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兄の話を聞いてから私の状況は一気に変わっていく。結局兄は王位継承権を返上して臣下になる事は譲らなかった。そのために問題児なローゼリア様を妻にと望んで自分の評価を下げようとしたと言うではないか。よって私が継承権一位になってしまい来年には立太子の儀をおこなう事が決定した。この事は故意なのかどうなのかわからないがローゼリア様の耳にはまだ入っていない。私の姿が確認できればすぐにでも駆け寄って何かを仕掛けようとしているが、それも新たに増やされた護衛達によって阻まれて失敗している。そしてそのままダナ様にきつく叱られて部屋に連れ戻される日々を送っていた。
初夏の季節になれば海は日差しを反射して一段と輝きだし、爽やかな海風を運んでくる。立太子に向けての準備も忙しいが、その前に我が国では海神大祭という夏におこなわれる祭りがある。この時期になると先祖の魂が帰って来るのだと伝えられており、その期間中に楽しんでもらおうと祭りをおこない最終日の夜には送り出す。二週間ほどおこなわれるこの祭りの期間中は私も神子として各地をまわらなくてはならないので、一年で一番忙しい時期でもあった。留学中も長期休暇を利用してこの時期だけは絶対に帰国できるようにしていた。
「ようやく息抜きができますわね」
「初夏のこの時期が一番大変ですからね。祭りだけではなく大きな舞踏会も控えていますので準備に追われてしまいますわ」
予定を合わせる事ができた友人達と息抜きと称して私の専用庭園でお茶を楽しんでいた。皆はすでに私が立太子に向けての準備を進めているのも知っている。おそらくこのまま私の側近になるのだと思う。アナベル様は護衛なら任せて欲しいと言い、ベアトリス様は外交や交渉事は私がと、身の回りのお世話は自分がするとエステル様も名乗り上げ、ファビアナ様まで女官になるつもりだ。
そんな彼女達に押され気味でおろおろとしているのが今回初めてこのお茶会に参加しているイネス・ベニート子爵令嬢なのだがそれなら私は巫女として、と参戦している。
「イネス様のご実家は多くの神官を輩出されていますものね」
「は、はい。今回の大祭でのサポートもしっかり務めるように母より言われておりますのでお任せください!」
「ありがとうイネス様。皆様もとても頼りにしておりますわ」
今までは大祭の時はプラージャ公爵夫人がサポートとして務めてくれていて本来ならばその娘であるデルフィナ様が引き継ぐはずなのだが、彼女は水の精霊達から避けられているので別の方を推薦されたのだ。それがイネス様なのだがプラージャ公爵夫人と彼女の家は親戚関係でもある。夫人自身も水の精霊達に愛されていて結婚するまでは巫女として一生を終えるつもりだったそうだ。そんな彼女の娘でも精霊達に愛されるとは限らないので不思議なものだなと思う。
「そう言えば、最近のあの方はどうなのですか?」
「またクレス殿下の前でわざと転がって殿下のせいだと喚いていますの?」
「さすがにその前に護衛達によって妨害されていますわ」
ファビアナ様が嫌そうに聞いてきたのはローゼリア様の事で、以前一緒に歩いていた時に私達の目の前に勢いよく駆け寄って転がっていたからだ。ドレスは捲れ上がりあられもない姿と言うのか淑女としてはあり得ない地べたに座り込んだ状態で私に足を引っかけられたと泣き喚いていた事件。あの時のファビアナ様の目は塵芥を見るような目をしていたのを覚えている。
「あの学園でのお茶会に乱入された方ですよね……」
「そうですわよ。イネス様も気をつけてくださいね。あの方は特に下位貴族には上から目線で馬鹿にしてきますわよ」
「何かされそうになったらすぐに私でも誰でもいいのでおっしゃってくださいね」
「はい、私自身でも気をつけて行動します」
同年の令嬢達はあのお茶会事件ですでにローゼリア様の事は知れ渡っている。イネス様ももちろん目撃していたのでご存知だろう。とにかく大祭が終わるまではできる限り大人しくしていて欲しい。いや、その先もお願いしたい。
そんな願いも空しく、お茶会の終わりに皆と歩いていた時に遭遇してしまった。私達の前で立ちふさがり腰に手を当てて何やら楽しそうに笑っているが、こちらはげんなりした雰囲気だ。
「待っていたわよあんた達! 今からわたくしのお茶会に参加しなさい!」
「ご遠慮しますわ」
私が代表して即お断りをしたら地団駄を踏んで怒り出すその姿に、もう彼女には淑女の欠片さえ残っていないのかもしれない。
「あなた、そんな急に参加しろと言われて頷くと思いまして? それぞれ予定があるのですからまずは招待状を送るのが常識でしょう。それから参加を決めますが、まぁ参加するかはわかりませんわね」
今度はファビアナ様がおかしなものを見るように笑って反論したので友人達もクスクスと笑っている。私も皆も彼女から招待状が来たとしても参加はしないとは思うが。
「用件はそれだけでしょうか? それならば失礼しますわね。あっ、今度はきちんと招待状を送ってくださいませ」
最後にそう付け足して彼女を置いて私達はその場を去っていく。元々彼女は護衛達に妨害されていたのでこちらには近づけなかったが、日々その距離が大きく開いていっている。後ろから喚く声も遠ざかっていった頃に皆が一斉にため息をついた。
「あれと毎日最低一回は顔を合わせるのはかなりのストレスになりそうですわ」
「クレス殿下も大変ですわね」
「まぁ、言いたい事は言わせて放置しているだけですけどね。付き合っていれば疲れるだけですもの」
もう彼女はこの王宮内では珍獣のような扱いになっている。訪れた人達が彼女を目撃すれば「あぁ、あれがあの」と言いたげに見ているのだ。
「それにしてもあの方、お茶会事件で見た時よりも太りましたか?」
「ちょっと、イネス様。誰もが気が付いても口にしなかった事をそんな簡単に出さないでくださいな」
「あら、申し訳御座いませんわ」
悪びれも無くにっこりと笑っているイネス様も先程のあれでストレスを感じてしまったのかもしれない。そしてイネス様が指摘したようにローゼリア様はこちらに来られた時より少しふくよかになっている。
「お砂糖でも舐めていらっしゃるのでしょうか」
イネス様からの追い打ちにこみ上げてくるものに耐える令嬢達の姿が王宮の廊下にあり、不思議そうな視線を送られるのだった。
初夏の季節になれば海は日差しを反射して一段と輝きだし、爽やかな海風を運んでくる。立太子に向けての準備も忙しいが、その前に我が国では海神大祭という夏におこなわれる祭りがある。この時期になると先祖の魂が帰って来るのだと伝えられており、その期間中に楽しんでもらおうと祭りをおこない最終日の夜には送り出す。二週間ほどおこなわれるこの祭りの期間中は私も神子として各地をまわらなくてはならないので、一年で一番忙しい時期でもあった。留学中も長期休暇を利用してこの時期だけは絶対に帰国できるようにしていた。
「ようやく息抜きができますわね」
「初夏のこの時期が一番大変ですからね。祭りだけではなく大きな舞踏会も控えていますので準備に追われてしまいますわ」
予定を合わせる事ができた友人達と息抜きと称して私の専用庭園でお茶を楽しんでいた。皆はすでに私が立太子に向けての準備を進めているのも知っている。おそらくこのまま私の側近になるのだと思う。アナベル様は護衛なら任せて欲しいと言い、ベアトリス様は外交や交渉事は私がと、身の回りのお世話は自分がするとエステル様も名乗り上げ、ファビアナ様まで女官になるつもりだ。
そんな彼女達に押され気味でおろおろとしているのが今回初めてこのお茶会に参加しているイネス・ベニート子爵令嬢なのだがそれなら私は巫女として、と参戦している。
「イネス様のご実家は多くの神官を輩出されていますものね」
「は、はい。今回の大祭でのサポートもしっかり務めるように母より言われておりますのでお任せください!」
「ありがとうイネス様。皆様もとても頼りにしておりますわ」
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「そう言えば、最近のあの方はどうなのですか?」
「またクレス殿下の前でわざと転がって殿下のせいだと喚いていますの?」
「さすがにその前に護衛達によって妨害されていますわ」
ファビアナ様が嫌そうに聞いてきたのはローゼリア様の事で、以前一緒に歩いていた時に私達の目の前に勢いよく駆け寄って転がっていたからだ。ドレスは捲れ上がりあられもない姿と言うのか淑女としてはあり得ない地べたに座り込んだ状態で私に足を引っかけられたと泣き喚いていた事件。あの時のファビアナ様の目は塵芥を見るような目をしていたのを覚えている。
「あの学園でのお茶会に乱入された方ですよね……」
「そうですわよ。イネス様も気をつけてくださいね。あの方は特に下位貴族には上から目線で馬鹿にしてきますわよ」
「何かされそうになったらすぐに私でも誰でもいいのでおっしゃってくださいね」
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同年の令嬢達はあのお茶会事件ですでにローゼリア様の事は知れ渡っている。イネス様ももちろん目撃していたのでご存知だろう。とにかく大祭が終わるまではできる限り大人しくしていて欲しい。いや、その先もお願いしたい。
そんな願いも空しく、お茶会の終わりに皆と歩いていた時に遭遇してしまった。私達の前で立ちふさがり腰に手を当てて何やら楽しそうに笑っているが、こちらはげんなりした雰囲気だ。
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今度はファビアナ様がおかしなものを見るように笑って反論したので友人達もクスクスと笑っている。私も皆も彼女から招待状が来たとしても参加はしないとは思うが。
「用件はそれだけでしょうか? それならば失礼しますわね。あっ、今度はきちんと招待状を送ってくださいませ」
最後にそう付け足して彼女を置いて私達はその場を去っていく。元々彼女は護衛達に妨害されていたのでこちらには近づけなかったが、日々その距離が大きく開いていっている。後ろから喚く声も遠ざかっていった頃に皆が一斉にため息をついた。
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「あら、申し訳御座いませんわ」
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「お砂糖でも舐めていらっしゃるのでしょうか」
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