346 / 364
Dead End ユ キ・サクラ (90)
しおりを挟む
結界を張ってから、寵愛の加護について話し合う。
もしかしたら、私が知らない、気が付いていない情報や使い道があるのかと…思ったけれど
「私の方が知らない事の方が多いわね、申し訳ないけれど、その辺りはもう…私にはわからないのよ、この体は祝福されているわけではないもの」
魂で繋がっているわけではないってことかな?それとも、記憶情報だけの存在は魂と認められていない?だとしたら、私はどうしてアクセスすることが出来るのだろうか?
っとなると、肉体と結びついていると考えるのが一番、かな?
つまり、血の繋がり、始祖様と交わった聖女のみが継承していくと考えるべき?でも、それなら、この大陸の人全員が始祖様の血を継承している…
始祖様が加護を与えたという確固たる何かが、鍵のようなものが、私達には見えない形で継承されているって考えるのが妥当、かな?
…残念なことに、継承は行われることは無い、私が最後の末裔になるのは決定事項ってことだね。
…なら、その膨大な魔力、最後の切り札として…もう繰り返す先が無いと判断した時に使わせてもらおうかな?ラスボスを倒すときとかにさ!ぶつけてやるとしますか!!
「他に聞いておきたい事ってあるかしら?」
優しい声に微笑むその姿はまさに聖女そのものに見える。
敵に利用されなかったら、叔母様は本当に聖女として相応しい程に気高く高貴で高潔な魂の持ち主だったのだろう。
確認の為に、手を握らせてもらい、探る…
…見たくないものが見えてしまった。魂の同調…もしかしたらできるかなって思ってやってみたら見えてしまった…
叔母様の魂は呪われている。何時でも儀式は再開できる…予想はしていたけれど…嫌な予想は当たるんだよなぁ…
これだけ、わかればそれでいいかな?叔母様を激情の渦で目覚めさせてはいけない、眠れる厄災を起こす事なかれ。
その事だけを寵愛の加護に放り込む、察しの良い私ならそれだけで、何となく気が付いてくれるだろう
「不思議な感覚…貴女が私に何かをしたのは間違いないだろうけれど、咎めるつもりはないわ…私は、もう、弁えるつもりではいるのよ?だーりんのいない世界に用はないもの、かといって過去を変えることは…出来ないのでしょう?どんな情報を送ろうがだーりんを救う未来は見いだせないもの、その演算結果に辿り着いてしまったからこそ、復讐に生きようとこいつの中で潜伏し続けてきたけれども…貴女に完封されちゃったものね、まったく、してくれるわね」
ふふん、そうでしょう?って言いたくなる。
「他に何か聞いておきたい事ってある?お互いが揃う日なんて、恐らく、もうないでしょう?」
聖女様関連で気になることかぁ…
始まりの聖女様は何を成し遂げた人なのだろうか?
「それは…ごめんなさいね、私も詳しくは知らないわね、おとぎ話どおりじゃないのかしら?」
御伽噺の内容って教会がプロパガンダの一環として作ったイメージしかないんだよなぁ
「そうね、それも、そうよね、私もそう思っていたもの、始まりの聖女様を知りたい理由はどうしてなのかしら?聡明な貴女なら何か意味があるのでしょう?」
…そうなるよね、そのカウンターは想定済み、癒しの奇跡を知りたいだけだよ
「確かにね、あの奇跡を自由に扱えれるのだったら…だーりんも救えたと思うわね、それを言われると知りたい、縋りたくなる想いもわかるわ。貴女…大切な人が出来たのね」
最後の言葉はお母さんの声に聞こえた…うん、守りたい人が増えた
「良い事じゃない、やっぱり、貴女こそ真なる聖女よ。私がラストだなんて、不甲斐ないにも程がある。貴女が最後を名乗りなさい。最後の聖女として世界を…混沌とした未来を人類の為に導いてみせなさい。…そうね、まさに、終わりの聖女として」
察しのいい叔母様はやっぱり理解している、っか、私が子を生すことができないことを。
「他に聞いておきたいことはあるかしら?」
初代聖女様はなにを成した人なの?
