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とある人物が歩んできた道 ~善き行いは善き行いへと繋がる~
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「き、きききき・・・・・気になる人が居るのですが、どどどっど、どうしたらら、、、いいのかわからなくて」
頬を赤らめて、俯いちゃってまぁまぁ、初々しいなぁ、だれだれー?でもね、騎士様だったら毒確定よー?
「相手は誰か聞いてもいいの?」取り合えず、こういうのって相手を隠しがちになるけど、そこのとこはどうなの?
「ぁ、の、誰にも言わないで下さいね。同期の同い年の彼です…」
!?
ぇ、嘘、ほんとに!?この二人が結ばれたらぇえなぁ、ライバル減るしって思ってたら叶いそうじゃないの!彼も君のこと絶対意識してるはずよ!!
「きっかけとか、どうして私に相談しようと思ったのか聞いてもいいのかな?」
今、私の顔を見られたらそりゃもう、天上のの女神がごとくの聖母溢れる笑みだと私自身でも感じれるわ…実際は邪悪な笑みだと思いますけれどね!
それから、しどろもどろで話の流れもぐちゃぐちゃだったので、たぶん、こんな感じなのかな?
彼は覚えていないが、昔、家族で買い物に出かけてた時に、迷子になった私を助けてくれた少年がいた。
べただねー!いいねぇ!運命感じるよぉ?
迷子になった時に、私が不安にならないように、色々とお話してくれて、何とか無事に家族の元まで彼に導いて貰ったの。
また、彼に会いたいけれど、王都は広すぎるから、もう一度会うなんて不可能に近かったの。
だから。道中に教えてもらった彼の夢である騎士になりたいっていう言葉を頼りに、私も武家の家系だから騎士を目指せばいつか再開できると信じて訓練に明け暮れていて、学院にあがる年齢になったので、心ときめかせて、学院を探し回ったけれど
何処にもいなかったから、彼は学院に通えない人なのだと知って絶望したの
12を過ぎたころに、学院である噂を聞いたの、人類最初の砦、通称、死の街、最前線、人類の敵と対峙するための街に行くための人材発掘のために、定期的に街で闘技大会が開かれる、っで、そこで結果を残したものが望めば金一封と共に死の街に行く権利を得られると。
その闘技大会で名乗りを上げて、死の街で結果を出して騎士として認めてもらい、国王から受勲するのが平民が騎士になる可能性がある道のりだとお父様が教えてくれたので、もしかしたらと思って父に頼んだら、父も定期的に観戦に行っているみたいで、一緒に観戦に行ってくれることに。
参加する戦士の顔を見ていたら、いたの!
あの時の少年が少しだけ大きくなってそこに勇ましく立っていたの、装備していたのは玄人な槍を装備していたんです。
【この街で槍を使うなんて恐れ多い、何故なら、始祖様が一番の得意武器としており、一部では神聖視されている武具になる。その為、よっぽどの自信が無いのであれば槍を使えない、故に大会などでは玄人と言われている武器。】
優勝でもしなければ、裏で拉致され殺されても文句は言えない。そんな少年の姿を自分の身を案じる様な気分でハラハラと見守り続けた。
一回戦二回戦三回戦と危なげなく順調に進んでいった槍さばきも非常に巧みで普段から、棒系統の何かを使っていないとあそこまで器用に使いこなせない、ただ突くだけじゃなくて、相手の膝を狙ったり、腋を狙ったり、武器を持つ指先を狙ったり、並大抵の努力では出来ない巧みな槍捌きを見て胸のトキメキが抑えきれなかった。
隣で見ていた父も、少年の動きに感服していた、あの年齢であそこ迄、技巧を得るのは普通ではありえない、天武の才か、地武の才かと、逸材だって褒めちぎっていた。
でも、そんな少年でも4回戦の相手が悪かった、何故なら、お忍びで学院の生徒が紛れ込んでいた、本来であれば貴族や上流階級の者が、市政で行う下級の者たちが夢を掴む為の大会なんて参加してはいけない、武功をあげたいのなら、貴族や上流階級の人達だけで行う大会もあるので、そちらに参加するのが基本であるのだけれど、困ったことに、その大会に向けてウォーミングアップ感覚で出場したりすることがある。
なので、少年も彼には勝てないだろうと思っていた、会場にいる全ての観戦者たちもお忍びで来た学生だと動きで直ぐにわかったみたいで、少年を応援する人はいなかった、父も、彼に負けた後に、少年が熱狂的信者に拉致られないように保護する手配をしていたくらい。
勝ち目はないと思ってた。
でも違ったの、勝ったの!年齢差もあるのに!技能に大きな差があるはずなのに!彼はね勝ったの!
