54 / 58
54.告白
しおりを挟む
「友人としてではなく、一人の女性として君を愛している。それと……コーディには、十分に愛される資格があると思っているよ。たとえ君がしてきたことが偽善で打算的な行為だったとしても、それが何だというんだ? 実際、領民たちはコーディの発明品に救われ、感謝しているじゃないか。誰にでも出来ることではないよ」
ジェイドの言葉を聞いて、私は目を見開く。
それと同時に、ずっと抱えていた心の重荷がすうっと軽くなっていくような気がした。
「俺は、コーディのそういう人間らしい部分も引っ括めて愛しているんだ。誰かを愛するというのは、そういうことじゃないのか?」
ジェイドの言葉は、まるで薬のようにじわりじわりと私の心に沁み込んでいった。
私は込み上げてくる気持ちを抑えきれずに俯いた。そうしないと、涙が溢れそうだったからだ。
「……こんな私を、愛してくれるんですか?」
私はぐちゃぐちゃになっている感情を整理する暇もなく、半ば縋るような形でジェイドに尋ねた。
「ああ」
「……じゃあ、愛して下さい。ずっと、傍にいて下さい。私を独りにしないで」
私は震える声で言葉を続ける。
「勿論だ」
「私も、ジェイド様のことが大好きです。愛しています」
「……! そ、そうだったのか……」
「はい」
「俺は、コーディと一緒にもっと色々な経験がしたい。旅行に行ったり、美味しいものを食べたり、他愛もない話をしたり──できることなら、片時も離れたくないと思ってしまうくらいには、君に傍にいてほしい。……だから、どうか俺の手を取ってほしい。一緒に、ここから出よう」
ジェイドの真摯な眼差しに、私は思わず目を逸らした。
(そんなの……ずるい)
彼の思いは素直に嬉しいと思う反面、やはり信じられないという気持ちもあった。
だが、ジェイドは私の弱さをも包み込んでくれるような包容力を持っていた。それはきっと、彼がこれまで歩んできた人生がそうさせているのだろう。
そんなことを考えているうちに、いつの間にか私の心を支配していた恐怖が消えていることに気づく。
まるで魔法のように自分を救ってくれる彼に、心が揺れ動かされるのを感じた。
そして──気づけば、ジェイドのそばに駆け寄り、差し出された手をしっかり握っていた。
次の瞬間、なぜか幼い頃の自分によく似た少女は藻掻き苦しみ始める。
辺りの空気が一変したような気がした。暗闇に包まれていた空間が眩い光で包まれる。私は、あまりの眩しさに思わず目を瞑った。
──次に目を開けた時、さっきまで私たちを取り囲んでいた空間は跡形もなく消え去っており、先ほどのヒュームもいつの間にかいなくなっていた。
「コーデリア様!」
そんな声が聞こえてきたかと思えば、エマが駆け寄ってくるのが目に入った。
「良かった……ご無事で何よりです」
エマは、ほっととした様子で胸を撫で下ろす。
「ありがとう、エマ」
そう返すと、エマは少し照れたように微笑んだ。そして、私は視線をジェイドの方に向けると口を開く。
「ジェイド様……助けてくださってありがとうございます」
「いや……」
そんな短いやり取りを交わすと、ジェイドは私の方に向き直った。
「……もう大丈夫なのか?」
「はい」
私の返事に満足したのか、ジェイドは穏やかな笑みを浮かべた。
それを見た途端、胸の奥がきゅっと締め付けられるような感覚がした。
(つまり、両思いってことなのよね……)
その事実を噛みしめるだけで、顔が熱くなっていく。
「さっき、君は打算的な気持ちで魔導具の発明を始めたと言っていたな。……本当に、そうなのか?」
不意に、ジェイドにそう尋ねられた。
「え? どういう意味ですか……?」
私が首を傾げていると、彼は話を続ける。
「俺には、そうは見えなかった。心の底から発明を楽しんでるように見えたし、何より──君自身が、何かを作ることが大好きだということが伝わってくるようだったからな」
「……」
彼は真剣な眼差しでこちらを見つめていた。
その瞳に気圧され、私は思わず黙り込んでしまう。
「俺は君の才能を買っているし、応援したいとも思っている。だから、どうか自分の気持ちに正直になってほしい。『こんな気持ちのまま魔導具の発明を続けるのは申し訳ない』と思わず、今まで通り続けてほしい」
ジェイドはそう言いながら、私の手を包み込むように握った。
(そうか……私はずっと罪悪感を感じていたんだ)
魔導具の発明は楽しかったし、やり甲斐もあった。しかし、それはあくまで自分の為であって、誰かのためではなかったのだ。
そんな自分が、ずっと後ろめたかった。だから、人から感謝される度に胸が痛んだのだろう。