「…何もしていないわ、私達、教会側が用意した聖女は、偽りの聖女…ルの力なんて目覚めていない、なりそこないなのよ…一応ね、初代様がずっと始祖様の傍について、お世話していて、一番愛されていたっていう事だけは確かよ?確かであって欲しいわね…初代様が何を成したか、多くの力を、同胞に授けてくれた事、私達の代まで子孫を残せたってことかしら?…だって、あれから、一度足りとてルの力に目覚めた者は、あの大地から排出されていない。もしかしたら、あの大地で目覚め育たない限り真の聖女としてルの力に目覚めないのかもしれないわね」
勇気くんの時代を知る為には始まりの聖女について、調べないといけないのかもしれない。
そうなると…無理だろうなぁ、教会の奥深くに迄、辿り着いていた叔母様が知らないのなら、知るすべは残されていないのだろう。
…勇気くんの存在に一つ、疑問が増えてしまった。私が魂の同調で見た内容に間違いは無いと思う。
勇気くんは始祖様を知らない、そうなると、勇気くんはどの段階で死んだのだろうか?
勇気くんが死んだ状況をみていない、同調で見れていないから、わからない。
何かと闘い、未練を残して死んだのであれば、魂に深く刻まれているはずなのに…
推察通りであれば、勇気くんは獣共を恨み、憎み、悔いを残しているはずなのに…
考えたくないけれど…勇気くんは…叔母様と一緒の存在なのでは、なかろうか?
今は、その考えは置いて置こう…
それにしても、教会を操っていた人達は本当に聡明だったのだろう。
利用できるものは直ぐに乗り換える、聖女様を祀り上げておきながら、世論が始祖様へ移ろうとしていたら直ぐにそっちへ舵を取った。
400年近くも私達聖女の一族を管理し続けたのも、きっと、何処かに消えて行った力の根源ではなく、手元にしっかりと残っている目覚める可能性。
始まりの聖女が起こした奇跡がもう一度、人の手で生み出せる、現れるのを願って投資し続けてきたって感じなのだろうなぁ…
色々と考えると教会の上層部が一斉に処罰されたのは、間違いではなかったのかもしれないって感じてしまう。
きっと、叔母様も上層部が人を物扱いしているのが気に喰わなくて自分たちの未来が無い事を悟って行動したんだろうなぁ。
「ふぁぁ、ごめんなさいね、どうやら私達の時間はここまで、あいつの意識が浮上してきている」
ソファーから立ち上がり、そっと私の頭を撫で
「また、会えたら会いましょう、お互い…この世界から、理から外れたもの同士…泡沫な存在として、ね」
泡は永遠と残れない、いずれ弾けて消える運命っか…
今こうやって、過去の私の体を動かして活動できることが奇跡と言わずに何というってことだよね。
代償は何かわかる、魔力だ…私の体が一定数以上の魔力に満たされると私という意識が浮上できる。
叔母様も恐らくはそうだろう、お母さんの体は魔力が満ちやすい、たぶん、そういう体質なのだろう。
羨ましいって感じることもいっぱいあった。
私とお母さんを足して2で割れば最強じゃんって思ったこともあった。
だからこそ、手を取り合っているのかもしれないって打算的に考えたこともあった。
でも、違った。
お互いを求めるのはお互いを愛しているから。
それ以上何もない。それ以上考える必要が無い。
お互いが必要だから、傍に居る打算的な関係じゃない。
私達は私達の未来を幸せにしたいから、お互いがお互いを想いあって、お互いが感じる、感じた、想いを馳せた幸せな未来を押し付けあってるだけ。
色んな世界を見てきたからこそわかる。
愛の形は人それぞれ、その中でも、私とお母さんの愛は似てる…
親子だから、ね。考えが似ちゃうのは当たり前だよね。
血は繋がっていなくても、私とお母さんは魂で繋がっているから、それでいいの。
叔母様がベッドで眠りにつく音が聞こえてから、ソファーから立ち上がり、机に上にある資料を見て行く。
驚いた…若い頃の私は本当に好奇心のみで動いている。メンドクサイ取引にも頑張っているし、研究も進んでいる。
未来の私みたいに固定概念に縛られることなく、直感のままに動いているのがよくわかる、私では辿りつけない境地に至っている。
こんな、アイディア、こんな、考えたことのない角度から実験に取り組んでいる。
これなら、勇気くんと出会う時代には、欲しいモノが殆ど揃っているとみて良いでしょう!