戦いは壮絶だった。
学生が繰り出す連撃を槍の穂先や持ち手の部分で綺麗に弾いたり、流したりと一撃でも貰ったら立ち上がれない程の膂力に差があるのをわかっているから。
一撃でも貰わないように粘り続けたの。
彼のスタミナがね無尽蔵なのかなって思うくらい耐久力が凄かったの、何度も何度も敵の攻撃を受け続けてきた木製の槍も限界を迎えて折れてしまった。
その時に、学生の彼も勝利を確信したのか一瞬だけほっと胸を撫でおろす様に顔が安堵した。
そのときだったわ、素早く相手の懐に飛び込んで掌底を敵の剣の持ち手の下側から天に向かって突き上げるように打ち込んだの。
長引く戦いで全身から出る汗も凄かったし、敵もスタミナが切れそうなくらいのううん、普通であればとっくにスタミナ切れするぐらいの猛攻を繰り広げてきたのだもの、漸く長い戦いが終わるのだと、勝ちを確信したら、それはもう、安堵するよね?その安堵した瞬間なんて誰しもが、武器を持つ力が緩んでるしまうものなの
結果は当然、綺麗に木剣が空を舞ったの、そのまま、すかさず、相手の首元の服を掴んで大外刈りで綺麗に投げたの!それを見て審判も少年の勝を宣言したわ!!
今でも瞼の裏に焼け付いているし、いつでも脳内で再生できるくらいかっこよかったの。
私と同じくらいの年齢の人でこんなに凄い人を見たことが無かったの、幼き日の思い出が美化されただけじゃなくて、それ以上の輝きを魅せられたら、もう、女性として惚れこんでしまったの。
その後は、槍がもう予備が無いってことで、先ほどの倒した人が持っていた木剣を使ってトントン拍子に勝ち進んでさらっと優勝したの!それを見て彼は絶対に死の街に行くのだと確信が持てたの!
先に彼が死の街に待っているはずだから、私も学院や家で最上級のトレーニングを積んで彼の隣に立つんだと!決心を固めたの。
そこから二年!死ぬ気で頑張り続けて、父を説得して死の街に行くことが決まったの!きっと先に死の街で頑張っている彼に胸をはって会えるのだと思って心の高まりが抑えきれなった。
当然、現地に付いたときに彼と会ったときに好印象を持って貰える様に一番のお気に入りのお洋服を着ていったの。
それで、現地について、荷物を馬車から下ろして、一息ついてたら他の馬車も次々と到着して、同期の方はどんな方達なのかな?って思って見ていたの。
馬車から降りてきたのが、結構なお年をめされた、女性が下りてきて、唖然としたんです、もしかして、一定の年齢にならないと死の街に参加できないのでは!?今回は父の特権でねじ込んでくれたから、私の様な年齢では、本来であれば、参加不可なのでは?っと内心焦ってたの、だって、そうなると彼はまだ死の街に来ていないのだと思ったから。
内心、がっかりと落胆していたら、女性の荷物を下ろしてあげている親切な若者がいるなぁって見てたの、よくよく見ると
彼だったの!少し背も伸びて幼い感じも残しつつの背伸びした大人の様な感じのする彼だったの!優しい所はかわってないみたいで凄く嬉しかった。
その後はもう心臓が高鳴り過ぎていて覚えていなかったんです。
あれよあれよと気が付いたら、どうしてここにいるのか知らないけれど、高名な騎士の方が居て、私と彼と一緒に鍛えてもらっていたんですけど、訓練内容がハード過ぎて!毎日が筋肉痛で彼と話したりしたいのにそれどころじゃなかったんです。
…なるほどなぁ、ガチのガチで恋物語じゃないの!お姉さんそんなピュアな恋心全力で応援しちゃう!だから、食堂で見かけた時も基本的に一人なのは、友人を作ったりする余力がないのね、ぼーっとしてるのかと思っていたら体力の限界が近い感じだったんだね。
それなのに、少年は訓練後も外で素振りしてたり、他の部隊の荷物運びを手伝ったりと元気いっぱいで動き続けているから、訓練も余力を残すくらいにしてるんだろうなぁって思ってたんだけど、これはあれか?少年が元気過ぎるから、少年に合わせている内容のトレーニングにして、この娘が彼についていきたいから無理しちゃった結果じゃないの?
うん、騎士様に進言してあげよう、ハードトレーニングは良くないって、クフフフフ、騎士様と会話するきっかけを頂きましてよぉ!よくやった!
それにしても、騎士様がこちらに来ているって知らない感じだから、もしかして、私達の世代だけが盛り上がってて他の世代にまで知り渡っていないのかもね、まぁ、確かに筆頭騎士の候補で筆頭騎士になっていたわけじゃないから、王都での功績はないものね、世代を超えたら知らないのも当然なのかも
ってことはだ!私と同世代の女がこの街に来た時がライバルと見ていいわね、開発していた毒をこんな小娘に使うには大人げないわねヲホホホホホホ
その後は、どうやって近づけばいいのかとか、会話のチャンスを作るきっかけとか色々と相談に乗ってあげていたのだけど
元々が口下手なので、なかなか実行できそうにもない様子だった。
当然、相談に乗ってあげたからには全力で手を貸す!っという体で騎士様のそばにいれるチャンスを得たの!!最高じゃなくて!?一矢二鳥どころじゃないわ!銅で金を掘る!こっちのほうがしっくりときますわねぇ!!
次の日に、早速、騎士様に彼女のトレーニングがきつ過ぎて肉体の成長の妨げになっていませんか?と進言してあげた、騎士様も、若い子をマンツーマンでしかも女性を育てたことがないので、不安だったから相談に乗ってくれたりすると助かりますと手を握ってくれたの
ぁ、もうだめ、イキそう
そこからはもう、朝は騎士様が指導する若い子達のトレーニングメニューを現地で相談しながら医療の観点から見た助言をしたり、
肉体づくりのための栄養学を最大限に活用するために、食堂のおばちゃん、もとい、お姉さまに頼んで作ってもらった特別メニュー。
低脂肪!高たんぱくの鶏肉メインの料理を彼女に提供してあげたり!
あ、彼はもう卵とか肉とかメインでカロリーなんて除外よ、後、なんでそこにいるのかしらない巨躯の女性も彼と同じメニューで量を5倍にして提供してもらったわ。
騎士様はその日の気分で乙女のメニュー少年のメニューと切り替えていたわ。
なので、訓練がある日は、騎士様、私、巨躯の女性、乙女、少年の五人で過ごすことが基本となったの!!!
やべぇよ!やばすぎるよ!急変したよ!?伸展が凄いスピードで進んだからもう、やヴぁいの!心臓もたないよ!?夜もハッスルしすぎて毎日が快眠よぉ!!自然とお肌もツヤツヤになるものだし!荒野の砂漠なんて言わせないくらい女性ホルモンが分泌しまくりあふれまくり洪水だばぁ!っよ!!
こんな日々が永遠と続いて欲しいと思っていたけれど、私が望むのはこれ以上の天上なる願いなのよ!ぐふ、ぐふふっふふふう、近い、我が悲願も成就するのが近づいているのがわかるぞ!天が始祖様が私の背中を押してくれているのを、御身の輝きを目を閉じれば感じれます!!
ぁ、こうやって信者になっていくのね、構わないわ、もし、願いが叶ったのなら狂信者になっても構わないわ。
叶わなかったら、神をも殺す所存です
頬を赤らめて、俯いちゃってまぁまぁ、初々しいなぁ、だれだれー?でもね、騎士様だったら毒確定よー?
「相手は誰か聞いてもいいの?」取り合えず、こういうのって相手を隠しがちになるけど、そこのとこはどうなの?
「ぁ、の、誰にも言わないで下さいね。同期の同い年の彼です…」
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ぇ、嘘、ほんとに!?この二人が結ばれたらぇえなぁ、ライバル減るしって思ってたら叶いそうじゃないの!彼も君のこと絶対意識してるはずよ!!
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彼は覚えていないが、昔、家族で買い物に出かけてた時に、迷子になった私を助けてくれた少年がいた。
べただねー!いいねぇ!運命感じるよぉ?
