11 / 81
罪 4
しおりを挟む
アスターの拒絶に二人は黙って受け入れる。
当然だ。
本当なら今すぐこの二人を殺してやりたいところだが、ブローディア家の使用人であるためアスターにその権限はない。
二人の処分を決めることができるのは当主であるサルビアだけ。
「アスターさん。この二人の処分は私が決めることになっています」
その言葉でバッとマーガレットの方を向く。
マーガレットはアスターの考えていることがわかったのでそう言った。
「昨日限りでこの二人は公爵家の使用人ではありません。これはあくまで私からの提案ですが、この二人をこちらで働かせるのはどうですか」
「は?」
何を言っているのだ。
こいつらはこの町をこんな事にした呪術師達の協力者だ。
何でここで働かせないといけないんだ。
アスターはマーガレットを鬼のような目で睨みつける。
マーガレットはアスターの反応に怒ることも注意することもなく当然の反応だと見逃した。
マンクスフドはそんな態度をとるアスターを注意しようとしたが、マーガレットに手で制止され開きかけた口を閉じた。
「言いたいことはわかりますが、彼らは自ら犯した罪を償わないといけません。ですが、どうしても嫌だと言うなら、彼らへの罰をどうするかはアスターさんが決めてください。殺すのも奴隷にするのも好きに決めてください。アスターさんの選択を尊重しましょう」
選択肢を与えているようで一切与えていない。
マーガレットはアスターが二人を受け入れさせる為にわざと決めさせようとする。
アスターに人を殺すことを命じたり奴隷にさせたりすることができないと見抜いた。
「決めるのは今すぐでなくて大丈夫です。ですが、できれば一週間以内に決めてください」
「……わかりました」
アスターが承諾するとマンクスフドに二人を連れて行くよう指示する。
'本当にあの方はお嬢様なのか'
この部屋にいた騎士達はいつもと違うマーガレットの態度に驚いた。
あんな冷たい声を出す人なんて知らない。
怖かった。
まるで別人みたいだった。
今回の出来事がマーガレットをこんな風に変えてしまったのか。
このまま更にマーガレットが変わっていくような気がしてどうしようもない不安に襲われる。
「お前達、早く行くぞ」
マンクスフドは動こうとしない騎士に声をかける。
「はい」
扉の向こう側にいるマーガレットを気にかけながらその場から離れる。
「アスターさん。貴方にもう一つ聞かなければならないことがあります」
'そして貴方の気持ちを確認しないといけない'
これからのマーガレットの計画にアスターは必要不可欠な存在になる。
今の内に味方にしておきたい。
「何でしょうか」
「今回の黒幕についてです。アスターさんは何か心当たりがありませんか」
黒幕の正体には気づいているが、アスターはどうなのか一応確認しておく。
アスターは暫く考えこんだが思いつかなかったのか首を横に振る。
「申し訳ありません。心当たりがありません。一体誰がこんなことをしたのかわかりません」
「それは私にもわかりませんが……狙われた理由に何か心当たりはありませんか」
申し訳なさそうに言い、少し間を置いて狙われた理由に心当たりはないか尋ねる。
犯人に心当たりがなくても、この町には何があるのかもしれないから狙われたのではと考え尋ねた。
素晴らしい演技だ。
もし、マンクスフドがこの部屋にいたら犯人に心当たりがあるのに、知らないよう振る舞い今気づいたかのように尋ねる姿を見たら「本当に貴方はお嬢様ですか」と聞かれていただろう。
それくらい完璧に演じていた。
「ーーすみません。心当たりありません」
「そうですか。では、探してください」
マーガレットの発言にえっ、と顔をする。
「理由がわかれば黒幕にいずれ辿りつける可能性が高まります。私は呪術関係を調べるので、これはアスターさんにお任せします」