若き頃の私の研究もその流れで継いでいけばいい、失敗に終わった、私が口を出すこともない。
…この世界も犠牲になるだろうって予想しちゃってごめんなさい。この世界なら、先に進めるかもしれないっという希望が湧いてくる。
安心したら、意識が遠のいていく感覚がする。
机の上で意識を飛ばしてしまうのは良くない、机から立ち上がり、ベッドに向かう。
ベッドに潜り込むと、無意識に体が動き、お母さんに巻き付く様に眠りにつく。
自然とお母さんが私を抱きしめるようにしてくれる。
暖かい…今宵は叔母様ともよい会話が出来た…この情報は無意識下の渦に落ちていくだろう、それでいい。知る必要のない情報だから。それでいい。
私だけが納得すればいい内容だから、未来を選択するのに必要な情報じゃない…勇気くんに関しては、彼を信じよう。
彼の残した言葉…それが未来を切り開いてくれることを信じて…
目を閉じる、最後に寝ているお母さんの顔を見る。すごく綺麗。お母様に本当に似ている。胸のサイズと身長だけが違う。
さようなら
お母さん
愛してるよ
『私も愛してるわよ』
最後に、、、やさしい、、、こえが、、、、きこえた、、、、きがした、、、、
もしかしたら、私が知らない、気が付いていない情報や使い道があるのかと…思ったけれど
「私の方が知らない事の方が多いわね、申し訳ないけれど、その辺りはもう…私にはわからないのよ、この体は祝福されているわけではないもの」
魂で繋がっているわけではないってことかな?それとも、記憶情報だけの存在は魂と認められていない?だとしたら、私はどうしてアクセスすることが出来るのだろうか?
っとなると、肉体と結びついていると考えるのが一番、かな?
つまり、血の繋がり、始祖様と交わった聖女のみが継承していくと考えるべき?でも、それなら、この大陸の人全員が始祖様の血を継承している…
始祖様が加護を与えたという確固たる何かが、鍵のようなものが、私達には見えない形で継承されているって考えるのが妥当、かな?
…残念なことに、継承は行われることは無い、私が最後の末裔になるのは決定事項ってことだね。
…なら、その膨大な魔力、最後の切り札として…もう繰り返す先が無いと判断した時に使わせてもらおうかな?ラスボスを倒すときとかにさ!ぶつけてやるとしますか!!
「他に聞いておきたい事ってあるかしら?」
優しい声に微笑むその姿はまさに聖女そのものに見える。
敵に利用されなかったら、叔母様は本当に聖女として相応しい程に気高く高貴で高潔な魂の持ち主だったのだろう。
確認の為に、手を握らせてもらい、探る…
…見たくないものが見えてしまった。魂の同調…もしかしたらできるかなって思ってやってみたら見えてしまった…
叔母様の魂は呪われている。何時でも儀式は再開できる…予想はしていたけれど…嫌な予想は当たるんだよなぁ…
これだけ、わかればそれでいいかな?叔母様を激情の渦で目覚めさせてはいけない、眠れる厄災を起こす事なかれ。
その事だけを寵愛の加護に放り込む、察しの良い私ならそれだけで、何となく気が付いてくれるだろう
「不思議な感覚…貴女が私に何かをしたのは間違いないだろうけれど、咎めるつもりはないわ…私は、もう、弁えるつもりではいるのよ?だーりんのいない世界に用はないもの、かといって過去を変えることは…出来ないのでしょう?どんな情報を送ろうがだーりんを救う未来は見いだせないもの、その演算結果に辿り着いてしまったからこそ、復讐に生きようとこいつの中で潜伏し続けてきたけれども…貴女に完封されちゃったものね、まったく、してくれるわね」
ふふん、そうでしょう?って言いたくなる。
「他に何か聞いておきたい事ってある?お互いが揃う日なんて、恐らく、もうないでしょう?」
聖女様関連で気になることかぁ…
始まりの聖女様は何を成し遂げた人なのだろうか?
「それは…ごめんなさいね、私も詳しくは知らないわね、おとぎ話どおりじゃないのかしら?」
御伽噺の内容って教会がプロパガンダの一環として作ったイメージしかないんだよなぁ
「そうね、それも、そうよね、私もそう思っていたもの、始まりの聖女様を知りたい理由はどうしてなのかしら?聡明な貴女なら何か意味があるのでしょう?」
…そうなるよね、そのカウンターは想定済み、癒しの奇跡を知りたいだけだよ
「確かにね、あの奇跡を自由に扱えれるのだったら…だーりんも救えたと思うわね、それを言われると知りたい、縋りたくなる想いもわかるわ。貴女…大切な人が出来たのね」
最後の言葉はお母さんの声に聞こえた…うん、守りたい人が増えた
「良い事じゃない、やっぱり、貴女こそ真なる聖女よ。私がラストだなんて、不甲斐ないにも程がある。貴女が最後を名乗りなさい。最後の聖女として世界を…混沌とした未来を人類の為に導いてみせなさい。…そうね、まさに、終わりの聖女として」
察しのいい叔母様はやっぱり理解している、っか、私が子を生すことができないことを。
「他に聞いておきたいことはあるかしら?」
初代聖女様はなにを成した人なの?
「…何もしていないわ、私達、教会側が用意した聖女は、偽りの聖女…ルの力なんて目覚めていない、なりそこないなのよ…一応ね、初代様がずっと始祖様の傍について、お世話していて、一番愛されていたっていう事だけは確かよ?確かであって欲しいわね…初代様が何を成したか、多くの力を、同胞に授けてくれた事、私達の代まで子孫を残せたってことかしら?…だって、あれから、一度足りとてルの力に目覚めた者は、あの大地から排出されていない。もしかしたら、あの大地で目覚め育たない限り真の聖女としてルの力に目覚めないのかもしれないわね」
勇気くんの時代を知る為には始まりの聖女について、調べないといけないのかもしれない。
そうなると…無理だろうなぁ、教会の奥深くに迄、辿り着いていた叔母様が知らないのなら、知るすべは残されていないのだろう。
…勇気くんの存在に一つ、疑問が増えてしまった。私が魂の同調で見た内容に間違いは無いと思う。
勇気くんは始祖様を知らない、そうなると、勇気くんはどの段階で死んだのだろうか?
勇気くんが死んだ状況をみていない、同調で見れていないから、わからない。
何かと闘い、未練を残して死んだのであれば、魂に深く刻まれているはずなのに…
推察通りであれば、勇気くんは獣共を恨み、憎み、悔いを残しているはずなのに…
考えたくないけれど…勇気くんは…叔母様と一緒の存在なのでは、なかろうか?
今は、その考えは置いて置こう…
それにしても、教会を操っていた人達は本当に聡明だったのだろう。
利用できるものは直ぐに乗り換える、聖女様を祀り上げておきながら、世論が始祖様へ移ろうとしていたら直ぐにそっちへ舵を取った。
400年近くも私達聖女の一族を管理し続けたのも、きっと、何処かに消えて行った力の根源ではなく、手元にしっかりと残っている目覚める可能性。
始まりの聖女が起こした奇跡がもう一度、人の手で生み出せる、現れるのを願って投資し続けてきたって感じなのだろうなぁ…
色々と考えると教会の上層部が一斉に処罰されたのは、間違いではなかったのかもしれないって感じてしまう。
きっと、叔母様も上層部が人を物扱いしているのが気に喰わなくて自分たちの未来が無い事を悟って行動したんだろうなぁ。
「ふぁぁ、ごめんなさいね、どうやら私達の時間はここまで、あいつの意識が浮上してきている」
ソファーから立ち上がり、そっと私の頭を撫で
「また、会えたら会いましょう、お互い…この世界から、理から外れたもの同士…泡沫な存在として、ね」
泡は永遠と残れない、いずれ弾けて消える運命っか…
今こうやって、過去の私の体を動かして活動できることが奇跡と言わずに何というってことだよね。
代償は何かわかる、魔力だ…私の体が一定数以上の魔力に満たされると私という意識が浮上できる。
叔母様も恐らくはそうだろう、お母さんの体は魔力が満ちやすい、たぶん、そういう体質なのだろう。
羨ましいって感じることもいっぱいあった。
私とお母さんを足して2で割れば最強じゃんって思ったこともあった。
だからこそ、手を取り合っているのかもしれないって打算的に考えたこともあった。
でも、違った。
お互いを求めるのはお互いを愛しているから。
それ以上何もない。それ以上考える必要が無い。
お互いが必要だから、傍に居る打算的な関係じゃない。
私達は私達の未来を幸せにしたいから、お互いがお互いを想いあって、お互いが感じる、感じた、想いを馳せた幸せな未来を押し付けあってるだけ。
色んな世界を見てきたからこそわかる。
愛の形は人それぞれ、その中でも、私とお母さんの愛は似てる…
親子だから、ね。考えが似ちゃうのは当たり前だよね。
血は繋がっていなくても、私とお母さんは魂で繋がっているから、それでいいの。
叔母様がベッドで眠りにつく音が聞こえてから、ソファーから立ち上がり、机に上にある資料を見て行く。
驚いた…若い頃の私は本当に好奇心のみで動いている。メンドクサイ取引にも頑張っているし、研究も進んでいる。
未来の私みたいに固定概念に縛られることなく、直感のままに動いているのがよくわかる、私では辿りつけない境地に至っている。
こんな、アイディア、こんな、考えたことのない角度から実験に取り組んでいる。
これなら、勇気くんと出会う時代には、欲しいモノが殆ど揃っているとみて良いでしょう!
