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第4章 【橘豊日尊】の【大王位即位】の儀式が【王太后炊屋姫】を始め、王族、大臣、大連、豪族・群臣参列の下、荘重盛大に挙行された!
〔46〕【刀自古姫】には、未だ覚醒に至らず、未熟ながらも【他浄治癒力神技】と【遠隔言霊交信神技】の素養是有り!
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【刀自古姫】は【新大王】並びに【新王后】両陛下への祝意の挨拶を早々に済ませ、【王太子】共々乗馬して、遠出に出掛けた。
【池辺宮】の北門を出た二人は【飛鳥の都】から北方を目指して、馬を緩歩で進めた。
「【殿下】は最近になって、乗馬を始められたとか!?」
「それにしては、上手な手綱さばき!感服仕りました。」
「ハッハッハッハ!」
「馬術にかけては天才の【姫君】にお褒め頂けるとは、実に光栄の至り!」
「ところで、先程は、私の嘘を簡単に見抜かれたが、あれも【神通力】というか【霊能力】なのですか?」
「あれは【神通力】でも【霊能力】でもありませぬ。」
「いわゆる、女の直感という奴です。」
「ただ、心が真っ白く綺麗なのか、どす黒く陰険なのかの区別は出来ます。」
「心が清潔で綺麗であれば、先程の【淡水殿】や【殿下】のように、ケガを【他浄治癒力神技】で治せます。」
「心がどす黒ければ、治療どころか、近づくだけで、気分が悪くなるのです。」
「【殿下】の御両親は心が清潔で綺麗ですが、【殿下】の叔父上の【穴穂部王子】や私の母の実家の【守屋大連】は近づくだけで、気分が悪くなるのです。」
「確かに、【穴穂部王子】は私の母の同母弟であり、私もよくお会いするが、【大王位】を狙っていた事を隠そうともしない野心家ではあるな!」
【池辺宮】の北門を出た二人は【飛鳥の都】から北方を目指して、馬を緩歩で進めた。
「【殿下】は最近になって、乗馬を始められたとか!?」
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「ハッハッハッハ!」
「馬術にかけては天才の【姫君】にお褒め頂けるとは、実に光栄の至り!」
「ところで、先程は、私の嘘を簡単に見抜かれたが、あれも【神通力】というか【霊能力】なのですか?」
「あれは【神通力】でも【霊能力】でもありませぬ。」
「いわゆる、女の直感という奴です。」
「ただ、心が真っ白く綺麗なのか、どす黒く陰険なのかの区別は出来ます。」
「心が清潔で綺麗であれば、先程の【淡水殿】や【殿下】のように、ケガを【他浄治癒力神技】で治せます。」
「心がどす黒ければ、治療どころか、近づくだけで、気分が悪くなるのです。」
「【殿下】の御両親は心が清潔で綺麗ですが、【殿下】の叔父上の【穴穂部王子】や私の母の実家の【守屋大連】は近づくだけで、気分が悪くなるのです。」
「確かに、【穴穂部王子】は私の母の同母弟であり、私もよくお会いするが、【大王位】を狙っていた事を隠そうともしない野心家ではあるな!」
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