「わ、わかりました」
一瞬驚くもすぐに「そうだ。黒幕に必ず罪を償わせなければ」とやる気を出す。
「では、連絡方法を決めておきましょう」
「必要ありますか?」
手紙が届かなかった理由もわかり解決した。
今更変える必要はあるのかと疑問に思う。
「当然です。アスターさんはこの町にいる全員のことを調べたことはありますか」
「いえ、ありませんが、だいたいのことは把握しています」
「でも、彼のことは把握できていませんでしたよね」
信頼して手紙を託したシャガのことを言うとアスターばつの悪そうな顔をする。
「そして、それは私にも言えることです。私は二人がこんなことをする人とは思ってもみませんでした。もし、まだ黒幕の協力者がいたらどうしますか。もっと被害が大きくなるかもしれません」
マーガレットの言葉にその通りだと気づく。
アスターは自分はまだ甘い考えをしていたのだと、マーガレットに言われるまで気づかず恥ずかしくなる。
「今は誰も信用できません。必ず誰にも気づかれずに、私達でやらなければなりません」
「はい。おっしゃる通りです」
「では、決めておきましょう。但し、三か月に一回は必ず会いましょう。直接会って話すのが一番確実ですから」
「はい。場所はどこにしますか?」
「誰もこなさそうなところはありますか?」
アスターは暫く考え混むもいいところは思いつかず「すみません」と謝る。
「なら、場所は後回しにしましょう。この町にはまだいますので、戻るまでに決めておけば大丈夫でしょう。問題は連絡手段をどうするかですね」
「はい」
中々いい方法が思いつかず暫く沈黙が続いたが、アスターが何か思いついたのか先に口を開いた。
「マーガレット様。こういうのはどうでしょうか。毎月花を贈るのは。マーガレット様が花好きなのは有名です。お礼として贈るのはどうでしょうか。ただ、私一人だと何か暗号があると思われかねないので、子供達も参加させるのです」
「どうやってですか?」
アイディア自体悪くないが、それでは結局間に誰かを挟む事になる。
だが、それ以外連絡手段はない。
「子供達に紙で花を作らせるのです。公爵家への感謝の印として。そして私が贈る花が何色かによってこの町の状態を伝えるのです」
「……わかりました。それでいきましょう。では、花の色を決めましょう。多すぎては混乱するので三つにしましょう。危険が迫ったとき、緊急の報告があるとき、協力者又は黒幕を見つけたときの三つだけ決めましょう。その三つは必ずそれ以外のときには入れないようにしましょう」
「はい。わかりました」
危険が迫ったときは紫。
緊急の報告は青。
協力者又は黒幕を見つけたときは赤。
但しこれはアスターがマーガレットに知らせるときだけ。
マーガレットの方は三か月に一回会うときだけ報告することになった。
本当はマーガレットも手紙や何かを送りたかったが、マーガレットの世話をする使用人達は信用ができない。
主人を馬鹿にし、嫌がらせをするなど許される行為ではない。
中にはアネモネと通じているものもいる。
誰を信用していいか判断がつかないいま、シノネアに何か送るのは危険だと判断し何もしないことにした。
当然だ。
本当なら今すぐこの二人を殺してやりたいところだが、ブローディア家の使用人であるためアスターにその権限はない。
二人の処分を決めることができるのは当主であるサルビアだけ。
「アスターさん。この二人の処分は私が決めることになっています」
その言葉でバッとマーガレットの方を向く。
マーガレットはアスターの考えていることがわかったのでそう言った。
「昨日限りでこの二人は公爵家の使用人ではありません。これはあくまで私からの提案ですが、この二人をこちらで働かせるのはどうですか」
「は?」
何を言っているのだ。
こいつらはこの町をこんな事にした呪術師達の協力者だ。
何でここで働かせないといけないんだ。
アスターはマーガレットを鬼のような目で睨みつける。
マーガレットはアスターの反応に怒ることも注意することもなく当然の反応だと見逃した。
マンクスフドはそんな態度をとるアスターを注意しようとしたが、マーガレットに手で制止され開きかけた口を閉じた。
「言いたいことはわかりますが、彼らは自ら犯した罪を償わないといけません。ですが、どうしても嫌だと言うなら、彼らへの罰をどうするかはアスターさんが決めてください。殺すのも奴隷にするのも好きに決めてください。アスターさんの選択を尊重しましょう」
選択肢を与えているようで一切与えていない。
マーガレットはアスターが二人を受け入れさせる為にわざと決めさせようとする。
アスターに人を殺すことを命じたり奴隷にさせたりすることができないと見抜いた。
「決めるのは今すぐでなくて大丈夫です。ですが、できれば一週間以内に決めてください」
「……わかりました」
アスターが承諾するとマンクスフドに二人を連れて行くよう指示する。
'本当にあの方はお嬢様なのか'
この部屋にいた騎士達はいつもと違うマーガレットの態度に驚いた。
あんな冷たい声を出す人なんて知らない。
怖かった。
まるで別人みたいだった。
今回の出来事がマーガレットをこんな風に変えてしまったのか。
このまま更にマーガレットが変わっていくような気がしてどうしようもない不安に襲われる。
「お前達、早く行くぞ」
マンクスフドは動こうとしない騎士に声をかける。
「はい」
扉の向こう側にいるマーガレットを気にかけながらその場から離れる。
「アスターさん。貴方にもう一つ聞かなければならないことがあります」
'そして貴方の気持ちを確認しないといけない'
これからのマーガレットの計画にアスターは必要不可欠な存在になる。
今の内に味方にしておきたい。
「何でしょうか」
「今回の黒幕についてです。アスターさんは何か心当たりがありませんか」
黒幕の正体には気づいているが、アスターはどうなのか一応確認しておく。
アスターは暫く考えこんだが思いつかなかったのか首を横に振る。
「申し訳ありません。心当たりがありません。一体誰がこんなことをしたのかわかりません」
「それは私にもわかりませんが……狙われた理由に何か心当たりはありませんか」
申し訳なさそうに言い、少し間を置いて狙われた理由に心当たりはないか尋ねる。
犯人に心当たりがなくても、この町には何があるのかもしれないから狙われたのではと考え尋ねた。
素晴らしい演技だ。
もし、マンクスフドがこの部屋にいたら犯人に心当たりがあるのに、知らないよう振る舞い今気づいたかのように尋ねる姿を見たら「本当に貴方はお嬢様ですか」と聞かれていただろう。
それくらい完璧に演じていた。
「ーーすみません。心当たりありません」
「そうですか。では、探してください」
マーガレットの発言にえっ、と顔をする。
「理由がわかれば黒幕にいずれ辿りつける可能性が高まります。私は呪術関係を調べるので、これはアスターさんにお任せします」
「わ、わかりました」
一瞬驚くもすぐに「そうだ。黒幕に必ず罪を償わせなければ」とやる気を出す。
「では、連絡方法を決めておきましょう」
「必要ありますか?」
手紙が届かなかった理由もわかり解決した。
今更変える必要はあるのかと疑問に思う。
「当然です。アスターさんはこの町にいる全員のことを調べたことはありますか」
「いえ、ありませんが、だいたいのことは把握しています」
「でも、彼のことは把握できていませんでしたよね」
信頼して手紙を託したシャガのことを言うとアスターばつの悪そうな顔をする。
「そして、それは私にも言えることです。私は二人がこんなことをする人とは思ってもみませんでした。もし、まだ黒幕の協力者がいたらどうしますか。もっと被害が大きくなるかもしれません」
マーガレットの言葉にその通りだと気づく。
アスターは自分はまだ甘い考えをしていたのだと、マーガレットに言われるまで気づかず恥ずかしくなる。
「今は誰も信用できません。必ず誰にも気づかれずに、私達でやらなければなりません」
「はい。おっしゃる通りです」
「では、決めておきましょう。但し、三か月に一回は必ず会いましょう。直接会って話すのが一番確実ですから」
「はい。場所はどこにしますか?」
「誰もこなさそうなところはありますか?」
アスターは暫く考え混むもいいところは思いつかず「すみません」と謝る。
「なら、場所は後回しにしましょう。この町にはまだいますので、戻るまでに決めておけば大丈夫でしょう。問題は連絡手段をどうするかですね」
「はい」
中々いい方法が思いつかず暫く沈黙が続いたが、アスターが何か思いついたのか先に口を開いた。
「マーガレット様。こういうのはどうでしょうか。毎月花を贈るのは。マーガレット様が花好きなのは有名です。お礼として贈るのはどうでしょうか。ただ、私一人だと何か暗号があると思われかねないので、子供達も参加させるのです」
「どうやってですか?」
アイディア自体悪くないが、それでは結局間に誰かを挟む事になる。
だが、それ以外連絡手段はない。
「子供達に紙で花を作らせるのです。公爵家への感謝の印として。そして私が贈る花が何色かによってこの町の状態を伝えるのです」
「……わかりました。それでいきましょう。では、花の色を決めましょう。多すぎては混乱するので三つにしましょう。危険が迫ったとき、緊急の報告があるとき、協力者又は黒幕を見つけたときの三つだけ決めましょう。その三つは必ずそれ以外のときには入れないようにしましょう」
「はい。わかりました」
危険が迫ったときは紫。
緊急の報告は青。
協力者又は黒幕を見つけたときは赤。
但しこれはアスターがマーガレットに知らせるときだけ。
マーガレットの方は三か月に一回会うときだけ報告することになった。
本当はマーガレットも手紙や何かを送りたかったが、マーガレットの世話をする使用人達は信用ができない。
主人を馬鹿にし、嫌がらせをするなど許される行為ではない。
中にはアネモネと通じているものもいる。
誰を信用していいか判断がつかないいま、シノネアに何か送るのは危険だと判断し何もしないことにした。
1
お気に入りに追加
51
あなたにおすすめの小説
絶対に間違えないから
mahiro
恋愛
あれは事故だった。
けれど、その場には彼女と仲の悪かった私がおり、日頃の行いの悪さのせいで彼女を階段から突き落とした犯人は私だと誰もが思ったーーー私の初恋であった貴方さえも。
だから、貴方は彼女を失うことになった私を許さず、私を死へ追いやった………はずだった。
何故か私はあのときの記憶を持ったまま6歳の頃の私に戻ってきたのだ。
どうして戻ってこれたのか分からないが、このチャンスを逃すわけにはいかない。
私はもう彼らとは出会わず、日頃の行いの悪さを見直し、平穏な生活を目指す!そう決めたはずなのに...……。
幼い公女様は愛されたいと願うのやめました。~態度を変えた途端、家族が溺愛してくるのはなぜですか?~
朱色の谷
ファンタジー
公爵家の末娘として生まれた6歳のティアナ
お屋敷で働いている使用人に虐げられ『公爵家の汚点』と呼ばれる始末。
お父様やお兄様は私に関心がないみたい。愛されたいと願い、愛想よく振る舞っていたが一向に興味を示してくれない…
そんな中、夢の中の本を読むと、、、
魅了が解けた貴男から私へ
砂礫レキ
ファンタジー
貴族学園に通う一人の男爵令嬢が第一王子ダレルに魅了の術をかけた。
彼女に操られたダレルは婚約者のコルネリアを憎み罵り続ける。
そして卒業パーティーでとうとう婚約破棄を宣言した。
しかし魅了の術はその場に運良く居た宮廷魔術師に見破られる。
男爵令嬢は処刑されダレルは正気に戻った。
元凶は裁かれコルネリアへの愛を取り戻したダレル。
しかしそんな彼に半年後、今度はコルネリアが婚約破棄を告げた。
三話完結です。
強制力がなくなった世界に残されたものは
りりん
ファンタジー
一人の令嬢が処刑によってこの世を去った
令嬢を虐げていた者達、処刑に狂喜乱舞した者達、そして最愛の娘であったはずの令嬢を冷たく切り捨てた家族達
世界の強制力が解けたその瞬間、その世界はどうなるのか
その世界を狂わせたものは
公爵令嬢のRe.START
鮨海
ファンタジー
絶大な権力を持ち社交界を牛耳ってきたアドネス公爵家。その一人娘であるフェリシア公爵令嬢は第二王子であるライオルと婚約を結んでいたが、あるとき異世界からの聖女の登場により、フェリシアの生活は一変してしまう。
自分より聖女を優先する家族に婚約者、フェリシアは聖女に嫉妬し傷つきながらも懸命にどうにかこの状況を打破しようとするが、あるとき王子の婚約破棄を聞き、フェリシアは公爵家を出ることを決意した。
捕まってしまわないようにするため、途中王城の宝物庫に入ったフェリシアは運命を変える出会いをする。
契約を交わしたフェリシアによる第二の人生が幕を開ける。
※ファンタジーがメインの作品です
そんなに妹が好きなら死んであげます。
克全
恋愛
「アルファポリス」「カクヨム」「小説家になろう」に同時投稿しています。
『思い詰めて毒を飲んだら周りが動き出しました』
フィアル公爵家の長女オードリーは、父や母、弟や妹に苛め抜かれていた。
それどころか婚約者であるはずのジェイムズ第一王子や国王王妃にも邪魔者扱いにされていた。
そもそもオードリーはフィアル公爵家の娘ではない。
イルフランド王国を救った大恩人、大賢者ルーパスの娘だ。
異世界に逃げた大魔王を追って勇者と共にこの世界を去った大賢者ルーパス。
何の音沙汰もない勇者達が死んだと思った王達は……
身に覚えがないのに断罪されるつもりはありません
おこめ
恋愛
シャーロット・ノックスは卒業記念パーティーで婚約者のエリオットに婚約破棄を言い渡される。
ゲームの世界に転生した悪役令嬢が婚約破棄後の断罪を回避するお話です。
さらっとハッピーエンド。
ぬるい設定なので生温かい目でお願いします。
婚約破棄をされ、父に追放まで言われた私は、むしろ喜んで出て行きます! ~家を出る時に一緒に来てくれた執事の溺愛が始まりました~
ゆうき@初書籍化作品発売中
恋愛
男爵家の次女として生まれたシエルは、姉と妹に比べて平凡だからという理由で、父親や姉妹からバカにされ、虐げられる生活を送っていた。
そんな生活に嫌気がさしたシエルは、とある計画を考えつく。それは、婚約者に社交界で婚約を破棄してもらい、その責任を取って家を出て、自由を手に入れるというものだった。
シエルの専属の執事であるラルフや、幼い頃から実の兄のように親しくしてくれていた婚約者の協力の元、シエルは無事に婚約を破棄され、父親に見捨てられて家を出ることになった。
ラルフも一緒に来てくれることとなり、これで念願の自由を手に入れたシエル。しかし、シエルにはどこにも行くあてはなかった。
それをラルフに伝えると、隣の国にあるラルフの故郷に行こうと提案される。
それを承諾したシエルは、これからの自由で幸せな日々を手に入れられると胸を躍らせていたが、その幸せは家族によって邪魔をされてしまう。
なんと、家族はシエルとラルフを広大な湖に捨て、自らの手を汚さずに二人を亡き者にしようとしていた――
☆誤字脱字が多いですが、見つけ次第直しますのでご了承ください☆
☆全文字はだいたい14万文字になっています☆
☆完結まで予約済みなので、エタることはありません!☆
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる