらすぐに働いてくれ。そうじゃないと、俺はお前を強制送還しなきゃいけなくなるんだがなぁ?」
「にゃにゃっ?!」
にやつくマスターとは対照的に、ミーアの顔がどんどんと青ざめていく。そして、ミーアは首を左右にぶんぶんと振っている。
「嫌にゃ! ミーアはルナル様と一緒に居るのにゃーっ!」
「だったら、これを今すぐ奥のテーブルの筋肉だるまのところまで持って行ってくれ。ずいぶんと待たせちまってるんだ」
「ううう……、分かったのにゃ」
ミーアは渋々、マスターから料理を受け取って、指定されたテーブルまで運んでいった。
「あの人、本当にルナル様の事が好きなんですね。なんか可愛く思えちゃいました」
ルルはミーアの後ろ姿を見ながら呟いていた。
「ええ、本当に。ミーアってば昔っからあんな感じで、放っておけない妹みたいな子だったんですよ」
ルナルはため息を吐きながらも、その表情は笑っていたのだった。
「よし、ミーアを追い払ったところで、ルナル、報告を聞かせてもらおうか」
「そうですね。どれから話しましょうか……」
状況が落ち着いた事もあって、ルナルは依頼に絡んだ事件を、流れを追いながらマスターに報告し始めた。その中で、ルナルの隣に座る少女『ルル』の事も説明しておいたのだった。
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