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第7章
第104話 醜い決意と再会
しおりを挟むティハネは払えなくなった借金をと共に家族を捨てて出ていった父親を除き、母親だけが唯一の家族だった。いつまでも若々しいままの容姿に、全力で愛情を注いでくれる。父親の残した借金を返済しようと、朝早くから夜遅くまで仕事をして金稼ぎをしていた。
娘が居る手前、身を売る行為には走りたくないし、そういった仕事をしているのだと思われたくないからか、ティハネの母親は飲食をする店のウェイターなどをやり、掛け持ちで頑張っていた。笑顔を浮かべていても、疲れていることを知っていたティハネは日々感謝していた。
だが、姿を消した父親が借りた金は普通の者から借りた金ではなかった。それ故に高圧的な取立が行われ、払えないとなると繋がっている奴隷商にどちらかを売ると契約されていた。そうして母親が自分から奴隷に堕ちた。それからは大変だった。
どうにか奴隷商に母親を売るのは待って欲しいと持ち掛け、汚い手を使ってまで金稼ぎをしていた。何度も繰り返せば察せられてしまうというもので、自身とパーティーを組んでくれる者は居らず、『骸剥ぎ』という二つ名まで付けられてしまっている。しかしそれももう終わりだ。望んでいない汚い手を使って金を稼ぐ必要はないのだ。
「すまない。冒険者のオリヴィアは居るだろうか」
「はぁ……お前は本当に卑しい奴だな」
「……っ。本当にすまない。だが私にはどうしても金が必要なんだ……ッ!!」
「……なるほど。だからオリヴィアさんは『最深未踏』の攻略報酬を2つに分けて欲しいと言われたのですね」
探索者ギルドのある程度の情報は冒険者ギルドの方にも流れてくる。その中でも危険人物として名前が挙がっているのがティハネだ。パーティーを組むと彼女を残して全滅するという噂。それも手持ちの幾つかの小物が無くなっているという話だ。
オリヴィアは冒険者ランクがまだCランクである。しかしそれは、本人きっての希望ということで、飛び級による昇進をしていないからだ。その強さは明らかにCランクではなく、少なくともAランク。Sでも良いくらいなのだ。それ故に1週間経たずのダンジョン攻略。
しかしティハネにはそれだけの、オリヴィアと並べるだけの実力は無い。他と比べて多い魔力で肉体を強化し、既存ではあるが魔法を使うことができても、ダンジョンの下層に発生した魔物を1人で斃すことはできない。だからか、オリヴィアとティハネが一緒にダンジョンに潜って共に攻略したというのは嘘くさい。
というより、十中八九寄生行動をしていたのだろうと受付嬢は睨んでいた。実際の所はそれが正解であり、寄生行動は寄生されているパーティーメンバーも危険が伴うので禁止されている。ましてや分不相応な実力があるというのに寄生行動をしているということは、確信していての故意的な行動として捉えられる。
それを自覚しているからこそ、ティハネはオリヴィアに攻略報酬の金を渡して受付をしている受付嬢から送られてくる冷たい視線に、ただ目を逸らすことしかできない。やっていたことは寄生行動そのもの。何の役にも立っていない。しかし金は欲しいからギルドまで来て催促しているのだ。卑しさの塊そのものだ。
「下らんな、お前の人間性は。ほら、約束の金だ」
「あっ……ありがとう……本当に」
トレイの上に乗せられた2つの大きな袋の内、1つを掴んでティハネに投げ渡した。慌てて受け取れば、中に入った大量の金貨の枚数でずっしりとした重さを腕に感じた。攻略報酬は2500万Gであり、その半分なのだから、金貨は単純に1200枚以上入っている事になる。
この袋の中の金さえあれば母親を助けることができる。袋の口を開いて中を覗き込み、思わず上がってしまう口角。見方によっては、金を受け取れて喜ぶ金の亡者のよう。それに気が付いてハッとして前を向くと、受付嬢がまた更に冷たい視線を向け、オリヴィアは自身の取り分の金を、小さな袋の中に移し替えていた。
ジャラジャラと音を立てながら雪崩のように流れ込んで姿を消していく金貨の山。異空間となっているオリヴィア達の財布は大きさを変えないまま、金貨を全て呑み込んでいった。最後に紐で口を結んだら、ティハネに一瞥すら無くギルドの出入り口へ向かっていった。
『──────冒険者ギルドに所属しているオリヴィアという者ッ!!居るならば速やかに表へ出ろッ!!これは王命であるッ!!従わない場合は武力行使を以て目的を果たさせてもらうッ!!』
「……何だと?」
「何百人の気配が列を作ってると思ったら何の騒ぎだ!?」
「あ、ギルドマスター……それが……」
「いきなりなんだってんだ……?」
「俺達もいきなりのことでさっぱりだぜ……」
ギルド内部は困惑とした雰囲気に包まれていた。オリヴィアがまだ1度も目にしなかったギルドマスターまで出てくる始末だ。相当の騒ぎという事なのだろう。突然何百の兵士達を引き連れてギルドへやって来るのは初めてで、それもまるで罪人に呼び掛けるような行為は驚愕に値する。
結局何のことか分からないので、ギルドマスターはオリヴィアに一緒に出て来てもらっても良いか確認を取り、念の為に一人同行者を用意しておこうということで、基本的にオリヴィアの受付等をしてくれていた受付嬢が同伴する事になり、3人で一緒に外へ出て行った。
自身に背を向けて外へ出て行った3人に、ティハネは何の言葉も掛けられなかった。曲がりなりにも共にダンジョン攻略をしたのだから、不正な行為はいしていないという一言くらい宣言しても良いだろうに、彼女は嫌な予感を感じて進み出ることはなく、ギルド内から外の話し声を聞いているだけだった。
『……兵士さん方、こんな数を集めて一体何の用ですかな』
『……冒険者オリヴィアがミスラナ王国に対して侮辱したということで侮辱罪に問われている。他にも回し者であり、不正を行って『最深未踏』を許可無く攻略したことの罪。先日の惨殺事件の被害者達である、情報の収集員を殺したという殺人罪。それらによってオリヴィアを王の命により死刑とする』
『…………………は?侮辱……?この国に居る冒険者達の行動は報告書として提出されているが、このオリヴィアが何かをしたという話は無い!それにダンジョン攻略に不正?逆に何をしたら不正になる!それは不正とは言わず己の力による攻略と言うんだ!それに許可無く攻略って……お前さん達はいったい何を言っているんだ……?ダンジョン攻略は許可制なんかじゃねぇぞ!それに殺人罪だ!オリヴィアは宿に帰っていった筈だ!いきなり言いがかりをつけるな!おいオリヴィア、昨日宿に帰ってから1度でも外に出たか?』
『いいや。1度も出ていない。宿に帰った後は部屋に居たし、その事は宿の従業員に聞けば分かる。魔法で真偽を調べられても構わない』
『だとよ!王の命令だか何だか知らねぇが、冒険者は街や国の内部に設置されているだけで住民じゃねぇ!勝手に国が裁ける奴等じゃねぇのは知ってんだろ!裁くのは冒険者協会だ!冒険者協会から判断を下されて国が裁く!これは立派な違反行為だぞ!?』
『王の命令は絶対だッ!!従わない場合は武力行使も厭わず、我々に敵対行動をする者も同じく死刑にして良いとの事だッ!!異を唱えるなッ!!』
『わっけの分からねぇことペラペラとォ……ッ!!』
「……っ!!わ、私も『最深未踏』を攻略したということで死刑になるのか……?いやしかし……私は正式なパーティーを組んでいた訳ではないんだ……大丈夫だ、大丈夫……私はオリヴィアとは違って死刑にならない……っ!」
どこまでも自分の身がかわいいティハネは、金の入った袋を胸元で強く抱き締めながら俯き、震えていた。その震えは非正式とはいえパーティーを組んだオリヴィアに対する裏切りの行動をしている自身の愚かさに対するものではなくて、自身は死刑にならなくて済むだろうか?という恐怖からくる震えだった。
