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111.破壊者Ⅲ
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少し時間を置いてから自分のポストを開けにいった。当たり障りのない通知とハガキと、それに紛れて今日も一通。
見慣れたくもないがすでに見慣れた。白い封筒もまとめてガサッと乱雑に掴み取った後はすぐさま階段を駆け上る。
飛び込んだのは一番奥だ。自分の部屋の玄関を慌ただしく閉め、ドアをロックしチェーンもかけてさらに息をついたところでようやく胸を撫で下ろした。
直接何かをされたわけではない。脅迫を受けているのとも違う。危害を加える意図を示すような、それらしい表示があった訳でもない。
でも確実に、そこにいる。近くには存在している。俺は向こうを知らないけれど、向こうは俺のことを見ている。
部屋の中で一人、どうにも気味悪く室内をぐるりと一周見回す。窓のカギがきちんと閉まっていることを確認したうえで手紙を見下ろし、そして開けた。
折りたたまれた白い紙。長文だったことは一度もない。目的もよく分からない。
たった一行で、文章は簡潔で、だから瞬時に読み込めてしまう。見た瞬間にこいつが俺に、送りつけてきたその言葉を頭が勝手に理解する。
『きもちいいよ』
ピンと、ただでさえ寒い部屋が一瞬にして緊張に包まれた。
立ち尽くす。指先はひどく、冷たい。温度の下がった手で持つ紙切れが、微かに震えているのを視覚で捉えた。
「…………」
もう、嫌だ。
***
「う、わ……」
思わずといったように浩太が零した。テーブルには手紙を広げてある。
会いたいよ。そばにいるよ。愛してる。これで毎日一緒だね。
「マジこれガチなやつじゃん……」
「キモすぎる……」
小宮山と岡崎も引きつったような顔で手紙を見下ろしていた。二人の視線の先にある一文には、きもちいいよ。昨日のそれが。
宛名が印字された封筒と、そこに一枚ずつ入った手紙。うち一つには俺の写真も交じっている。少なくとも大学に持ってくるような物ではない。そんな物を持ち込んで、ダチに聞いてもらうことを決めた。
手元に残してあるこれらは万が一のときの証拠だ。万が一が起こらないことをただ願っているだけだったけれど、もはやそうとは言っていられない。
「この手紙以外には何か……」
聞きづらそうな顔をしながらも、隣から浩太が問いかけてくる。
何か。今までは何もなかった。手紙が来るだけの状況を踏み越えられ、一人では抱えきれなくなった。
「……たぶん付けられてる。自宅のそばまで来ると最近しょっちゅう、足音が……」
あの足音は気のせいではない。見られている気配。それを感じる。自意識過剰と言われてしまえばそれまでのことだろうが、ビリビリするような違和感だ。
目の前の岡崎も心配そうに眉間を寄せながら控えめに言った。
「警察には……?」
「いや……」
最初に考え付くのはそれだ。考え付いたそれをもう少し考え、するとその先が見えてくる。
岡崎の隣で手紙を見ながら座り直した小宮山も、俺と同じことを思ったようだ。
「犯人の目星もついてないなら警察行ったってなんもできねえよ。証拠ったって手紙と写真だけなんだろ? あの辺りって防犯カメラあるか?」
「あるにはあるけど……」
そもそもかなり治安の良い地域だと思う。暗がりや死角となりやすいポイントにカメラが設置されているのは知っているが、そこかしこにある訳ではないから仮に映像があったとしてもそれによって後をつけられている証拠になるかどうかは定かでない。
犯人を示すものはなかった。現状はほとんど八方塞がり。俯きかけた俺に向け、再び浩太が口を開いた。
「マンションには?」
「一応は……」
「こっちの手紙は明らか自分で入れてるんだよな……」
消印のない封筒も持ってきていた。その一通を見下ろす浩太の顔つきは普段よりだいぶ険しい。
「ポストの前は映るか?」
「いや、それが……角度的に厳しいと思う」
切手が貼ってあるときとないときの規則性はなく行動はランダム。何を考えているのかさっぱり掴めない。分かっているのはとにかく犯人が、マンションに来ているという状況的な事実。
あの場所に来ているのであれば投函現場を押さえられるかもしれない。その姿が映っていれば、さらに顔も判別できれば明確な証拠になる。
それは俺も考えた。その時までは気にも留めていなかった防犯カメラも思い出した。しかしそのレンズの向きは、ポストのすぐ目の前からさらにもう少しずれた位置だった。
マンションは単身の入居者がほとんどであるため日中は出払っている所が多い。エントランスに設置されている防犯カメラの主要な目的は空き巣対策なのだろう。多少なりとも侵入に対する抑止力にはなると思うが、設置個所は出入り口の目立つ場所と、各階の共用通路にあるのみ。
