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4話 あの舞踏会へ
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このガルティア王国には
王族の下に4大公爵家が位置している
聖力の公爵家は、
光魔術師を育成し、治癒力などの術を使える者を育て、まとめ上げている。
武力の公爵家は、
日本でいうところの自衛隊や、警察、公安が全部混ざったような存在。
財力の公爵家は、
国の経済界を一手に担っている。
最後に私が生まれた家
知力の公爵家は、
国の政治、法律関係や研究機関、教育者育成など、頭脳系の最高機関を任されている。
この4大公爵家が、結束を固めて、王族や国を守るシステムになっていた。
そんなわけで、いずれかの公爵家が舞踏会を開けば、
必ず残りの公爵家もそこへ呼ばれる。
だから、大人しく待っていれば、
令嬢が狙われている財力の公爵家が舞踏会を開く時、
必ずうちにも招待状がくるはずだ。
そう思っていた矢先に、
我が家に例の舞踏会の招待状が届いた。
2名までの出席が可能ということだ。
私は日本人として過ごしていた記憶がしっかり残っていたため、
あまりそういうのに慣れなくて、
15歳のデビュタントに出席してからは、
本当に片手で数えられるくらいしか出席していなかったのだが、
さすがにあの最推しクロード様と、
ティアの出会いはこの目でバッチリ見たいと思って、
その舞踏会に出たいと名乗りを上げた。
それに、物語の進行が変わっていないかも確認しないといけないし。
エスコート役は、兄にお願いして、
着くなり兄には社交の場へ行ってもらうと、
私は壁の花になり、クロード様を影から様子を見守っていた。
兄には、何しにきたんだ?と不思議そうに言われたけど、気にしない。
王族の下に4大公爵家が位置している
聖力の公爵家は、
光魔術師を育成し、治癒力などの術を使える者を育て、まとめ上げている。
武力の公爵家は、
日本でいうところの自衛隊や、警察、公安が全部混ざったような存在。
財力の公爵家は、
国の経済界を一手に担っている。
最後に私が生まれた家
知力の公爵家は、
国の政治、法律関係や研究機関、教育者育成など、頭脳系の最高機関を任されている。
この4大公爵家が、結束を固めて、王族や国を守るシステムになっていた。
そんなわけで、いずれかの公爵家が舞踏会を開けば、
必ず残りの公爵家もそこへ呼ばれる。
だから、大人しく待っていれば、
令嬢が狙われている財力の公爵家が舞踏会を開く時、
必ずうちにも招待状がくるはずだ。
そう思っていた矢先に、
我が家に例の舞踏会の招待状が届いた。
2名までの出席が可能ということだ。
私は日本人として過ごしていた記憶がしっかり残っていたため、
あまりそういうのに慣れなくて、
15歳のデビュタントに出席してからは、
本当に片手で数えられるくらいしか出席していなかったのだが、
さすがにあの最推しクロード様と、
ティアの出会いはこの目でバッチリ見たいと思って、
その舞踏会に出たいと名乗りを上げた。
それに、物語の進行が変わっていないかも確認しないといけないし。
エスコート役は、兄にお願いして、
着くなり兄には社交の場へ行ってもらうと、
私は壁の花になり、クロード様を影から様子を見守っていた。
兄には、何しにきたんだ?と不思議そうに言われたけど、気にしない。
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