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〔202〕【隋】の答礼使【裴世清】、【国王・多利思彦】に謁見し、【国書】を奏上す!《3》
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【賜謁の儀】が8月12日に挙行された。
『隋書倭国伝』によると、【隋】使節【裴世清】が【大和国】の【多利思彦王】に謁見し、【国書】を奏上した、とある。
では、【多利思彦王】とは何者か!?
断じて、【炊屋姫(推古)大王】ではない!
【推古大王】は推古10年、実質上退位し、名前だけの、【象徴大王】として、表舞台から去り、【外交】は【摂政・太子】に、【内政】は【馬子大臣】に、全権委譲したのだった!
故に、私見ながら、【多利思彦王】とは、外交を完全掌握している【厩戸王太子】にほかならないと思う。
【厩戸】は本来『名より実を取る』を旨としている。
それが証に【大王位】に就く機会が何度もあったにも関わらず、全て辞退して、【摂政位】に甘んじたのである。
しかし、重臣の大半は『実より名を取る』者達である。
そこで、【憲法17条】の冒頭1条に有る通り、『和を以て貴しと成す』を実践するために、
敢えて、【第2次遣隋使】に無謀にも、『日出づる処の天子、書を日没する処の・・・』の【国書】を持たせたのである。
勿論、その自信の背景には【隋】が【高句麗】を敵視し、戦端が開かれた事と無関係ではない!
実際、【隋】の【高句麗】遠征は、598年から614年まで、4回にわたって決行されているのである。
『隋書倭国伝』によると、【隋】使節【裴世清】が【大和国】の【多利思彦王】に謁見し、【国書】を奏上した、とある。
では、【多利思彦王】とは何者か!?
断じて、【炊屋姫(推古)大王】ではない!
【推古大王】は推古10年、実質上退位し、名前だけの、【象徴大王】として、表舞台から去り、【外交】は【摂政・太子】に、【内政】は【馬子大臣】に、全権委譲したのだった!
故に、私見ながら、【多利思彦王】とは、外交を完全掌握している【厩戸王太子】にほかならないと思う。
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それが証に【大王位】に就く機会が何度もあったにも関わらず、全て辞退して、【摂政位】に甘んじたのである。
しかし、重臣の大半は『実より名を取る』者達である。
そこで、【憲法17条】の冒頭1条に有る通り、『和を以て貴しと成す』を実践するために、
敢えて、【第2次遣隋使】に無謀にも、『日出づる処の天子、書を日没する処の・・・』の【国書】を持たせたのである。
勿論、その自信の背景には【隋】が【高句麗】を敵視し、戦端が開かれた事と無関係ではない!
実際、【隋】の【高句麗】遠征は、598年から614年まで、4回にわたって決行されているのである。
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