こんなところで、折角母親を解放して余りあるだけの大金が手に入ったというのに、よく知りもしない女冒険者と道連れの形で死刑になるわけにはいかない。そもそも死刑なんかになりたくない。
誰だって死ぬのは怖い。そうだろ?私は間違ったことをしていないよな?そう自身に刷り込むように、愛する母親の幻影に向かって問い掛ける。自身の味方である母親の幻影は、大好きな優しい笑みを浮かべながらしっかりと首を縦に振り、肯定した。それだけでティハネは救われた気持ちになるのだ。
そうしている間に、オリヴィアは数百という兵士達に武器を向けられて取り囲まれながら大通りを移動し、広く開けた場所で移動式の火炙り刑用土台の上に乗せられ、鎖によって全身を拘束された。使い魔も鉄の小さな檻の籠に入れられ、足元に転がされている。
気付いた時には冒険者ギルドの中には自身しか居らず、少し遅れ気味になりながら今にも火炙りの刑で死刑執行されそうになっている大通りの広場にやって来たティハネは、人の間を縫って移動して少し近くまで行った。見えるのは拘束されているオリヴィア。そして……国王に怒鳴られているのに何の反応も示さない彼女と目が合った気がした。
純黒のローブについたフードを被っているので視線が分からないが、何となく目が合った気がした。そしてその向けられた視線が、何もせずに居る自身をとことん軽蔑し、咎めているように感じたのだ。喉がヒュッと音を鳴らし、顔が蒼白くなる。
「他国の回し者風情が、王であるこの私を愚弄しおってッ!!貴様のような下賎なゴミクズは燃やして然るべきッ!!疾くと死ねッ!!」
「………………………。」
「ぁ……オリヴィア……その、私は……っ。すまないっ!私は母を救い出さねばならないんだ!だからダンジョン攻略と金に関しては感謝している……だが……私ではあなたを救えない……っ!!すまないっ!!」
しかし彼女はオリヴィアから視線を逸らして拒否した。助けるという線を取らず、見て見ぬフリをするという手に出たのだ。チラリと見た国王は明らかに正気ではない。そんな国王の前に出てオリヴィアを助けようとしたところで、叛逆罪として捕らえられて共に殺されるのがオチだと判断したのだ。
観衆の中で踵を返して駆け出す。他の者達と肩が当たったりしながら人混みの中から出て来て、真っ直ぐに母親が閉じ込められている奴隷商の店に向かう。来たら辛くなってしまうだろうからと、奴隷の母親に言われて最初の頃しか行けていない奴隷を扱っている店までの道は覚えている。
中に入って母親の姿を目にすることはできなかったが、店の外から眺めることはしていた。絶対に助け出してやるんだと決意を込める為に。背後の方で何だか騒がしくなっていたが、今の彼女には何も耳に入ってこない。目的のために走るのが精一杯なのだから。
走って走って走って、奴隷の店までやって来たティハネは、店の前で何か言い争っている男2人組を見た。1人は奴隷商人。もう一人は奴隷商人の護衛として雇われている男だった。
「商品共はこの際どうでもいいっ!!早く金だけ持ってずらか……お前はティハネかっ!?」
「そう……はぁ……だっ!金は用意したっ!私の母を解放しろっ!」
「はぁっ!?おま、バカか!?今こっちは、つか今の状況はそれどころじゃねぇんだよ!!あの化け物が見えてねぇのか!?」
「私はこの時の為に金を手に入れたんだ!!早くしろ!!他の事なんて全てどうだっていいんだ!!」
「このイカレ女がァ……ッ!!今はそれどころじゃねぇって言って……──────ッ!?し、知らねぇ……金なんてもうどうでもいいから好きにしやがれ!!俺はまだ死にたくねぇ!!」
「あ、おい旦那!待ってくれ!!」
走ってやって来たティハネに気が付いて、この状況で何を言っているのかと叫んだ奴隷商人だったが、話している最中にティハネの背後を見て顔を死人のように白くさせて狼狽え、護衛の男と共にその場から逃げ出していった。
何だか周りが先程よりも騒がしくなっているような気がしているが、ティハネは気にも留めなかった。それよりも母親だ。金なんてどうでもいいと言っていたので、喜んで無料で返してもらおう。瞳孔が限界まで開いた正気じゃない瞳をしたティハネは、これもまた正気じゃない引き攣った笑みを浮かべながら店の中へ入っていった。
奴隷を入れておくための牢屋が左右にあり、その間の通路を進んで行く。外の騒がしさに不安を駆られ、説明を求めたり助けてくれと言って手を伸ばしてくる他の奴隷達を全て無視し、奥にある牢屋まで目指す。慣れ親しんだ母親の気配が、奥からするからだ。そうして進んでいると、愛しの母親を見つけた。
「母さん……」
「……ッ!?ティハネ……?ティハネなの?」
「そうだよ母さん……お金を貯めて母さんを自由にできるようになったんだ。先程何故か金は要らないから好きにしろと言われたが、そんなことはどうでもいい。会いたかった……っ。会いたかったよ母さん……っ!!」
「あぁ……ティハネ。ごめんなさいっ。あなたに辛くて大変なことをさせてしまってっ!これからは親子で頑張っていきましょうねっ。私もティハネ以上に頑張るからっ!」
「私もまた頑張るよっ!母さんとならどんなに苦しくたって頑張ることができるっ!だから帰ろう?私達のっ……家にっ!!」
「えぇ。帰りましょう。私達の家にっ!!」
感極まってポロポロと涙を流しながら、母親の元へ行くティハネ。足を躓かせたりしながらも、大切な母親の元まで歩く。彼女の母親も、つられて涙を流して牢屋の鉄格子の間から手を伸ばす。
身動きをしたことで、逃げられないように足首に付けられた足枷と鎖がかちゃりと金属音を鳴らすが、もうそれは必要ない。自由な暮らしが待っているのだから。
左腕の袖で流れる涙を雑に拭い、右手を差し出しているティハネ。鉄格子の間から限界まで手を伸ばして娘を待つ母親。待ち焦がれた大切な母親と娘との再会。伸ばした手の指先が触れようとする。だがその瞬間、殲滅を為す純黒が奴隷商人の店の一部を呑み込んだ。
純黒の巨大な柱が天を衝く。球状の純黒なる魔力の塊が真上から落ちてきたのだ。落下と共に柱を立てて範囲内の一切を消滅させた。それにより、ティハネは母親の指先に触れることなく、もう本当に目と鼻の先で前の景色ごと吹き飛んでいった。
「……──────母……さん?」
溢れるような、か細いティハネの声が落とされる。目の前に居た筈の母親が居ない。何処に行ったのだろうか。もう触れ合える距離に居たのに。一体何が……。
いや、気がついてはいるのだ。認めたくないだけ。やっと……やっと母親を取り戻せると思ったのに、目の前で消し飛ばされて死んでしまった。今までの苦労が一瞬で水に発生した泡のように消えてしまった。何も無いところに手をやって彷徨わせる。虚空に伸ばされた手は何を触れるでもなく、ただただその場で彷徨うばかりだった。
「ぁあ……あああ……あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙ッ!!!!!!!」
ティハネは膝から崩れ落ち、何も映していない空虚な瞳で涙を流しながら叫んだ。あれ程求めた母親が死んだ。触れることすらなく死んだ。目の前で死んだ。折角、奴隷から解放して前までのように幸せな暮らしをしようとしたのに。
誰の所為だ。誰の魔力だ。誰がやった。母親を目の前で殺された絶望は、この状況を生み出した者への憎しみへと変貌した。勢い良く膝を付いたことで擦り剝いた膝には気にも留めず、荒々しく立ち上がって背後を振り返る。その瞬間、数十メートル先に落ちた魔力の塊が爆発し、弾き飛ばされた石焼きの破片が散弾のようにティハネに襲い掛かった。
石礫が肉体を貫通したり、半ばまで入り込んだり、ガラスが突き刺さって目を失明したり、太腿に木の破片が貫通したまま突き刺さっていた。傷口から滴る大量の血が池を作り出す。痛みが全身から訪れ、ティハネは訳も分からないまま再び膝から崩れ落ちた。
「じに……だぐ……な……かあ……ざ…──────」
激しい痛みに包まれながら、ティハネは目から光りを消していく。その様はまるで、短くなった蝋燭の火が自然に消えようとしているが如くとても弱々しいものであり、消えるときは一瞬であった。
ティハネは結局、母親を奴隷から救い出す事もできず、触れ合うことも許されず、それどころか目の前で殺されるところを目にし、痛みに包まれながら、1人孤独に、誰の目にも留まることなく死んでいった。
「──────愚かな矮小で脆弱な人間共よ。『殲滅龍』の名の下に一切悉く死に絶えるが良い。殲滅に於ける死は必然だ。精々死して悔い改めろ」
「──────龍の憤りに神の裁きだ。私達に手を出したその愚かさを噛み締めながら死ぬといい。彼と私に慈悲があると思うなよ」
『殲滅龍』と謳われている純黒なる龍が、ミスラナ王国内で殲滅の限りを開始している。人に紛れていた神も攻撃を開始した。人間はどうにかして彼の者達へ立ち向かわなければならない。これは……龍と神を相手にした戦争である。
──────────────────
ティハネ
オリヴィアが死刑にされそうになっても、助けないといけないとは思わなかった。それどころか意見して共に死刑にされることを恐れて関係無いフリして逃げた。
未来視を持つ読者の方々が予想した通り、母親と触れ合う前に消滅した。
今回の話で、ありとあらゆる人達(読者含む)からヘイトを稼いだスゴい子。その実力は産みの親である私を不快にさせるほど。なんて不快指数を上昇させる才能を持った子なんだ。天才か……?
ティハネの母親
奴隷になっていたが、ティハネが必死に自分のために金を集めてくれたのだと感動していた。この人は本当に善人。しかし娘のクズさは父親譲りのものとなってしまった。その面を見抜けていない。そういう意味では罪ありき……。
子供を産んだとは思えない体つきと、柔らかい口調に善人らしい優しさを秘めていた。奴隷から解放されていれば、なろう系主人公に惚れてしまった人妻枠に入り、娘が恥ずかしくてできないような体を使った積極的アプローチをしていたかも知れない(テンプレ)
まぁ、娘と一緒に消滅したのでもう関係無いが(無慈悲)
奴隷商人
血相変えて逃げたのは、ティハネの背後でリュウデリアが7つの純黒なる魔力で形成した球体を放とうとしていたから。取り敢えずこの国から出て逃げないといけないと判断して逃げた。良い判断能力だ。
逃げ切れるかは別として。
リュウデリア
膨大な純黒なる魔力で形成した7つの球体の内、1つはティハネが居ると分かってて奴隷商人の店に放った。しかし適当に気配を探して適当に放ったので、微妙にズレた。結果母親だけ先に消し飛ばした。
残りの6つは適当に放った後、天を衝く柱を立てながら数千人を呑み込んで消滅させて殺した。魔力の塊も撒き散らしたら、ついでにティハネに瓦礫と木片の散弾をしていた。
オリヴィア
実は火炙りの刑にしようとして拘束されているとき、リュウデリアを雑に鉄の籠に入れた時点でブチッときていた。でも形だけ警告した。絶対に聞き入れないと分かっていたから。それで警告を無視したので意気揚々と殲滅を命じた。
普通のヒロインは可愛くて守ってあげたくなる感じかも知れないけれど、この小説のヒロインは他者を殺すことに躊躇なんて無い、無慈悲系主人公大好きヒーラーヒロイン(今更)
どんだけ主人公にお似合いなんだ(そうですよね?読者の皆さん)
※否定するとオリヴィアがあなたの元に使い魔を連れて向かいます(死)
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