だが、ジェイドの言葉によってその呪縛から解き放たれたような気がした。
「私……やっぱり、発明が好きです。だから、これからも続けたいです。それに……楽しいから発明を続けていたのは事実だけれど、誰かが喜んでくれることが嬉しかったのも本当だから」
「よく言えたな。自分が好きだから、魔導具の発明を続ける。自分の発明品で、誰かが喜んでくれたら万々歳。それでいいと思うぞ」
そう言って、ジェイドは私の頭を撫でてくれた。それが何だかくすぐったくて、思わず笑みが零れる。
私はようやく、本当の意味で前を向いて歩くことができるようになったのだと思った。
「さて──コーディに笑顔が戻ったことだし、あとはこの門を閉じるだけだな」
ジェイドはそう言って、門の方へと視線を向ける。
私も同じようにそちらへ視線を向ければ、先ほどよりも門の周辺の瘴気が濃くなっていることがわかった。
このままだと、今日中にこの任務を遂行できなくなる。焦燥感に胸がざわつくような感覚を覚えた。
「……それでは、引き続き任務を続行します」
出来るだけ落ち着いた口調でそう言うと、私は門の方に向き直り手を翳した。
しばらくその状態と保っていると、先ほどと同じように裂け目がぐにゃりと歪み、入口が小さくなっていった。
私は魔力の流れに全神経を傾けつつ、目の前にある門をじっと見据えた。
(よし、あと一息……)
そう思い、私は意識を集中させる。すると、異界の門が蜃気楼のように揺れ動き始めたのがわかった。そして、裂け目は空間が軋むような音と共に消滅する。
直後──周辺から邪悪な気配を感じなくなった。それに呼応するかのように空間の揺らぎが収まり、辺り一帯を包んでいた重苦しい瘴気が消え去っていく。
私はそのことに安堵感を覚えて脱力し、その場に座り込む。すると、ジェイドとエマが駆け寄ってきた。
「やったな! コーディ!」
「やりましたね、コーデリア様!」
二人の顔を見て、私はほっと胸を撫で下ろす。
そして、おもむろに立ち上がった瞬間。ふと、背後に気配を感じる。
「……動かないでください、コーデリア様」
よく知った人物の声が耳に入ってくるのと同時に、首筋にひんやりとした感覚を覚えた。
ジェイドの言葉を聞いて、私は目を見開く。
それと同時に、ずっと抱えていた心の重荷がすうっと軽くなっていくような気がした。
「俺は、コーディのそういう人間らしい部分も引っ括めて愛しているんだ。誰かを愛するというのは、そういうことじゃないのか?」
ジェイドの言葉は、まるで薬のようにじわりじわりと私の心に沁み込んでいった。
私は込み上げてくる気持ちを抑えきれずに俯いた。そうしないと、涙が溢れそうだったからだ。
「……こんな私を、愛してくれるんですか?」
私はぐちゃぐちゃになっている感情を整理する暇もなく、半ば縋るような形でジェイドに尋ねた。
「ああ」
「……じゃあ、愛して下さい。ずっと、傍にいて下さい。私を独りにしないで」
私は震える声で言葉を続ける。
「勿論だ」
「私も、ジェイド様のことが大好きです。愛しています」
「……! そ、そうだったのか……」
「はい」
「俺は、コーディと一緒にもっと色々な経験がしたい。旅行に行ったり、美味しいものを食べたり、他愛もない話をしたり──できることなら、片時も離れたくないと思ってしまうくらいには、君に傍にいてほしい。……だから、どうか俺の手を取ってほしい。一緒に、ここから出よう」
ジェイドの真摯な眼差しに、私は思わず目を逸らした。
(そんなの……ずるい)
彼の思いは素直に嬉しいと思う反面、やはり信じられないという気持ちもあった。
だが、ジェイドは私の弱さをも包み込んでくれるような包容力を持っていた。それはきっと、彼がこれまで歩んできた人生がそうさせているのだろう。
そんなことを考えているうちに、いつの間にか私の心を支配していた恐怖が消えていることに気づく。
まるで魔法のように自分を救ってくれる彼に、心が揺れ動かされるのを感じた。
そして──気づけば、ジェイドのそばに駆け寄り、差し出された手をしっかり握っていた。
次の瞬間、なぜか幼い頃の自分によく似た少女は藻掻き苦しみ始める。
辺りの空気が一変したような気がした。暗闇に包まれていた空間が眩い光で包まれる。私は、あまりの眩しさに思わず目を瞑った。
──次に目を開けた時、さっきまで私たちを取り囲んでいた空間は跡形もなく消え去っており、先ほどのヒュームもいつの間にかいなくなっていた。
「コーデリア様!」
そんな声が聞こえてきたかと思えば、エマが駆け寄ってくるのが目に入った。