迷子になった時に、私が不安にならないように、色々とお話してくれて、何とか無事に家族の元まで彼に導いて貰ったの。
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だから。道中に教えてもらった彼の夢である騎士になりたいっていう言葉を頼りに、私も武家の家系だから騎士を目指せばいつか再開できると信じて訓練に明け暮れていて、学院にあがる年齢になったので、心ときめかせて、学院を探し回ったけれど
何処にもいなかったから、彼は学院に通えない人なのだと知って絶望したの
12を過ぎたころに、学院である噂を聞いたの、人類最初の砦、通称、死の街、最前線、人類の敵と対峙するための街に行くための人材発掘のために、定期的に街で闘技大会が開かれる、っで、そこで結果を残したものが望めば金一封と共に死の街に行く権利を得られると。
その闘技大会で名乗りを上げて、死の街で結果を出して騎士として認めてもらい、国王から受勲するのが平民が騎士になる可能性がある道のりだとお父様が教えてくれたので、もしかしたらと思って父に頼んだら、父も定期的に観戦に行っているみたいで、一緒に観戦に行ってくれることに。
参加する戦士の顔を見ていたら、いたの!
あの時の少年が少しだけ大きくなってそこに勇ましく立っていたの、装備していたのは玄人な槍を装備していたんです。
【この街で槍を使うなんて恐れ多い、何故なら、始祖様が一番の得意武器としており、一部では神聖視されている武具になる。その為、よっぽどの自信が無いのであれば槍を使えない、故に大会などでは玄人と言われている武器。】
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一回戦二回戦三回戦と危なげなく順調に進んでいった槍さばきも非常に巧みで普段から、棒系統の何かを使っていないとあそこまで器用に使いこなせない、ただ突くだけじゃなくて、相手の膝を狙ったり、腋を狙ったり、武器を持つ指先を狙ったり、並大抵の努力では出来ない巧みな槍捌きを見て胸のトキメキが抑えきれなかった。
隣で見ていた父も、少年の動きに感服していた、あの年齢であそこ迄、技巧を得るのは普通ではありえない、天武の才か、地武の才かと、逸材だって褒めちぎっていた。
でも、そんな少年でも4回戦の相手が悪かった、何故なら、お忍びで学院の生徒が紛れ込んでいた、本来であれば貴族や上流階級の者が、市政で行う下級の者たちが夢を掴む為の大会なんて参加してはいけない、武功をあげたいのなら、貴族や上流階級の人達だけで行う大会もあるので、そちらに参加するのが基本であるのだけれど、困ったことに、その大会に向けてウォーミングアップ感覚で出場したりすることがある。
なので、少年も彼には勝てないだろうと思っていた、会場にいる全ての観戦者たちもお忍びで来た学生だと動きで直ぐにわかったみたいで、少年を応援する人はいなかった、父も、彼に負けた後に、少年が熱狂的信者に拉致られないように保護する手配をしていたくらい。
勝ち目はないと思ってた。
でも違ったの、勝ったの!年齢差もあるのに!技能に大きな差があるはずなのに!彼はね勝ったの!
戦いは壮絶だった。
学生が繰り出す連撃を槍の穂先や持ち手の部分で綺麗に弾いたり、流したりと一撃でも貰ったら立ち上がれない程の膂力に差があるのをわかっているから。
一撃でも貰わないように粘り続けたの。
彼のスタミナがね無尽蔵なのかなって思うくらい耐久力が凄かったの、何度も何度も敵の攻撃を受け続けてきた木製の槍も限界を迎えて折れてしまった。
その時に、学生の彼も勝利を確信したのか一瞬だけほっと胸を撫でおろす様に顔が安堵した。
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結果は当然、綺麗に木剣が空を舞ったの、そのまま、すかさず、相手の首元の服を掴んで大外刈りで綺麗に投げたの!それを見て審判も少年の勝を宣言したわ!!
今でも瞼の裏に焼け付いているし、いつでも脳内で再生できるくらいかっこよかったの。
私と同じくらいの年齢の人でこんなに凄い人を見たことが無かったの、幼き日の思い出が美化されただけじゃなくて、それ以上の輝きを魅せられたら、もう、女性として惚れこんでしまったの。
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そこから二年!死ぬ気で頑張り続けて、父を説得して死の街に行くことが決まったの!きっと先に死の街で頑張っている彼に胸をはって会えるのだと思って心の高まりが抑えきれなった。
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それで、現地について、荷物を馬車から下ろして、一息ついてたら他の馬車も次々と到着して、同期の方はどんな方達なのかな?って思って見ていたの。
馬車から降りてきたのが、結構なお年をめされた、女性が下りてきて、唖然としたんです、もしかして、一定の年齢にならないと死の街に参加できないのでは!?今回は父の特権でねじ込んでくれたから、私の様な年齢では、本来であれば、参加不可なのでは?っと内心焦ってたの、だって、そうなると彼はまだ死の街に来ていないのだと思ったから。
内心、がっかりと落胆していたら、女性の荷物を下ろしてあげている親切な若者がいるなぁって見てたの、よくよく見ると
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その後はもう心臓が高鳴り過ぎていて覚えていなかったんです。
あれよあれよと気が付いたら、どうしてここにいるのか知らないけれど、高名な騎士の方が居て、私と彼と一緒に鍛えてもらっていたんですけど、訓練内容がハード過ぎて!毎日が筋肉痛で彼と話したりしたいのにそれどころじゃなかったんです。
…なるほどなぁ、ガチのガチで恋物語じゃないの!お姉さんそんなピュアな恋心全力で応援しちゃう!だから、食堂で見かけた時も基本的に一人なのは、友人を作ったりする余力がないのね、ぼーっとしてるのかと思っていたら体力の限界が近い感じだったんだね。
それなのに、少年は訓練後も外で素振りしてたり、他の部隊の荷物運びを手伝ったりと元気いっぱいで動き続けているから、訓練も余力を残すくらいにしてるんだろうなぁって思ってたんだけど、これはあれか?少年が元気過ぎるから、少年に合わせている内容のトレーニングにして、この娘が彼についていきたいから無理しちゃった結果じゃないの?
うん、騎士様に進言してあげよう、ハードトレーニングは良くないって、クフフフフ、騎士様と会話するきっかけを頂きましてよぉ!よくやった!
それにしても、騎士様がこちらに来ているって知らない感じだから、もしかして、私達の世代だけが盛り上がってて他の世代にまで知り渡っていないのかもね、まぁ、確かに筆頭騎士の候補で筆頭騎士になっていたわけじゃないから、王都での功績はないものね、世代を超えたら知らないのも当然なのかも
ってことはだ!私と同世代の女がこの街に来た時がライバルと見ていいわね、開発していた毒をこんな小娘に使うには大人げないわねヲホホホホホホ
その後は、どうやって近づけばいいのかとか、会話のチャンスを作るきっかけとか色々と相談に乗ってあげていたのだけど
元々が口下手なので、なかなか実行できそうにもない様子だった。
当然、相談に乗ってあげたからには全力で手を貸す!っという体で騎士様のそばにいれるチャンスを得たの!!最高じゃなくて!?一矢二鳥どころじゃないわ!銅で金を掘る!こっちのほうがしっくりときますわねぇ!!
次の日に、早速、騎士様に彼女のトレーニングがきつ過ぎて肉体の成長の妨げになっていませんか?と進言してあげた、騎士様も、若い子をマンツーマンでしかも女性を育てたことがないので、不安だったから相談に乗ってくれたりすると助かりますと手を握ってくれたの
ぁ、もうだめ、イキそう
そこからはもう、朝は騎士様が指導する若い子達のトレーニングメニューを現地で相談しながら医療の観点から見た助言をしたり、
肉体づくりのための栄養学を最大限に活用するために、食堂のおばちゃん、もとい、お姉さまに頼んで作ってもらった特別メニュー。
低脂肪!高たんぱくの鶏肉メインの料理を彼女に提供してあげたり!
あ、彼はもう卵とか肉とかメインでカロリーなんて除外よ、後、なんでそこにいるのかしらない巨躯の女性も彼と同じメニューで量を5倍にして提供してもらったわ。
騎士様はその日の気分で乙女のメニュー少年のメニューと切り替えていたわ。
なので、訓練がある日は、騎士様、私、巨躯の女性、乙女、少年の五人で過ごすことが基本となったの!!!
やべぇよ!やばすぎるよ!急変したよ!?伸展が凄いスピードで進んだからもう、やヴぁいの!心臓もたないよ!?夜もハッスルしすぎて毎日が快眠よぉ!!自然とお肌もツヤツヤになるものだし!荒野の砂漠なんて言わせないくらい女性ホルモンが分泌しまくりあふれまくり洪水だばぁ!っよ!!
こんな日々が永遠と続いて欲しいと思っていたけれど、私が望むのはこれ以上の天上なる願いなのよ!ぐふ、ぐふふっふふふう、近い、我が悲願も成就するのが近づいているのがわかるぞ!天が始祖様が私の背中を押してくれているのを、御身の輝きを目を閉じれば感じれます!!
ぁ、こうやって信者になっていくのね、構わないわ、もし、願いが叶ったのなら狂信者になっても構わないわ。
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