この手紙をうちのポストに投函した現場はきっと押さえられていない。ポストの前を通ってマンションを出入りする人物の姿は捉えられるだろうが、エントランスにはオートロックがないから誰であっても自由に出入りできる。そのため住人かそうでないのかを見分けるのは簡単ではない。仮に特定できたとしても、ポストに向けて何をしているかその映像では残せない。
そこまで俺が言うと三人は肩を落とした。小宮山も浩太と同じように、消印のない封筒のうちの一つをじっと見下ろした。
「そういうの全部分かっててやってんのかもしんねえな。どのみちここまで近づくってことは顔の判別できないような格好くらいしてるんだろうし」
「…………」
分かったうえでの行動であるならそれなり以上の警戒心もあるはず。
管理会社に事情を話してカメラの向きを変えてもらうことくらいはできるだろう。けれどそれに気づいた犯人を、下手に刺激するようなことになるのだけはできれば避けたい。
手紙の一文を見る限り、怒りだとか憤りだとかそういった感情は今のところ読み取れない。規則性ない行動をとる相手を怒らせた場合にはどうなるのだろう。万が一怒りに触れたその時、そいつがもしも瀬名さんの顔まで知っていたとしたら、どんな行動に出るか。
俺がどこに帰っているかこの犯人は把握している。それがどうしても気がかりだった。あの人に、何かされでもしたら。
「ちょっとしたことでも心当たりは……」
「……ない……何も……」
浩太の問いに再び首を左右に振った。
「文面からして女ではなさそうだけどな……」
手書きとは違うから筆跡は分からないけれど、俺も浩太と同じように感じる。ストーカーを行う人物に対する先入観もあるかもしれないが。
女ではない。そんな気がする。投函した奴を想像した時も、後ろから気配を感じる時も、頭にぱっと浮かんでくるのはぼんやりとした男の姿だ。
昨日の手紙もそんな文章だった。それがほとんど確信になった。こいつは次第に距離を詰めてくる。どんどん、ジリジリと、薄気味悪く。まるでそこにいるかのように。
「……なあ、こういうのってさ……案外知ってる奴だったりするんじゃないのか」
岡崎のその言葉には、思わず顔を上げていた。
「……え?」
「よく言うだろ。ストーカーの大半は知り合いだって」
「いや……でも……」
「ハルはSNSもやってねえんだし、全然知らない奴に住所なんか普通だったら割れねえよ」
「…………」
素性も何も知らない誰か。顔のない相手をずっと思い浮かべていたから、すぐにはあまり、しっくりこない。
身近でトラブルを起こした記憶はなかった。それ以前に俺の交友範囲はそう広くない。この大学と、バイト先と、あのマンションの周辺くらいを行ったり来たりしている生活だ。
現在もバイト先は花屋と家庭教師の二ヵ所。家庭教師の契約先はマコトくんのお宅一軒だけ。
単発バイトを入れることもあるが、人間関係と言えるほどのものを築くような場ではない。雑談くらいならそれなりに交わすが、数時間から長くても二日か三日、共同で作業をするだけだ。
「電話とかメールは?」
「あ……それは全然」
「てことは向こうも番号は知らないのか……」
考えもしなかったあれこれが、人に話してようやく見えてくる。ぼやけて浮かんだ一定の範囲を、隣で浩太が代弁するように言った。
「把握できてるのがもしも住所だけなら、生活圏が近い奴の可能性は高いよな。こんだけ執着心強そうな人間が番号なんか知ってたとすれば電話くらいかけてくるだろうし」
「…………」
連絡先を教えてはいない顔見知り。怪しいかどうかは抜きにして、その条件に当てはまるような相手となると割かし多い。
たとえば前のバイト先。あの飲食店も近所だったが、店長やリーダー以外の人とはほとんど連絡先を交換しなかった。それで言えばこの大学も同じようなもので、うちの場所がどの辺りであるかだいたい知っている同期は何人か。その中にはメッセージアプリの交換だけをして、電話番号もフリーのメールアドレスさえもお互いに知らない相手だっている。
その中の、誰か。そうとは思えない。こんなことをしてくる人間がいるとは。
かと言って大した交流のない顔見知り程度を考えようにも思い浮かばない。向こうだけが一方的に俺を知っている可能性もある。そうやって可能性だけを並べ立てるとそれはもはや数えきれず、生活圏の全てを疑ってかかるのは現実的に不可能だ。
誰がやっているのか。分からないから対処のしようもない。分からないのが余計に怖くて、付けられていることに気づいても逃げる以外の何もできなかった。
「せめて犯人の顔が分かればな……」
小宮山のつぶやきの後には、全員がしばらく黙った。