若き頃の私の研究もその流れで継いでいけばいい、失敗に終わった、私が口を出すこともない。
…この世界も犠牲になるだろうって予想しちゃってごめんなさい。この世界なら、先に進めるかもしれないっという希望が湧いてくる。
安心したら、意識が遠のいていく感覚がする。
机の上で意識を飛ばしてしまうのは良くない、机から立ち上がり、ベッドに向かう。
ベッドに潜り込むと、無意識に体が動き、お母さんに巻き付く様に眠りにつく。
自然とお母さんが私を抱きしめるようにしてくれる。
暖かい…今宵は叔母様ともよい会話が出来た…この情報は無意識下の渦に落ちていくだろう、それでいい。知る必要のない情報だから。それでいい。
私だけが納得すればいい内容だから、未来を選択するのに必要な情報じゃない…勇気くんに関しては、彼を信じよう。
彼の残した言葉…それが未来を切り開いてくれることを信じて…
目を閉じる、最後に寝ているお母さんの顔を見る。すごく綺麗。お母様に本当に似ている。胸のサイズと身長だけが違う。
さようなら
お母さん
愛してるよ
『私も愛してるわよ』
最後に、、、やさしい、、、こえが、、、、きこえた、、、、きがした、、、、
0
お気に入りに追加
7
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
幼馴染の彼女と妹が寝取られて、死刑になる話
島風
ファンタジー
幼馴染が俺を裏切った。そして、妹も......固い絆で結ばれていた筈の俺はほんの僅かの間に邪魔な存在になったらしい。だから、奴隷として売られた。幸い、命があったが、彼女達と俺では身分が違うらしい。
俺は二人を忘れて生きる事にした。そして細々と新しい生活を始める。だが、二人を寝とった勇者エリアスと裏切り者の幼馴染と妹は俺の前に再び現れた。
僕の家族は母様と母様の子供の弟妹達と使い魔達だけだよ?
