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~第2部~第1章、加速する敵意
第14話、オッサンとの修行開始。
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ギルドに行った次の日から俺達は亜空間でライオウに稽古をつけて貰っていた。
下手なモンスターと戦うよりは効率的に技術を上げられると思ったからだ。
深淵の闇でレベル事態は上がったし、確かに強くはなったと思う。
ただ、その強さに身体の動きが連動しきれていないんだと思う。
高スペックの能力を把握していない。
言うなれば、軽自動車にモンスター並みの馬力があるエンジンを積んだような物だ。
急激なレベル上げの効果が悪い方向に出ている。
実際、ライオウは人型ではモンスターの状態よりも全体的に能力が落ちているハズなのに俺達は攻撃を当てることすら出来ずにいる。
長年、自分の高スペックを使い慣れているから動きに無駄が無い。
てか、どんだけスペックが高いんだ?このオッサン!
俺達全員で連携して攻めているのに掠りもしない。
マジでクソッタレだぜ!余裕で躱しまくる。しかも鼻くそほじりながら(怒)
まぁ、体に纏った「雷」が速さのタネだとは分かってるけど……いちいち動きが速すぎて、目で追うのがやっと。
わざと目で追える速さにしてる気がするけど、気のせいにしておく!
範囲魔法を放っても簡単に避けるし範囲からも抜け出すし、しかも魔法を放った瞬間の隙をついてくるし。
完璧過ぎて腹が立つ(怒)
「ハァハァハァオッサン……速すぎるって!」
「あ、当たらぬでゴザル!」
「私の魔法も役に立ちません………ふぇえぇ」
『グルァー!!』(まだまだー!!)
『ヘイヨー!お腹すいたヨー!マスター何かくれよー♪』
ラッパーが居るが無視しとく。
『だらしないの~この程度で根を上げるとは、ワシはまだまだ行けるぞい♪』
「「「グヌヌヌヌ」」」
『グアアア!』(負けません!)
更に三十分くらい経った。
俺とコウとリリムは、ひたすら悔しがり、レツガはまだまだ闘志が漲っている。
ん?ハクヨウ?あのアホウドリは、こっそりとキッチンに行き、つまみ食いしてたのがバレて今は木に逆さまになって吊るされている。
「こんのクソオヤジが~!!」
俺は身体強化を使いライオウに迫る。
そしてそのまま横凪ぎに剣を振るう、だがアッサリかわされ、反撃とばかりにライオウの蹴りが俺の腹に当たり、そのまま数十メートル飛ばされる。
だが痛みを堪え、すぐさまライオウに接近し今度は突きの連撃を放つ。
『ヨッ♪ホッ♪ホレッと♪』
またもや余裕でかわされる。ヌギギギギ!
「ヌガーーー!」半分やけくそで、剣を振り回しライオウに突撃するも………敢えなく撃沈しました……………グスン。
次はコウ。持ち味の速さを活かした動きで残像を作りながらライオウに攻撃を仕掛ける。
だがライオウは、それすらステップを踏み、最小限の動きで全て紙一重でかわしていく。
今度は、距離を取り刀を鞘に納める………居合いで仕掛けるのだろう。
そして、一瞬の静けさが訪れる。
「居合い!参の刃!」
ドン!と言う音と共に地面を蹴り、目にも止まらぬ速さで接近、そして擦れ違いざまに刀を振る。
俺には、その速度が速すぎて抜刀のモーションが見えなかった。
目の前では、コウがライオウの横を抜けた後に轟音と衝撃波を撒き散らしライオウを飲み込んでいく。
だが、土煙が消えた後には一歩も動かずに余裕の顔をして立つライオウの姿があった。
だが、いつもの雷を纏ってはいない。
どうやってコウの攻撃を防いだのか俺には理解できなかった。
「やはりダメでゴザったか………完敗でゴザル。刀を降り斬った際に、まったく手応えが無かったでゴザルからダメージを与えられなかったとは思ってはいたでゴザル」
