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双子の日常
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今日は楽しい給料日! この日だけは奮発しようって決めてるので、駅前のファミレス(安くて美味くてメニューが豊富!!)で、おれも竣巳も思う存分飲み食いした。
おれは居酒屋、竣巳は新聞配達。高校を卒業してから、2人で何とかお金を出し合い、家賃・水道光熱費・スマホ代・食費・日用品代をやりくりしてるので、こういう贅沢はたまにしかできない。
「はぁ~満腹満腹!」
「慈明、俺はまだ満足しておらんぞ。コンビニのメンチカツを要求する」
「はぁー? おまえ、ジャンケンに負けたんだからしょうがないだろ? それに、おれが頼んだコロッケ、おまえも食ってたじゃん」
「それはそれ、これはこれだろう」
「なぁにぃ~???」
前言撤回。弟はまだ、メンチカツ欲が満たされていなかったみたいだ。
「あはは」
「「?」」
おれたちが住むボロアパートまでの細く暗い帰り道は、駅までの抜け道として近所に住む人は知っているが───夜になれば街灯もなく、人通りも少ない。
そんな道で、背後から笑い声がした。
「何者だ?」
「あ、ごめん。笑ったりして」
「いや、良いけど。あんたは?」
「僕は、最近この辺りに越してきたんだ。盗み聞きするつもりはなかったんだけど....2人の会話が楽しくて」
「「.....」」
姿は見えないが、声だけで判断するならば、三十代くらいの男性だろうか。
「転勤してきたばかりで、この辺りに知り合いもいなくて。良ければ飲み友達にでもなってくれないかな」
寂しげなトーンで語るその男の申し出を、二つ返事で受け入れた。
「いいよー。おれたちもこの辺に住んでっから。
おれ、 如月 慈明! こっちは弟の 竣巳ね」
「きさらぎ....慈明くんと、竣巳くんか。....この辺りには 曰く付きの場所とか、怖い話が色々あるって聞くけど、本当?」
「そういうの、聞きたい 性質?」
「あ、ああ。そうだね」
「この辺りの曰くって言うのは知らないけど...おれたちのことなら話せるよ?」
「どういう、話し?」
「おれは吸血鬼の呪いを受けてて、定期的に血を吸わないと自我を保てなくなるんだ」
「呪い....? 危なくないのかい?」
「あぁ。おれ、双子の弟の血しか飲まないから、安心して!」
「そう、なのか。何で呪いなんて....」
「───何で呪われたのか? えーっとねぇ.....」
声からの矢継早の質問で、おれが何と説明しようか詰まってしまうと...竣巳が、一歩おれの前に出た。
「代われ 阿呆。兄に代わって説明してやろう。俺は蛇妖怪の呪いを受けているが、慈明と違って人を襲ったり自我が弱まったりはしない」
「あー、竣巳ってば嘘ばっか! 古~い大妖怪憑きのせいで話し方何っっっか古風だし、蛇と同じで寒いとこダメで、いつも冬とかおれにくっついて暖取るし、日が落ちると寝惚けだすじゃん」
「お前....余計なことは言うな」
「竣巳だって!」
「まあまあ2人共、落ち着いて....。結局、呪いって何なの?」
「あー。家って、元々は祓い屋の家系でさ。祓う力は結構あったんだけど、呪いに対する対抗力はなかったみたいで」
「簡単に言うと、RPGで攻撃力が強く、殴って敵を倒すことは出来るが、敵からの毒は受けるし、治す方法がない、ということだな」
「それ、その内死んじゃうんじゃない?」
「そうだな。だから祓い屋・如月家の血筋を受け継ぐ者は、もう俺達しかいない、と言うわけだ」
「如月家が...もう、君たち、だけ....」
「うん。倒してきた妖怪とか怨霊とか、そういった類いの諸々から恨み買いまくったせいで、生まれた時から何かの呪い憑き、死ぬまで色々なのに襲われまくるからね」
「君たちは、何とも、ないの....?」
「今までの如月家の奴等が、どうだったかは知らんが。
まァ、何て事はないな」
「おれたち、2人揃ってれば最強なんで!」
「そ、そう、なん....だ?」
「うん! ..........だからさぁ」
「もう、 露見ているぞ。貴様の正体」
「な、何、言って.....」
暗闇から聞こえていた男性の声が、滲ませた焦りと共に雑音混じりのチューニング出来ないラジオみたいな音に変わる。
おれたちが、何の疑いもなく自分の事情を話していると思ったのだろうか。
「だってさぁ、あんた....」
「 匂いし」
「 影過ぎる」
「それに」
「人間は」
「他人に名を尋ねたら」
「自身も名乗るのが礼儀だ」
「ぁア゛ア゛ア゛ア゛ーーーーーーー!」
「竣巳!」
「 嗚呼」
影からの咆哮に合わせ、おれと竣巳は二手に分かれ、跳ぶ。竣巳が腕を左から右へ水平に動かした瞬間、声のしていた方へ向かって、水の刃が放たれた。
「グィォオ゛オ゛オ゛ッ!!」
広範囲で削られた暗闇の中から、黒い影がウゾウゾと、大量の虫が這いずるように蠢いている。
「地縛霊の集合体か!」
「アレは個体ではない。俺が縛る」
「おっ願いしまぁす☆」
「可愛くない。後でメンチカツな」
「はぁ~?」
竣巳は悪態をつきながらも眉間の前に人差し指を立て、伏せた目蓋を開く。
「グゥア゛!!」
黄金の瞳に見詰められ、蛇に睨まれた蛙よろしく、地縛霊は全く動けなくなる。
「じゃあ、いっきますかぁ!」
「かましてやれ」
「うい!」
吸血鬼の特性を持つおれは、人体の強化と相手への浸蝕を、同時に行える。
ジャンプして勢いをつけ、思いっきり黒い塊に、浸蝕を纏った拳を繰り出した。
───────ズガァア......ン!!
道路のコンクリートをでかいハンマーで叩いたような鈍い音が、人気のない道に、響き渡る。
「おい、 兄ィ」
「竣巳~! 見てくれた? おれ凄かった??」
着地と共に竣巳の元へ駆け出せば、腕を広げて迎えてくれる。が、ペシリと軽く頭を叩かれた。酷い!
「阿呆。手加減を覚えろと、言っておるだろうが!」
「え~....」
言われて見れば、浸蝕で拳と共に放ったミニコーモリちゃんたちが残った地縛霊を食っているのは良いとして、道路は少し窪んでるし、横の電柱もちょーっとだけ、曲がった....ような?
「物理的な部分もそうだが。お前、住宅街だったら通報されて警察沙汰だぞ」
「そっか。気を付けます! 人が少ない地域で良かったぁ~」
「は。俺達が住んでいるせいで、この辺りは心霊現象頻発地帯、土地の価格は暴落、住人は道路向こうの住宅地に逃げ、見事この一帯だけ過疎化が進んでおるからなァ?」
「いやぁ~引っ越せないねぇ~」
「そうだな。さて、約束のメンチカツだが」
「えーーーーー? って、おれもちょっと腹減ってきたカモ」
「浸蝕つかって食ったんじゃないのか」
「あれはミニコーモリちゃんの餌になってんの! おれが地縛霊食って栄養になってたらおかしいだろーが!」
「知っている。で?」
「みーくんの血、下さい」
「ん、正直でよろしい。ほら」
シャツの襟首をグッと掴んで、男らしく筋の浮かんだ首元をおれの目に晒す。
それだけで、おれの普段感じない吸血欲は、一気に引っ張りだされてしまう。
竣巳に強く抱き寄せられ、顔を首に埋める体勢になれば、もう本能の赴くまま。
「っ、く」
おれの鋭い犬歯が竣巳の喉に吸い込まれ、甘い甘い竣巳の血が、おれの中に混じっていく.....。
「ぷは、おいしー」
「...それは良かった」
口についた血を、竣巳の指が撫でて拭ってくれる。
「慈明、ありがとうは?」
「...みーくん、ありがと!」
抱き締められたまま、竣巳の頬にキスをする。
初めて吸血を覚えた頃から今まで、欠かしたことのないおれたちの習慣。
双子として生を受けたおれたちが、こんな依存をしているなんて、世間一般じゃあ受け入れられないだろう。
(ま、でも....幸せだし? いっか!)
「よぉーっし、おれもコンビニでメンチカツ買ーおう!」
「じゃあコロッケも買って、半分ずつにするか!」
「やっぱりコロッケも食いたいんじゃん」
「うるさい。半分こ、するのかしないのか?」
「しまーす!」
「よしコンビニまで競争だ。負けた方の奢り、な!」
「え、ちょっ、竣巳~~~~~~~???!!」
我先にと駆け出した竣巳の背中を追いかける。幼い頃から、今までもずっと。きっと、これからも。
「ほら、早く来い慈明」
「うん!」
結局見かねて手を伸ばし、おれを引っ張ってってくれる。
大好きな、おれの 弟。
おれは居酒屋、竣巳は新聞配達。高校を卒業してから、2人で何とかお金を出し合い、家賃・水道光熱費・スマホ代・食費・日用品代をやりくりしてるので、こういう贅沢はたまにしかできない。
「はぁ~満腹満腹!」
「慈明、俺はまだ満足しておらんぞ。コンビニのメンチカツを要求する」
「はぁー? おまえ、ジャンケンに負けたんだからしょうがないだろ? それに、おれが頼んだコロッケ、おまえも食ってたじゃん」
「それはそれ、これはこれだろう」
「なぁにぃ~???」
前言撤回。弟はまだ、メンチカツ欲が満たされていなかったみたいだ。
「あはは」
「「?」」
おれたちが住むボロアパートまでの細く暗い帰り道は、駅までの抜け道として近所に住む人は知っているが───夜になれば街灯もなく、人通りも少ない。
そんな道で、背後から笑い声がした。
「何者だ?」
「あ、ごめん。笑ったりして」
「いや、良いけど。あんたは?」
「僕は、最近この辺りに越してきたんだ。盗み聞きするつもりはなかったんだけど....2人の会話が楽しくて」
「「.....」」
姿は見えないが、声だけで判断するならば、三十代くらいの男性だろうか。
「転勤してきたばかりで、この辺りに知り合いもいなくて。良ければ飲み友達にでもなってくれないかな」
寂しげなトーンで語るその男の申し出を、二つ返事で受け入れた。
「いいよー。おれたちもこの辺に住んでっから。
おれ、 如月 慈明! こっちは弟の 竣巳ね」
「きさらぎ....慈明くんと、竣巳くんか。....この辺りには 曰く付きの場所とか、怖い話が色々あるって聞くけど、本当?」
「そういうの、聞きたい 性質?」
「あ、ああ。そうだね」
「この辺りの曰くって言うのは知らないけど...おれたちのことなら話せるよ?」
「どういう、話し?」
「おれは吸血鬼の呪いを受けてて、定期的に血を吸わないと自我を保てなくなるんだ」
「呪い....? 危なくないのかい?」
「あぁ。おれ、双子の弟の血しか飲まないから、安心して!」
「そう、なのか。何で呪いなんて....」
「───何で呪われたのか? えーっとねぇ.....」
声からの矢継早の質問で、おれが何と説明しようか詰まってしまうと...竣巳が、一歩おれの前に出た。
「代われ 阿呆。兄に代わって説明してやろう。俺は蛇妖怪の呪いを受けているが、慈明と違って人を襲ったり自我が弱まったりはしない」
「あー、竣巳ってば嘘ばっか! 古~い大妖怪憑きのせいで話し方何っっっか古風だし、蛇と同じで寒いとこダメで、いつも冬とかおれにくっついて暖取るし、日が落ちると寝惚けだすじゃん」
「お前....余計なことは言うな」
「竣巳だって!」
「まあまあ2人共、落ち着いて....。結局、呪いって何なの?」
「あー。家って、元々は祓い屋の家系でさ。祓う力は結構あったんだけど、呪いに対する対抗力はなかったみたいで」
「簡単に言うと、RPGで攻撃力が強く、殴って敵を倒すことは出来るが、敵からの毒は受けるし、治す方法がない、ということだな」
「それ、その内死んじゃうんじゃない?」
「そうだな。だから祓い屋・如月家の血筋を受け継ぐ者は、もう俺達しかいない、と言うわけだ」
「如月家が...もう、君たち、だけ....」
「うん。倒してきた妖怪とか怨霊とか、そういった類いの諸々から恨み買いまくったせいで、生まれた時から何かの呪い憑き、死ぬまで色々なのに襲われまくるからね」
「君たちは、何とも、ないの....?」
「今までの如月家の奴等が、どうだったかは知らんが。
まァ、何て事はないな」
「おれたち、2人揃ってれば最強なんで!」
「そ、そう、なん....だ?」
「うん! ..........だからさぁ」
「もう、 露見ているぞ。貴様の正体」
