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 〔269〕

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  【刀自古妃】は自らの身を、【念動力】で空中浮遊させ、遠方まで、高速飛行する事も可能ではあった。

しかし、【念動力】による【空中飛行】は生体エネルギーを激しく消耗させ、老化著しく、早死にを余儀なくされるのである。


  【刀自古】が様々な超能力や霊能力を授かった10代の頃、自ら、鳥のように空を飛んで遊んでいた。

それを【日輪の女神】に見トガめられてしまった。


・・・【刀自古】や!・・・

・・・自分の新たな【超常能力】に浮かれて、遊び呆けるでない!・・・

・・・特に【念動力】による【空中飛行】は自らの寿命を縮めるのじゃよ!・・・

・・・生前の妾も、度重なる【空中飛行】で寿命を30年は縮めたものじゃ・・・

・・・遠方へ行くのなら、【瞬間移動】にしなさい!・・・

・・・ただし、この【神技】は事前に【千里眼神技】で到着場の様子を確認せずば、死の危険を伴う!・・・

・・・よって、【瞬間移動】する際は妾に必ず、相談せよ!・・・


【刀自古】は浮かれて、遊んでいた自分を恥じ、反省した。

・・・重ね重ねの御指導、感謝申し上げます・・・

・・・今後、【瞬間移動】の必要性が生じますれば、真っ先に御助言を賜わりたいと存じまする・・・

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