『かっかっか!相変わらず鼠の剣士は、速いな。だが、ただ速いだけだ余りにも素直な剣筋だからの~それを捌くのは、それほど難しくはない♪さっきのガキよりは見込みがあるがの』
俺をチラ見して話すライオウ、恐らくさっき俺がムキになって剣を振り回した事を言ってるのだろう。
俺は何も言い返せず、ただそっぽを向く事しか出来なかった。
ライオウは、それを見て『フッ』と軽く笑った後にコウの方に目をやり話し始めた。
『コウよ…オヌシが、抜刀をする時に、自分と同等か、自分より速い相手の時は、フェイントの1つを入れる様にした方が良い、もちろん自分より遅い相手なら、そのままでもある程度は通じるだろうが……それに目の良い相手だと、オヌシの進路を塞ごうと行動を起こす者も居るだろう……』
コウは、ライオウの言葉を一言一句逃さない様に目をそらす事なく聞いている。
『例えばオヌシが動いた時、たしかには凄まじいスピードがある。だが、オヌシ自体がそのスピードに振り回され一度動けば、その軌道は殆んど一直線のままでしか動けていない……そうじゃろ?』
コウは、それを聞き『コクン』と頭を立に振る。
『だから、その弱点を突かれて下手すると、そのまま命を落としかねん。土壁の1つでもオヌシの前に出せば、それで終わりじゃ。さっきワシがオヌシの攻撃をかわしたのは、オヌシが抜刀する直前にオヌシの後ろまで移動し、そこをオヌシの剣が通過して行っただけじゃ、それに衝撃波は、ワシが手刀で、ワシの前に来る衝撃波だけを相殺させたしの』
簡単簡単と言った後に腰に手をあて『かっかっか』と笑うライオウ。
そんなのテメーしか出来ねーよ!とツッコミたかったが、あのオッサンが勝ち誇る顔を見たく無かったから我慢した。
だが、確かにライオウとの訓練は俺達の地力を上げる事になっている。
アドバイスも的確で要所要所で俺達の足りないものをしっかりと把握して、それを俺達に分かりやすく説明してくれる……悔しいが、まだまだ俺達の遥か上の存在だ。
俺達は、今日の訓練の反省しながら訓練で負けた時の約束「酒とツマミ」を町に買いに行く為に亜空間を出る。
明日こそは勝ってやるからな!
悔しく無いんだからね!
ライオウをギャフン(死語)と言わせる為の作戦を脳内で考えながらも、今日の酒とツマミを選んでいくのだった。
下手なモンスターと戦うよりは効率的に技術を上げられると思ったからだ。
深淵の闇でレベル事態は上がったし、確かに強くはなったと思う。
ただ、その強さに身体の動きが連動しきれていないんだと思う。
高スペックの能力を把握していない。
言うなれば、軽自動車にモンスター並みの馬力があるエンジンを積んだような物だ。
急激なレベル上げの効果が悪い方向に出ている。
実際、ライオウは人型ではモンスターの状態よりも全体的に能力が落ちているハズなのに俺達は攻撃を当てることすら出来ずにいる。
長年、自分の高スペックを使い慣れているから動きに無駄が無い。
てか、どんだけスペックが高いんだ?このオッサン!
俺達全員で連携して攻めているのに掠りもしない。
マジでクソッタレだぜ!余裕で躱しまくる。しかも鼻くそほじりながら(怒)
まぁ、体に纏った「雷」が速さのタネだとは分かってるけど……いちいち動きが速すぎて、目で追うのがやっと。
わざと目で追える速さにしてる気がするけど、気のせいにしておく!
範囲魔法を放っても簡単に避けるし範囲からも抜け出すし、しかも魔法を放った瞬間の隙をついてくるし。
完璧過ぎて腹が立つ(怒)
「ハァハァハァオッサン……速すぎるって!」
「あ、当たらぬでゴザル!」
「私の魔法も役に立ちません………ふぇえぇ」
『グルァー!!』(まだまだー!!)
『ヘイヨー!お腹すいたヨー!マスター何かくれよー♪』
ラッパーが居るが無視しとく。
『だらしないの~この程度で根を上げるとは、ワシはまだまだ行けるぞい♪』
「「「グヌヌヌヌ」」」
『グアアア!』(負けません!)
更に三十分くらい経った。
俺とコウとリリムは、ひたすら悔しがり、レツガはまだまだ闘志が漲っている。
ん?ハクヨウ?あのアホウドリは、こっそりとキッチンに行き、つまみ食いしてたのがバレて今は木に逆さまになって吊るされている。
「こんのクソオヤジが~!!」
俺は身体強化を使いライオウに迫る。
そしてそのまま横凪ぎに剣を振るう、だがアッサリかわされ、反撃とばかりにライオウの蹴りが俺の腹に当たり、そのまま数十メートル飛ばされる。
だが痛みを堪え、すぐさまライオウに接近し今度は突きの連撃を放つ。
『ヨッ♪ホッ♪ホレッと♪』
またもや余裕でかわされる。ヌギギギギ!
「ヌガーーー!」半分やけくそで、剣を振り回しライオウに突撃するも………敢えなく撃沈しました……………グスン。
次はコウ。持ち味の速さを活かした動きで残像を作りながらライオウに攻撃を仕掛ける。
だがライオウは、それすらステップを踏み、最小限の動きで全て紙一重でかわしていく。
今度は、距離を取り刀を鞘に納める………居合いで仕掛けるのだろう。
そして、一瞬の静けさが訪れる。
「居合い!参の刃!」
ドン!と言う音と共に地面を蹴り、目にも止まらぬ速さで接近、そして擦れ違いざまに刀を振る。
俺には、その速度が速すぎて抜刀のモーションが見えなかった。
目の前では、コウがライオウの横を抜けた後に轟音と衝撃波を撒き散らしライオウを飲み込んでいく。
だが、土煙が消えた後には一歩も動かずに余裕の顔をして立つライオウの姿があった。
だが、いつもの雷を纏ってはいない。
どうやってコウの攻撃を防いだのか俺には理解できなかった。
「やはりダメでゴザったか………完敗でゴザル。刀を降り斬った際に、まったく手応えが無かったでゴザルからダメージを与えられなかったとは思ってはいたでゴザル」
『かっかっか!相変わらず鼠の剣士は、速いな。だが、ただ速いだけだ余りにも素直な剣筋だからの~それを捌くのは、それほど難しくはない♪さっきのガキよりは見込みがあるがの』
俺をチラ見して話すライオウ、恐らくさっき俺がムキになって剣を振り回した事を言ってるのだろう。
俺は何も言い返せず、ただそっぽを向く事しか出来なかった。
ライオウは、それを見て『フッ』と軽く笑った後にコウの方に目をやり話し始めた。
『コウよ…オヌシが、抜刀をする時に、自分と同等か、自分より速い相手の時は、フェイントの1つを入れる様にした方が良い、もちろん自分より遅い相手なら、そのままでもある程度は通じるだろうが……それに目の良い相手だと、オヌシの進路を塞ごうと行動を起こす者も居るだろう……』
コウは、ライオウの言葉を一言一句逃さない様に目をそらす事なく聞いている。
『例えばオヌシが動いた時、たしかには凄まじいスピードがある。だが、オヌシ自体がそのスピードに振り回され一度動けば、その軌道は殆んど一直線のままでしか動けていない……そうじゃろ?』
コウは、それを聞き『コクン』と頭を立に振る。
『だから、その弱点を突かれて下手すると、そのまま命を落としかねん。土壁の1つでもオヌシの前に出せば、それで終わりじゃ。さっきワシがオヌシの攻撃をかわしたのは、オヌシが抜刀する直前にオヌシの後ろまで移動し、そこをオヌシの剣が通過して行っただけじゃ、それに衝撃波は、ワシが手刀で、ワシの前に来る衝撃波だけを相殺させたしの』
簡単簡単と言った後に腰に手をあて『かっかっか』と笑うライオウ。
そんなのテメーしか出来ねーよ!とツッコミたかったが、あのオッサンが勝ち誇る顔を見たく無かったから我慢した。
だが、確かにライオウとの訓練は俺達の地力を上げる事になっている。
アドバイスも的確で要所要所で俺達の足りないものをしっかりと把握して、それを俺達に分かりやすく説明してくれる……悔しいが、まだまだ俺達の遥か上の存在だ。
俺達は、今日の訓練の反省しながら訓練で負けた時の約束「酒とツマミ」を町に買いに行く為に亜空間を出る。
明日こそは勝ってやるからな!
悔しく無いんだからね!
ライオウをギャフン(死語)と言わせる為の作戦を脳内で考えながらも、今日の酒とツマミを選んでいくのだった。
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