「な、何、言って.....」
暗闇から聞こえていた男性の声が、滲ませた焦りと共に雑音混じりのチューニング出来ないラジオみたいな音に変わる。
おれたちが、何の疑いもなく自分の事情を話していると思ったのだろうか。
「だってさぁ、あんた....」
「 匂いし」
「 影過ぎる」
「それに」
「人間は」
「他人に名を尋ねたら」
「自身も名乗るのが礼儀だ」
「ぁア゛ア゛ア゛ア゛ーーーーーーー!」
「竣巳!」
「 嗚呼」
影からの咆哮に合わせ、おれと竣巳は二手に分かれ、跳ぶ。竣巳が腕を左から右へ水平に動かした瞬間、声のしていた方へ向かって、水の刃が放たれた。
「グィォオ゛オ゛オ゛ッ!!」
広範囲で削られた暗闇の中から、黒い影がウゾウゾと、大量の虫が這いずるように蠢いている。
「地縛霊の集合体か!」
「アレは個体ではない。俺が縛る」
「おっ願いしまぁす☆」
「可愛くない。後でメンチカツな」
「はぁ~?」
竣巳は悪態をつきながらも眉間の前に人差し指を立て、伏せた目蓋を開く。
「グゥア゛!!」
黄金の瞳に見詰められ、蛇に睨まれた蛙よろしく、地縛霊は全く動けなくなる。
「じゃあ、いっきますかぁ!」
「かましてやれ」
「うい!」
吸血鬼の特性を持つおれは、人体の強化と相手への浸蝕を、同時に行える。
ジャンプして勢いをつけ、思いっきり黒い塊に、浸蝕を纏った拳を繰り出した。
───────ズガァア......ン!!
道路のコンクリートをでかいハンマーで叩いたような鈍い音が、人気のない道に、響き渡る。
「おい、 兄ィ」
「竣巳~! 見てくれた? おれ凄かった??」
着地と共に竣巳の元へ駆け出せば、腕を広げて迎えてくれる。が、ペシリと軽く頭を叩かれた。酷い!
「阿呆。手加減を覚えろと、言っておるだろうが!」
「え~....」
言われて見れば、浸蝕で拳と共に放ったミニコーモリちゃんたちが残った地縛霊を食っているのは良いとして、道路は少し窪んでるし、横の電柱もちょーっとだけ、曲がった....ような?
「物理的な部分もそうだが。お前、住宅街だったら通報されて警察沙汰だぞ」
「そっか。気を付けます! 人が少ない地域で良かったぁ~」
「は。俺達が住んでいるせいで、この辺りは心霊現象頻発地帯、土地の価格は暴落、住人は道路向こうの住宅地に逃げ、見事この一帯だけ過疎化が進んでおるからなァ?」
「いやぁ~引っ越せないねぇ~」
「そうだな。さて、約束のメンチカツだが」
「えーーーーー? って、おれもちょっと腹減ってきたカモ」
「浸蝕つかって食ったんじゃないのか」
「あれはミニコーモリちゃんの餌になってんの! おれが地縛霊食って栄養になってたらおかしいだろーが!」
「知っている。で?」
「みーくんの血、下さい」
「ん、正直でよろしい。ほら」
シャツの襟首をグッと掴んで、男らしく筋の浮かんだ首元をおれの目に晒す。
それだけで、おれの普段感じない吸血欲は、一気に引っ張りだされてしまう。
竣巳に強く抱き寄せられ、顔を首に埋める体勢になれば、もう本能の赴くまま。
「っ、く」
おれの鋭い犬歯が竣巳の喉に吸い込まれ、甘い甘い竣巳の血が、おれの中に混じっていく.....。
「ぷは、おいしー」
「...それは良かった」
口についた血を、竣巳の指が撫でて拭ってくれる。
「慈明、ありがとうは?」
「...みーくん、ありがと!」
抱き締められたまま、竣巳の頬にキスをする。
初めて吸血を覚えた頃から今まで、欠かしたことのないおれたちの習慣。
双子として生を受けたおれたちが、こんな依存をしているなんて、世間一般じゃあ受け入れられないだろう。
(ま、でも....幸せだし? いっか!)
「よぉーっし、おれもコンビニでメンチカツ買ーおう!」
「じゃあコロッケも買って、半分ずつにするか!」
「やっぱりコロッケも食いたいんじゃん」
「うるさい。半分こ、するのかしないのか?」
「しまーす!」
「よしコンビニまで競争だ。負けた方の奢り、な!」
「え、ちょっ、竣巳~~~~~~~???!!」
我先にと駆け出した竣巳の背中を追いかける。幼い頃から、今までもずっと。きっと、これからも。
「ほら、早く来い慈明」
「うん!」
結局見かねて手を伸ばし、おれを引っ張ってってくれる。
大好きな、おれの 弟。
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