闇夜の現し人(ヤミヨノウツシビト)
ファンタジー
ー 母さんは、「絶世の美女」と呼ばれるほど美しく、国の中で最も権力の強い貴族と呼ばれる公爵様の寵姫だった。
しかし、それをよく思わない正妻やその親戚たちに毒を盛られてしまった。
幸い発熱だけですんだがお腹に子が出来てしまった以上ここにいては危険だと判断し、仲の良かった侍女数名に「ここを離れる」と言い残し公爵家を後にした。
お母さん大好きっ子な主人公は、毒を盛られるという失態をおかした父親や毒を盛った親戚たちを嫌悪するがお母さんが日々、「家族で暮らしたい」と話していたため、ある出来事をきっかけに一緒に暮らし始めた。
しかし、自分が家族だと認めた者がいれば初めて見た者は跪くと言われる程の華の顔(カンバセ)を綻ばせ笑うが、家族がいなければ心底どうでもいいというような表情をしていて、人形の方がまだ表情があると言われていた。
『無能で無価値の稚拙な愚父共が僕の家族を名乗る資格なんて無いんだよ?』
さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。
〈念の為〉
稚拙→ちせつ
愚父→ぐふ
⚠︎注意⚠︎
不定期更新です。作者の妄想をつぎ込んだ作品です。
幼なじみ三人が勇者に魅了されちゃって寝盗られるんだけど数年後勇者が死んで正気に戻った幼なじみ達がめちゃくちゃ後悔する話
妄想屋さん
ファンタジー
『元彼?冗談でしょ?僕はもうあんなのもうどうでもいいよ!』
『ええ、アタシはあなたに愛して欲しい。あんなゴミもう知らないわ!』
『ええ!そうですとも!だから早く私にも――』
大切な三人の仲間を勇者に〈魅了〉で奪い取られて絶望した主人公と、〈魅了〉から解放されて今までの自分たちの行いに絶望するヒロイン達の話。
〖完結〗旦那様には出て行っていただきます。どうか平民の愛人とお幸せに·····
藍川みいな
恋愛
「セリアさん、単刀直入に言いますね。ルーカス様と別れてください。」
……これは一体、どういう事でしょう?
いきなり現れたルーカスの愛人に、別れて欲しいと言われたセリア。
ルーカスはセリアと結婚し、スペクター侯爵家に婿入りしたが、セリアとの結婚前から愛人がいて、その愛人と侯爵家を乗っ取るつもりだと愛人は話した……
設定ゆるゆるの、架空の世界のお話です。
全6話で完結になります。
冤罪をかけられ、彼女まで寝取られた俺。潔白が証明され、皆は後悔しても戻れない事を知ったらしい
一本橋
恋愛
痴漢という犯罪者のレッテルを張られた鈴木正俊は、周りの信用を失った。
しかし、その実態は私人逮捕による冤罪だった。
家族をはじめ、友人やクラスメイトまでもが見限り、ひとり孤独へとなってしまう。
そんな正俊を慰めようと現れた彼女だったが、そこへ私人逮捕の首謀者である“山本”の姿が。
そこで、唯一の頼みだった彼女にさえも裏切られていたことを知ることになる。
……絶望し、身を投げようとする正俊だったが、そこに学校一の美少女と呼ばれている幼馴染みが現れて──
【完結】言いたいことがあるなら言ってみろ、と言われたので遠慮なく言ってみた
杜野秋人
ファンタジー
社交シーズン最後の大晩餐会と舞踏会。そのさなか、第三王子が突然、婚約者である伯爵家令嬢に婚約破棄を突き付けた。
なんでも、伯爵家令嬢が婚約者の地位を笠に着て、第三王子の寵愛する子爵家令嬢を虐めていたというのだ。
婚約者は否定するも、他にも次々と証言や証人が出てきて黙り込み俯いてしまう。
勝ち誇った王子は、最後にこう宣言した。
「そなたにも言い分はあろう。私は寛大だから弁明の機会をくれてやる。言いたいことがあるなら言ってみろ」
その一言が、自らの破滅を呼ぶことになるなど、この時彼はまだ気付いていなかった⸺!
◆例によって設定ナシの即興作品です。なので主人公の伯爵家令嬢以外に固有名詞はありません。頭カラッポにしてゆるっとお楽しみ下さい。
婚約破棄ものですが恋愛はありません。もちろん元サヤもナシです。
◆全6話、約15000字程度でサラッと読めます。1日1話ずつ更新。
◆この物語はアルファポリスのほか、小説家になろうでも公開します。
◆9/29、HOTランキング入り!お読み頂きありがとうございます!
10/1、HOTランキング最高6位、人気ランキング11位、ファンタジーランキング1位!24h.pt瞬間最大11万4000pt!いずれも自己ベスト!ありがとうございます!
幼馴染み達が寝取られたが,別にどうでもいい。
みっちゃん
ファンタジー
私達は勇者様と結婚するわ!
そう言われたのが1年後に再会した幼馴染みと義姉と義妹だった。
「.....そうか,じゃあ婚約破棄は俺から両親達にいってくるよ。」
そう言って俺は彼女達と別れた。
しかし彼女達は知らない自分達が魅了にかかっていることを、主人公がそれに気づいていることも,そして,最初っから主人公は自分達をあまり好いていないことも。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる