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  第8章 【蘇我家】の重臣で、帰化人部曲の長【漢直駒】、【馬子】の気持ちを忖度して、【大王】を暗殺す!!

 〔112〕

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  【馬子】は【太子】に語った。

「【殿下】を始め、皆が『【大王弑逆犯】はこの私ではないか!?』と、思われていることは承知しております。」

「しかしながら、【殿下】同様、【大王】は我が娘婿ですぞ!」

「真に畏れ多きことながら、私なら【弑逆犯】の汚名を被る前に、【大王退位】を選びとう存ずる!」
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