警察に対応を依頼するにもまずはその相手が誰なのか特定しないとならない。その相手を突き止めるには、見てしまうのが一番早い。
つまりは俺がそいつの顔を、振り返ればいいだけだ。
見慣れたくもないがすでに見慣れた。白い封筒もまとめてガサッと乱雑に掴み取った後はすぐさま階段を駆け上る。
飛び込んだのは一番奥だ。自分の部屋の玄関を慌ただしく閉め、ドアをロックしチェーンもかけてさらに息をついたところでようやく胸を撫で下ろした。
直接何かをされたわけではない。脅迫を受けているのとも違う。危害を加える意図を示すような、それらしい表示があった訳でもない。
でも確実に、そこにいる。近くには存在している。俺は向こうを知らないけれど、向こうは俺のことを見ている。
部屋の中で一人、どうにも気味悪く室内をぐるりと一周見回す。窓のカギがきちんと閉まっていることを確認したうえで手紙を見下ろし、そして開けた。
折りたたまれた白い紙。長文だったことは一度もない。目的もよく分からない。
たった一行で、文章は簡潔で、だから瞬時に読み込めてしまう。見た瞬間にこいつが俺に、送りつけてきたその言葉を頭が勝手に理解する。
『きもちいいよ』
ピンと、ただでさえ寒い部屋が一瞬にして緊張に包まれた。
立ち尽くす。指先はひどく、冷たい。温度の下がった手で持つ紙切れが、微かに震えているのを視覚で捉えた。
「…………」
もう、嫌だ。
***
「う、わ……」
思わずといったように浩太が零した。テーブルには手紙を広げてある。
会いたいよ。そばにいるよ。愛してる。これで毎日一緒だね。
「マジこれガチなやつじゃん……」
「キモすぎる……」
小宮山と岡崎も引きつったような顔で手紙を見下ろしていた。二人の視線の先にある一文には、きもちいいよ。昨日のそれが。
宛名が印字された封筒と、そこに一枚ずつ入った手紙。うち一つには俺の写真も交じっている。少なくとも大学に持ってくるような物ではない。そんな物を持ち込んで、ダチに聞いてもらうことを決めた。
手元に残してあるこれらは万が一のときの証拠だ。万が一が起こらないことをただ願っているだけだったけれど、もはやそうとは言っていられない。
「この手紙以外には何か……」
聞きづらそうな顔をしながらも、隣から浩太が問いかけてくる。
何か。今までは何もなかった。手紙が来るだけの状況を踏み越えられ、一人では抱えきれなくなった。
「……たぶん付けられてる。自宅のそばまで来ると最近しょっちゅう、足音が……」
あの足音は気のせいではない。見られている気配。それを感じる。自意識過剰と言われてしまえばそれまでのことだろうが、ビリビリするような違和感だ。
目の前の岡崎も心配そうに眉間を寄せながら控えめに言った。
「警察には……?」
「いや……」
最初に考え付くのはそれだ。考え付いたそれをもう少し考え、するとその先が見えてくる。
岡崎の隣で手紙を見ながら座り直した小宮山も、俺と同じことを思ったようだ。
「犯人の目星もついてないなら警察行ったってなんもできねえよ。証拠ったって手紙と写真だけなんだろ? あの辺りって防犯カメラあるか?」
「あるにはあるけど……」
そもそもかなり治安の良い地域だと思う。暗がりや死角となりやすいポイントにカメラが設置されているのは知っているが、そこかしこにある訳ではないから仮に映像があったとしてもそれによって後をつけられている証拠になるかどうかは定かでない。
犯人を示すものはなかった。現状はほとんど八方塞がり。俯きかけた俺に向け、再び浩太が口を開いた。
「マンションには?」
「一応は……」
「こっちの手紙は明らか自分で入れてるんだよな……」
消印のない封筒も持ってきていた。その一通を見下ろす浩太の顔つきは普段よりだいぶ険しい。
「ポストの前は映るか?」
「いや、それが……角度的に厳しいと思う」
切手が貼ってあるときとないときの規則性はなく行動はランダム。何を考えているのかさっぱり掴めない。分かっているのはとにかく犯人が、マンションに来ているという状況的な事実。
あの場所に来ているのであれば投函現場を押さえられるかもしれない。その姿が映っていれば、さらに顔も判別できれば明確な証拠になる。
それは俺も考えた。その時までは気にも留めていなかった防犯カメラも思い出した。しかしそのレンズの向きは、ポストのすぐ目の前からさらにもう少しずれた位置だった。
マンションは単身の入居者がほとんどであるため日中は出払っている所が多い。エントランスに設置されている防犯カメラの主要な目的は空き巣対策なのだろう。多少なりとも侵入に対する抑止力にはなると思うが、設置個所は出入り口の目立つ場所と、各階の共用通路にあるのみ。
この手紙をうちのポストに投函した現場はきっと押さえられていない。ポストの前を通ってマンションを出入りする人物の姿は捉えられるだろうが、エントランスにはオートロックがないから誰であっても自由に出入りできる。そのため住人かそうでないのかを見分けるのは簡単ではない。仮に特定できたとしても、ポストに向けて何をしているかその映像では残せない。
そこまで俺が言うと三人は肩を落とした。小宮山も浩太と同じように、消印のない封筒のうちの一つをじっと見下ろした。
「そういうの全部分かっててやってんのかもしんねえな。どのみちここまで近づくってことは顔の判別できないような格好くらいしてるんだろうし」
「…………」
分かったうえでの行動であるならそれなり以上の警戒心もあるはず。
管理会社に事情を話してカメラの向きを変えてもらうことくらいはできるだろう。けれどそれに気づいた犯人を、下手に刺激するようなことになるのだけはできれば避けたい。
手紙の一文を見る限り、怒りだとか憤りだとかそういった感情は今のところ読み取れない。規則性ない行動をとる相手を怒らせた場合にはどうなるのだろう。万が一怒りに触れたその時、そいつがもしも瀬名さんの顔まで知っていたとしたら、どんな行動に出るか。
俺がどこに帰っているかこの犯人は把握している。それがどうしても気がかりだった。あの人に、何かされでもしたら。
「ちょっとしたことでも心当たりは……」
「……ない……何も……」
浩太の問いに再び首を左右に振った。
「文面からして女ではなさそうだけどな……」
手書きとは違うから筆跡は分からないけれど、俺も浩太と同じように感じる。ストーカーを行う人物に対する先入観もあるかもしれないが。
女ではない。そんな気がする。投函した奴を想像した時も、後ろから気配を感じる時も、頭にぱっと浮かんでくるのはぼんやりとした男の姿だ。
昨日の手紙もそんな文章だった。それがほとんど確信になった。こいつは次第に距離を詰めてくる。どんどん、ジリジリと、薄気味悪く。まるでそこにいるかのように。
「……なあ、こういうのってさ……案外知ってる奴だったりするんじゃないのか」
岡崎のその言葉には、思わず顔を上げていた。
「……え?」
「よく言うだろ。ストーカーの大半は知り合いだって」
「いや……でも……」
「ハルはSNSもやってねえんだし、全然知らない奴に住所なんか普通だったら割れねえよ」
「…………」
素性も何も知らない誰か。顔のない相手をずっと思い浮かべていたから、すぐにはあまり、しっくりこない。
身近でトラブルを起こした記憶はなかった。それ以前に俺の交友範囲はそう広くない。この大学と、バイト先と、あのマンションの周辺くらいを行ったり来たりしている生活だ。
現在もバイト先は花屋と家庭教師の二ヵ所。家庭教師の契約先はマコトくんのお宅一軒だけ。
単発バイトを入れることもあるが、人間関係と言えるほどのものを築くような場ではない。雑談くらいならそれなりに交わすが、数時間から長くても二日か三日、共同で作業をするだけだ。
「電話とかメールは?」
「あ……それは全然」
「てことは向こうも番号は知らないのか……」
考えもしなかったあれこれが、人に話してようやく見えてくる。ぼやけて浮かんだ一定の範囲を、隣で浩太が代弁するように言った。
「把握できてるのがもしも住所だけなら、生活圏が近い奴の可能性は高いよな。こんだけ執着心強そうな人間が番号なんか知ってたとすれば電話くらいかけてくるだろうし」
「…………」
連絡先を教えてはいない顔見知り。怪しいかどうかは抜きにして、その条件に当てはまるような相手となると割かし多い。
たとえば前のバイト先。あの飲食店も近所だったが、店長やリーダー以外の人とはほとんど連絡先を交換しなかった。それで言えばこの大学も同じようなもので、うちの場所がどの辺りであるかだいたい知っている同期は何人か。その中にはメッセージアプリの交換だけをして、電話番号もフリーのメールアドレスさえもお互いに知らない相手だっている。
その中の、誰か。そうとは思えない。こんなことをしてくる人間がいるとは。
かと言って大した交流のない顔見知り程度を考えようにも思い浮かばない。向こうだけが一方的に俺を知っている可能性もある。そうやって可能性だけを並べ立てるとそれはもはや数えきれず、生活圏の全てを疑ってかかるのは現実的に不可能だ。
誰がやっているのか。分からないから対処のしようもない。分からないのが余計に怖くて、付けられていることに気づいても逃げる以外の何もできなかった。
「せめて犯人の顔が分かればな……」
小宮山のつぶやきの後には、全員がしばらく黙った。
警察に対応を依頼するにもまずはその相手が誰なのか特定しないとならない。その相手を突き止めるには、見てしまうのが一番早い。
つまりは俺がそいつの顔を、振り返ればいいだけだ。
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