「良かった……ご無事で何よりです」
エマは、ほっととした様子で胸を撫で下ろす。
「ありがとう、エマ」
そう返すと、エマは少し照れたように微笑んだ。そして、私は視線をジェイドの方に向けると口を開く。
「ジェイド様……助けてくださってありがとうございます」
「いや……」
そんな短いやり取りを交わすと、ジェイドは私の方に向き直った。
「……もう大丈夫なのか?」
「はい」
私の返事に満足したのか、ジェイドは穏やかな笑みを浮かべた。
それを見た途端、胸の奥がきゅっと締め付けられるような感覚がした。
(つまり、両思いってことなのよね……)
その事実を噛みしめるだけで、顔が熱くなっていく。
「さっき、君は打算的な気持ちで魔導具の発明を始めたと言っていたな。……本当に、そうなのか?」
不意に、ジェイドにそう尋ねられた。
「え? どういう意味ですか……?」
私が首を傾げていると、彼は話を続ける。
「俺には、そうは見えなかった。心の底から発明を楽しんでるように見えたし、何より──君自身が、何かを作ることが大好きだということが伝わってくるようだったからな」
「……」
彼は真剣な眼差しでこちらを見つめていた。
その瞳に気圧され、私は思わず黙り込んでしまう。
「俺は君の才能を買っているし、応援したいとも思っている。だから、どうか自分の気持ちに正直になってほしい。『こんな気持ちのまま魔導具の発明を続けるのは申し訳ない』と思わず、今まで通り続けてほしい」
ジェイドはそう言いながら、私の手を包み込むように握った。
(そうか……私はずっと罪悪感を感じていたんだ)
魔導具の発明は楽しかったし、やり甲斐もあった。しかし、それはあくまで自分の為であって、誰かのためではなかったのだ。
そんな自分が、ずっと後ろめたかった。だから、人から感謝される度に胸が痛んだのだろう。
だが、ジェイドの言葉によってその呪縛から解き放たれたような気がした。
「私……やっぱり、発明が好きです。だから、これからも続けたいです。それに……楽しいから発明を続けていたのは事実だけれど、誰かが喜んでくれることが嬉しかったのも本当だから」
「よく言えたな。自分が好きだから、魔導具の発明を続ける。自分の発明品で、誰かが喜んでくれたら万々歳。それでいいと思うぞ」
そう言って、ジェイドは私の頭を撫でてくれた。それが何だかくすぐったくて、思わず笑みが零れる。
私はようやく、本当の意味で前を向いて歩くことができるようになったのだと思った。
「さて──コーディに笑顔が戻ったことだし、あとはこの門を閉じるだけだな」
ジェイドはそう言って、門の方へと視線を向ける。
私も同じようにそちらへ視線を向ければ、先ほどよりも門の周辺の瘴気が濃くなっていることがわかった。
このままだと、今日中にこの任務を遂行できなくなる。焦燥感に胸がざわつくような感覚を覚えた。
「……それでは、引き続き任務を続行します」
出来るだけ落ち着いた口調でそう言うと、私は門の方に向き直り手を翳した。
しばらくその状態と保っていると、先ほどと同じように裂け目がぐにゃりと歪み、入口が小さくなっていった。
私は魔力の流れに全神経を傾けつつ、目の前にある門をじっと見据えた。
(よし、あと一息……)
そう思い、私は意識を集中させる。すると、異界の門が蜃気楼のように揺れ動き始めたのがわかった。そして、裂け目は空間が軋むような音と共に消滅する。
直後──周辺から邪悪な気配を感じなくなった。それに呼応するかのように空間の揺らぎが収まり、辺り一帯を包んでいた重苦しい瘴気が消え去っていく。
私はそのことに安堵感を覚えて脱力し、その場に座り込む。すると、ジェイドとエマが駆け寄ってきた。
「やったな! コーディ!」
「やりましたね、コーデリア様!」
二人の顔を見て、私はほっと胸を撫で下ろす。
そして、おもむろに立ち上がった瞬間。ふと、背後に気配を感じる。
「……動かないでください、コーデリア様」
よく知った人物の声が耳に入ってくるのと同時に、首筋にひんやりとした感覚を覚えた。
36
お気に入りに追加
2,543
あなたにおすすめの小説
召喚されたら聖女が二人!? 私はお呼びじゃないようなので好きに生きます
かずきりり
ファンタジー
旧題:召喚された二人の聖女~私はお呼びじゃないようなので好きに生きます~
【第14回ファンタジー小説大賞エントリー】
奨励賞受賞
●聖女編●
いきなり召喚された上に、ババァ発言。
挙句、偽聖女だと。
確かに女子高生の方が聖女らしいでしょう、そうでしょう。
だったら好きに生きさせてもらいます。
脱社畜!
