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冒険者デビュー
集めた薬草
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マンドラゴラの粘液を浴び、毒に苦しむニラダとミヨモであったが、ティアの治癒魔法で解毒に成功し、ミヨモの魔法により襲ってきたマンドラゴラの撃退に成功する。
マンドラゴラの頭の薬草とマンドラゴラの魔石を回収し、なんとか窮地を脱する事に成功した。
「助かったよティア、ありがとう」
「本当にありがとうティアさん、もう少し遅かったら2人共死んでたかもしれない」
「あなた達は危険を承知で前線で戦っているし、私は治癒魔法しか魔法は使えないし攻撃に参加できない以上そうする事でしか役に立てないから」
「ううん、元はといえば私の不注意でニラダ君を危ない目に合わせてしまったんだし、うかつにニラダ君に触ったせいでティアさんにも手を煩わせちゃったから」
ミヨモは自身の不注意でニラダが毒を浴びた事、そしてニラダの身体に触れて自身が毒を浴びてしまいティアに手を煩わせ、申し訳なさを感じた事を話し、ニラダから返答がある。
「いや、俺も剣で粘液くらい防げると思っていたから、毒の力を見誤っていたよ、それに……」
「マンドラゴラの特技をもう少し早く話していれば、こんな苦しい思いをさせなくてすんだわ、ごめんなさい」
「それはティアさんが謝る事じゃないよ、だからさ……」
「だから、この話はもう終わろう」
互いに謝罪しあう状況を見てニラダがこの話を終わろうと声を発し、更に話を続ける。
「今回はお互いに不注意や油断があって、確かに危険な目にあったし、下手したらもちろん死ぬことだってありえたよ、でも結果的にとはいえ全員が無事だったわけだし、あまり変な空気にしない方がいいと思うな」
「ニラダ君」
「ニラダ」
「俺達はそれぞれが基本的な役割を果たしてはいるんだし、今日の反省を次に活かす事の方が大事なんじゃないかな」
ニラダの前向きな言葉にミヨモもティアも暗かった表情が少し明るくなり、反省の弁を述べる。
「私も魔物の事やダンジョンの事を勉強する。ニラダ君やティアさんにばかり甘えないようにするよ」
「私も冒険者としてはまだ未熟だし、そこは一緒に覚えていきましょう」
「うん」
「そうだな、さてと1度薬草の数を数えるか」
ニラダの発言を受け、全員がマジックボックスに収納した薬草を取り出し、1か所に集め、数を数えていく。
「1、2、3、……46、47、薬草は47枚ある!」
「ティアさん!」
「ええ、私の希望を遥かに超えているわ、ありがとうニラダ、ミヨモ」
「いや、これはティアの力もあってだよ」
ティアが希望する数を遥かに超えた薬草を手に入れたニラダ達!クエスト達成だ!
マンドラゴラの頭の薬草とマンドラゴラの魔石を回収し、なんとか窮地を脱する事に成功した。
「助かったよティア、ありがとう」
「本当にありがとうティアさん、もう少し遅かったら2人共死んでたかもしれない」
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「ううん、元はといえば私の不注意でニラダ君を危ない目に合わせてしまったんだし、うかつにニラダ君に触ったせいでティアさんにも手を煩わせちゃったから」
ミヨモは自身の不注意でニラダが毒を浴びた事、そしてニラダの身体に触れて自身が毒を浴びてしまいティアに手を煩わせ、申し訳なさを感じた事を話し、ニラダから返答がある。
「いや、俺も剣で粘液くらい防げると思っていたから、毒の力を見誤っていたよ、それに……」
「マンドラゴラの特技をもう少し早く話していれば、こんな苦しい思いをさせなくてすんだわ、ごめんなさい」
「それはティアさんが謝る事じゃないよ、だからさ……」
「だから、この話はもう終わろう」
互いに謝罪しあう状況を見てニラダがこの話を終わろうと声を発し、更に話を続ける。
「今回はお互いに不注意や油断があって、確かに危険な目にあったし、下手したらもちろん死ぬことだってありえたよ、でも結果的にとはいえ全員が無事だったわけだし、あまり変な空気にしない方がいいと思うな」
「ニラダ君」
「ニラダ」
「俺達はそれぞれが基本的な役割を果たしてはいるんだし、今日の反省を次に活かす事の方が大事なんじゃないかな」
ニラダの前向きな言葉にミヨモもティアも暗かった表情が少し明るくなり、反省の弁を述べる。
「私も魔物の事やダンジョンの事を勉強する。ニラダ君やティアさんにばかり甘えないようにするよ」
「私も冒険者としてはまだ未熟だし、そこは一緒に覚えていきましょう」
「うん」
「そうだな、さてと1度薬草の数を数えるか」
ニラダの発言を受け、全員がマジックボックスに収納した薬草を取り出し、1か所に集め、数を数えていく。
「1、2、3、……46、47、薬草は47枚ある!」
「ティアさん!」
「ええ、私の希望を遥かに超えているわ、ありがとうニラダ、ミヨモ」
「いや、これはティアの力もあってだよ」
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