ハッピースローライフ!
ご都合主義万歳!
ノリで生きて何が悪い!
●勇者編●
え?勇者?
うん?勇者?
そもそも召喚って何か知ってますか?
またやらかしたのかバカ王子ー!
●魔界編●
いきおくれって分かってるわー!
それよりも、クロを探しに魔界へ!
魔界という場所は……とてつもなかった
そしてクロはクロだった。
魔界でも見事になしてみせようスローライフ!
邪魔するなら排除します!
--------------
恋愛はスローペース
物事を組み立てる、という訓練のため三部作長編を予定しております。
侯爵家の愛されない娘でしたが、前世の記憶を思い出したらお父様がバリ好みのイケメン過ぎて毎日が楽しくなりました
下菊みこと
ファンタジー
前世の記憶を思い出したらなにもかも上手くいったお話。
ご都合主義のSS。
お父様、キャラチェンジが激しくないですか。
小説家になろう様でも投稿しています。
突然ですが長編化します!ごめんなさい!ぜひ見てください!
フェンリルに育てられた転生幼女は『創作魔法』で異世界を満喫したい!
荒井竜馬
ファンタジー
旧題:フェンリルに育てられた転生幼女。その幼女はフェンリル譲りの魔力と力を片手に、『創作魔法』で料理をして異世界を満喫する。
赤ちゃんの頃にフェンリルに拾われたアン。ある日、彼女は冒険者のエルドと出会って自分が人間であることを知る。
アンは自分のことを本気でフェンリルだと思い込んでいたらしく、自分がフェンリルではなかったことに強い衝撃を受けて前世の記憶を思い出した。そして、自分が異世界からの転生者であることに気づく。
その記憶を思い出したと同時に、昔はなかったはずの転生特典のようなスキルを手に入れたアンは人間として生きていくために、エルドと共に人里に降りることを決める。
そして、そこには育ての父であるフェンリルのシキも同伴することになり、アンは育ての父であるフェンリルのシキと従魔契約をすることになる。
街に下りたアンは、そこで異世界の食事がシンプル過ぎることに着眼して、『創作魔法』を使って故郷の調味料を使った料理を作ることに。
しかし、その調味料は魔法を使って作ったこともあり、アンの作った調味料を使った料理は特別な効果をもたらす料理になってしまう。
魔法の調味料を使った料理で一儲け、温かい特別な料理で人助け。
フェンリルに育てられた転生幼女が、気ままに異世界を満喫するそんなお話。
※ツギクルなどにも掲載しております。
契約婚ですが可愛い継子を溺愛します
綾雅(要らない悪役令嬢1/7発売)
恋愛
前世の記憶がうっすら残る私が転生したのは、貧乏伯爵家の長女。父親に頼まれ、公爵家の圧力と財力に負けた我が家は私を売った。
悲壮感漂う状況のようだが、契約婚は悪くない。実家の借金を返し、可愛い継子を愛でながら、旦那様は元気で留守が最高! と日常を謳歌する。旦那様に放置された妻ですが、息子や使用人と快適ライフを追求する。
逞しく生きる私に、旦那様が距離を詰めてきて? 本気の恋愛や溺愛はお断りです!!
ハッピーエンド確定
【同時掲載】小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2024/09/07……カクヨム、恋愛週間 4位
2024/09/02……小説家になろう、総合連載 2位
2024/09/02……小説家になろう、週間恋愛 2位
2024/08/28……小説家になろう、日間恋愛連載 1位
2024/08/24……アルファポリス 女性向けHOT 8位
2024/08/16……エブリスタ 恋愛ファンタジー 1位
2024/08/14……連載開始
【完結】聖獣もふもふ建国記 ~国外追放されましたが、我が領地は国を興して繁栄しておりますので御礼申し上げますね~
綾雅(要らない悪役令嬢1/7発売)
ファンタジー
婚約破棄、爵位剥奪、国外追放? 最高の褒美ですね。幸せになります!
――いま、何ておっしゃったの? よく聞こえませんでしたわ。
「ずいぶんと巫山戯たお言葉ですこと! ご自分の立場を弁えて発言なさった方がよろしくてよ」
すみません、本音と建て前を間違えましたわ。国王夫妻と我が家族が不在の夜会で、婚約者の第一王子は高らかに私を糾弾しました。両手に花ならぬ虫を這わせてご機嫌のようですが、下の緩い殿方は嫌われますわよ。
婚約破棄、爵位剥奪、国外追放。すべて揃いました。実家の公爵家の領地に戻った私を出迎えたのは、溺愛する家族が興す新しい国でした。領地改め国土を繁栄させながら、スローライフを楽しみますね。
最高のご褒美でしたわ、ありがとうございます。私、もふもふした聖獣達と幸せになります! ……余計な心配ですけれど、そちらの国は傾いていますね。しっかりなさいませ。
【同時掲載】小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
※2022/05/10 「HJ小説大賞2021後期『ノベルアップ+部門』」一次選考通過
※2022/02/14 エブリスタ、ファンタジー 1位
※2022/02/13 小説家になろう ハイファンタジー日間59位
※2022/02/12 完結
※2021/10/18 エブリスタ、ファンタジー 1位
※2021/10/19 アルファポリス、HOT 4位
※2021/10/21 小説家になろう ハイファンタジー日間 17位
神隠し令嬢は騎士様と幸せになりたいんです
珂里
ファンタジー
ある日、5歳の彩菜は突然神隠しに遭い異世界へ迷い込んでしまう。
そんな迷子の彩菜を助けてくれたのは王国の騎士団長だった。元の世界に帰れない彩菜を、子供のいない団長夫婦は自分の娘として育ててくれることに……。
日本のお父さんお母さん、会えなくて寂しいけれど、彩菜は優しい大人の人達に助けられて毎日元気に暮らしてます!
婚約破棄されたので四大精霊と国を出ます
今川幸乃
ファンタジー
公爵令嬢である私シルア・アリュシオンはアドラント王国第一王子クリストフと政略婚約していたが、私だけが精霊と会話をすることが出来るのを、あろうことか悪魔と話しているという言いがかりをつけられて婚約破棄される。
しかもクリストフはアイリスという女にデレデレしている。
王宮を追い出された私だったが、地水火風を司る四大精霊も私についてきてくれたので、精霊の力を借りた私は強力な魔法を使えるようになった。
そして隣国マナライト王国の王子アルツリヒトの招待を受けた。
一方、精霊の加護を失った王国には次々と災厄が訪れるのだった。
※「小説家になろう」「カクヨム」から転載
※3/8~ 改稿中
婚活したい魔王さま(コブつき)を、わたしが勝手にぷろでゅーす! ~不幸を望まれた人質幼女が、魔王国の宝になるまで~
野菜ばたけ@既刊5冊📚好評発売中!
ファンタジー
人間の国の王女の一人だったリコリス(7歳)は、王妃さまの策略により、病死した母(側妃)の葬儀の後すぐに、残忍な魔族たちの住まう敵国・魔王国に人質代わりに送られてしまった。
しかしリコリスは悲観しない。お母さまのようなカッコいい『大人のレディー』になるべく、まだ子どもで非力な自分がどうすれば敵国で生きて行けるかを一生懸命に考え――。
「わたしが王さまをモッテモテにします!!」
お母さま直伝の『愛され十か条』を使って、「結婚したい」と思っている魔王さまの願いを叶えるお手伝いをする。
人間の国からきた人質王女・リコリス、どうやら『怠け者だった国王を改心させた才女』だったらしい今は亡きお母さまの教えに従い、魔王様をモッテモテにするべく、少し不穏な魔王城内をあっちこっちと駆け回りながら『大人のレディ』を目指します!!
※カクヨムで先行配信中です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる